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資産防衛講座メールマガジン

資産防衛ダイヤモンドの情報を中心として、様々な資産についての情報を提供して参ります。
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※メルマガタイトルの「倉崎元治」はシンワアルテックスブログのペンネームです。

■メールマガジン「倉崎元治の資産防衛講座!」




メールマガジンバックナンバー

第131回 倉崎元気の資産防衛講座![2021年3月1日配信分]

結婚記念日。夫婦にとっては毎年節目となる日なのですが、夫側がこの日を忘れるとバツが悪く面倒なことになる人もいるかもしれません。本来、何歳になっても、毎年記念日には美味しい食事を一緒にとり、小さなものでも、プレゼント交換をするのが夫婦円満の秘訣なのかもしれませんね。

さて、結婚記念年というと、金婚式、銀婚式とかは聞いたことがありますが、それが何年が金婚式で、何年が銀婚式か、あまり気にしてなかったのですが、1周年から15周年は毎年、記念となる名前がついていて、15年を超えるとそこからは5年毎に結婚を記念する名前がついているのを思い出して、改めて見直してみることにしました。  

【1周年:紙婚式】白い紙にこれからのふたりの未来を描く

【2周年:藁(わら)婚式・綿婚式】頼りなさを連想させる藁や綿にちなみ質素倹約して安定を目指す

【3周年:革婚式】革のしなやかさ、粘り強さを得て困難を乗り越える夫婦に

【4周年:花婚式】ふたりの関係が根を張り花が咲き、実になることを願う

【5周年:木婚式】5年の時を経て、ふたりが1本の木のように結束する

【6周年:鉄婚式】鉄のように強い信頼やふたりの絆を目指す

【7周年:銅婚式】家庭や財産の安定を銅に例え、お互いに感謝する

【8周年:ゴム婚式】ゴムのように柔軟性やしなやかさのある暮らしを

【9周年:陶器婚式】繊細な陶器を扱うように、ふたりの絆を育み、これまでのお互いに感謝する

【10周年:錫(すず)婚式・アルミ婚式】10年を経て、錫のような美しさ・柔らかさを備えた夫婦へ

【11周年:鋼鉄婚式】鋼鉄のような強い絆・愛で結ばれることを願う

【12周年:絹婚式・亜麻婚式】絹にちなみ、柔らかくきめ細やかな関係に

【13周年:レース婚式】ふたりの愛を美しく繊細なレースに例え、今後も愛を織りなすよう願う

【14周年:象牙婚式】象牙のように、年を重ねる毎にその価値を高めていく

【15周年:水晶婚式】水晶にちなみ、曇りなく透明なふたりの信頼関係を表す

【20周年:磁器婚式・陶器婚式】時を重ねるにつれ価値の高まる磁器や陶器のように愛を育む

【25周年:銀婚式】25年という区切りをいぶし銀の奥深い美しさで表す

【30周年:真珠婚式】これまで築いてきた富と健康を海の宝石・真珠で例える

【35周年:珊瑚婚式】ふたりの35年の絆を、ゆっくり時をかけて成長する珊瑚で表現

【40周年:ルビー婚式】ルビーの深い赤色のようなふたりの愛情、信頼を願う

【45周年:サファイア婚式】「誠実」の宝石言葉にちなみ、ふたりの誠実さ・徳の高さを称える

【50周年:金婚式】50年という長い年月を称え、その豊かさを金色の輝きで表現

【55周年:エメラルド婚式】深く静かで尊いふたりの生活を、幸せを象徴するエメラルドで例える

【60周年:ダイヤモンド婚式】60年続いた絆の強さをダイヤモンドに例え、長寿と一族の繁栄を祝う

こんなに毎年のようにあったとは。本来、毎年何か夫婦間でプレセントを贈り合うという仲睦じい夫婦でありたいと思いますが、結婚して20年間くらいは子育てや仕事やらで、なかなか落ち着いて結婚記念日をお祝いするのは難しいかもしれません。

しかし、結婚して25年を迎える頃は、子供達も独り立ちの目処がついて、仕事もそこそこ落ち着き、余裕が出てくるようになる時期だと思いますので、25年もの月日を共にした記念として資産となるダイヤモンドを贈るというのも、なかなかいいアイディアだと思います。

25周年に100万円前後で質の高い資産形成ダイヤモンドを贈る。そして30周年は2カラットから1カラット二つをつけたネックレスを贈る。というように5年毎にアップグレードしていくと、奥様の資産は5年毎に増えていくことになります。

25周年だからといって、メレダイヤと言われる小さなダイヤモンドを25個ついた指輪を贈っても、それは確かに愛の証として記念になる指輪にはなりますが、それはあくまで宝飾品で大きな価値にはならないので、資産とはなりません。

高齢になり自分に何かあったときに、これまで自分の人生を共にしてきた妻のために、少しでも足しになる資産となるものを贈ることを考えてみてはいかがでしょうか。現在の激動の不安定な時代に結婚記念日には資産防衛も兼ねて、GIAの鑑定書付の1−3カラット、D—Fカラーで、クラリティはVS以上の蛍光性の少ないブリリアントカットのダイヤモンドをあしらった宝飾品をお勧めいたします。

第130回 倉崎元気の資産防衛講座![2021年2月23日配信分]

「財政破綻後 危機のシナリオ分析 小林慶一郎編著」という日本経済新聞出版社が出版した本があります。一橋大学の佐藤主光教授、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの小林庸平主任研究員、法政大学の小黒一正教授が、「第2章の財政破綻時のトリアージ」で興味深い記述があります。

佐藤先生と小黒先生が資料として出した財政の破綻確率です。2025年の破綻確率は8.7%、ところが2035年の破綻確率は99.9%、2040年の破綻確率は100.0%としています。色々な識者が日本の財政は破綻すると予言している人達はたくさんいますが、学者の皆さんが破綻確率を100.0%と断言するのは、実際に100%破綻が起こるということだと思います。

日本の財政が破綻するとどういうことになるのか。以下、上記の本の第2章から抜粋します。

「戦後、日銀による復興金融公庫の引受や政府への貸付がマネーサプライを膨張させて、ハイパーインフレをもたらした歴史はよく知られている。当時の政府はこのインフレによって戦時中に備えた国際の実質的な負担を解消できた。
しかし、インフレは隠れた税でもある。物価が高くなることは、国民からすれば消費税の増税と違いはない。消費税であれば、税率は国がコントロールできるが、インフレはそうはいかない。いったん、火がつくと抑えが効かなくなるかもしれない。日銀引き受けと財政インフレは財政危機の解決策としては劇薬なのである。(ページ94)」

やはりインフレになるのは間違いないようです。戦後のハイパーインフレは、第二次世界大戦の敗戦に伴い、物資不足に伴う物価高及び戦時中の金融統制の歯止めが外れたことから現金確保の為の預金引き出し集中が発生しました。

また一方で政府も軍発注物資の代金精算を強行して実施したことなどから、市中の金融流通量が膨れ上がり、ハイパーインフレーションが発生した対策が背景となったそうです。

この時同時に事実上の現金保有を制限させるため、発表翌日の17日より預金封鎖し、従来の紙幣(旧円)は強制的に銀行へ預金させる一方で、1946年3月3日付けで旧円(5円以上の紙幣)の市場流通の差し止め、一世帯月の引き出し額を500円以内に制限させる等の金融制限策を実施したのです。

これらの措置には、インフレーション抑制(通貨供給量の制限)とともに、財産税法制定・施行のための、資産差し押さえ・資産把握の狙いもあり、この新円切替の結果、「日本銀行兌換券」と表記されている紙幣は全て無効となり、市民が戦前に持っていた現金資産は、日本国債等債券同様にほぼ無価値なったのでした。

この時に、 戦争画家としての責任を負わされる可能性のあったGHQの中で幽閉されていた20世紀を代表する日本人画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ)は、逆にGHQ内で大画伯として珍重されて、フジタが描いた絵をGHQの将校達が新円で買いまくって、フジタは新円を稼いだわけですが、フジタはその新円で地方の名士からダイヤモンドを買いまくって、それを空になった絵の具のチューブに詰め込んでアメリカに飛び立った話は有名な話です。

あの混乱期、フジタは新円であったとしても法定通貨を全く信じず、ダイヤモンドを移動する際の通貨として人生を生き抜いていたのでした。

日本の財政は戦後以上に悪化していると言われているこのご時世の中で、21世紀の日本はダイヤモンドのような実物資産の比率を増やすことが本当に必要な時代に入っているのです。

第129回 倉崎元気の資産防衛講座![2021年2月15日配信分]

CS Global Servicesという機関があります。1984年に設立され、2012年に今の名前に社名を変更したこの会社は、すでに創業37年目の歴史のある会社です。

SCSは「持続可能性基準と第三者認証の分野のパイオニアでありリーダーであり、天然資源、建築環境、食品と農業、消費財、気候の各セクターで経済全体に取り組んできました。私たちは、企業、政府機関、NGO、および利害関係者と協力して、独立した評価、健全な科学の適用、革新的なソリューションを通じて、持続可能な開発目標の推進に努めています。」ということが企業目標の会社です。以下、SCSのビジョン、使命、コミットメントになります:

SCSのビジョン

私たちの環境と気候を保護し、尊厳を尊重し、労働者と地域社会の健康と福祉をサポートし、すべての人々の生活水準を向上させる持続可能な未来。

SCSの使命

このビジョンを達成するために、私たちは、環境保護、社会的/倫理的責任、製品の安全性と品質において最高レベルのパフォーマンスを達成し、継続的な刺激を行う企業、機関、組織の優れた成果を認識するように設計されたプログラムとサービスを確立しました持続可能性への道の改善。この取り組みでは、ライフサイクルフレームワーク、最先端の科学、実証済みの分析手法、パフォーマンス指標、専門知識を採用しています。

SCSのコミットメント

世界クラスのプロフェッショナルサービスを提供するために、中立的な第三者としての誠実さを維持し、可能な限り最大のプラスの影響を与えるためにプログラムとサービスを継続的に改善します。

2020年1月31日、SCSはダイヤモンド生産に関するサステナビリティ規格の原案を発表しています。ティファニーは早速、原産地の表明を発表しました。取り扱うすべての原石は、信頼できる採掘業者、または信頼できる採掘業者と取引を行う供給元から直接調達するとしています。すなわち、ブラッドダイヤモンドと言われるようなものは買わない、売らないということです。

SCSのダイヤモンド生産に関するサステナビリティ規格に先立って有名なのは、2002年に採択されたキンバリープロセスです。

ブラッドダイヤモンド問題解決のため、採択された制度をキンバリープロセス認証制度ですが、輸出されるすべてのダイヤモンドの原石が、紛争に関わっていないことを証明するための国際認証制度です。

キンバリープロセスが世界中に広まるとともに、ブラッドダイヤモンドに対する認知度もアッして、世界中の人々の問題意識も高まり、ブラッドダイヤモンドという映画も生まれたのでした。

キンバリープロセスによって、ダイヤモンドが密輸ではなく、正しいルートで販売されるようになったことで、その収益が現地の人々の生活を豊かにする助けとなっていますが、2000年ごろには、市場に流通するダイヤモンドの4%程度が紛争ダイヤモンドだと推察されていました。現在は、その割合が1%以下に激減していますので、この制度が果たした役割は非常に大きいと言えます。

ただし、紛争の資金源以外の問題(暴力や搾取、強制労働など)は制限できない

キンバリープロセスで制限できるのは、「反政府軍による紛争の資金源になる場合」のみ対象がダイヤモンド原石であるため、カット・研磨済みダイヤは流通可能

違反しても罰則はないという問題点もあります。

今回のSCSのサステナビリティ規格は、このキンバリープロセスの動きをサポートする形で、ダイヤモンド市場の健全化が更に進むものと考えられます。ということは、今、我々が取り扱う市場に出回っている資産防衛ダイヤモンドの健全化も進んでいるといます。

ガーナでは、世界中からの電子機器の廃棄物が集積する場所があり、富める先進国と搾取される発展途上国にサステナブルな構造が作られていない世界の縮図がありました。このままでは世界は一方通行の大量生産、大量消費、大量廃棄の中で人類は生存の危機に立たされることに対して立ち上がったアーティストもいます。

長坂真護という日本人アーティストがガーナの電子機器の廃棄物が集積する町から立ち上がりました。ガーナのゴミを利用してアートを作り、アートで世界を救うプロジェクトを広げています。

ダイヤモンド生産も含めたサステナブルな世界を目指して、世の中は大きく動き出しています。

第128回 倉崎元気の資産防衛講座![2021年2月8日配信分]

カメレオンダイヤモンド。温度や光の明暗によって色が変化するダイヤモンドがあります。資産防衛ダイヤモンドとして、本来の透明に輝く王道を行くラウンドダイヤモンドから比べると、言葉通りダイヤモンドの中では色物ですが、色が変わるカメレオンダイヤモンドと言われるとロマンを感じてしまいます。

人類の歴史の中でカメレオンダイヤモンドが最初に発見されたのは1943年です。研磨された2.24ctのブロンズ色のダイヤモンドに強い光を当てたところグリーンに変化したことから、その購入者であったアメリカ人のC.Aカイザー氏がカメレオンと名付けました。

このような変色性を示す宝石は数多く知られています。最も知名度が高いものはアレキサンドライト(クリソベリルの変種)でしょう。アレキサンドライトは自然光(太陽光)に当てると青味を帯びた緑色を示すのに対し、人工光(白熱光)に当てると赤色へと変化を見せます。アレキサンドライトの変色性は光のスペクトルに深く関連した光学現象で、遷移金属元素であるクロムの含有に起因します。

しかし、カメレオンダイヤモンドの変色性は、アレキサンドライトのような異なる光源下で色の変化が観られるものとは異なります。多くは「加熱」または「光に当てたとき」に「その色が変化する」ダイヤモンドに対して用いられます。

「加熱」は、緩やかに温度変化させた時に、200℃~300℃程度で、一時的に変色が観察されるのです。ダイヤモンドに直接炎を当てたり、過熱しすぎないようにご注意して、少しずつ加熱することが重要で、金属製のスプーンの上に置いて、ライターでスプーンの下から1分ほど徐々に熱する方が良いと思います。

「光に当てたとき」は、ある時間(例えば一晩)金庫などの暗所に保管しておき、明るい部屋で取り出した場合などに変色が観察されます。これは、カメレオンダイヤの特徴の一つとしての蛍光性に関わる可能性があります。カラオケボックスなどブラックライトのある場所に行くと、通常光とは違う色を楽しむことが出来ると思います。

カメレオンダイヤモンドの変色の科学的なメカニズムは未解明である部分が多いのですが、このタイプのダイヤモンドは水素原子を多く含んでいるという大きな特徴を持っています。

流通しているカメレオンダイヤモンドの多くは通常時に灰緑黄色を示しており、加熱等により黄色に変化が認められるものが一般的ですが、この他に少数ですが黄色から灰緑色に変化するものや黄色からオレンジ褐色に変化するものも報告されています。

カメレオンダイヤモンドという名前で、色が変わるダイヤモンドといえば、とても珍しく、価値が高そうに思えるのですが、実はそれほど珍しいものではなく、ダイヤモンドの中での評価もそれほど高くないようです。評価の高くない理由のひとつは、いわゆるカラーダイヤモンドに比べて、その色味が綺麗ではないからなのです。 

無色のブリリアントカットの光り輝くダイヤモンドや、ファンシーインテンスのカラーダイヤモンド、カシミール産非加熱のサファイア、ビルマ産非加熱のルビー等、どれもとても美しく、長い時間見ていても飽きることはありません。

言い換えると、たとえカシミール産非加熱のサファイアであっても、きれいでなければ金額的な価値としても評価されません。美しいと思えるカメレオンダイヤモンドを見つけるのは相当難しいらしく、なかなか美しいカメレオンダイヤモンドが見つかったという話を聞いたことがありません。

資産としての資産防衛ダイヤモンドが重要なポイントは、換金性にあります。いざ、売りたいという時に、GIA(アメリカ宝石学会)の鑑定書によって、そのものの価値をすぐに判断できて、すぐに価値の判断ができるというのは非常に重要です。カメレオンダイヤモンドの評価は簡単ではないため、いざ換金となると、その本質的な価値での換金価値を見出すためには時間がかかることになります。

資産防衛ダイヤモンドは、1−3カラットのD−Fカラー・VS以上のクラリティのラウンドブリリアントカットのダイヤモンドをラパポート価格の7−8掛けの価格で、換金価値に近い価値で取得することで、ダイヤモンドの資産性と美の両方を楽しむことをお勧めします。

第127回 倉崎元気の資産防衛講座![2021年2月1日配信分]

2018年に韓国で製作された「国家が破産する日」を見ました。内容は、韓国が通貨危機に陥り、IMFの管理下に置かれるという話でした。1997年のアジア通貨危機の折に、実際に韓国が通貨危機に陥り、IMFの管理下に置かれた時のことを映画化したものかもしれません。

映画の中で驚くのは、この危機に韓国銀行の通貨政策チームが事前に気づき、政府にそれを伝えていたにも関わらず、政府は国民にはそれを伝えない決定をし、事態を悪化させていったことです。日本もその可能性はあり、国が言うことは信じられないと思いました。

資金繰りに困った中小企業の社長が自殺したり、投獄されたり、正規雇用者がクビになり、非正規雇用に雇用形態を変えろと言われる場面など、人々がどんどん追い詰められていく場面は見ていて辛くなりました。

一方、事態を予想していた人たちは、現金を米ドルに変え、富を増していきました。印象的なセリフに「(政府の)無能と無知に投資しませんか」「国家の危機の時にこれまでの世界が変わる」というのがありました。もっている現金で米ドルを買わせ、自身も大企業のトップに躍り出る。貧富の差が異常に拡大して、現在の新型コロナ後の経済の格差の拡大をみると、人ごととは思えない映画でした。

この映画をみて、2020年12月15日の日経新聞の記事を思い出しました。現在、新型コロナウイルスのパンデミックによる大打撃から経済を救うために、先進国の政府債務がGDP比で125%に達する勢いだそうです。経済を救うために、お金を刷りまくっているわけですが、今はまだ低インフレ状態です。

経済論者はそもそも「インフレはもう起きない」という立場の人が多いそうですが、今回ばかりは「インフレ」懸念を言い出している学者も出てきているそうです。しかし、まだ経済指標は「デフレを脱していない」状態なので、インフレ警戒論者をばかにしたり、インフレを煽る人たちとして批判したりする人たちもいて、まだリアルに見えない現象ゆえにあまり騒ぎになっていません。

インフレが起きない理由には、コロナ自粛により、消費者もお金が使いきれず需要が供給を上回らないからだと言われています。しかし、ワクチン接種が始まり、ズーム会議から解放された途端にインフレに火がつく可能性も指摘されています。

しかし、根本的な論点として、この新型コロナ対策で増刷された膨大な法定通貨の供給量に対して、それに見合う経済活動が新たに創造されているのかという議論が抜け落ちています。

バナナ1000本で生きている村がバナナ1本を100円として、100円紙幣1000枚印刷して紙幣経済に以降して100,000円という単位の経済圏を作ったのち、経済の規模を膨らませようと更に新規に100円紙幣を1000枚印刷して、経済圏全体を100円紙幣2000枚の200,000円経済圏にしたら、100本しかないバナナの村ですので、バナナの価格は200円になります。

すなわち、政府がこれだけの紙幣を増刷して社会を維持しようとしている現状では間違いなく、物の価値に対して紙幣の価値は下落してインフレになるはずです。

貨幣の供給量がそのまま物価に影響するという説を唱えたマネタリストの権威で、サッチャー元首相にも影響を与えた米経済学者のミルトン・フリードマンでさえ、晩年はマネーサプライとインフレとの短期的関係が崩れたことを認めているものの、 現在、新型コロナにより、これほどのマネーの膨張を試みたのは、人類の歴史の中でも始めてのことです。急激なマネーの膨張とインフレの関係は、バナナ経済圏の例えが、実際の経済にも当てはめやすい説明になるのではないかと思います。

昨年の5月にアメリカのヘッジファンドのレジェンドのチューダー・ジョーンズ氏は自身のファンドにビットコインを組み込む発言をしました際、全世界の国内総生産(GDP)の6.6%に相当する3兆9000億ドル(約415兆円)の貨幣が2月以降増発されたとして、「グローバル規模で、しかもこれほどのスピードで、紙幣の増刷は起きており、私のような市場のベテランでさえ言葉を失う。先進国世界がこれまで経験したことのない未曽有のあらゆる形のマネー膨張、グレート・マネタリー・インフレーションをわれわれは目撃している」と述べています。

映画では、韓国の経済破綻による韓国ウォンの暴落という状況で、米ドルが逃避通貨として役に立ったわけですが、今回ばかりは、米国も日本もイギリスもヨーロッパも膨大な量のマネーを供給することによって経済を維持しようとしているため、世界的なインフレのリスクがあり、これまでのように米ドルに逃げるだけでは済まされない可能性が高くなってきています。実物資産の時代がくることに備えるため、資産の分散化が必要になってきています。人民元も含めた通貨の分散も必要かもしれませんが、実物資産への分散、すなわち、金、ダイヤモンド、絵画、第一次産業への分散投資と、法定通貨の原価に対して、プロトコルによって分散管理されている暗号資産等への分散が真剣に検討する時がきています。

第126回 倉崎元気の資産防衛講座![2021年1月25日配信分]

ステファニー・ケルトンという1969年生まれの女性の大学教授がいます。ケルトン博士は、完全雇用やインフレーションを実現するために政府予算や財政赤字を積極的に利用すべきであるという「現代貨幣理論」 (Modern Monetary Theory) の強力な提唱者です。

日本経済については、「失われた20年と呼ばれる状態に陥ったのは、インフレーションを恐れていたことが原因である」と指摘し、「デフレ脱却には財政支出の拡大が必要である」と主張されていますが、日本政府がインフレを恐れていたことが、日本が世界から置き去りにされてしまうことになってしまったのは間違いないと思いますが、単に財政支出の拡大だけで日本経済が復活できるかは疑問でした。

このMMT理論は、世界経済を分析する従来の著名な経済学者の強い反発を受けているのですが、反対する学界の主流派の中には、日本でも有名なポール・クルーグマンなど超大物が顔をそろえていますし、実務エコノミストからもサマーズ元財務長官とかジェローム・パウエル現FRB議長なども反対派としてMMT理論を攻撃しています。

しかし、このMMT理論については、新型コロナウィルスが思いっきり後押しすることになってしまいました。MMT理論による経済理論による戦略的な財政出動ではなく、新型コロナウィルス対策のための無制限な財政出動がなされて、MMT理論の正しさが検証されることができる事態となってしまったのです。今やインフレを正当化する理論が出て来て、世界の中で風流の理論として議論されるようになって、インフレの経済は世界的にも容認される時代となって来たのでした。

いつの世でもこのような偉大な賢人が世界の人々を導いているのですが、賢人と言われる人たちの中にも女性が大きく勢力を伸ばして来たのは、20世紀後半からの人類の進化を感じざるを得ません。昔は、賢人といえば男で、巫女のような預言者には女性が主流であったように思います。

2000年前のまだイエス・キリストが生きていた時代にプリニウス(西暦23年−79年)という賢人が生まれました。古代ローマの博物学者であり政治家であり、軍人です。ローマ帝国の属州総督を歴任する傍ら、ローマ史31巻をまとめたり、自然界を網羅する百科全書『博物誌』を著した人で、一般には大プリニウスと呼ばれています。

79年にヴェスヴィオ山の大噴火でポンペイの町が壊滅したとき、プリニウスはナポリの近くでローマ西部艦隊の司令長官の任についていたのですが、火山現象をくわしく調査する目的と友人らを救出する目的から、ナポリ湾をわたって現地に赴き火山活動による有毒ガスに巻かれて亡くなったそうです。

このプリニウスが、著作の博物誌の中で、ダイヤモンドについて述べています。ダイヤモンドは、鉄などと同様に硬質な物質を表す「アダマス(adamas)」の一種に分類されて、硬く切断することが不可能、この世のあらゆる物の中で最も価値がある。と記されているそうです。

プリニウスは胡瓜の種ほどのダイヤモンドも貴重なものとしていましたが、ダイヤモンドは硬く加工が難しいので宝石という位置付けで貴重だと言っていたのではないようです。当時の宝石としてはルビーやエメラルドそして真珠(実際には真珠は有機物で鉱物ではありません。)が珍重され価値があったようです。

プリニウスによって、ローマ時代から最も硬い鉱石としてあらゆるものの中で最も価値があるとされたダイヤモンドが宝石として世界に君臨するのは、この硬い鉱石をカットする技術が出て来てからです。

ブリリアントカットは17世紀にヴェネツィアで発明されたといわれています。そして、20世紀初めに、ダイヤモンド加工の名門であるベルギーのトルコウスキーはダイヤモンドの反射や屈折率などを数学的に計算し、一番美しく輝くカットの形状や角度を算出したのです。

このブリリアントカッットの理論が発見され、それをカットする技術ができてからダイヤモンドは名実ともにあらゆるものの中で最も価値のある物質となったのです。

第125回 倉崎元気の資産防衛講座![2021年1月18日配信分]

年が明けて1月と言えば日本のジュエリー業界では一年で1番大きな催事である国際宝飾展が開催されます。

テレビなどのメディアやSNSでもたくさん取り上げられていましたが、国際宝飾展は、 毎年1月に国際展示場(ビッグサイト)で開催され、展示側である出展者は世界36ヵ国から1,600社、バイヤー側は、約38,000人が来場されると言われています。

今年は、1月7日に緊急事態宣言が再発令されたこともあり心配でしたが、予定通り開催されました。こういうときこそうまく資産防衛ダイヤモンドを手に入れられるチャンスでもあり、新たな取引先を見つけるチャンスでもありと、初日の13日に訪問しました。

いつものようにビックサイトの駐車場に入れようと思い、向かったのですが、数あるビッグサイトの駐車場がいく先々で閉まっています。コロナで人の入りが少ないので数ある駐車場を閉めて限定した運営をしているのかと思いながら、ビッグサイト横の駐車場にようやく誘導係が立っているのを見つけて やっと入れそうな駐車場がありました。

ところが、誘導係は一台一台に何やら話しかけています。どちらに行くのかと聞くので、国際宝飾展である旨を言うと、地図を渡され、会場はこのビッグサイトではないと言われ少しばかり驚きを隠せませんでした。国際宝飾展といえば毎年開催されるこの場所と思い込んでいたのですが、今年の会場は、いつものビッグサイトではなく、お台場近くの別館の青海展示場だったのです。

地図を見ながら行ってみると、隣駅の青海駅近くでした。誘導係の指示通りの駐車場に入れたのですが、そこからの会場の案内もなかったので、なかなか辿り着けず、一度青海駅に行き、やっと場所がわかりました。

今回の会場は、国際展示場には違いありませんが、規模が全く違います。やはりコロナの影響なのでしょうが、初日にも関わらず、ほぼ並ばず入場でき、会場内も閑散としていました。もちろん、コロナ対策は万全で入場する前に2回アルコール消毒をして検温・マスク着用は義務化されていました。

会場内に入ると、予定通りに開催したものの、出展をキャンセルした出展者もかなり多かったようです。そのため、テーブルと椅子だけ置いてあり無人のブースが数多く見られました。やはり、ここでもコロナに大きな影響を受けていることを実感することとなりました。

そのような中で、これまでと異なる光景が散見されました。いくつかのブース内で、中国語で携帯電話を使い、ライブ中継をしながら商談をしているようでした。よく見てみると、中国人と見られる女性が、商品を身につけたり、商品の動画を流しているようです。

一箇所ではなく、さまざまな場所のブースの一角で、その場でライブ中継をして、商品を販売しているのです。コロナで会場来場者は減っても、中国のタオバオ、Tik Tokやビリビリと言われるSNSでライブ配信をしながら販売する新たな時代になっているのです。時代は明らかに大きく変わったのだと改めて感じさせられました。

会場内で、ダイヤモンドについては、様々なブースで値段のチェックをして行きましたが、販売価格に大きな変動がなく、淡々と販売しています。会場全体が閑散として、元気が感じられない雰囲気なので、商品の価格を安くして盛り上げてくれるかと思いきや、業者は案外強気でなかなか安くは手に入りません。

資産防衛ダイヤモンドとして手に入れることができる水準でダイヤモンドを仕入れることはなかなか難しい。業者間で取引する価格にも大きな開きがある中で、ダイヤモンドの取引価格は、現状、決して買い手側に有利ではない状況でした。改めてダイヤモンド市況は強いことを確認した形となり、しばらくは仕入れに苦労することなりそうです。

第124回 倉崎元気の資産防衛講座![2021年1月11日配信分]

昨年出版された「成功する人は なぜ、 高いワインを 飲むのか?」と言う本を読んでみました 。この本の作家の渋谷康弘氏は、ソムリエ界だけでなく、富裕層の間でも有名な方です。

渋谷氏は、インターコンチネンタルホテルグループのチーフソムリエ、「ベージュ アランデュカス」の総支配人、「ピエール・ガニュール・ア・東京」などの有名レストランの総支配人という経歴を経て、現在は、富裕層向け、会員制ワインクラブ「ザ・コンコルド・ワインクラブ」を運営しています。

渋谷氏の本を読むと、高級ワインは世界の成功者がなぜ好むのかがわかります。資産防衛ダイヤモンドを資産ポートフォリオに組み込んでいる資産家や投資家の皆さんの中で、ワインの愛好家が多いのも興味深いところです。

また、資産防衛ダイヤモンドを資産ポートフォリオに組み込むと同時に、アートを資産として組み込んでいるアートコレクターの方も数多くいます。宝石談義やアート談義、ワイン談義を楽しみながら資産形成をするのは、文化的な教養を共有する中で、様々な新たな知識に触れることもでき、好奇心が満たされる喜びを味わうことができます。

2018年10月13日、ニューヨークサザビーズのワインオークションで、ロマネコンティ(1945年)が約6200万円で落札されました。渋谷氏によれば、1939年から続く第二次世界大戦中で、この年のロマネコンティといえば2樽しか仕込めなかったため幻のワインと評されたほど希少価値のあるものだったからだそうです。 このような話も面白いですね。

フランスワインやカリフォルニアワインは今や世界中で評価され、先進国のオークションハウスでどこでも換金できる国際商品になっています。同じ国際商品の中でワインとダイヤモンドの違いは、ワインが経年で劣化していくことと飲んで消費されてしまえば、その価値は人のお腹の中に消えてしまうことに対して、ダイヤモンドは、何代にもわたる時間の経過の中で劣化することがなく、宝飾品に利用されても消費されることなくいつまでも輝き続けているということです。

ワインは消費することにより社交の輪が広がりその価値が実物資産から人間の経験と知識に移行されるわけですが、ダイヤモンドの場合、その輝きを楽しんでも永遠に実物資産のまま世界中で換金できる資産です。アートも油絵の場合、ワイン以上に長生きしますが、経年劣化は避けられません。

ワイン、ダイヤモンド、アート、金などの貴金属、そしてビットコインなどの暗号資産は、それぞれ資産としての性格が異なりますが、インフレの際に保有している資産価値を防衛するための重要なアイテムです。これらの資産を分散保有し、人生を楽しみながら、新型コロナウィルス対策によって来たるインフレ社会を生き延びていきたいと思います。

第123回 倉崎元気の資産防衛講座![2021年1月4日配信分]

新年おめでとうございます。令和3年になりました。本年もよろしくお願い申し上げます。

年末から年始にかけて資産インフレの兆候が散見されるようになってきました。株価も高値を更新しましたが、暗号資産であるビットコインは、年末年始で300万円を超えてきました。暗号資産は昨年からインフレに強い資産として認知が高まってきましたが、年末からはアメリカの機関投資家や上場企業も暗号資産も購入し始めているようです。

年初は、暗号資産が全面高になる展開で資産インフレが目に見える形で動き始めた感があります。

それでは、インフレといって、全ての物の価格が上がるのかと言えば今回のインフレはお金を増刷したことによるインフレとして、そのお金の行く所の物の値段が上がるだけなので、相当いびつなインフレになります。そのような状況になると問題になるのが、格差の拡大による社会不安です。

特に、今回のように新型コロナウィルスによる経済活動の停滞は、うまく産業構造を転換しなければ実体経済の不況を呼び込むリスクがあり、そのような不況かでのインフレが進行するのをスタグフレーションと呼びますが、過去では日本は1970年のオイルショック後に激しいスタグフレーションに苦しんだ時代がありました。

しかし、今回のスタグフレーションは、過去に人類が新型コロナウィルス対応により、紙幣の無制限の増刷という経験したことがない経済政策を断行しているので、このインフレの兆候の行き着く先がどうなるか誰もわからないと思います。

そのような状況の中で言えることは、資産インフレが進行すること、社会が不安定になるということは間違いないと思います。その際の法定通貨である紙幣は最も脆弱になるので、早い時期にタンス預金を実物資産に替えないと紙幣の価値の大幅な減価に苦しむことになります。

現物資産と言えば、金やダイヤモンドや絵画ですが、なぜか今は株式市場以上に暗号資産が非常に強い展開を見せています。上昇が急なだけに暗号資産市場は変動率が大きくなると考えられますから取引そのものにリスクが生じます。

それとは逆に安定的な実物資産の筆頭はダイヤモンドです。今の時代は暗号資産もいいかもしれませんが、今年も引き続き資産の一部にダイヤモンドを組み込む啓蒙活動を続けたいと考えております。

ヒタヒタと資産インフレが迫ってくる2021年です。激動の世界の中で、皆さんとともに資産を防衛し、危機をチャンスに変えることができるよう、準備を怠らないよう努力したいと思います。

第122回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年12月28日配信分]

今日は今年2020年、令和2年の最後の配信になります。一年間お付き合いいただきまして誠にありがとうございました。2020年は、たいへんな年でした。新型コロナウィルスのために全人類の生活が一変してしまいました。  

これまで生活の中で普通にしてきた様々なことが制限されました。オリンピックも延期になり、お祭り、コンサート、忘年会、パーティーなどのイベントは、リモートに切り替わったり縮小されたりしました。消毒、検温、ソーシャルディスタンス、社会的距離を保つことが普通になりました。

その中で、テレワークが進み、通勤時間がなくなった分、自由な時間が増えたり、満員電車に乗らなくてもよくなったり、オンライン会議やオンライン飲み会なるものが普及したりと、これまでと異なるライフスタイルへの変化が進んでいます。

この新型コロナウィルスにより、クリスマスも変わりました。夜のイルミネーションは夜の9時までとなり、今年のクリスマスは自宅で過ごされた方が多かったのではないでしょうか。

クリスマスプレゼントというわけではりませんが、インドでは、農地からダイヤモンドの原石を発見して幸せを手に入れた人の記事がありましたので紹介したいと思います。以下、クーリエジャポンの記事からの抜粋です。

インド中央部の農村部に住むヤダフは、特に財産も持たない普通の農家だった。しかし、彼の人生はある日をきっかけにすべてが変わった。借りていた畑に埋まる、ダイヤモンドの原石を発見したのだ。

畑を耕していたら出てきた小石が実は…

英紙「テレグラフ」によると、インド中央部のマディヤ・プラデーシュ州の農村部に住む農家のラクハン・ヤダフ(45)は、今年11月に政府から借りたばかりの60平米弱の土地を耕していたところ、そこに大きなダイヤモンドの原石を発見したという。 

インド紙「タイムズ・オブ・インディア」によると、ヤダフはそれを当初ただの小石だと思ったが、土を払うと、違った光り方をすることに気づいた。もしやと高鳴る胸を抑え、地域のダイヤモンド事務所にその小石を持って行くと、それが本物のダイヤモンドだと判明したという。

そのダイヤの原石はなんと14.98カラットもあった。そして、12月5日のオークションにて約600万ルピー(約830万円)で売られ、ヤダフは一気に金持ちになった。 ヤダフ一家はもともと別の村に住んでいたが、その村が虎の保護区となったパナ国立公園の一部に含まれたことから立ち退きを命じられ、近年引っ越したばかりだった。 ダイヤが見つかった土地はたった200ルピー(約280円)で借りていたという。

ヤダフはダイヤモンドで得た前金を使い、すでに2ヘクタールの土地と2匹の水牛、スクーターを購入した。自身は自転車で十分なのだが、スクーターは甥がどうしても欲しがったために購入したそうだ。

さらに、今回の収入で家を建て、4人の子供たちに良い教育を受けさせたいと述べている。自分は十分な教育を受けることができず、文字を読むこともできないからだ。余った分は貯金をして利子収入を得るつもりだが、一方で、今後もダイヤモンドを探し続けるという。

「人間は決して人生とお金には満足しない。誰も人生を終わらせたくないし、誰もこれ以上もうお金はいらないなどとは思わない」

マディヤ・プラデーシュ州は鉱物資源が豊かな地域で、インドで唯一、ダイヤモンドを産出する州だ。とりわけパナ地域は、ダイヤが豊富にあることで知られており、同地域の鉱山から大きなダイヤの原石を掘り当てて大金持ちになる人たちが時折ニュースを賑わせる。

以上です。

ここで、約15カラットのダイヤモンドが830万円という安さで取引されたというのも驚きましたが、そのわずか、800万円のお金で、ヤダフさんが2ヘクタールの土地と2匹の水牛、スクーター、そして、家を建て、4人の子供たちに良い教育を受けさせ、余った分は貯金をして利子収入を得ることができるということです。

日本や先進国とは明らかに物価が違います。インドのヤダフさんの町の物価は日本では20分の1くらいなのでしょうか。

物価というのは国々の法定通貨により図られますが、この法定通貨というのはあくまで相対的な価値感であることがよくわかります。たまたま経済力を裏付けに強い通貨となった日本の円もその価値は日々移り変わります。

その点、ダイヤモンドは、実物資産としてその価値は変わることはありません。来年2021年は、この新型コロナウィルス により世界中の政府が自国の紙幣を刷りまくっている現状から、引き続きインフレ懸念の中で法定通貨の価値は更に大きなリスクに晒されることになります。

12月25日(金)クリスマスに更新されたラパポートの指数も、高品質のランクのダイヤモンドを中心に軒並み上昇しています。ここ最近、ダイヤモンドは世界的に需要が供給を上回り、日本でもダイヤモンドの仕入れが難しくなって来ていますが、今回のラパポートの価格上昇は、それが裏付けられた格好です。

来年も激動の年になりそうですが、みなさんには、資産防衛ダイヤモンドのポジションを増やして安心できる良い年になることを心よりお祈り申し上げます。今年も、一年間ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

第121回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年12月21日配信分]

名古屋のタクシーの運転手は、気軽に色々な話をしてくれます。GoToキャンペーンをいち早く中断させた愛知県の大村知事への不満や、売上の減少への不満等、この新型コロナウイルスの影響によりタクシーの運転手さんも、経済的に相当苦しんでいるとのことです。

あるタクシーの運転手さんは、今、タクシーの売り上げは通常の3分の1で月の売上高が25万円程度まで減ってしまったと嘆いていました。諸経費諸々引かれると手取りは6万円だそうで、投げやりな口調で政府を批判していました。

明らかに今の日本の経済状況は、好況であるというセクターが限定されていて、相当な分野で大きな落ち込みがあり、事業継続の危機や、個人では生活存続の危機に瀕している人たちがたくさんいるのではないでしょうか。

東京では廃業するレストランの話をよく聞くようになりました。名古屋では、飲食関係も借金をしているところが少ないので、まだ持ちこたえていると多いようですが、閑散としている名古屋の繁華街の錦を見ると、そんなに遠からず店を締めるところが数多く出てくるのではないかと思います。

しかし、こんな状況でも株式市場は堅調です。普通、企業業績が落ちる可能性があると、株式市場はそれを先に織り込むのが常ですが、株式市場は、将来の企業業績の伸びを読み込んでいるのでしょうか。とすると明らかにインフレによる名目上の売り上げと利益が膨れ上がる可能性を示唆しているのではないでしょうか。

ところで、ビットコインが過去最高値段を更新しています。ビットコインは、デジタルゴールドを言われ、インフレ時にはゴールドより強いと言われ始めています。ビットコインは最大2100万個しか発行されないプロトコルで運用されているので、現在1850万個発行されているビットコインがこれ以上発行されない時期が近づいているとなれば、世界の法定通貨が無制限に増刷されている現在、相対的にビットコインの価値があるのは当然かもしれません。

このインフレの兆候に備えていくのは非常に意味のあることであると思います。金はインフレには強い資産ですが、戦争などの国家の有事には接収されることがあるので要注意です、実際に、日本でもアメリカでも過去に金の接収が実施された歴史があります。

絵画はインフレには強い資産です。株式市場が強い現状に追随するように、美術品のオークションは世界的に堅調な落札記録を続けています。ダイヤモンドも供給が産業構造的に絞られてしまう状況の中で、需要が堅調なため、強含みです。

2024年の新円札への切り替えも、タンス預金を現物資産に切り替える動きが出てきているのかもしれません。新型コロナウイルスの拡散から、資産防衛ダイヤモンドの需要が急増しています。

なぜダイヤモンドなのか?ダイヤモンドというのは、人類との関係においても、他の宝石の中との関係の中でも最も特異な宝石だと言えるのです。

全ての宝石は、様々な異なる原子の組み合わせで輝きを放ちます。例えば、ルビー・サファイヤのコランダムはAl2O3、エメラルドはBe3Al2Si6O18、トパーズはAl2SiO4(F,OH)2、アレキサンドライトはBeAl2O4、ヒスイはNaAlSi2O6等、あらゆる宝石は複雑な異なる原子の組み合わせです。ところがダイヤモンドだけは、原子記号「C」のみ。「Au」という原始記号で貴金属に君臨する金と同じようにひとつの原始記号で存在する唯一の宝石なのです。ダイヤモンドは、炭素という原子の結晶体で他の何の不純物も入っていません。微妙な原子が混入するとカラーダイヤモンドとなったりするのみです。

人間は酸素を吸って炭素と融合させてエネルギーを作り出して、二酸化炭素を吐き出して生きています。その人間が生きるために必要な炭素だけを結晶化させると永遠に変化しないダイヤモンドに変わります。ダイヤモンドの神秘はダイヤモンドの価値に繋がり、ダイヤモンドは人類の歴史とともに歩んでいます。

インフレが迫り来る今の時代、現金の比率を減らし、ダイヤモンドをはじめとする実物資産や暗号資産を資産ポートフォリオに組み込むことをお勧めしています。

第120回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年12月14日配信分]

今年3月以降、新型コロナウイルスで世界的なロックダウンになった後のダイヤモンドの需給が、これまでのダイヤモンド産業の構造を徐々に変えつつあります。今年2020年8月16日のロイターの記事「アングル:コロナで鈍るダイヤの輝き 世界の生産・取引が麻痺状態」を読み返して、現在、じわりじわりとダイヤモンド価格が上昇してきている状況の理由に納得のいく記事となっていますので紹介したいと思います。

[ヨハネスブルク/ムンバイ 12日] – 新型コロナウイルスによるパンデミック(世界的大流行)は世界中のダイヤモンド産業を動揺させた。レソトからカナダに至るまで各国でダイヤモンド鉱山が操業を停止し、サプライチェーンも混乱している。ラジェン・パテルさんも、これまでのダイヤモンド研磨業を辞め、ピーナッツ栽培に転じることになった。

パテルさんはこれまで10年間、インドのスーラトで働いていた。世界中のダイヤモンドの約80%はこの街で研磨されている。だが、ウイルス感染例が急増するなかで、パテルさんも街を離れる宝飾産業労働者たちに加わった。故郷の村で農業を始めたパテルさんは、今後数ヶ月はスーラトに戻るつもりはない。

「収入はスーラトにいた頃には及ばないだろうが、食うに困るというほどではないし、ここなら新型コロナに感染する不安もない」と彼は言う。

<大粒・高品質には根強い需要>

パンデミックのなかでダイヤモンドに対する需要は急減。取引は滞り、価格は下落した。一時的な鉱山の閉鎖が恒久化するリスクが見えてくるなかで、ダイヤモンド 採掘企業は、原石からより多くの価値を引き出す方法を模索している。

金融機関や販売データによれば、唯一明るい話といえば、大粒・高品質のダイヤモンドに対する裕福な投資家からの需要は安定していることだ。

「資産リスクヘッジの手段として、こうした贅沢な宝石類を購入しようという人々からの引き合いはかなり増えている」と語るのは、ダイヤモンド・宝石・時計産業に特化したノンバンク金融機関として最大手のデルガト・ダイヤモンド・ファイナンス・ファンドのクリス・デルガト最高経営責任者(CEO)。

ダイヤモンド取引サイト「ラップネット」のデータによれば、高品質の1カラット級ダイヤモンドの価格は着実に上昇しており、現在、年初比で約12%高くなっている。同じサイズでも品質の劣るダイヤモンドの価格が引き続き振るわないのとは対照的だ。

以上がロイターの記事になりますが、「ダイヤモンドに対する裕福な投資家からの需要は安定している」と言うのは、自分が今、資産防衛ダイヤモンドを日本の富裕層である資産家や投資家の皆さんの反応を見てもよくわかります。

今年の夏以降、新型コロナウイルス対策のための経済政策によりインフレ懸念のためか、日本で実施される2024年の新札切り替えのためか、現金をダイヤモンドに替えておこうと言う需要は急増していて、実際に供給が追いつかない状況が続いています。

今の日本は、高品質なダイヤモンドに対する強い需要に対して、世界的なダイヤモンド生産の縮小だけでなく、国と国との間の国際物流がコロナ前のような効率なロジスティクスが運用できなくなっているため、インドやイスラエルからのダイヤモンド輸入も滞りがちになっています。

需要が強い中で、世界的にすぐには供給を回復させることができない構造的な状況にダイヤモンド価格はこれからも中期的に上昇トレンドになっていくと考えられます。これまで世界のダイヤモンドの供給をコントロールしてきたユダヤ人コミュニティがこの状況を、これまでのような安定的な市場を如何に維持していくのでしょうか。

いずれにせよダイヤモンドという実物の資産は、国が増刷している紙の紙幣に対して、その価値はより安定的で安心できる資産です。価格が緩やかながらも上昇傾向にあるので、まだ手に入りやすい今の内に、資産の一部に組み込んでおくことをお勧めしています。

第119回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年12月7日配信分]

このところ、ダイヤモンドの仕入れが以前比べ難しくなってきているとお伝えしましたが、先週の日経の電子版にそれを裏付ける記事が掲載されていました。

「ダイヤモンド市場、じわり輝き戻る 中国・富裕層需要   国際相場に底入れ感」と題した記事を紹介します。

(以下、記事抜粋)

ダイヤモンド市場に輝きが戻り始めた。10月に国際相場が反発し、新型コロナウイルス禍で急落した相場に底入れの兆しがみえてきた。

都市封鎖の緩和が早かった中国などで需要が戻りつつあるほか、大規模な財政・金融緩和で富裕層の購買力が増したためだ。

重量あたりの価値が高く、最も凝縮された富の形態とされるダイヤに富裕層の資金が向かいつつある。

ダイヤ市場は世界全体で約800億ドル(8.4兆円)規模とされる。原石の採掘から研磨、宝飾品店での接客といったバリューチェーン全体にわたり人手を介することで価値が高まる。このため、人やモノの移動が制限されたコロナ危機の影響をまともに受けた。

コロナ禍前に1カラット1万ドルを超えていた研磨済みダイヤの国際相場の指標品(カラーF、透明度VS1)は6月に9400ドル前後まで下落した。だが、足元では反発し、9600ドル前後まで戻るなど、ダイヤ市場は最悪期を脱しつつある。

ピンクやブルー、大粒など希少ダイヤが出品されるオークション市場も活気が戻りつつある。近年は日本の富裕層の参加も目立つという。

競売大手のサザビーズ香港は10月5日、オンラインオークションで100カラット超の大粒ダイヤを出品。この時点で今年最高額の1.2億香港ドル(約17億円)で落札したのは日本人だ。

同社ジュエリー部門部長のウェンハオ・ユウ氏は「過去数年間、複数の最高クラスのジュエリーを日本人コレクターが落札した。国際取引が可能で後の世代へと受け継げるダイヤは、資産保有の一形態として関心が高まっている」と話す。

以上が、日経の電子版の記事となりますが、一旦コロナで取引が停滞することにより弱含んだダイヤモンド市場も、今、じわりと上昇局面に入りつつあるようです。

この記事から読み取れることは、今のダイヤモンド価格の上昇には大きく2つの要因があるということです。

まず、1つ目はコロナによる世界的なステイホームから、3月から8月にかけてダイヤモンドの流通量が減少した結果、サプライチェーンが壊れ、供給が減少することになり、需要が戻っても十分な供給ができない状況になった結果、ダイヤモンド価格が上がったというものです。

2つ目は、新型コロナの世界的蔓延に伴う大規模金融緩和策の影響で、「量的緩和」や銀行における「マイナス金利」によるインフレ懸念から、現金を金やダイヤモンドや美術品等の現物資産に置き換える富裕層の動きが加速し始めているということです。

世界経済を支えるための代償として、世界の基軸通貨である「米ドル」の大量増刷により、ドルの価値を犠牲にしたことが、世界的なインフレを誘発して、現金以外の金融資産や実物資産の価値が上昇する結果になってきています。

各国の国内総生産比の債務は明らかに上昇傾向にある中で、「現代貨幣理論(MMT)」への関心も急速に高まってきています。米企業のドル保有高や、他国のドル建て外貨準備高もインフレリスクに晒されることことになりますから、現金の減価のヘッジ手段として代替資産性のある金やダイヤモンド、そしてビットコインを中心とする暗号資産市場への関心は、今後 ますます高まることになるでしょう。

第118回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年11月30日配信分]

コロナ禍でテレワークやマスク着用等の社会の中で生きるためのライフスタイルが大幅に変わりました。更に経済構造の転換により、産業構造にも大きな変化が現れ始め、貧富の格差は更に拡大しているように思えます。そのような不安定な社会の中で、経済詐欺が横行し、治安も乱れて来ているという話も聞きます。

今年の8月、東京・銀座の路上で、60代の会社役員の男性が午後5時ごろ車に押し込まれ、目隠しをされ、「いくら出せるんだ」などと金銭を要求されたそうです。幸い軽傷は負ったものの5時間後に浦安のホテルの駐車場で解放されたそうです。3ヶ月後の11月に、暴力団関係者4名が犯人であるとして逮捕されました。

訳ありの事情があったのかもしれませんが、銀座の路上で、まだにも明るい夕刻で、人の行き来のある場所で拉致事件が起こるというのは、コロナによる社会不安も一因ではないかと思います。

また、このコロナ禍のステイホームで、通常起こる犯罪は減少しているそうですが、家に閉じこもってストレスがたまるせいか、家庭内暴力、ドメスティックバイオレンス、児童虐待など、弱者への虐待が増えていると聞きます。

緊急事態宣言中には、「ネットカフェ難民」となった家出少女などを狙って、泊まる場所を提供すると誘うツィートが目立ったとそうです。

また、高齢者などをターゲットに、特別定額給付金をねらった特殊詐欺の発生も懸念されています。

ダイヤモンド取引にかかる詐欺は、特に巧妙なので本当に気をつけていただきたいと思います。フランスでは数年前からダイヤモンド投資詐欺が拡がっているそうです。

フランスでのこのダイヤモンド投資詐欺事件の被害は2017年に表面化しましたが、700件を超える被害届が出されていて、2016年からフランスの警察も捜査を開始していたそうです。ダイヤモンド投資を謳ったインターネットサイトに集客して、代金を支払わせて架空の「ダイヤモンドの所有権」を付与するという手口で金を集め、これを持ち逃げするというのが基本的な手口です。

契約直後に「利息」と称して多少の額を顧客に振り込んだりして、顧客を信用させる 典型的な詐欺の手口です。真面目なダイヤモンド業者を偽ってイスラエル・テルアビブのダイヤモンド産業の見学旅行に招待し、信用させて詐取するという手口もあったそうです。

このようなご時世ですので、日本でもダイヤモンド取引にかかる詐欺が横行しています。 投資のための宝石を持ちかけてくる迷惑電話、電子メールやインターネット販売者には用心してください。 ダイヤモンドの話から一攫千金や高利回りの話が出てくる場合は100%詐欺です。

ダイヤモンドは有事の際の資産になる安定的な資産であって、ダイヤモンドに投資をして短期的に大きな利回りが得られることは絶対にありえません。宝石やダイヤモンド事業には、富と大きな儲けへの近道はありません。 

ダイヤモンド投資は、あくまで資産防衛のための分散投資の一環として、毎週更新されるラパポート価格の7−8割をめどに、信用できる先から、 GIAの鑑定書付のダイヤモンドを購入することが基本です。

インフレによる現金の価値の減耗や株式市場の乱高下には、価値の安定的な資産防衛ダイヤモンドが有効です。100年に一回の社会がひっくり返るような有事に備えるためにダイヤモンドを資産の5%−10%程度組む込むことをお勧めします。

みなさん、くれぐれもダイヤモンド詐欺にはご注意を!

第117回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年11月23日配信分]

このコロナ禍で社会が不安定になる中で、ダイヤモンド取引の詐欺が横行してきています。資産防衛ダイヤモンドの保有を検討する皆さんはくれぐれもご注意いただきたいと思います。

 

ダイヤモンドは永遠という概念が 悪用されています。 ダイヤモンドや宝石投資を名目に、怪しい一攫千金の手口で人々の心を惑わし、騙されやすそうな人を相手に詐欺行為が行われています。

 

ダイヤモンドは、ラパポートをベースにフェアな価格で取引されて、長期にわたり保有された資産防衛ダイヤモンドはその価値が維持されていくものです。しかし、現在のような先行きの経済が不安定な時には、多くの詐欺師たちが宝石を購入する人々に、一攫千金やお金を安全に守ることを約束して誘惑しにきます。

 

大体のパターンとして、「いろいろ騙される投資案件はあるが、ダイヤモンドは最後にダイヤモンドというものが残るから大丈夫!」との謳い文句で、本来のダイヤモンドの価値とは程遠い高額な投資を強いられ、結果的に低品質なダイヤモンドをつかまされ、その価値は二束三文にしかならないという結果になります。

 

コロナ禍により、実際に、世界中の金融のプロたちがインフレに警鐘を鳴らし、ハイパーインフレのリスクが高まっている中で、そのハイパーインフレや激変する金融及び社会的崩壊を恐れる個人を逆手にお金を騙し取ろうという輩がいるのです。

 

詐欺師は、 買い手としての見込がある人達に、現金や株は近い将来に起こる事故で価値がなくなるが、宝石やダイヤモンドを所有しておけば、資産を保護できるというメッセージを執拗に送ってダイヤモンドなどの現物資産を買わせようとします。

 

詐欺師は見るからに怪しい会社を利用して実行しようとしますが、購入者は見事に騙されます。結果的に二束三文で低品質の宝石やダイヤモンドを買わせて、それに気づいた購入者が訴え始める前に 素早く撤退して消えてしまいます。

 

コロナ禍が発生してわずか一年以内に日本経済もインフレの兆候が現れてきて確かに近い将来きたるインフレに備える必要があるのは間違いないと思います。しかし、その備えにつけ込んで人を騙す詐欺師たちが出て来るのです。

 

資産防衛ダイヤモンドを購入する際には、1)まず、購入する相手をしっかり把握する必要があります。信用できる相手からの購入がまずは第一条件です。2)そして、ダイヤモンドの質と価格が妥当であることをラパポートの価格表で確認して、そのダイヤモンドが相応の資産価値があることを確認しなければなりません。3)更にそのダイヤモンドが信頼できる鑑定書がついているかが重要です。GIAの鑑定書のないダイヤモンドは資産防衛ダイヤモンドとして購入する必要はないと思います。

 

まとめると、

 

1)信用ある販売者

2)質と価格の妥当性

3)GIAの鑑定書の有無

 

この3つの条件を正確に把握することにより、詐欺による被害を防ぐことが可能になり、資産防衛ダイヤモンドの購入も安心して価値あるダイヤモンドを購入することが可能となります。このような不安定な社会の中でくれぐれも騙されないよう御注意ください。

第116回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年11月09日配信分]

11月3日投票日だったアメリカの大統領選。バイデンとトランプとの戦いは熾烈を極めましたが、ようやくバイデンに勝利の女神が微笑んだようです。しかし、トランプの執念はすごい。人生はあのくらい執念を持って取り組むことが重要なのかもしれません。

そういえば、2000年のブッシュ対ゴアのフロリダ州の一部再集計をめぐっては、日本の伝統の匠の技である「札監」がアメリカの大統領選の再集計を救ったというパロディーを思い出しました。

ブッシュ対ゴアのフロリダ州の一部再集計をめぐって日本の銀行2行と証券会社1行が日本人111名をアメリカに送り手作業による大統領選の手作業による集計をしたというものです。

日本の銀行では、札監という技術があり、お札をバサバサと数えることができます。そう、例のアレです。しかも全く誤差がないというすごい技。おかげで、投票数も誤差なく数え、アメリカの大統領選の争いに終止符を打つことができたという話でした。お札一つ数えるのも日本人のオタクを表す面白いパロディーですが、日本人の正確性、粘り強さ、スピードを表す話であると思います。 今回は残念ながらコロナ禍で海外への行き来が簡単ではないため、こんなパロディも生まれることはないと思いますが。

さて、今のアメリカ大統領選に話を戻しますと、民主党のバイデンが勝利をおさめて、アメリカ社会はどうなるのでしょうか?

トランプは景気経済を第1に政策を打ち出し、世界中でロックダウンしていても、アメリカだけは、コロナ禍でも人の往来ができるようにしたため、アメリカ経済はしっかりと踏ん張っていました。ここは、コロナを警戒する民主党のバイデンのお手並みを拝見したいと思います。

日本では、テレワークのおかげで、コロナ禍で売り上げを伸ばしているのが、アート、花、家具だそうです。コロナ禍で自宅で過ごす時間が長くなり、快適性を求めて、売れているそうです。

テレワークとは関係ありませんが、インフレ懸念で、高額品の金、ダイヤモンド、高級絵画(ファインアート)も売れているのも事実です。富裕層はインフレによる資産の目減り、特に現金の価値の目減りには敏感です。

世の中、景気に関係なくその時々の状況で売れるものもあれば、売れなくなるものがあります。景気の悪いときにも稼いでいる人はいますし、景気のいいときに破産する人もいる。その流れを読み取ってうまく生きていかなければ、結局、言い訳ばかりしている負け犬の遠吠えになってしまいます。

今、このコロナ禍で、資産防衛ダイヤモンドは供給が追いつかないほどの需要が出てきています。アメリカの景気の行く末、コロナ対策の今後、全てを見極めながら資産ポートフォリオを構築しなければなりませんが、当面は、現金の代わりに、アートや金、暗号資産や資産防衛ダイヤモンドのポジションを増やすのは間違いなさそうです。

第115回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年11月02日配信分]

セルシウスという仮想通貨があります。この仮想通貨は、コロナ禍の混乱の中で、その価格が米ドルベースで10倍以上に上昇した強者です。今年の3月前半には1セルシウス0.1ドル前後であったのが、今は1.2 – 1.6ドルで推移しています。

セルシウス・ネットワークは、セルシウスという仮想通貨を利用して仮想通貨間の融資を行う金融業者で、De-Fi (Decentralized Finance)と呼ばれる仮想通貨業界では今や花形の業種です。

そのセルシウス・ネットワークのCEO(最高経営責任者)であるアレックス・マシンスキー氏は、最近のインタビューで、金融市場での新型コロナウイルスに対する混乱に引き続き、前例のない紙幣印刷を不安に思っている貯蓄家にアドバイスするコメントをしています。

マシンスキー氏によると、中央銀行、特にFRB(米連邦準備制度理事会)が危機に引き続き、紙幣印刷に関してしたことには「余波」が伴うとしています。

「3、4兆ドルを印刷して何も起こらないなんてことはない」米国の報告された消費者物価指数は「インフレを含めていない」と付け加えて「私たちから隠されていた凄まじいインフレ」があると述べています。

「コロナウイルスの前、もし誰かに金を5%、ビットコインを1%所有するように言うと、頭がおかしいと思われただろう。今、コロナウイルス後、3600万人が非雇用の中、私なら金を25%、ビットコインを5%所有するように言うだろう。」

ベンチャー・キャピタルの投資家でもあるマシンスキー氏は「金は価値の10倍で評価されるが、ビットコインは100倍で評価されるかもしれない」と付け加えた。マシンスキー氏による現在の状況の解決策は、「より多くの金と、より多くのビットコイン」を所有することだとしています。

ところが、有名なヘッジファンドのマネージャーで中央銀行の批評家クリスピン・オデイ氏は、金でさえ安全ではないと警告しています。

ヘッジファンド、オデイ・ヨーロピアンを管理するオデイ氏によると、政府は「もし世界貿易のために安定した計算単位を作り出す必要があると感じたら」、個人的な金の所有を禁止するところまでいくかもしれないと述べています。

「人が今金を買っていることは驚くことではない。しかし、当局は個人での金の所有を非合法にし、ある時点で金の通用を廃止しようとするかもしれない。」とオデイ氏が投資家への個人的な手紙で述べています。

インフレはこれから来るのではなく、もう見えないところで来ているというマシンスキー氏に対して、マシンスキー氏が言うように金とビットコインだけを買っていればいいのかと言うのは、金もビットコインも当局から迫害を受けるリスクがあると言うのも確かにリスクであると思います。

欧米では金融のプロやレジェンドが、これだけ世界的なグレート・マネタリー・インフレーションに警鐘を鳴らしているのに、日本のエコノミスト達は案外冷静で、インフレはそんなに心配する必要はないと言うようなコメントが散見されるのは不思議です。 政府の意向を組んでパニックにならないようなコメントをしているのかと疑いたくなります。しかし、間違いなくインフレの大波は襲って来ます。その際には予想を超えた動きに全ての人たちが翻弄されることになりますが、その対抗策のための実物資産への分散は間違いなく必要だと思います。

実物資産には、金だけでなく、絵画もあります。そして、資産防衛ダイヤモンドも分散すべき資産の一つだと思います。実物資産ではないにもかかわらず、数多くのプロ達がビットコインや仮想通貨と言っているのも興味深いところです。今、来るインフレーションのために現金ポジションを少なくし、様々な価値あるものに分散してしっかりと準備をした状況で、日々平穏に生活を営むことが重要であると思います。

第114回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年10月26日配信分]

ダイヤモンドをご購入いただく際に、よくご質問をいただくことの一つに、資産防衛としてダイヤモンドを買う際に、ダイヤモンドはダイヤモンでもどんなダイヤモンドを買えばいいか教えて欲しいとお問い合わせをいただくことが多々あります。

通常、自分がお勧めしているのは、換金性の高い、カラット(重さ)は1カラット~3カラット、カラーグレードはD,E,Fカラー、クラリティはVS2以上、カットはベリーグッド(Very Good)以上、蛍光性はNoneかFaintです。

例えば、100万円前後(90万円~110万円)のご予算があったときに、何を買えばいいか、例をあげますと、現在の相場では、1カラットのDカラーのVVS2もしくはVS1、EカラーのVVS1もしくはEカラーのVVS2、FカラーのIF、FカラーのVVS1の6種類が購入可能です。

100万円前後の予算から6個の選択肢があるわけですが、この選択肢から何を買うべきか。実際にダイヤモンドをご覧になったことがある方はわかると思いますが、この6種類は、我々の肉眼では見た目にはどれも全く同じに見えるのです。

そのため6個を肉眼で見て、その中から1個を選ぶというのは、見た目が全く同じなので、ナンセンスに思えます。

DカラーのVVS2とDカラーVS1に関しては、クラリティが高いVVS2の方が価格は高くなるので、高い方を買うか、安い方を買うかの選択なので検討しやすいですが、難しいのは、DカラーのVVS2とEカラーのVVS1のようなカラーとクラリティが異なる物です。この2つは価格がほとんど一緒なので、どちらを選択すべきか好みが別れるところです。

カラーグレード(色)を優先するのか、クラリティ(キズ)を優先するのか?

これを悩み始めると、なかなか結論を出すのは困難で、1時間以上迷われる方を見たことがあります。  

しかし、これからのダイヤモンドの換金する際の価値もどちらもほぼ同じなので、資産価値としてはどちらをとっても全く問題ありません。

宝飾品としての使うダイヤモンドを選ぶ際には、どのダイヤモンドを選ぶのか一個一個精査するのも宝飾品を選ぶ一つの楽しみですが、資産防衛のためのダイヤモンドを収集する場合は、ダイヤモンドを選ぶ際にあまり頭を悩ませる必要はありません。

GIAの鑑定書とラパポートの価格からどの水準で取得するかを決めれば、あとは資産防衛としての質を保つレンジ内にある自分の予算分の ダイヤモンドを取得して、鑑定書と一緒に無くさないようにしっかりと保管するのみです。

今、ひたひたと迫るインフレに現金が危機にさられている中で、様々なインフレ対策のための商品が世の中に出てきています。世界的なインフレを危惧して金だけでなく、銀にも投資していると言ったのはジム・ロジャースですが、美術品もインフレに有効で、オルタナティブインベストメントとしてアートファンドも出てきています。そして、今や、ビットコインという仮想通貨までその供給量が限られていることいから値をあげてきています。そして、資産防衛ダイヤモンドも、ここのところで予想以上のお問い合わせとダイヤモンド購入の注文が増加しています。

このところ、ダイヤモンドのご注文をいただく場合、これまでは1カラットのダイヤモンドが一個欲しいとか、3カラットのダイヤモンドが欲しいというご希望が主であったのに対して、今は、最初から、500万円、1000万円、2000万円の予算分のダイヤモンドが欲しいというご要請をいただくことが多いという点でも、今、ダイヤモンドをご購入いただく皆さんは、将来のインフレを見越した資産形成のためのダイヤモンド・コレクションを進めていることが良くわかります。

第113回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年10月19日配信分]

久しぶりに東京赤坂にあるアルビオンアートのサロンにお邪魔しました。選ばれし者のみが足を踏み入れることができるジュエリーの神殿のような厳かな雰囲気です。その日もまたアルビオンアートの代表である有川一三氏が静かに迎えてくれました。

有川氏は、古代からアール・デコに至るまで、幅広い世代のジュエリーを扱っていますが、その内容は、世界最高水準のものばかり。紀元前2世紀のリース・ティアラ、エカテリーナ2世贈賜のエメラルドセット、ヘラクレスのカメオなどいわゆるこの世に1点しかないお宝揃いである。ティアラのコレクション数は世界1位。ラリック、ショーメのアンティークなどもコレクションされており、世界的な展覧会などでよく貸し出されています。

ジュエリーといえば、贅沢品。さぞかし華やかできらびやかなサロンだろうと思われるかもしれませんが、アークヒルズにあるアルビオンアートに足を踏み入れたことがある方は、皆さん感じると思いますが、むしろ厳かな印象に満ち溢れています。ライブラリーには世界最大とも言えるジュエリー関連図書がぎっしり並んでおり、有川氏のジュエリーへの研究熱心さを伺い知ることができます。

レクチャーが始まると、次から次へと普通の世界では絶対見ることのできないアンティーク宝飾品の作品が出されてきます。どれもため息が出るほど、素晴らしいのですが、レクチャーが終わると、なんだか不思議な気持ちになって、憑き物が落ちたような感じでスッキリします。そして心の中が浄化されたような気持ちになります。

有川氏にそれを伝えると、中世では、修道院で宝飾品が作られており、特に高位の聖職者はサファイヤのリングをつけていると教えてくれました。ジュエリーは神聖なものであり、神の力が宿っており、身につけると邪気を払うと言われていたとのこと。さらに、王は宝飾品という神聖なものを自分が纏うことで、王の中に神が宿るという思想があるのです。まさしくジュエリーは “神性”が本質的に底流にあるのであると言えます。

また、戦争でお金が必要になった時は、ジュエリーを担保に資金調達していたとのことです。国土は戦争に負けて取られてしまったら担保にならなかったのです。アメリカの財務省は、The Department of Treasuryと言いますが、まさしく財宝(Treasury)を管理する機関であったということです。

今、庶民の自分が提唱している資産防衛ダイヤモンドは、換金しやすい高品質の1−3カラッとのダイヤモンドをお勧めしていますが、大きな宝石のついたプライスレスな宝飾品も、国家の威信だけでなく、財務省の財政を担うものであったというのは、改めて価値ある宝飾品の重要性を再認識したのでありました。

第112回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年10月12日配信分]

資産防衛ダイヤモンドの伝道師として、業者取引価格に近い金額で高品質で鑑定書のついたダイヤモンドを取得して、金の他に資産ポートフォリオの5−10%をダイヤモンドにすべきだと宣べ伝えていると、様々なダイヤモンドの情報が入ってきます。

先日も、ある買取り業者さんから、2カラットのダイヤモンドをいくらで買えるかという問い合わせがきました。

2カラットと言えば、今、自分が資産防衛として推薦している高品質なダイヤモンドは、DカラーVVS1からFカラーVS2までの範囲のものを推奨しています。これは、いざ、有事の際にダイヤモンドの換金となると、質の高いダイヤモンドの方が換金しやすいという目算があるからです。

現在のラパポートレポートから、2カラットでDカラーVVS1と、FカラーVS2を調べてみると、為替を1ドル105円とすると、

2カラットでDカラーVVS1は、690万円

2カラットFカラーVS2は、356万5千円

です。当然、これにはGIAの鑑定書によるグレーディングが原則となります。このラパポートの価格は、ユダヤ人のダイヤモンド商が闊歩するニューヨークの47丁目で、業者同士が融通し合うダイヤモンド価格の目安です。

このラパポート価格は、業者間で融通しあう価格ですので、業者がいざ今すぐに売りたいという投げ売り換金価格は、当然このラパポート価格より相当低く取引されることになります。

自分自身も、資産防衛ダイヤモンドとしてダイヤモンドを取得する価格は、この業者が投げ売る価格とラパポート価格の間の価格であるべきだと思います。自分としては資産防衛ダイヤモンドを2カラットで取得するのであれば、

2カラットでDカラーVVS1は、510万円以下

2カラットFカラーVS2は、270万円以下

の価格以下で取得したいと思います。

ラパポートレポートというのは、実際には、1978年に設立されたラパポートグループの、マーティン・ラパポートさんによってダイヤモンドの業者間の価格の指標を共有するために開始されたダイヤモンド価格レポートです。

ラパポートレポートは、1978年以来、ラパポートさんが「ラップリスト」をリリースし、業者間のダイヤモンド取引のダイヤモンド価格のベースラインとして使用されています。

ラパポートのダイヤモンド価格表は、ダイヤモンド取引のプロがダイヤモンドの価格について参照している国際基準です。この価格表は、毎週木曜日(午後11時59分、東部標準時)に更新され、クライアントにメール配信されています。

このラパポートレポートで価格の目安を見るためには、ダイヤモンドの4Cのグレード情報がなければなりません。今回の2カラットの買取りの依頼の詳細を聞いていると、グレードが全くわからないものでした。

買取り業者さんは、ダイヤモンドを2カラットのダイヤモンドの買取り依頼で、鑑定書も何もない状況で、キャッシュで「エイヤー」と買い取ってきたようです。このダイヤモンドの元々の売り手も現金化を急いだのか、たまたまタンスの中から出てきたもので適当に買取り業者さんに渡したのかわかりませんが、ある意味では相当乱暴な売り方です。

少し時間とお金をかければ、国内でも国際機関でも鑑定書の取得は可能です。鑑定書があれば、ラパポートレポートをベースに簡単にダイヤモンドの本来の価値でも買取りが可能になります。

今回は、買取り業者さんも時間を惜しんでいたようで、その場ですぐに売りたいという意向であったので、その場で、目で見て買取りをさせていただきましたが、鑑定書がないという大きなリスクの中で買い取ることになりますので、ラパポートレポートの価格とはかけ離れた低い値段で買い取らざるを得ない状況の中で取引をすることとなりました。

第111回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年10月5日配信分]

10月1日木曜日の朝、衝撃的なニュースが飛び込んできました。東京証券取引所にシステム障害が発生し、午前9時の取引開始から全銘柄の売買が停止されたのです。東証が全面取引停止になったのは、2005年11月以来とのことです。当時は午後になって復旧したので、今回のような終日の取引停止は、初めての出来事だったようです。

金融危機など預金封鎖があった場合にも、基本的に証券取引所は動いていると聞いているので、東京証券取引所の終日全面停止はとても衝撃的でした。

  

海外のメディアも以下のように大きく取り上げています。英フィナンシャル・タイムズ(FT)は取引がシステム化された1999年以来「最悪の停止に見舞われた」と報じています。

  

米ブルームバーグも「過去最悪の障害」として、中国や香港などの主要市場は国慶節(建国記念日)の大型連休のため休場で、米株式市場が堅調だった翌日の東証の事態に「投資家の感情を冷やす」と指摘しています。そのうえで「日本の市場システムへの信頼にも影響を与える」と伝えています。

  

香港の英字紙、サウスチャイナ・モーニング・ポストは、システム障害の原因などに関しても詳細に報道し、今回の問題が投資家心理の冷え込みを招き「今後の日本株にも影響を与える可能性がある」と懸念を示しています。

  

各国の報道をみても、東証の売買停止がいかに、憂うべき重大な事件だったかが分かります。

今の時代、金融システムは我々の経済活動の心臓と言えます。金融システムが機能しなくなった社会のリスクは20世紀より衝撃的なリスクをもたらします。

このような時代を見ると21世紀に入り暗号資産という新しい信用システムが提唱されて、中央集権的に管理する社会から、ブロックチェーンで自立分散管理するシステムが立ち上がってきていますが、デジタル社会はとどまるところを知らない反面、いざ、システムが機能しなくなると全てが止まって原始時代に戻ってしまいます。

  

証券取引所も昔は「場立ち」と言われる取引所で取引をする証券マンたちが、身振り手振りで指を使いながら実際の取引をしていましたから、システムがダウンしても取引は手作業で成り立っていたわけですが、今の時代はシステムが停止すると全ての金融機能は瞬間的に仮死状態に陥ってしまうのです。

現実的に、このシステムの停止という形で証券取引所の機能が停止してしまった時には、株を現金化が出来なくなってしまいます。東京証券取引所は、とりあえずは翌日に無事復旧したので、二度とこのようなことが起きないことを祈るばかりですが、これからも金融市場にはデジタル化が進めば進むほど、突然の金融機能の停止リスクは増大しているのは間違いありません。

  

このような時の現物資産は貴重です。元々、人間社会は物々交換で社会を形成していましたが、紙幣という手段ができて、それがさらにデジタル化してきた今、人間社会は経済活動において新たなリスクに晒されているのです。

デジタル社会のリスク回避のための現物資産として、金や資産防衛ダイヤモンドには価値があります。当然のことながら金もダイヤモンドには、いくつもの換金方法があります。今回の株式市場の丸一日のロックダウンは、どんなときでも換金が出来るダイヤモンドの価値を再認識させてくれてダイヤモンドをはじめとする現物資産が、万が一の事態には心強い資産であると改めて感じさせてくれる出来事でありました。

第110回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年09月28日配信分]

京都に寄る用事がありました。時間の合間に浄土宗の総本山知恩院を訪れましたが、これがなかなかのパワースポットで一気に引き込まれてしまいました。浄土宗というのは、法然上人が1175年、43歳の春に、膨大な一切経の中から阿弥陀仏のご本願を見いだし、それは「南無阿弥陀仏」と声高くただ一心に称えることにより、すべての人々が救われるという専修念仏(せんじゅねんぶつ)の道を開眼し開かれた宗教だそうです。

コロナ禍にも関わらずGotoキャンペーンで日本人観光客でごった返した京都でしたが、知恩院は、喧騒もなく、ゆっくり時を過ごすことができました。 9月12日(土) ~ 27日(日)の期間中は、国宝三門の楼上内部が特別公開されていて、845年前にタイムスリップし、当時の賢人たちの知恵や思いに触れる時を過ごすことができました。

楼上内部の中央に宝冠釈迦牟尼仏像、脇壇には十六羅漢像(いずれも重要文化財)が安置され、天井や柱、壁などには迦陵頻伽(かりょうびんが)や天女、飛龍が極彩色で描かれています。水龍は、当時火災がもっとも恐れられており、それを免れるために水にまつわる絵も書かれていたとか。ちなみに、キリンホールディングス株式会社ロゴマークの麒麟はこの中に描かれている麒麟がモチーフになったそうです。

麒麟は中国古代の想像上の動物です。竜、鳳凰(ほうおう)、亀とともに四霊獣の一つとされ、仁徳ある王者や聖人が出現したときだけ人の目に触れるという伝説が形成されています。

その法然上人ですが、遺言として「一枚起請文」を残しています。内容は、ただただ、一心に念仏を唱え、自分は唱えていれば極楽浄土に行けるのだと信じることだ、それだけが教えであるという内容です。そんなものかなと思うと同時にある意味ですごいなと思いました。一切の無駄を削ぎ落としたこの境地はまさに俗人にはできないことです。世の中全て何か社会に意味のあることを達成するためには、この信じるということを愚直に実行する力を身につけることなのかもしれない。

ダイヤモンドというのが宝飾品の頂点に君臨するものとして社会的に認知を受ける中で、有事のための逃避資産として資産ポートフォリオに組み込むべきだという資産防衛ダイヤモンドの伝道者を自負するものとして何か通じるものを感じてしまったように思います。

資産防衛ダイヤモンドの伝道活動に、知恩院を訪問して、僭越ながら浄土宗の教えに同じ感覚を覚えてしまったのでした。ダイヤモンドは金やビットコインのように派手に値上がりするものでありません。ある意味で、ほとんど相場に変動がなく、ハイパーインフレや預金封鎖等の100年に1度くらいしか起こらない有事の際に有効な資産ですので、美しいダイヤモンドの輝きを楽しむ以外、日々の面白さには欠けてしまいます。

法然上人の教え通り南無阿弥陀仏を唱えて成仏できても、残念ながらダイヤモンドは天国にも地獄にも持っていくことはできません。しかし、ダイヤモンドは、戦争や経済破綻などこの世の地獄には有効です。人間生きてなんぼの世界で、生きている間はどんな状況でも生き延びるために、資産の一部をダイヤモンドに替えておくことを皆さんにお勧めし続けることを、今回の知恩院訪問で改めて確認することとなりました。

第109回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年09月21日配信分]
資産防衛ダイヤモンドを持っていて、世の中が混乱して、法定通貨の価値がなくなってしまった時、ダイヤモンドをどのように利用して生き延びるのか。その時というのは間違いなくハイパーインフレーションが起きて、法定通貨である日本円の価値は、現物資産に対して大幅に下落している状況です。

例えば食料を購入しようとしても、法定通貨で購入するととんでもない価値で買わなくてはならなくなり、あっという間にお金は消えていってしまう状況です。その点、ダイヤモンドは、ダイヤモンドの価値で食料と物々交換になるのか、その時に法定通貨より信用ある資産でダイヤと食料を取引するのか。

どこでも物々交換や為替は、足元を見られることもありますから、その時に自分が持つコミュニティで最も信頼できるネットワークを作っていることも大変重要なことであると思います。

そのようなインフレが極まる状況になると、国家はこれまで預金封鎖という形で国の収支の帳尻を合わせようとしてきました。日本も戦後、新円切替の際には、実質的な預金封鎖となり、日本国民の資産は根こそぎもぎ取られることになりました。

このような預金封鎖は、戦後の日本だけではなく、近年も様々な国々で実際に行われています。

1946年 日本
1990年 ブラジル
1998年 ロシア
2001年 アルゼンチン
2002年 ウルグアイ
2013年 キプロス

戦後の日本では、突然の預金封鎖で、新円が銀行から引き出せなくなったため、資金が不足し、事業が継続できなくなったり、食料を手に入れるのも難しい状態になったとのことです。その預金封鎖が行われた年だけでも、日本の物価上昇率は300%に達しましたそうです。

預金封鎖では、預金だけではなく、1998年のロシアでは、持っている資産すべてが没収されたり、課税対象となったそうです。貸金庫に金やダイヤなどの宝石、外国株式などを預けていた人達も、それらをすべて没収されてしまったとのこと。

貸金庫でも没収されることがあるなんて、資産防衛ダイヤモンドも保管方法を考えなければいけない。家でしっかり保管するか海外の銀行の貸金庫に入れておくべきか。その当時のロシアは、米ドルがハードカレンシーとして絶対的な信用のある通貨でしたので、海外の米ドル預金や、ダイヤモンドを米ドルに替えて、そのお金で、ロシアで暴落した土地を買いまくった人が、ロシア危機で新たな富豪となったのでした。もしかしたらダイヤモンドそのもので土地も買えた可能性もあります。

とすると、やはり、日本に経済危機が起こった時に虎の子の資産防衛ダイヤモンドをどのように換金すべきか。日本の場合、香港で米ドルに替えるのが一番有利ではないかと思います。しかし、その時はコロナによる世界的なインフレで、日本円だけでなく、米ドルの価値も不安定になっている可能性がある場合、ダイヤモンドを替えるべき通貨は、ビットコインのような仮想通貨(暗号資産)になっているのかもしれません。

いずれにせよ、資産防衛ダイヤモンドを保有することは、間違いなく経済危機が大きなチャンスに変わることは間違いなさそうです。

第108回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年09月14日配信分]
ここ最近、資産防衛ダイヤモンドに関する問い合わせが急増し、購入需要が拡大しているにも関わらず、仕入れサイドとして、高品質のダイヤモンドが思うように手に入らなくなってきています。コロナ前とは明らかに何かが違う。コロナ前には1週間か10日で、欲しいグレードのダイヤモンドが、倉崎の特別な海外ルートで手に入れることができましたが、今は、1ヵ月以上かけてやっと手にいれることが出来ることが珍しくありません。

コロナの影響で世界的に消費が落ち込み需要が少なって、業者仲間ではダイヤモンドの取引価格は弱含みと噂されているにも関わらず、なぜ手に入りにくくなっているのか。

興味深い記事を目にしました。8月16日のロイターの記事の抜粋です。

<大粒・高品質には根強い需要>
パンデミックのなかでダイヤモンドに対する需要は急減。取引は滞り、価格は下落した。一時的な鉱山の閉鎖が恒久化するリスクが見えてくるなかで、ダイヤモンド採掘企業は、原石からより多くの価値を引き出す方法を模索している。

金融機関や販売データによれば、唯一明るい話といえば、大粒・高品質のダイヤモンドに対する裕福な投資家からの需要は安定していることだ。「資産リスクヘッジの手段として、こうした贅沢な宝石類を購入しようという人々からの引き合いはかなり増えている」と語るのは、ダイヤモンド・宝石・時計産業に特化したノンバンク金融機関として最大手のデルガト・ダイヤモンド・ファイナンス・ファンドのクリス・デルガト最高経営責任者(CEO)。

ダイヤモンド取引サイト「ラップネット」のデータによれば、高品質の1カラット級ダイヤモンドの価格は着実に上昇しており、現在、年初比で約12%高くなっている。同じサイズでも品質の劣るダイヤモンドの価格が引き続き振るわないのとは対照的だ。

ブルーロック・ダイヤモンドのガス・シンバネガビCEOは、「こうした最もハイエンドな層を相手にしていれば、まだ需要はある。この種の商品を求める人は、価格低下のプレッシャーをあまり感じないからだ」と語る。だが、大粒で高品質のダイヤモンドの鉱脈を確保できる幸運な採掘企業はごく少数で、リスクに直面している生産者も見られる。

以上、ロイターの記事でしたが、なるほどそういうことか。つまり、ダイヤモンド市場全体は弱含みで推移しているが、高品質のダイヤモンドだけは、しっかりと需要があって、価格はむしろ高くなっているのです。

コロナによる世界的な財政出動により、明らかにグレート・マネタリー・インフレーションに直面している世界情勢から考えると、この傾向は益々強くなっていくように感じます。世界では、高品質のダイヤモンドの奪い合いが始まるかもしれないと思うと、高品質のダイヤモンドを手に入れるルートをさらに開拓する必要があると少し焦ります。

「資産リスクヘッジの手段として、こうした贅沢な宝石類を購入しようという人々からの引き合いはかなり増えている」というロイターの記事にあるとおり、法定通貨の信用の低下とインフレによる現金価値の減耗から資産を守るためにも、換金しやすい高品質の資産防衛ダイヤモンドを保有する時が迫ってきています。

第107回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年09月07日配信分]
9月3日の東京株式市場の日経平均株価は300円以上値上がりし、新型コロナウイルスの感染拡大で今年2月に株価が急落する前の水準まで上昇してきました。前日のニューヨーク市場で株価が大きく値上りし、また財政政策が継続されるという見方が投資家たちを安心させ、買い注文が増えたと言われています。

日本の内閣府が発表した今年の第2四半期(4月から6月まで)のGDP=国内総生産は、実質の伸び率が、年率に換算してマイナス27.8%でした。リーマンショック後の2009年1月から3月に記録した年率マイナス17.8%を超えて最大の落ち込みで、新型コロナウイルスが経済に与えた打撃の大きさを示す結果となりました。

それにもかかわらず、株価が新型コロナウイルス前の水準まで回復したのは、各国政府が打ち出したかつてない規模の財政出動や中央銀行による経済を下支えする姿勢を鮮明にしたことによるためなのか、紙幣を無限大に増刷している結果なのか。

アメリカは日本円で300兆円に上る経済対策を打ち出し、日本もこれまでに230兆円を超える緊急の経済対策を取りまとめました。まさに世界各国の中央銀行が危機対応策として行っている大規模な資金供給をしています。

ここまで世界中が一丸となって、お札を刷りまくったことがあったのか。市場関係者からは「株価は実体経済と乖離していて、カネ余りによるミニバブルの様相を呈しており、危うさを抱えた中での株価上昇だ」という指摘も出ています。

8月下旬には安倍総理大臣が辞任する意向を固めたと伝わったことを受け、一時、600円以上値下がりする場面もあったのですが、景気の先行きへの期待から2日のニューヨーク市場で株価が大きく上昇し、3日の日経平均株価の終値は新型コロナウイルスの感染拡大で、株価の急落する前の今年2月21日の終値を上回り、半年余りで、新型コロナウイルスの影響による大幅な下落分を取り戻した形となりました。

今や世界中の有力な経済学者や金融のプロ達が警鐘を鳴らしています。資産家でマクロ投資家のポール・チューダー・ジョーンズ氏は、「グローバル規模で、しかもこれほどのスピードでそれは起きており、私のような市場のベテランでさえ言葉を失う。先進国世界がこれまで経験したことのない未曽有のあらゆる形のマネー膨張、グレート・マネタリー・インフレーションをわれわれは目撃している」とコメントしています。

ヘッジファンド運営会社チューダー・インベストメントの創業者で、最高投資責任者(CIO)を務めるジョーンズ氏が「・マネタリー・インフレーション」と言い出し、全世界の国内総生産(GDP)の6.6%に相当する3兆9000億ドル(約415兆円)の貨幣が2月以降増発されたとしています。この状況において、ジョーンズ氏はビットコインを買いに走りました。そして、世界の三大投資家のウォレン・バフェットは金鉱株を買い、ジム・ロジャースは金と銀を買っています。

間違いなく、インフレがやって来て物の価値は上がります。今、我々がやるべきことは、現金を現物資産に変えることです。

また、今回の日本経済はV字回復ではなくK字回復するという意見も出始めています。一部は回復し、一部は回復しないという意味ですが、まさしく生き残り組と死に組とに分かれるということになります。しかし、それはいつの世でも同じこと。景気がいいときも悪い時も、勝ち組と負け組がいます。

現状、ダイヤモンドの価格はコロナ前もコロナ後も大きな変化はなく、相変わらず大きな影響は受けていません。今、日本や世界の資産家は現金の一部をいかに安全な資産に切り替えるか頭を悩ましています。

そのような中で、タンス預金の現金を、金や絵画の現物資産やビットコインなどの暗号資産に切り替える動きが加速していますが、実際に、本当に有事が起こった時のための資産防衛ダイヤモンドに切り替える注文も日に日に大きくなってきています。今回の勝ち組となり生き残るための選択の時期となってきているのだと思います。

第106回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年08月31日配信分]
安倍首相が辞任を表明しました。日本にとっては安定的な長期政権でした。安倍首相在任期間中、経済的にはアベノミクスを打ち出しましたが、最後まで安定的なインフレという目標を達成することはできず、安倍首相が在任中は結局、日本の経済はデフレ状態から脱却することはできませんでした。

そのような中で、今、世界中でインフレを懸念する動きが加速しています。ジム・ロジャースが、世界のインフレ懸念から金(ゴールド)などの現物投資を拡大しているという話がありましたが、日経ビジネスが7月28日に『危機の時代』購読者1000人限定でロジャーズ氏本人が登場するウェブセミナーから、実際のジム・ロジャースの言葉を抜粋してみたいと思います。

「歴史を通じて多くのウイルス、多くの伝染病に人類は直面してきた。今回の新型コロナウイルスのような経験は、もちろん初めてではない。だが、ここまでの規模で世界中が閉鎖されたのは、史上初めてと言っていいだろう。ウイルスが原因でマクドナルドの店舗が閉鎖されたことはかつてなかった。ウイルスが原因で日本航空を含む多くの国際線の航空機が飛ばなくなったこともなかった」

「株価のバブルは、多くの政府が犯している過ちの一部と言える。すべての政府が莫大なお金を印刷し、巨額の財政出動を続けている。日本銀行は膨大なマネーを印刷し、上場投資信託(ETF)を購入することで日本株を買っている。世界中の国が同じようなことをしている。数兆ドル(数百兆円)のお金を使えば、経済効果が生まれているように思えるのは当然だ」

「それでも借金を増やすことは、ひどい結果に終わるだろう。それはとりわけ(国の将来を担う)若者たちにとって悪いことで、高齢者にとっても非常に暗い未来が待っている。私には2人の若い娘がいるが、今後彼女たちがどのような世界で生きていくのか全く分からない。私は子どもたちの将来をとても心配している」

「政府がお金を使い続ける限り、すべてが素晴らしいように見える。だがある朝目を覚ますと『いったい何が起きているんだ』と思うようなクラッシュが起きて、どうやって問題を解決すればいいのかと、頭を抱えることになるはずだ」

「兆しは常に小さなものから始まる。最初は誰も知らないような会社の破綻から始まり、その後大きな危機へと発展していく。今後、私たちは皆、深刻な問題が起きていることを、日経新聞のようなメディアで目にすることだろう。それはどんどん悪化する」

「現在、借金は驚異的な水準に達している。日本だけでなく米国でもどこの国でも、借金は屋根を突き破るような勢いで増えている。そしてそれは結局、大きな問題を引き起こす。過去にも同じようなことが起きた。歴史はこれが世界の仕組みであることを示している。借金がどんどん積み上がる一方で、人々はお金を使い続け、次に破産し始めるのは世の常だ」

以上、 2020年8月7日の日経ビジネス ・クロスメディア編集部長・山崎 良兵さんの記事からの抜粋でした。

世界三大投資家の一人として20世紀後半から世界経済のご意見番として君臨しているジム・ロジャースの言葉には説得力があります。

ジム・ロジャースが言う「破産」は、史上初めての破産となる可能性があるのであると考えると、これまで通りの破産の方程式で通用するのかどうか。資産防衛ダイヤモンドの意味がここに出てくるのではないかと考えます。史上ない世界的な財政出動の中で資産を防衛するために金を保有するだけで足りるのか。我々が想像しない破綻が起こる可能性があるのです。1929年の世界恐慌を超える大崩壊に必要なものは何か。今こそ資産防衛ダイヤモンドの準備を真剣に考える時がきています。

第105回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年08月24日配信分]
世界の三大投資家の一人と言われるジム・ロジャースが、複数のメディアのインタビューに、一貫してパンデミックが経済を守るために政府が法定紙幣の増刷を行っていることについて大きな懸念を表明しています。

「日本、イギリス、ヨーロッパ、アメリカのすべてが、同時にお金を増刷するのは歴史上初めてだ。

人工的に作り出された流動性の大海がここにあって、マーケットは好調だが、経済のためにはあまり役立っていない。この状況が終われば、私たちは皆ひどい対価を支払うことになる。」

ジム・ロジャースは、このような状況で金と銀を所有しておいるとのべています。
ジム・ロジャースがダイヤモンドについてコメントしているわけではありませんが、法定通貨以外に分散投資するトレンドが高まってきています。

インフレ懸念が高まる中、ダイヤモンドを資産防衛のため、ルース(裸石)のままで持っていらっしゃる方が多いと思いますが、リングやネックレスに加工されている方もいると思います。その地金の値段が上がっています。

昔から、婚約指輪のような銀色の枠の場合、高級な宝飾品は、ほとんどと言ってもいいくらいプラチナで作られています。日本では特に18金のホワイトゴールドは、プラチナよりも格下の存在でした。

金より高価であったプラチナの価格が15年ほど前に金と逆転し、その差が開く一方になっています。希少価値と言った点では、金よりプラチナの方が遥かに高いのです。よく金の有史以来の採掘量は、50mプール約4杯分と言われています。それに対してプラチナは、1杯分にも遠く及ばない量だと言われています。ところが、現在、金は上昇し続け、プラチナは下落し続けています。

田中貴金属工業の8月21日発表の金の税込小売価格は、1グラム7,355円でした。
それに対し、プラチナは、3,569円でした。なんと半分以下になってしまいました。

皆さんの中にも、金よりプラチナの方が高価な物と言う感覚を持っている方は、多いかと思いますが、ちなみに約20年前の、2000年12月の金の税込小売価格は、平均値で、1,026円。プラチナは、2,268円でした。この当時は、プラチナは金の倍以上の評価があり、現在と全く反対だったのです。

日本では婚約指輪や結婚指輪などのブライダルジュエリーで用いられる素材は、ホワイトゴールドよりも圧倒的にプラチナの方が人気であったのですが、高額な枠には18金のプラチナより、ホワイトゴールドを使う方がいいという時代になるのかもしれません。

ダイヤモンドと一緒に宝飾品の一部の地金も、金は資産として売却することもできます。ダイヤモンドのリングを売るとき、ダイヤモンドは鑑定書と一緒に、リングの金やプラチナは重さを測って売却できます。

この100年で体験したことがない気味の悪いインフレがひたひたと近づいている中、資産防衛のために、ダイヤモンドと一緒に、金であしらった宝飾品を身につけることを、楽しい趣味の一つとするのも悪くないのではないでしょうか。

第104回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年08月18日配信分]
東京は暑い!毎日35度を越す猛暑が続いていますが、この暑さは尋常じゃない。ほぼ夏バテでヘトヘト状態ですが、熱中症もやばい日々です。今年は新型コロナ(COVID19)のせいで、特に東京の方は、夏休み旅行や帰省を控えられ、辛抱強くStay Homeを実行されている方も多いかと思います。一日も早くコロナをコントロールできるようになって、元の生活に戻りたい。さて、今回はアフターコロナ時にお勧めしたい体験についてお話ししたいと思います。

瀬戸内海に浮かぶ小さな島々の中にアートの聖地と呼ばれる直島と豊島(てしま)という2つの島があります。過疎化したこれら2つの島。特に豊島は不法投棄でゴミの島と呼ばれていた時期もあったそうです。しかし、これらの島々は、ベネッセが何年もかけて、一流の現代アート作家の作品を島に集めたことで、世界中から年間70万人以上の観光客が集まるようになり、移住者も増え、今では、すっかり活気を取り戻したという伝説の島々なのです。

大竹伸朗、草間彌生、安藤忠雄、ジェイムス・タレル、クリスチャン・ボルタンスキー など、そうそうたる天才アーティストの作品が並ぶアートの島で、私の特にお勧めの一つが、アーティスト内藤礼と建築家西澤立衛による豊島美術館です。「広さ約40×60m、最高高さ4.3mの空間に柱が1本もないコンクリート・シェル構造で、天井にある2箇所の開口部から、周囲の風、音、光を内部に直接取り込み、自然と建物が呼応する有機的な空間です。」(HPより引用)

大きな円形の開口部からもう一つの円形の開口部へ抜ける風を感じながら、音を感じ、光を感じる。床には小さな水溜りが湧き上がり、それらが風に動かされ、まるで生物のように泉に向かって流れ落ちて、泉の一部と化す。泉は光に照らされ、表面が輝き、それはダイヤモンドがキラキラと輝くのと似ています。天井には、さりげなくつらされているひものようなリボンが風にあたるたびにゆらゆら揺れて、鑑賞者が風を感じるのを視覚的に補っています。

鑑賞者は、水溜りをよけて座ったり、寝そべったり、自由に作品の中に身を委ねて時を過ごします。全てがあまりに繊細でさりげなく、それでいて全てが必然。無駄を全て削ぎ落とし、人間の知性や感性を最大限に刺激する作品です。それは自然と真剣に向き合い、人間の「創造」というものを超えた自然と人工物の調和を演出する内藤礼の代表作として世界中の人たちを魅了しているのです。

この調和、そして、光と風と水の空間、ダイヤモンドにもそれと同じような感覚を覚えます。ダイヤモンドの原石が産出されるキンバーライトの鉱脈は7000万年前から1億2000万年前という古い時代、白亜紀と呼ばれるころに生まれました。そしてそれはマントル(地球の内部にある核の外側の部分)に高い圧力がかかることによって作られるそうです。しかも、ダイヤモンドができる環境はマントル内の深さが120キロメートル、温度が1000度以上の高温になるとダイヤモンドにはならずただの石墨になってしまうため、1000度以下の低温の環境が整わなければならないのですが、それは全て自然に委ねられています。
そして生まれたダイヤモンドの透きとおった清涼感に風を感じ、ダイヤモンドの輝きに光を感じ、この世界で一番硬いダイヤモンドという石に、流れる水が泉に溶け込んで行く宇宙を感じるのは自分だけではないと思います。
東京から行くにはちょっと不便に思えるかもしれませんが、飛行機で高松空港まで飛んで高松港からフェリーに乗れば日帰りも可能です。岡山駅から宇部駅、そして宇部港からフェリーでも日帰りが可能です。豊島美術館をお勧めします。

第103回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年08月11日配信分] 法定通貨に対する不安とダイヤモンド

金が高値を更新しています。そして、暗号資産市場が活況になってきました。コロナウイルスショック前、2月21日のNYダウは28,992.41ドル、日経平均は23,386.74円、ビットコインは9,707 ドルでした。コロナショックで、一瞬ではありましたが、全ての資産は暴落して、NYダウが2万ドル割れ、日経平均が16,000円台まで売られた時、ビットコインは、半値以下の4,000ドルを割る瞬間がありました。

デジタルゴールドとして、金に変わる資産としての呼び声が高かったビットコインが株式市場以上の暴落を見せて、その脆弱性が露見したかのように見えました。しかし、そこからの足取りは株式市場より堅調な動きとなっていました。

色々な要素があるかとは思いますが、今は、NYダウはまだ、27,000ドル台、日経平均 は、22,000円台とコロナ前の値段が抜けない状況に対して、ビットコインは、11,000ドルを超える状況となってきて、高値を更新しています。時価総額22兆円あまりのビットコインの次に時価総額の大きなイーサリアムは、日本円で4万円を突破し、2019年以降の高値を更新してきています。

暗号資産が堅調なのは、法定通貨に対する不安からでしょうか。それにしても、法定通貨という目に見える通貨に対して、目に見えない電気信号だけで流通するデジタル上の暗号資産の方が強い状況は、ある意味で理解できない世の中の動きを感じます。

暗号資産だけでなく、コロナウィルス 対策による世界的な金融緩和により、法定通貨の価値は金やダイヤモンドや絵画といった現物資産の価値に対し減価せざるを得ない状況になっていますが、軽くて持ち運びしやすく世界で一番硬く、長期にわたり変化することのないダイヤモンドだけは防衛資産としても、特に特別な性格を持っています。

ダイヤモンドは、ユダヤ人の逃避通貨・逃避資産として、ユダヤ人が捕囚となり、世界を流れさまよう中で脈々と受け継がれてきたものの一つですが、華やかな表舞台ではどのような歴史を持ってきたのでしょうか。

2002年5月8日にデイビッド・コーン(David Kohn)氏が「Diamonds: A History Sparkling For Centuries」(ダイヤモンド:その歴史 世紀を経たきらめき)というタイトルで、CBSニュースの記事がありますのでご紹介します。

ヨーロッパが中世に入る頃にダイヤモンドはどのように現れてきたのか?

「13世紀にはヨーロッパの王権を示すものの中に、錬金の真珠の間のアクセントとして、少数のダイヤモンドが登場しています。 16世紀までに、ダイヤモンドのカット技術の発達に応じて、ダイヤモンドはより大きく、より目立つようになり、炎のような輝きを増すこととなりました。17世紀にはダイヤモンドは、小さな宝飾品を支配し、18世紀には大きな宝飾品まで支配するようになったのでした。

13世紀、フランスのルイ9世は、王のためにダイヤモンドを備蓄・保管する法律を制定しました。これにより、その時のダイヤモンドの希少性と、ダイヤモンドに付与された価値が広まることとなり、そしてそれから 100年以内に、ダイヤモンドは男性と女性の両方の王室の宝石類に登場しするようになったのです。そして、その後、ダイヤモンドはヨーロッパのより有力な貴族の中で所有され、17世紀までには裕福な商人階級が時折ダイヤモンドを見せるようになってきたのでした。

この記事の中でも、ダイヤモンドは、ヨーロッパの歴史の中でも権威や成功の象徴となる資産として歴史に組み込まれてきたことがわかります。いつの時代でもダイヤモンドは価値ある資産として人類と共に歩んできたのでありました。

第102回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年08月03日配信分] 金の価格上昇とダイヤモンド

金の価格の上昇が止まりません。国内地金最大手の田中貴金属工業が公表した金地金の7月30日の小売価格は、なんと1グラム7,361円(税込)を記録しました。

「有事の金」と昔から言われていますが、ここ数カ月の金価格の変動をみると金の強さが際立っています。

10年ほど前だったでしょうか、1グラム4,000円を超えた時に、「4,000円かぁ!こんなに高くなったら、とても買えないなぁ」と、ぼそっと呟いたところ、それを聞いた知人に、「何言ってるんですか、これからまだまだ上昇しますよ!」と言われたのを思い出します。

その当時、私の記憶の中では、金の価格は、1グラム1,500円くらいの感覚だったものですから、4,000円というのは異常に高い感じでした。

金は、これまで、人類が6000年の間に採掘した金の総量は約17万トンといわれています。これはオリンピックの公式プール約3杯分。そして、地球上に残る金の総量は残り約7万トン前後と言われています。これはプールに換算すると約1杯半。 この7万トンは、地下数千メートルの採掘困難な鉱脈や、活動中のマグマや海水中に溶けている金を含めての量なので、実際に採掘可能な金鉱脈から入手できる量はもうわずかという数字になります。

現在、金は全世界で年間2500トン前後のペースで産出されているため、近い将来、人類の技術で採掘可能な天然の金鉱脈は枯渇してしまうだろう言われています。

同時に、様々なハイテク技術の発展により、宝飾品に使われるという需要だけではなく、様々な産業用の資源とじて利用されていて、金の需要は、過去の6000年に比べ飛躍的に増えています。限られた資源量と現在の需要の高まりが、金の希少性と価値を更に高めている可能性もあります。

田中貴金属工業の小売価格の年次価格推移を5年ごとにみてみると、1990年は1グラム最高値で2,008円、1995年1,343円、2000年1,140円 2005年2,088円、2010年3,807円、2015年4,985円、となっています。そして、2020年は現時点では7,361円です。

もう少し遡ってみてみると、1980年はソ連がアフガンに侵攻し、イラン・イラク戦争が起こったときに6,495円をつけましたが、今はその時の価格を更新し、どこまでいくのかわからない水準に入ってきました。それほど、今の世界は危機に瀕しているのでしょうか。

過去の相場の実績を見る限り、大幅な上昇があれば、いつかどこかで大幅な下落も起きていることになります。今の金の上昇がどこまで続くのか、そして、これがいつピークになるのか、今後の金価格の推移はとても興味深いところです。

金は間違いなく相場商品です。上下のボラティリティが激しい。これに対して、ダイヤモンドは、ここ30年くらいを見る限り、大きな上昇はないかわりに、大きな下落もない推移になっています。社会に危機が起ころうが、安定していようが、ダイヤモンド相場はそれほぼ変わらない。

今や金は、ある意味で金融商品となって、相場の上下に一喜一憂することになりますが、ダイヤモンドは、真の有事の資産です。

今回の新型コロナウィルス禍のように、想像もしなかった事態が今後も起きる可能性があります。これからまた第二波が襲ってくる気配もあります。コロナウィルスの不安から、人々の心が分断されがちになり、社会は不安定になってきています。

間違いなく世界的な紙幣の増刷からくるインフレに備えるためにも、現物資産である、金とダイヤモンド、そして、いまは仮想通貨と、それぞれの資産の特徴を把握した上で、バランスよく資産を分散させることが大事だと改めて感じています。

第101回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年07月27日配信分] アメリカンドリームとダイヤモンド

アメリカ合衆国に自分でダイヤモンドを掘ることができる公園があると聞きました。アメリカ合衆国のアーカンソー州にダイヤモンド・クレーター州立公園(Crater of Diamonds State Park)という公園があるそうです。自分でダイヤモンドを採掘できる公園は、世界で唯一だそうです。

そこに行くには、ロサンゼルスかラスベガスを経由して、アメリカのアーカンソー州のリトルロック空港からレンタカーして約2時間で行くことができます。

公園に着くと、7ドルの入場料と、スコップ等を20ドルでレンタルして、公園の広い土の平地の土をほって、自分でダイヤモンドを探します。

バケツに土を入れて、シェイカーで土を細かくして、あとは網に入れて水を流して、石を取り出して、その中からダイヤモンドを探します。

過去には、10カラット以上のダイヤモンドが発見されたりしたそうです。

以下、2013年8月15日のCNNの記事になります。

「 (CNN) 米南部アーカンソー州の公園でこのほど、12歳の少年が5カラット超のダイヤモンドを発見する出来事があった。

マイケル・デトラフ君は、7月31日に家族と同州のクレーター・オブ・ダイアモンド州立公園を訪れ、園内の「ダイヤモンド探索エリア」で5.16カラットのハニー・ブラウン・ダイヤモンドを発見した。

この公園は一般公開されている世界で唯一のダイヤモンド採掘場とされ、1日平均2個のダイヤが発見されているという。マイケル君が発見したダイヤは、今年公園の来場者が発見した328個目のダイヤだった。

1カラット以上のダイヤも今年だけでマイケル君のダイヤを含め12個発見されている。マイケル君のダイヤは、開園以来、発見されたダイヤの中で27番目の大きさだった。ちなみに、これまで来場者が発見したダイヤで最も大きかったのは16.37カラットだという。

同公園では、発見したダイヤは発見者の所有となるため、マイケル君もダイヤを自宅に持ち帰った。鉱石採掘に関する情報サイト「Mining.com」によると、マイケル君が発見したダイヤは、カットして研磨すれば1万2000~1万5000ドル(約120万~150万円)の価値があるという。

公園職員によると、マイケル君は探し始めて約10分でダイヤを発見してしまい、マイケル君が父親にダイヤを見せた時、父親はまだ採掘装置をレンタルしている最中だったという。」

さすがアメリカ、アメリカンドリームを掴むチャンスがダイヤモンドにもあるとは。

さて、日本では、コロナウィルスの罹患患者数が持続的に増加傾向です。日本の政府は、ウィルス罹患監視者が増加する中で、GoToキャンペーンをスタートさせて、なんとも迷走気味です。

しかし、日本の政府が一貫していることは、コロナウィルス と戦い、経済を維持するために、ひたすらお札を刷り続けるということです。誰がみてもあからさまに紙幣の量が増加している社会であるため、お金の価値が必ず下がることが明白になっているため、インフレ懸念は更に拡がっています。

金の価格が高値を更新しています。ダイヤモンドは相場の上下が緩やかですが、資産を防衛するための商品としては重要な資産です。ダイヤモンド・クレーター州立公園でダイヤモンドを探すのも夢がありますが、少なくとも今ある現金は、ダイヤモンドを含めた商品に分散しておくべきだと常々考えてしまいます。

第100回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年07月20日配信分] 資産の共有とダイヤモンド

「SDGs(Sustainable Development Goals)」という言葉は、すでにみなさんもご存知かと思います。この頃はどこでもかしこでもサステイナブルという言葉が溢れかえっています。2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。

目下、「持続可能な世界」を目指すため、17の目標を定めており、全世界で取り組んでいます。これは、以前のように開発途上国だけを対象にしているものでもなく、国連やNGOなどの公的機関が策定・運用に関わっているのではなく、グローバル企業が策定に参加しているところが、MDGsとは異なります。

17の目標の中には、環境問題、貧困の問題、女性の問題など様々な観点から持続可能な世界を目指すためのタスクが決められています。各国で焦点を当てるところが違うのですが、環境は全人類の課題とみなされています。

その中でちょっと面白いと思うのは、中国とアメリカも環境問題へ取り組まなければならないと思っているところは一緒なのですが、全く方策が違うところです。中国は太陽光発電による経済圏の構築を目指し、アメリカはイノベーションで環境保護を目指しています。アメリカン・デジタルが引っ張る「限界費用のゼロ化」で「環境」と「経済成長」が両立する世界を目指しているのがアメリカの面白いところです。

例をあげるなら、レコードやCDはかつて個人が所有するものでした。今は、ネットフリックスなどで、視聴の権利を買い、共有するようになっています。つまり、所有から共有になり、「限界費用をゼロ化」にし、環境保護にも経済成長も両立させているのです。

ダイヤモンドを保有ことがサステイナブル社会に貢献することかということを考えると、これはなかなか難しい。ダイヤモンドを共有物として扱うと、軽くて持ち運びやすいというダイヤモンドの利点が失われてしまいます。共有物を売却するのも簡単ではありません。共有物を売却するにはブロックチェーンでトークン化しなければいけませんが、それではダイヤモンドの良さがなくなってしまいます。

これからの世の中は「資産性」のあるものは所有する。「資産性」のないものは「共有」する世の中になるのは間違いありません。「車」はすでにカーシェアリングの世界になっています。また、AIに置き換わるものに「資産性」を持たせることは難しいように思います。「唯一」あるものだけが「資産」として認められて「所有」という形で保全されていくのかもしれません。

資産防衛ダイヤモンドは、そのように考えると、まさしくその「所有」が認められているものです。美術品も唯一のものであり、資産性があります。これからは「所有」できる資産性のあるものを所有することが大事になってくると思います。

第99回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年07月13日配信分] ロンドンのダイヤモンド

ここ数カ月、新型コロナウィルス拡散の影響で、海外に行けない日々が続いていますが、そこの状況が改善して海外渡航が解除されたら、まずは、久しぶりに行ってみたいところは、イギリスのロンドン塔です。イギリスのロンドン塔には、様々なお宝が展示されていますが、ダイヤモンド好きの私としては、なんといっても「偉大なアフリカの星」に会いに行きたい気持ちでいっぱいです。

「偉大なアフリカの星」は、1905年に南アフリカで世界最大のダイヤモンドの原石3106ct(621.2g)が発掘され、その原石はカリナンと名付けらました。カリナンは、オランダのアッシャー社によって分割、カットされました。カットをするとき、す経験をつんだ技師が、どのようにするか、悩みに悩んだ末、カットする一点を見つけ、カットしたそうです。
その技師は極度の緊張で失神して、その後目覚めて立ち直った時、カットが成功したのを見てまた気絶したとの有名な伝説があります。そのカットされたダイヤモンドの中で一番大きなダイヤモンドは530カラットもあり、「カリナンⅠ」と呼ばれ、研磨済のダイヤモンドとしては世界第2位の大きさと言われています。このダイヤモンドは、イギリス王室の所有物として、その王笏に飾られています。

ロンドン塔には、もうひとつ、とても興味深いものがあります。「黒太子のルビー」です。
14世紀からイギリス王室に受け継がれていた317カラットもあるルビーです。ヘンリー5世がこのルビーを着けた兜を着用して、戦闘をしこの兜をたたき割られますがルビーと本人は無事だったと言われています。しかし、この「黒太子のルビー」を有名にしたのはその逸話ではありません。
なんと長年、ルビーだと言われていた赤い宝石は、実はレッドスピネルだったことが判明したからなのです。ルビーと比べるとレッドスピネルの評価価値はかなり低くなると言われていますが、
317ctのレッドスピネルも是非見てみたいものです。

さて、ロンドンの話題となりましたが、7月10日から、元々はロンドンをスタートとして、今や世界を股にかける巨大オークション会社クリスティーズが、サザビーズに続いて、コロナ後初めての本格的なセールを開始しました。まずは美術品からで「Trailbrazing ONE」(先駆的ONE)と名打って、オンラインで、香港、パリ、ロンドン、ニューヨークの4都市をネットで繋いだグローバルセールとなりました。

コロナ後のセールということで、心配する向きもありましたが、サザビーズに続いて、世界経済の底堅さを見せる結果となったのか、それともインフレの兆候として認識すべきなのか、結果としては、しっかり成功と言えるオークションとなりました。

結果は、4カ国のオークションの落札金額の合計が、約500億円と、一回のオークションの落札金額としては日本では信じられない規模の金額です。そして、7名のアーティストが、アーティストの最高落札記録を更新しました。日本人アーティストでも、戦後美術として抽象絵画の先駆者である山口長男の作品がエスティメートの5倍の約2億円と花を添えました。

2008年のリーマンショックと
は、天と地ほどの差と言えるほど、オークション市場は依然堅調です。リーマンショックの折には、アートも暴落し、その中でも日本のアートの暴落は世界でも最もひどいものではなかったと記憶しています。しかし、今回は、明らかに何かが違う。

コロナ破産もちらほら聞く中で、世界的に物流も停滞して、企業の業績も悪くなってきているにも関わらず、株式市場も美術品市場も堅調な動きを続けているのです。これは典型的な過剰流動性の兆候で、今回世界でばら撒かれた紙幣の回収が始まるまでは、いびつなインフレとなる可能性が高くなります。インフレに備えるための資産防衛ダイヤモンドの話は耳にタコができるほどお話ししてきましたが、改めて、インフレに備える準備をお勧めしたいと思います

第98回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年07月06日配信分] 宇宙のダイヤモンド

地球は、太陽系を回る惑星として、太陽から3番目に近い惑星で、我々人類はその太陽系の地球にしがみついて生きています。そして、地球からはるか遠い惑星である海王星や天王星は未だ解明されていないことが多いのですが、なんと海王星や天王星ではダイヤモンドの雨が降っていると聞いて驚きました。

2008年砂漠に落ちた隕石にダイヤモンドの成分が含まれていたことからも、宇宙にはダイヤモンドがあることはわかっていたそうです。

特に、海王星や天王星では、地下数千キロの超高熱・超高圧によって炭化水素化合物が分解されて、炭素が圧縮してダイヤモンドになり、「ダイヤモンドの雨」のように核に向かって奥深く沈んでいくと考えられてきました。

この伝説のような話が、2020年5月26日に「ネイチャー・コミュニケーションズ」で発表した研究論文で、X線のトムソン散乱(自由電子による散乱)という現象を使って解明されたのです。実際に、炭素からダイヤモンドへの変換を観測できたのみならず、高圧によって炭化水素が炭素と水素に分かれ、放出された炭素原子がダイヤモンド構造に圧縮されたことが観測されたそうです。

「ダイヤモンドの雨」と言っても地球の空からダイヤモンドが降り注いでくるというようなことを想像してはいけないだと思いま。天王星や海王星は地球のように地表はないのです。惑星の中でも天王星や海王星は、小さな岩石と氷の核の周りを水やメタン、アンモニアなどの液体とガスに覆われている惑星なのです。

とすると、ガス層から重力によって分離した炭素がガス層から液体層を通りながらダイヤモンドを形成していることになります。そのダイヤモンドは天王星や海王星の核に強い重力で引きつけられてどんな状態で溜まっているのでしょうか。

いつの日か、ブレイドランナーのように惑星間を旅することができるようになった時、天王星や海王星のダイヤモンドを重力に打ち勝って採集することができるのでしょうか。簡単ではなさそうですね。いずれにせよ、将来、地球産などと並んで、天王星産とか海王星産というダイヤモンドが店頭に並ぶのかもしれません。宝石は時に産地が重要な要素になりますが、他の惑星で取れた ダイヤモンドといえば、更にロマンが膨らみます。

カシミール産のブルーサファイヤやミャンマー産のルビーなど、時に産地が重要になる宝石の中で、ダイヤモンドはこれまであまりその産地を重視されてきませんでした。しかし、ダイヤモンドの原石は、ブラッドダイヤモンドとして、ダイヤモンドの不正取引が世界各地の紛争の資金源になっている状況に鑑み、平成14年11月5日スイス・インターラーケンにおいて、不正に取得されたダイヤモンド原石の輸出入を規制することを目的とした国際的な証明制度(「キンバリー・プロセス証明制度」と呼ばれています。)が採択されて運用されています。

しっかりと管理されたダイヤモンドの原石からカットされたダイヤモンドを、人類は貴重な資産として取引しているのです。世界で最も硬く美しい宝石であるダイヤモンドと人類との関係は、人類が滅びるその日まで続くことになるのでしょう。

第97回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年06月29日配信分] お金かダイヤモンドか教育か

荒田英路さんが出版した「これこそ!社長の哲学」(どんな時でも揺るがない永く続く会社の経営者がもつべき視点)の5章のコラム①に面白い著述があったのでご紹介します。

ユダヤ人の子どもが7歳から8歳になる時、誰もが母親から必ず問われる「なぞなぞ」があるそうです。

「もし、坊やが住んでいる場所がキリスト教徒に襲われたとしましょう。身一つで逃げなければならなくなったら、坊やは何を持って逃げたらよろしいか?」

子どもたちは、「お金やダイヤモンドを持って逃げる」母親に答えます。そうすると母親は次のようにたしなめます。

「坊や、それは違います。持って逃げるのは『教育』です。お金やダイヤモンドを持って逃げても奪われてしまいます。だけど、教育さえ残っていれば、また一から出直すことができるのです」

5000年もの長い歴史の間に、エジプト、ローマ、ペルシア、元といった強力な帝国が天下を支配し、興っては滅びるという歴史が繰り返される中で、ユダヤ人は幾多もの歴史の辛酸をなめ、何度となく多民族から迫害を受けながら、その試練に打ち勝ち続けてきました。その強さの根源は、教育こそが財産という考え方だったのではないでしょうか。

以上、抜粋になりますが、さすがユダヤ人の教えは奥が深いと唸ると同時に、子どもたちの答えに、身一つで逃げるときに子どもたちが、お金やダイヤモンドを持って逃げると答えたことも非常に興味深い返答であったと思います。

身一つで逃げるときはダイヤモンドを持って逃げるというのが、ユダヤ人の中では常識的な行動であるのだということがわかりますが、確かにダイヤモンドは軽くて、小さくて隠すことができます。

母親がたしなめたように、持って逃げても奪われてしまいますという返事に対して、現金は間違いなく奪われる可能性が高い。持って逃げても捕まって荷物を調べられれば、間違いなく現金は見つかってしまいます。しかし、ダイヤモンドは小さく軽いので隠すことが可能です。

過去においてもダイヤモンドを、シャツの襟の中に縫い込んで逃げたとか、服の袖口に入れて隠したという話を聞いたことがあります。

20世紀の日本の大画伯、藤田嗣治(レオナール藤田)も戦後GHQに留め置かれた後、日本からニューヨークに飛び立つとき、絵の具入れの空の絵の具のチューブの中でダイヤモンドを入れて飛び立ったというのは有名な逸話です。

このようなダイヤモンドが資産防衛として必要となるのは、本当の非常事態で、社会がひっくり返るような状況なので、本来このような状況にならない時代に生きることが人生の幸せでもあると思いますが、この世の中は厳しく残酷です。

100年に1度や2度は、必ず世の中がひっくり返るような状況に陥れられて、我々人間はその状況を自分の意思で避けることはできません。あるとき突然訪れる大混乱を生き抜かなくてはならなくなるのです。コロナ禍による混乱は、世の中がひっくり返るようで逆に人類が団結してコロナに向かい合い、社会の秩序がより強化されたため、本当に社会が混乱する状況には陥っていません。

しかし、貧富の差の拡大や紙幣増発によるインフレ等、このコロナ禍から生じた社会の歪みが将来の本当の混乱の芽となっている可能性があります。資産防衛ダイヤモンドの必要性はこれからやってくるのです。

第96回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年06月22日配信分] 第2波のリスクとダイヤモンド

東京都では、6月18日に事業者に向けたすべての休業要請が解除されました。

6月19日から県をまたぐ移動も事実上解除され、初の週末の先週土曜日、日曜日の新幹線の利用者は大幅に増えたようです。

ゴールデンウィーク中に新幹線に乗った時、1車両の乗客は自分一人でした。2週間前に新幹線に乗った時には、1車両に5人程度の乗客数でした。今週末に乗った新幹線には相当な数の乗客となってきています。

街には人があふれ、飲食店では大勢の人が食事を楽しむ姿が見られ、この週末名古屋駅の周りでは若者が溢れかえっていました。まるで新型コロナウィルス流行前に戻ったかのようになってきました。

しかしながら、世界に目を向けてみると、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、6月19日に行われた会見で、「世界は新たな危険の段階に突入している。ウイルスはなお急速に拡がっており、多くの人々が感染しやすく、命に関わる状態が続いている」と述べています。とくに、アメリカ、南アジア、中東で感染拡大が起きているようです。一旦、コロナを完全に押さえ込んだと豪語していた中国でも、首都の北京で大きなクラスターが起って、コロナ第2波がきているようにも見えます。

日本も、これだけ急に人の動きが活発になっていることを考えると不安です。

第2波のリスクを考えると、まだまだ、安心できない日々が続きそうです。さて、人の動きは活発になってきましたが、「物」の動きはどうなっているのでしょうか。

現在、宝飾品・時計・美術品などの「物」の動きは、休業要請や自粛が続いていたので、かなり冷えこんでいるかと思っていたのですが、意外にも「物」の動きは活況な状況であるようです。特にオンライン上でのショッピングはコロナの中では縮小するどころか拡大して、物流が大変であったと聞きます。

二次流通(中古品)の業者間では、圧倒的に買い手の需要のほうが多く、物を仕入れるのが困難になっているそうです。そうなると、当然相場は上がってくることになり、これらの業種に関して言うと、新型コロナウィルスの流行前より、今のほうが相場は高くなっているようです。

コロナ対策のために、政府がお金をばら撒きまくっているわけですから、実態として、インフレの芽が出てきているわけです。

ダイヤモンドもここに来て、問い合わせや注文が急増しているのも何か意味があるような気がします。

ダイヤモンドは、1ヵ月ほど前に約7%程度ラパポートの指数が一斉に下がり、業者間では驚きの声が上がっていましたが、先週には、一部のグレードが4%~5%程度上がり、少しずつ、値段を戻していく可能性が高いのではないかとの業者の声を聞くようになってきました。

今回の新型コロナウィルス禍がそうだったように、これから先に何が起きるかわかりません。これからの社会も、まったく予想もしていなかったような事が起きる可能性は常にあります。

特にこれからの社会のリスクは、世界がコロナウィルスとの戦いのために、発行可能なお金を無制限に増加させることができる理由ができて、大偉業だけでなく、中小企業から国民隅々まで新たなお金を配りまくっているという事実です。

無制限なお金のバラマキによる将来のインフレがどのような結果を生むかは誰にもわかりません。しかし、間違いなく法定通貨の価値は下がります。その時のために資産を分散させて、その一部に資産防衛ダイヤモンドを組み込むことを真にお勧めしています。

第95回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年06月15日配信分] 人間とダイヤモンドの歴史

資産防衛ダイヤモンドという言葉を思い浮かべると、過去の人類の歴史の中で、ユダヤ人が数々の迫害を受けながら、国境を超えて逃避して生き延びてきたことを思い浮かべます。近年では、特に第二次世界大戦のナチスドイツのユダヤ人迫害は、壮絶なもので、ホロコーストと言われる虐殺は、600万人以上のユダヤ人たちが犠牲になったと言われています。同時に、ヨーロッパに在住していたユダヤ人の多くは国外脱出を試みて命をつなぎました。

そして第二次世界大戦終結後に、世界に飛散したユダヤ人たちが、いまのイスラエルに結集して、1948年5月14日に「全世界に同情されながら滅亡するよりも、全世界を敵に回して戦ってでも生き残る」ということを国是にしてイスラエル国を建国したのでした。

そのイスラエル国が、自国の産業として最初に宣言したのが、ダイヤモンド産業の育成でした。これまでのユダヤ人の歴史の中で、ダイヤモンドの真の価値を知っているからこそ、ダイヤモンドを国の産業としたのだと思います。

イスラエル国が建国されるまで、第二次世界大戦でヨーロッパを追われたユダヤ人の人たちは、限られた手荷物のみで、世界中に自分のたちの生き伸びる場所を探したはずです。彼らの手荷物の中で、最もコンパクトで、最も持ち運びしやすくて、簡単には見つけられない高価で換金できるものがダイヤモンドであったのです。

ヨーロッパから東へ逃避して、リトアニアに渡ったユダヤ人の話は、日本で有名な話となりました。杉原千畝さんのお話です。第二次世界大戦下におけるリトアニア大使代理を務めている時に、政府の意向を無視しユダヤ人にビザを発給し続けた偉大な人です。

そこで救ったユダヤ人の数は6000人。全て手書きのビザだったそうです。杉原千畝さんの自分の生命・人生をも賭けて自分の信念に基づき行動した話にはいつも感動させられます。イスラエル政府は杉原千畝氏一家及び子孫を永久にイスラエルが国家として支え支援して行くと決定したそうです。

何年か前に杉原千畝さんの四男の杉原伸生(のぶき)さんと東京のホテルオークラでお話しする機会がありました。 戦後に日本で生まれ、高校生のときに単身イスラエルに渡って大学で学び、社会人になってからは、ダイヤモンドを取引する仕事に従事しているビジネスの関係でアントワープに在住とのことでした。

アントワープは、ベルギー北部フランダース地方最大の都市で、ダイヤモンド研磨の聖地とも呼ばれている町です。 1476年にローデウェイク・ファン・ベルケンというベルギー人がダイヤモンドの研磨法を開発し、アントワープで研磨所が増え、ヨーロッパのダイヤモンド取引の中心地となったのです。アントワープにはダイヤモンドビジネスと密接な関係のあるユダヤ人達の大きなコミュニティーが有ります。

ユダヤ人の命を救った杉浦千畝の息子さんが、イスラエルで学び、イスラエルのメイン産業であるダイヤモンド産業に身をおいて、ヨーロッパのダイヤモンド産業の中心地であるアントワープで、ダイヤモンドの仕事をしながら生活していると聞いいて、改めて人間とダイヤモンドが歴史という時間軸の狭間で絡み合っていることを深く実感することとなりました。

第94回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年06月08日配信分] ダイヤモンドの魅力

日本政府のコロナウイルス対策により、財政を無限大に出動させて、法定通貨の発行量を一気に引き上げている現状を懸念してかどうかわかりませんが、ここのところ、資産防衛ダイヤモンドへの問い合わせが急増しています。

貨幣急増による近い将来のインフレを考えると、現金やタンス預金を持っている資産家の皆さんは、現物資産への移行を本気で考え始めています。その中でも有事に強い資産としてのダイヤモンドへの注目は高まっています。そのダイヤモンドが、宇宙と人間が作り出した究極のコラボ資産であることを思い返すと、改めてしみじみと感じ入ってしまいます。

時にダイヤモンドは、 人間との交わりの中で、諸行無常という仏教の教えを、宇宙の悠久の時の中で体現している神秘的な物質だと感じることがあります。

この世の中にある全ての事象は、移り変わり行くものであり、同じ状態のまま留まるものはないという諸行無常という言葉がダイヤモンドに当てはまるのか。ダイヤモンドの面白さは、金のように、変化することのない一つの原子の固体ではなく、ダイヤモンドは、ただ単なる炭素原子の結晶であるにもかかわらず、世界で最も硬く最も美しい輝きを放つ物資であるということです。

ダイヤモンドは、元々は、炭素という原子が結晶化したものです。炭素といえば、原子記号でC、英語では、Carbon(カーボン)と言われる通り、木炭と全く同じ炭素原子Cだけから成り立っています。鉛筆の芯とダイヤモンドは全く同じ原子から成り立っているのです。

炭素というのも不思議な原子であるらしい。炭素というのはビッグバンの時に生まれて宇宙空間にもともとあった原子ではなく、太陽のような恒星の中でヘリウムが核融合して莫大なエネルギーを出す際に生成される物質であるとのことです。

すなわち、太陽が生み出した炭素が、何十億年かけて地球のような惑星に根付いて、その地球奥深くで高圧高熱の中で変化を続けながら、炭素だけの組成のまま、ダイヤモンドという結晶にまで純化し、それが地球から生まれて自立活動をするようになった人類によって発見され、原石から、それから何千年もかけて人類の経験と技術によりカット・研磨され、宇宙一の美しい輝きを持つ石になったわけです。

そしてこのダイヤモンドを構成する炭素という物質は、我々の命の営みを助ける全ての有機体の中にも組み込まれていて変幻自在にこの世界を構成する重要な原子なのです。ゴールドとなると、炭素のように変幻自在に宇宙を構成する物質ではなく、物質としてゴールドのままの存在として宇宙に存在し、炭素のように様々な形に変化するわけではありません。

ゴールドのように変化しない固体を希少なものとするか、ダイヤモンドのように炭素という物質の究極に行き着いた物質を真の意味での希少な物質というのか、金とダイヤモンドは相対する非常に興味深い二つの物質です。

悠久の宇宙の時の流れの中で、炭素から結晶化したダイヤモンドは、金をキズつけることができるのですが、金はダイヤモンドをキズつけることができないというのも炭素という原子に驚きを感じます。空気中には二酸化炭素として目に見えない気体として存在し、固体としては様々な結晶に変化して様々な特徴を持つ物質に変化し、その究極の結晶がダイヤモンドなわけです。

人類がなぜダイヤモンドに魅力を感じるのか。まさしく宇宙の中で想像できないほど長い時間をかけて変化してきた究極の形として存在するダイヤモンドに人類は魅せられてしまったのです。そして諸行無常という通り、人間が作り上げた美しく輝くダイヤモンドの命は、人間の命の長さを遥かに超えて悠久の時のなかで輝き続けるのです。

第93回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年06月01日配信分] 今、真剣に資産防衛ダイヤモンドを考える時期にきている

ついに先週5月25日に、全ての都道府県で非常事態宣言が解除されました。まだ、完全な解除ではなく段階的なものですが、今週末の土曜日の銀座は1週間前とは異なり、多くの買い物客で賑わっていました。銀座のショップもかなりの割合でオープンしており、中には行列が出来ている店舗もありました。

少しずつ、平穏な日常が戻りつつあるのかと、嬉しくも感じますが、その反面、東京や福岡で感染者が増えているという情報もあり、やはりしばらくの間は残念ながら安心は出来ないと改めて思います。

当たり前ですが、非常事態宣言が解除されたからと言って新型コロナウィルスが消滅する訳ではないのです。むしろ、逆に多くの人が行き交うようになるこれからが、感染リスク高くなると考えた方が自然のような気がします。

日本の政府は、様々な感染対策を考えているようですが、1つとても気になる記事がありました。それは追跡アプリの導入です。お隣の韓国の追跡システムは強烈なもので、犯罪者を追跡するように、感染者と感染の可能性のある接触者を追いかけるものだそうです。

スマートフォンの位置情報で、どこにいるか把握し、さらにクレジットカードなどの情報を紐付け、誰がいつ、どこで、何を買い物したかわかるようになっているそうです。監視カメラも各地に配置されて、その情報とも繋げられます。

つまり、自分がどこでなにをしているのかが全て分かってしまうということになります。日本ではどこまで、踏み込んでくるかはわかりませんが、6月以降に導入されるようです。このアプリを導入することによって、感染が広がることを防いでくれるとしたら、とてもいいことで、1日でも早く導入してもらいたいと思います。

しかしながら、新型コロナウィルスの感染防止策だけに使われるのでしょうか、終息後は使われないと言い切れるのでしょうか。現在キャッシュレス化が進んでいて、ほとんどの買物は、クレジットカードやスマホアプリでの決済をされていると思います。それらが全て、把握されてしまいます。

とくに悪いことしている訳ではありませんが、なんとなく気持ち悪い感じです。近い将来、デジタル社会になって、全てが管理されて、持っている現金から、その現金で何を消費し、何に投資したかが完全 に把握されてしまう時代がきてしまう。

世の中に50兆円もの一万円札がタンス預金として日本全国に眠っていると言われています。このお金が何の目的でお札としてタンス預金となっているかわかりませんが、お金ですらだれかに把握されたくない人が50兆円もの現金をどこかに持っているのです。

その50兆円が、今、本当に危機に瀕しています。ブルームバーグ・ニュースによれば、ヘッジファンドのパイオニアとしても有名なチューダー・インベストメントのポール・チューダー・ジョーンズ氏が、将来の我々が経験したことのない恐ろしいインフレのリスクに警鐘を鳴らしています。

ブルームバーグ・ニュースを引用すると、

『ヘッジファンド運営会社チューダー・インベストメントの創業者で、最高投資責任者(CIO)を務めるジョーンズ氏は「グレート・マネタリー・インフレーション」と題する市場見通しで、「最良の利益最大化戦略は、最も速く走る馬を所有することだ。….」…. ジョーンズ氏(65)の計算では、全世界の国内総生産(GDP)の6.6%に相当する3兆9000億ドル(約415兆円)の貨幣が2月以降増発された。「グローバル規模で、しかもこれほどのスピードでそれは起きており、私のような市場のベテランでさえ言葉を失う。先進国世界がこれまで経験したことのない未曽有のあらゆる形のマネー膨張、グレート・マネタリー・インフレーションをわれわれは目撃している」と同氏は指摘した。』

今、真剣に資産防衛ダイヤモンドを考える時期にきているのです。世界の金融のプロも大きく警鐘を鳴らしています。ジョーンズ氏のいうこのグレート・マネタリー・インフレーションに備えるために、タンス預金の半分以上を、金、ダイヤモンド、絵画、仮想通貨等の現物資産に替えて来たるべき日に備えるべきであると強く感じることとなりました。

第92回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年05月26日配信分] 世界的なパンデミックによる過剰流動性

コロナウィルスによる実体経済の悪さに対して、一旦は暴落した株式市場の回復が堅調で、株式市場が活況な状況の現在の状況をコロナバブルという記事を見つけました。

ロイターの水野文也という人が書いた記事で、以下、抜粋となります。

「[東京 25日 ロイター] – 株価と実体経済のギャップが大きくなった現在の相場を「コロナバブル」と呼ぶ声が増え始めた。….. 今後、株価の上昇が続くとしても、それは過剰流動性相場とみる関係者が多い。

緊急事態宣言がようやく全国的に解除される見通しだが、消費などの大きなダメージが残り、経済が元に戻るとの見方は少ない。日本の実質国内総生産(GDP)は1─3月1次速報の年率マイナス3.4%に続き、4─6月期は戦後最悪となるマイナス20%前後の落ち込みになるとの見通しもある。

しかし、日本株は大きく反発。 ….. 「コロナ前」の2019年5月の水準に達している。

…………

歴史上、バブルの背景には、必ずと言っていいほど緩和的な経済政策がある。今回も、未曽有の金融緩和と財政支出により、大規模なマネーが生み出されている。「当面は各国の空前規模の施策によって生み出されたジャブジャブの余剰資金が、世界中のマーケットで滞留する可能性がある」(国内証券)との見方は少なくない。

今後も実態からかけ離れる形で株価が上昇するようであれば、「コロナバブル」、「第2 ITバブル」、「GAFAバブル」などと呼ばれる可能性が大きい。どの呼称が定着するかはわからないが、いずれにせよ、過剰流動性相場的な様相を強めることは間違いなさそうだ。 (編集:石田仁志)」

「やはり来たな」と思わずつぶやいてしまう記事でした。過剰流動性相場のリスクは、必ず、現金の価値が低下するという事態が生じます。間違いなく、今から現金のリスクをヘッジするための行動を起こす時にきています。

通常の過剰流動性市場では、株式市場や不動産市場が上昇している間は、現金の価値が下がり、バブルの崩壊が起こった時には、現金の価値が再評価されることになるので、過剰流動性が続く限り、株式や不動産、そして金や絵画、そして究極の資産防衛資産のダイヤモンド等に替えて運用することが有利になり、現金を持っている人の資産価値の減少が顕著となります。

経済現象の中で、バブルと言われる現象は、市場や経済のアップダウンのサイクルの中で生じますが、様々な周期で大きなバブルと小さなバブルが起こりバブル崩壊する現象が繰り返し起こっている中で、我々は日々生活しているのです。

そのような中で、100年に一回起こるとてつもない津波のようなバブルは、世界中のすべての人たちが巻き込まれて飲み込まれてしまいます。そして、その100年に一度のバブルは、これまでの世の中のルールが変わるほどのインパクトで人類に襲いかかります。

その中で、今、私たちが注目すべきは、1929年の大恐慌のバブル崩壊かもしれません。日本では、1990年のバブル崩壊が日本固有のスーパーバブル崩壊としてまだ記憶に新しいのですが、世界を襲ったバブル崩壊は1929年の世界大恐慌ではなかったかと思います。

そして、そこで、注目すべきは、その大恐慌始まる9年前に世界的にスペイン風邪と呼ばれるパンデミックが起こっていることです。1920年のスペイン風邪のパンデミックは、第一次世界対戦後に起こった世界中に悲劇をもたらしました。そして、第一次世界大戦後の復興という目的も含め、世界の主要国の経済政策は、いまのように通貨を過剰にまで発行する過剰流動性が引き起こっていたのだと思います。

とすると、今回のコロナウィルス の世界的なパンデミックによる過剰流動性は、100年に一回世界を襲う津波のようなバブルとその後の大恐慌という、法定通貨の価値を揺がし、既得権益をも引き剥がしてしまうほどの激震が起こる前兆である可能性も否定できません。そのための準備として、今、私たちが準備すべきことは、実物資産への分散投資です。資産防衛ダイヤモンドを保有する価値が日に日に重要性を増してきているのは間違いないと思います。

第91回 倉崎元気の資産防衛講座![2020年04月13日配信分] ペンネームを「倉崎元気」と改名

COVID19という名のコロナウィルスが世界中で猛威をふるい、日本でも非常事態宣言の発令で、不要不急の外出の自粛が強化されて、主だったショップは軒並み一時休業で、街はまるで戦時下にあるような静けさです。

宝飾品店やダイヤモンド販売店やブランド店も当然のことながらお店を閉めたままの状態ですが、このような状況でも資産防衛ダイヤモンドを購入する問い合わせが増えてきています。世界中の国々がお札を擦りまくってコロナウィルスを制圧するための対策を打っている現状を冷静に見ると、コロナウィルスを制圧した後の社会は、間違いなくインフレになる。

将来の予期できないインフレを今から準備するためにも、現金の一部をものに変えるという需要が増えてきているのかもしれません。今、現金を持っている人はこのコロナ危機には万全に対応できる余裕があると思いますが、このコロナ危機が終わった後は、万全のままではいられません。

前代未聞の財政出動を世界の国々がなりふりかわまず展開しているわけですから、間違いなくインフレが忍び寄ってきます。今のダイヤモンド需要は、そのような先を見越した資産の組み立てなのかもしれません。

それにしても、世の中は静かになってしまいました。今、香港は、欧米からの帰国組により感染者が一時的には増えたものの、見事にコロナウィルス拡大を制圧しつつあります。しかし日本は、今、まさしく分岐点に立っているように見えます。中国、台湾、韓国や香港のようにこのままコロナウィルスの拡大を押さえ込んで、平時に戻れるのか、欧米のような医療崩壊が起きて、ここから数週間で死者数が急増してしまうのか。今のところ、これからの日本がどうなるか予想がつかない現状では、楽観論に走るより、最悪の事態に備えるというのが正しい判断であると思います。

確かに報道を見ると、医療施設もそろそろいっぱいに軒並みなりつつあるようで、軽症者はホテルに滞在するようホテルの枠を拡大するなど国と民間が総力をあげて、医療崩壊を防ぐ努力をしています。このような中で自らの命のリスクを晒しながら最前線に立つ医療従事者に心からの敬意と謝意を表したいと思います。頑張っていただき、日本を救っていただきたいと思います。

このような暗い社会になってしまいましたが、人間は自宅にこもっていても、前向きに明るく笑いのある生活を送ることは可能です。このブログも倉崎元治として、資産防衛ダイヤモンドの伝道に腐心してきたわけですが、こういう時こそ、思い切ってペンネームを「倉崎元気」と改名するのも悪くない。世界がコロナを制圧するその日まで、倉崎元気として頑張りたいと思います。

さて、今、株の暴落、そしてコロナによって休業を迫られている事業者は多く、資金繰りが一気にきつくなっている会社も多いと思います。そのため、持っている資産を現金化する動きも活発で、現金を持っている人は、大きな口を開いていれば、とにかく安く、色々なものが手に入るご時世になってしまいました。しかし、ダイヤモンドも売っている人が多いのかというと資産防衛ダイヤモンドとして買っている方からの売却の話は、今のところ非常に少ない状況です。

人は現金化するときは、まず、すぐに現金になる株や金融商品、そして不動産から現金化をするので、ダイヤモンドの売却まで行き着くときは、最後の最後という段になるため、ダイヤモンドを持つということは、資産の分散としても非常に有効であると考えられるのです。

話は変わりますが、このコロナウイルスは、人の命を奪うだけはなく、社会に様々な影響を与えています。巷ではコロナ離婚という言葉も聞くようになりました。これまで昼間は別々に行動していた夫婦が昼夜一緒だと、うまくいかずに離婚してしまう夫婦が出てきているそうです。離婚したら、婚約指輪はどうするのか。 離婚してしまって手元に残るダイヤモンドの婚約指輪は、自暴自棄にすぐに安く叩き売ってしまうのではなく、ダイヤモンドは資産になるという観点からも、デザインを変えて、資産防衛ダイヤモンドとして、将来何かあったときのために持ち続けるというのが、正解だと思います。

第90回 倉崎元治の資産防衛講座![2020年04月07日配信分] 世界が一致団結してコロナウィルス制圧を!

ニューヨークのラパポート価格がダイヤモンド価格を一律で7%引き下げる発表をしました。ラパポートといえばニューヨークで1967年から毎週、ダイヤモンドの業者間取引価格の指標を発表し、今や、世界のダイヤモンドが取引される折には、ほぼ全てこのラパポートの価格を基準に取引されるのが常識となっています。

ダイヤモンドは、価格変動幅が小さく安定的な価値で推移している宝石です。いわゆるユダヤ人の逃避通貨として、社会が混乱した時の最後のよりどころとなる現物資産です。

しかし、今回のラパポートの業者間ダイヤモンド価格を一律7%引き下げた発表は、今回のコロナウィルスによる世界的な社会の混乱は、現状においては、USドルの信任を改めて確認した形となり、世界の人達は、まだUSドルの秩序に依存していることがわかりました。

実際に、今、ニューヨークといえば、コロナウィルス によるロックダウン状態で都市機能が完全に麻痺している状況に陥っているため、実際にダイヤモンドで急な換金をしたいと思えば、いまのタイミングでは、更に安い金額での取引になることは間違いないと思います。

ダイヤモンドの価格がUSドルにおいて下落するという事実は、社会がまだアメリカ合衆国を中心として、国家が秩序を保ち、正常に機能していることを前提に、それぞれの国民一人一人が個々の生活を営んでいるということを現状では明確に理解することができることになるわけです。

そういった意味では、現在のコロナウィルスの状況は、例えば、第一次世界大戦や第二次世界大戦のような人間が引き起こした社会的混乱とは大きな違いがあるということがわかります。

コロナウィルスの拡散は、人類のコロナウィルスに対する戦争という意味で、今、人類はその生存をかけた戦争状態に直面しているといえるわけですが、人類が一致団結してコロナウィルス に対抗するための活動をしているため、これまでの人類が築き上げてきた秩序を、より強化する形でコロナウィルスに対抗しといるために、USドルが世界の中の最も重要な資産として認知されているわけです。

これに対して、第一次世界大戦や第二次世界大戦のような人間が引き起こす戦争は、地域地域によってその混乱状態が大きく異なり、世界が一つの秩序で団結しているわけではなく、誰が世界の秩序を統一するかの戦いになるため、それぞれの国の通貨そのものの価値は非常に不安定になってしまいます。

フランスでは、かの二つの大戦においてドイツに蹂躙されるという事態に陥ったため、当時のフランスの通貨であるフレンチ・フランは、非常に不安定な状況に陥り、フレンチ・フランを持っていても意味がなくなってしまう。そういう時のフランスでは、通貨と同時に現物資産が重要になり、そこで初めてダイヤモンドに価値が出てくることになります。

第二次世界大戦後の日本もそうでした。日本の敗戦後、日本がこれまで利用してきた日本銀行券の旧日本円が新円に切り替えられる事態となり、これまで、旧円をたくさん持っていた日本の資産家の旧円資産は紙くずとなってしまいました。

その際に、当時の世界の天才画伯であり、従軍画家の戦犯容疑でGHQに招聘され実質的に軟禁状態におかれていたレオナール藤田(藤田嗣治)は、その著名な画伯としてのGHQの中での評判を生かし、将校たちに絵を売って新円を稼ぎ、その新しい日本円で、旧円が紙くずになったことにより困りはてた地方の富裕層からダイヤモンドを買いまくったというのは有名な話です。

藤田にすれば、戦争で負けて混乱している日本の旧円だろうが、新円だろうが、日本の政府が印刷する紙幣に価値を見出さず、ダイヤモンドを集めて、ダイヤモンドとともに日本を去ったのでした。

今回のコロナウィルスの拡散は、人類が団結して、その秩序を最大限に維持することにより、コロナウィルス禍を乗り越えようとしている意味では、人類のこれまで作り上げてきた価値基準が崩壊している状態ではなく、逆に強化されているというのが現実です。

そういった意味では、ここから、世界の秩序が崩壊して、ダイヤモンドの出番が出てくるような事態にはならず、今の人類の秩序を保ち、人類が一致団結して、コロナウィルス を制圧することができることを祈りたいと思います。

第89回 倉崎元治の資産防衛講座![2020年03月30日配信分] マスクが世界通貨に??

連日の報道は、COVID-19こと、コロナウィルスのことばかりです。 このような状況は、目先の状況を解決するために集中しなければなりません。資産防衛でダイヤモンドや金を持つことも非常に大事ですが、まずは、自分自身が生き延びること、そして世界が一丸となってコロナウィルスを制圧しなければなりません。

資産防衛ダイヤモンドを保有していても、コロナウィルスによって命を奪われてしまったら資産防衛も意味がありません。今、世界中のリーダーたちがコロナウィルス対策を真剣に取り組んでいます。日本でも、各都道府県知事(首長)の会見から土曜日は首相の記者会見まで行われました。

コロナウィルス拡散がどのように制圧されて行くのか、破綻しつつある世界経済はどうなるのか、オリンピック・パラリンピックへの影響、そして、今後世界がどうなって行くのかは誰もわかりません。

今は、政治家に限らず世界中の有力な人たちがメッセージを発信している中で、「ビル・ゲイツからのレター」の中で「このウィルスは文化や宗教、経済状況に関係なく罹患しパスポートも持たずに瞬時に世界中を飛んできます」とマイクロソフト創業者であったビル・ゲイツは言います。当たり前といえばあまりにも当たり前なのですが、これは今回の世界的パンデミックで最も重要なことだと思います。

暑い国、寒い国、肌の色が何色でも等しく罹患するのです。古来より伝染病や疫病が蔓延して人類は危機にさらされることは度々あったわけですが、その度に、多くの人が亡くなりながらも、人類はこれを克服してきました。昨今は地域紛争や民族闘争・マネー戦争・経済戦争などが世界の危機として認識されてきましたが、そのような人類が生み出す危機というのはその当事者間だけのもので、当事者以外の地球の裏側にいる人には関係ない危機でありました。しかし、コロナウィルスは地球全ての人が当事者なのです。

地球温暖化問題(環境問題)も、地球全ての人たちが当事者であるという意味では、これに近いかと思いますが、コロナウィルスのように直接的に自分や周りの人の死につながっていない為、差し迫った死の危機感という意味では、コロナウィルスの衝撃は大きいと言えます。地球温暖化問題は中長期的な人類の存亡という意味において、コロナウィルスより深刻な問題ですが、今、目先は、このコロナウィルスが喫緊の課題です。

しかし、このコロナウィルスは、人類はいつの日か克服して収束すると思います。その後は再び、人類はその営みを取り戻し、経済活動を行い、様々なものと戦いながら、寿命を全うして行くのです。

ただ、現在の状況を見るとマスクも普通に購入できない状況が続いています。このようにみんなが困っているときに、マスクを高値で売り抜けようとする不埒な人たちは非難され、マスクを高値で流通させることはできなくなりました。しかし、マスクは必要なので、マスクの需要はとどまることはありません。

これは、絵空事ですが、経済論的には、いまの状況であれば、マスクを世界通貨としても成り立たせることができるほど、マスクは必需品となっていると思います。我々が生きることに必要な全ての商品を、マスクで取引する。マスクのおかげで物々交換と通貨の時代は、案外近いところにあるのだと新たに発見することになりました。

本来、マスクは消耗品であり、マスクが通貨として成り立つことはあり得ない商品でしたが、コロナウィルスにより非常に貴重な資産となっています。ワインも飲んでしまえば終わりとなる消耗品ですが、今や立派な資産として成り立っていて、いつでも換金できる資産となりました。

残念ながらマスクは一時的なものではありますが、これからコロナウィルスだけではなく、これから現れる未知のウィルスに対抗するために必要な物として人類が認識した場合、ある種の資産性を持つ可能性も否定できません。

マスクとダイヤモンドを交換する時代が来る可能性もあるのでしょうか?冗談のような話ですが、世界には色々な可能性があるので、何があってもおかしくありません。早く、マスクの生産が追いつき、我々庶民の元にもマスクが届く日が来るのを待ち望みたいと思います。

自主隔離を続けながら、つらつら時間を過ごしていると、マスクとダイヤモンドを交換する日などという馬鹿な妄想で時間を潰しながらも、これまで、時には引きこもって隠れ、時には世界中を移動して生き延びてきたユダヤ人や華僑の人たちは、おそらく生き延びるために何でもやってきたのだろうなと思いを巡らせます。その中で、ダイヤモンドは非常に有効な資産であったことは間違いありません。

コロナウィルスが蔓延する中、これからしばらく、在宅で自主隔離のような状況で日々過ごす事が多くなるかと思いますが、まずは生き延びること、そして、自分と自分の大切な人たちが生き残って、今の自分たちを子孫にいかに伝えて行くのか、当面、時間がありそうなので、ゆっくりと考えてみたいと思います。

第88回 倉崎元治の資産防衛講座![2020年03月23日配信分] 六波羅蜜にある6つの徳の心

NYダウは、先週に比べてさらに17%近く下落して下げ止まるところを知りません。日経平均も先週からさらに下落を続けています。コロナウィルスの脅威は止まる所を知りません。

コロナショックが始まった直前の週末2月21日から、NYダウは、33.9%の下落、日経平均は29.2%の下落、ビットコインは36.5%の下落となっています。当時2万3千円台だった日経平均が先週末は、1万6千円台と見るも無残な状態になっています。

香港でも、コロナウィルスを一時的にほぼ制圧して感染者が増えなくなる状況にまでコントロールしたように見えましたが、欧米でのコロナウィルス拡散パニックで、欧米からの香港への帰国者に数多くの感染者が見つかり、再び感染者の数値が上昇し始めました。香港社会では、欧米からの帰国者への批判が高まり、政府はこれから3ヶ月間全ての外国からの入国者に対して、ITリストバンドをつけ、2週間の隔離をする決定をしました。

今、香港に入国する人は全て、隔離場所が決められ(1人の場合は自宅の場合もある)、そこから2週間外に出てはいけなくなります。買い物でも外出してはいけません。ITリストバンドで所在地の管理がなされていますので、これを破ると、5000香港ドルの罰金と6ヶ月の禁固刑になります。

欧米からの帰国者で、感染者が再び増え出した状況を見た香港の住人たちは、またも買占めが始まりました。一次的に状況が好転し店頭に並んでいたトイレットペーパーや日用必需品がまたも無くなる状態になっています。

日本は国内生産してしっかりと在庫が国内市場にあるため、トイレットペーパーの心配はないにもかかわらず、東京都でも銀座あたりでは、トイレットペーパーが店頭から完全に消え去っているのはなぜでしょうか?マスクも未だなかなか手に入りません。

このコロナウィルス問題は一時的なものであり、静かにしていればコロナウィルスは数カ月で制圧できて、いつの日か通常生活に戻ることができるという希望があるため、今はまだ、ほとんどの人たちが、不安に戸惑いながらも比較的冷静に普通の生活を送ろうとしています。しかし、この脅威が長期化すると、コロナウィルスよりも恐ろしいのは、人間のモラルの低下だと思います。

先日、テレビを見ていると、オーストラリアでは、トイレットペーパー1つを巡って殴り合いをしている女性の映像が流れていました。マスク、ティッシュペーパーの奪い合いも起きています。フランスではアジア人がマスクをして街を歩いていると、それが日本人でも「こんなことになったのは、お前たち中国人のせいだ」と襲われることもあるので気をつけなくてはなりません。そのような事態は、様々な国、地域で起こっています。

長期化することにより、社会が更なるヒステリー状態にならないことを願いたいと思いますが、同時に、このような不安と恐怖の中で、このような異常な事態に陥ると人間はなんと弱いものなのかと痛切に感じます。

さて、唐突ですが、3月23日は彼岸明けの日です。お彼岸には、お墓詣りをして先祖や家族を思いだしたり、感謝をしたりする期間でありますが、それだけでなく、日頃の自分の人生について、見つめ直す期間でもあるそうです。

仏教で彼岸は、悟りの世界に至る期間と言われています。六波羅蜜にある6つの徳目を悟ることができれば、極楽浄土へ行けると言われているそうです。6つの徳目とは、布施(見返りを求めずに、金品だけでなく施しを行うこと)・持戒(ルールを守ること)・精進(不断の努力をすること)・忍辱(辱め、困難に耐えること)・禅定(心を静めること)・智慧(真実を見極める力をつけること)です。

私は仏教を信仰しているわけではないですが、宗教の持つ知恵の素晴らしさに感銘を受けるとともに、考えさせられる言葉でした。コロナウィルスによるパニック状態での恐怖や不安の中で、六波羅蜜にある6つの徳の心を持てるような余裕が持てるようになるためには、心の修行だけではなかなか難しいと感じます。

トイレットペーパーを買い占めする人たちの行動に、自分は冷静に対応しようとトイレットペーパーを買わなかった結果、いざ店頭になくなって自分の家のトイレットペーパーが底を尽き出すのを見ると、あの時に買っておけばよかったと後悔してしまいます。なかなか心の悟りだけではうまくいかない自分を不甲斐なく思います。

しかし、もしもの時のために準備することは、心の悟りと同時に重要なことではないかと思います。トイレットペーパーやマスクだけでも買い占めることはありませんが、必要な分だけの準備を事前にすることは意味のあることです。資産も同じではないかと思います。株が下がったり、不動産が暴落したり、事業に失敗したり、人生いろいろな状況の中で、何もなくなった時に再起するための資産の準備が必要です。資産防衛のダイヤモンドは、本当に大変になった時に絶対に無駄にならず、「あの時準備しておいたことがよかったな」と思うことができる資産だと思います。

第87回 倉崎元治の資産防衛講座![2020年03月16日配信分] ダイヤモンドは再起をはかるための資産

アメリカ合衆国という国の凄さを今回ばかりは、目の当たりにしました。コロナウィルスにたいして、アメリカの中に入れないためには、中国だろうが欧米だろうが構わず全て入国を禁止するというトランプ大統領の発言の威力は株式市場が暴落しようがお構いなしでやり遂げるというのはある意味凄みがあります。

先週の13日の金曜日を前にした12日にNYダウは、ヨーロッパからの入国を一時停止するというトランプ大統領の発言で、今年最大の暴落をしましたが、13日には、コロナウィルス拡大防止のために、5兆円以上を投入すると発表して株式市場は、大きく値を戻しました。

この1ヶ月の大きな混乱の中での勝ち組はなんだったのかと言えば、すぐに頭に浮かぶのは金(ゴールド)でした。確かに金はこの1ヶ月の株式市場の中で底堅かった。2月21日までのコロナウィルスにかかる様々なニュースが出る中、金は堅調に上昇を続けて1670米ドルを超えるまで上昇しましたが、その後世界の株式市場が暴落を始めると、金の動きも激しく乱高下し始めました。2月28日までは1580ドルを割るところまで下落をしたのち、その後は大きく反発して3月9日は1700ドルを超える最高値を更新したかと思うや、12日のトランプ大統領の発言を受けてニューヨークの株価が暴落するや、金も暴落を始め、1日で、あっという間に1500ドルを割るかという昨年の12月の水準まで暴落しました。

仮想通貨はもっと無残でした。13日には、ビットコインを中心にほぼ全ての仮想通貨が、前日比で半値以下に叩き売られることになりました。

ダイヤモンドはと言えば、日々の相場がない分、目に見えた下落はありませんが、明らかに13日にダイヤモンドを換金するために取引所に持ち込めば決して良い値段では換金できないのは目に見えています。ニューヨークには47丁目の5番街と6番街のストリートがダイヤモンド街としてユダヤ人の人達がアメリカ全土の9割以上のダイヤモンドがこのダイヤモンド街から卸されていくと言われていますが、ヨーロッパとの流通が途絶えると、このニューヨークのダイヤモンド街も一時的には動きが止まってしまうことになります。

この1ヶ月という短期間での資産を保全した勝者は、US$と日本円という法定通貨の現金でした。まだまだ世界中の人たちは、コロナウィルスのための対策をするためには、マスクや消毒薬、そして、家に篭るための食料やら生活必需品は法定通貨で購入しなければならないのです。しかし、現金というのも、あくまで短期間という中での勝者であり、もし、今後この混乱が続く場合、どこまで法定通貨が、そのほかの全ての資産に対して強くあり続けるのかは、中々予測は難しいところです。

金融資産や現金にしても、資産としては、必要なときに今、世界の大きな障害は、様々な物流が急激に滞っている状態の中で、現物資産の価値は乱高下しています。マスクや消毒液、そして生活必需品は高騰し、現状では贅沢品は下落しているはずです。アートや宝飾品は現状、蚊帳の外で、今売却すれば間違いなく安いと思います。世界中で様々なイベントが中止に追い込まれていますが、サザビーズやクリスティーズ等のオークションも中止となり、高額なものの取引の流動性は一気に落ちています。

しかし、高額品や高級品そのものの価値が落ちているわけではありません。ダイヤモンドも、今、慌てて売れば買い叩かれたとしても、ダイヤモンドの価値そのものは、一切、なんの劣化もしていないのは事実です。こういう時のダイヤモンドは、換金することなく隠し持ち、現金もほかの資産もなくなり、社会的には一旦仕切り直しを迫られるような状況になった後、世の中が正常に戻った時の再起をはかるための資産として利用するというのは、歴史的にはユダヤ人の人達が取ってきた常套手段であることも忘れてはいけないと思います。

第86回 倉崎元治の資産防衛講座![2020年03月09日配信分] ダイヤモンド市場のコロナウィルスによる影響

ここのところ、ラパポートのダイヤモンド価格が弱含みに推移しています。ラパポートといえば、ユダヤ人のラパポートさんが1967年からアメリカのニューヨークで始めた、ダイヤモンドの価値を体系化して定期的に発表する事により、毎週、世界にダイヤモンド価格を発信し続けている今やダイヤモンドを取り扱う業者にとってはなくてはならないサービスとなっています。

ダイヤモンドは、世界のユダヤ人コミュニティの中の逃避資産として、比較的価格の安定している宝石です。その価格の指標を定期的に発表しているのがラパポートです。今は、オンライン版もあり、簡単に価格情報を入手できるので、ダイヤモンドの取引相場はいつでも閲覧することができます。

そして、このラパポート価格は、世界中のダイヤモンド取引における価格基準となって、今や強い影響力を持つ事になりました。ラパポートは会費を支払えば誰でも入手できますが、あまり一般の人々には馴染みがないものですが、ダイヤモンド業者は、間違いなくこのラパポートを基準として、自分が取り扱うダイヤモンドの価格を決めています。

ラパポートでは1カラット換算での価格が一覧で掲載されています。カラット、カラー、クラリティなどダイヤモンドの品質基準ごとに細かく価格がつけられていて、ほとんどのダイヤモンド業者はラパポートを参考にビジネスを成立させていると言われています。

ラパポートでつけられているダイヤモンド価格は、実際の業者の取引価格より高めにつけられています。現実的には、業者が取引する際にラパポートを目安として、ラパポートより低い価格で取引しているというのが実態です。ラパポートの価格は、ニューヨークで、業者がこの価格であれば買いたいという価格をベースにしているので、業者が資金を作るために換金する際の価格は、その価格より相当低くなるからです。

世界中に様々なダイヤモンド取引所やオークションがありますが、日々売買されているダイヤモンドの価格は、ラパポートをベースに取引されているのです。ラパポートは、ダイヤモンド業者にとって無くてはならない存在で、90カ国以上に1万を超える会員を持っていると言われています。

ここのところ、中国の贅沢禁止令のうえに、資金の持ち出し制限も強化され、中国の需要が落ち、人口合成ダイヤモンドが、天然ダイヤモンドの需要を取る可能性も指摘されて、ラパポート価格は弱含みで推移しています。

そして、今年に入り、コロナウイルス・ショックです。日本でも今週から中国・韓国からの入国は14日間隔離が必要となり、国をまたいだ人の行き来が非常に不便になり、経済活動が一気に低下しています。日本はこれからが正念場で、これまで比較的緩い管理をしていたので、ここからコロナウイルスの拡散を押さえ込むのは、決して楽ではないと思います。

これに対して、1月中旬から社会の機能を極力最低限にして、外出時はマスク着用、学校も長期閉鎖でホームスクーリングに切り替え、自宅待機型の生活に切り替えた香港は、感染者数も死者数も増えず、見事にコロナを制圧しています。香港は、今や外からのコロナウイルスの侵入を防ぐことだけに注力すればよいので、山籠りのような生活を徹底しています。

そうなると、イベント中止はもちろんのこと、レストランも半分くらいしか開いていませんし、役所も銀行もできるだけ最小限のオペレーションで経済活動は停滞しています。こういう時は消費も落ち込み、ショップに出かける人たちも少ないので、どこもかしこも閑散としていますが、自分にとっての痛手は、ダイヤモンド・オークション等の業者間取引イベントもこの期間、開催を見合わせてしまっているため、ダイヤモンドを取引する場が非常に限られてしまう状況になっていることです。これは日本も同じで、現在、ダイヤモンドを換金する場所が、一時的ではあれ、非常に縮小されています。

このような時期に短期間でダイヤモンドを換金すると、当然のことではありますが、どうしても通常より安い価格での換金となってしまいます。3~6ヶ月の時間的余裕を持って取り組まないと、市場価格で換金するのはなかなか難しいと思います。資産防衛としてのダイヤモンドは、その資産価値がなくなることは絶対にありませんが、このような時には慎重に取り扱わなければならないのは間違いありません。しかし、本当に困ったときには、やはり価値のある資産として現金に変わり、必ず役に立つ資産であるのも間違いありません。

第85回 倉崎元治の資産防衛講座![2020年03月02日配信分] 香港で起きたことは日本でも起こる

やはりきたか…世界的なコロナウイルス・ショック。世界の株式市場が暴落しています。日本も株価の下げが止まりません。金曜日の終値時点で日経平均は21,142円805円安となっています。1週間で2,500円下げたことになります。

ここ数年ではアメリカ大統領選挙やイギリスのEU離脱選挙で株価が一気に1,000円以上動くことはありましたが、世界的な動きで先が見えないという点ではリーマンショック以来という声が、市場関係者や上場企業の中ではささやかれています。コロナウイルスの拡散は、そんな短期で収まることは想像しにくいので資産防衛はここからが正念場になります。

まず株式市場が暴落した後は、必ず不動産にも波及します。そのような中で世の中の大きな動きに左右されない資産を考えてみたいと思います。

まず、新しい資産として、値幅が日々大きく動く暗号資産(仮想通貨)のビットコインが110万円から95万円、イーサリアムが3万円から2万5千円と下げています。ビットコインはこの1年で30万円台から150万円台の値幅で動いていたことを考えると今回の暴落の影響は、今の所、それほど大きくないと考えられます。暗号資産は資産防衛になる可能性はありますが、まだまだ値動きの荒い資産であることは間違いありません。

さて、金(ゴールド)は、先日最高値をつけてから多少は下落しているものの、下げは100円程度で収まっているところをみると金はやはり有事に強い資産と言えます。ダイヤモンドも、日々動く相場ではないため、このような時に大きな影響を受ける資産ではありません。

この1ヶ月間、香港をはじめとするアジア地域で実際に起こっていることと日本を比較してきましたが、数週間前に香港で起こってきたことが、今の日本で起こるという状況になっています。香港で起こることが、数週間後の日本で起こることに先行することとして行動することも意味があるのかもしれません。

実際に、香港でマスクと消毒薬がなくなった2~3週間後に日本でもなくなり、香港で学校が休校になった1ヶ月後に日本でも学校が一時閉鎖となることになります。香港は2003年のSARSでこのようなウイルスのアウトブレイクで、社会がやらなければならないことをよく知っていたので対応が早かったのです。

そして、今、日本でも、ここ1ヶ月で、香港で起こったように、スーパーマーケットやドラッグストアで、マスクや消毒薬はもちろん、噂だけで、ティッシュペーパーやトイレットペーパーもなくなり、買いだめが始まりました。

今、香港ではパニック買い溜めがほぼ収束して、マスクも消毒液もトイレットペーパーも手に入るようになっています。

日本では、ようやく政府から、大規模イベントの中止の要請や、在宅で仕事をすることを励行するテレワークの推進や全国の小中高の休校が指示され、日本全体で危機感が共有され始めました。今週に入り、日本に入国する際に、どこに滞在したのか、そして日本での滞在先と連絡先を検疫所で詳細を紙に記載しなくてはならなくなり、日本政府もコロナ対策に本腰になってきました。(香港入国の際は、現在でも、ここまで詳細な申告を要求していません。)

今、日本はコロナウイルスの危険な国として、世界中から警戒されています。日本に行く友人が、飛行機ではゴーグルを着用して身体中を防護するためビニールのポンチョを着ている姿を見て、笑うに笑えません。しかし、飛行機の中でその姿を見ると思わず笑ってしまいます。

今、まだ、日本人が香港に入国するのは、基本的に問題ありません。しかし、中国と韓国から入国者は14日間の隔離が義務付けられています。日本からの入国も隔離の対象にならないことを祈りたいと思います。

さて、倉崎元治が念仏のように唱え続けている資産の分散投資、最悪の時に身につけて逃げることができる資産防衛ダイヤモンドの必要性が、徐々に現実味を帯びてきているのを感じています。年初からのこれまでのコロナウイルスによる短期的な社会や経済の混乱では、まだ資産防衛ダイヤモンドの出番はありませんが、この状況が長期化した時に必要な資産としてダイヤモンドが役に立つ時が来る可能性が高くなってきています。

世界中どこの国に行っても2年間程度生き残ることができるダイヤモンドを資産として持っておくことで、生き残る人たちの次のステージが変わります。ダイヤモンドは、短期的価格が変動する資産ではないので、ここ1ヶ月の動きをみても、世界的な状況に対して価格は動いておらず金融資産とは相関関係はみられません。ラパポートが金曜日更新なので最新の価格を見ても大きな変動はありません。

古来よりダイヤモンドは、20世紀にブリリアントカットが発明する前から、その比類ない硬さから「アダマス」=「征服されざるもの、何者にも征服されない」(この「アダマス」という言葉が、ダイヤモンドの語源となっています。)石として、病気や不幸を遠ざけるお守りとして、戦場に赴く兵士や王族が身につけたと言われています。

今、金融資産や不動産だけでなく、現金も大きな危機に瀕しています。一部をダイヤモンドに替えて来たるべき危機に備えることが本当に意味のあることであると思います。ダイヤモンドがコロナウイルスに対する「アダマス」(お守り)になるかはわかりませんが、資産防衛のための「アダマス」(お守り)として、絶対必要な資産であると思います。資産防衛ダイヤモンドを皆さんの資産ポートフォリオの一部に組み込んで、これからの来たる難局に備えていただきたいと思います。

第84回 倉崎元治の資産防衛講座![2020年02月24日配信分] 生前贈与②

日本ではコロナウイルスの状況がさらに悪化しているように見えますが、これから日本の消費が落ち込むことは間違いありません。香港でも公共の場やショップやモールに出向く人の数が極端に減って閑散とした街並みになっています。ダイヤモンド等の宝飾品としての消費も間違いなく落ち込んでいるはずです。その中で、資産防衛のためのダイヤモンドへの需要は、今のところ落ち込んでいる状況はなく、このような状況でもいつもと変わらない問い合わせをいただいている状況です。

しかし、香港から日本に来ると、今、街中でなぜ半数以上の人達がマスクをしていないのか不思議に感じることになります。今の香港は外に出るほぼ100%の人達がマスクをしています。日本のニュースでは、専門家がマスクはウイルス予防に効力がないので、かかった人だけがマスク着用を促すようなニュースを平気で流しているのも不思議でなりません。

コロナウイルスを制圧するためには社会全体が協力して、全員がマスクを着用することによりコロナウイルスの飛散を防ぎ、空気中に漂うウイルスを極小する努力が必要なはずだと思います。

香港では、今、外出してホテルやレストランに入る時、必ず簡易温度計をおでこにかざされます。この体温計は実際より低く数値が出ます。おでこから数センチのところのセンサーで図るので体温が低く出るのでしょうか?

そこで熱が37度以上で感知されると、お店やホテルに入るのを拒否されるだけではありません。そのまま政府系のコロナウイルス治療を専門とする病院に連れて行かれて隔離される可能性があります。

香港は、今、社会全体でコロナウイルスを制圧するための活動を徹底しています。

さて、前回、ダイヤモンドの生前贈与と売却の際の税金についての話しをしましたが、多数のお問い合わせがありましたので、今回、もう少し詳しく説明したいと思います。

そもそも生前贈与とは、どういうものかと言うと、その名の通り、生きている間に子供や孫に財産の一部を贈与する(あげる)ことです。子供や孫と書きましたが、相続人でなくても贈与可能です。

その制度は、年間110万円以下の贈与が非課税であるというのが特徴です。貰う側は一人110万円までが非課税ですが、あげる側は何人にあげても問題ありません。

つまり、例えば、長男に110万円、次男に110万円、長女に110万円、長男の嫁に110万円、長女の子供(つまり孫)に110万円をあげても、贈与税はかからないのです。

この例でいえば、1年で5人分合計550万円の相続資産を非課税で移動させることが出来るのです。このお金が将来相続にかかる相続税がしっかりとかかることになりますが、一人110万円ずつ生前贈与すれば、その金額に課税されることはありません。

贈与できる対象者は、相続人でなくても問題がなく、誰にでも贈与できるというのも興味深い点です。

それでは、その生前贈与とダイヤモンドはどのような関係があるのでしょうか?

これまで、この110万円以下という非課税枠を使って生前贈与する際には、ほとんどの方が現金で贈与していると思います。

しかし、先日お会いしたご婦人がこんな話をしてくださいました。そのご婦人は、お孫さんに生前贈与として、現金で100万円を贈与したそうです。その時は、お孫さんから、とても喜んで感謝されたそうなのですが、半年後に会った時、お孫さんはそのお金をしっかり使ってしまったということがわかり、お孫さんは贈与されたこともすっかり忘れて何事もなかったように接しられ、とても悲しく残念な思いをしたそうです。

そのご婦人は、現金を渡す際に、将来、困ったときとか、大切な買い物をする際に使うようにと渡したそうです。が、結果的に残念にもお金はあっという間に消えてしまいました。

それでは、110万円以下のダイヤモンドを生前贈与したらどうでしょう。ダイヤモンドなら、すぐに換金して現金化して使ってしまうようなことはありません。ダイヤモンドであれば、将来本当に困ったことがあったり、どうしても欲しい物があったときにしか現金化することはないはずです。

ダイヤモンドを生前贈与するというのが、現金よりその贈与する側の意図を汲んで効果が高い可能性があるのです。ダイヤモンドを困った時に換金できる資産として持っていることにより、お孫さんは長く価値ある資産をキープすることができるのです。そして困った時に換金して現金に換えた時に、「おばあちゃん、ありがとう!」と、お孫さんはおばあちゃんを思い出して本当に感謝されるのではないかと思います。

ダイヤモンドは、保管も容易、劣化することはありません。そして世界中、どこでも換金出来、持ち運びも簡単。

100万前後のダイヤモンドを毎年贈与する。1カラットの品質の高いダイヤモンドは1個100万前後なので、それを利用してもいいのですが、さらに、万全にするためには、お孫さんが将来売却する際に、購入時の領収書など、購入価格を証明する物がないと、購入金額が控除をされず、譲与所得税がかかってしまう可能性があります。

申告・納税という点に焦点を当てると、100万円前後のダイヤモンド1個の非課税での生前贈与より、換金する際の売却金額が30万円未満のダイヤモンド3~4個を非課税で生前贈与すれば、現在の法律上、換金の際に1個ずつ30万以下で売却・換金するのであれば申告・納税する必要はないというのも贈与された側からすればありがたい話です。

もちろん、1カラット1個100万円のダイヤモンドと30万円のダイヤモンドでは、そのクオリティには大きな差があるので、貴重なダイヤモンドの価値の方が換金の際にも有利なことはまちがいありません。

また、手続き上気をつけなければならないことは、生前贈与を確実に行うためには、贈与契約書を残しておく必要があるということです。これがないと、生前贈与が認められないことがあるようです。

相当な金額のタンス預金や銀行預金をお持ちの方で将来の相続をお考えの場合、これから、毎年、相続人となるご家族に、生前贈与として非課税となるダイヤモンドを贈与していくことをお勧めします。

第83回 倉崎元治の資産防衛講座![2020年02月17日配信分] 生前贈与

ダイヤモンドを資産防衛の手段として、資産のポートフォリオに組み込むことは、ユダヤ人や中国人を中心に世界の中で生き抜く民族の中では当然のことですが、日本人となると、その真の重要性に気づいている人は決して多くないように思います。

確かに日本ではダイヤモンドはあくまで宝飾品の一つであり、婚約指輪や女性の指や首に飾る宝石としての認識で、ダイヤモンドをいつか有事の際の生き延びるための資産として投資している人は数多くはありません。

そこには、日本の制度自体が、ダイヤモンドを資産として認知していないという問題も介在してきます。日本の国は、ダイヤモンドはあくまで宝石であり贅沢品であり、そして、ダイヤモンドを購入すれば、必ず10%の消費税がかかります。

そこでダイヤモンドを資産として購入する日本人で、なるべく安く購入したいという人は香港まで行ってダイヤモンドを購入する人もいます。5千万円のダイヤモンドを日本で購入すれば消費税が500万円かかりますが、香港では消費税がないため、同じ値段で買うなら香港で買えば、飛行機代にホテル代と滞在費を合計しても、お釣りがくる計算になります。

しかし、今の香港は、日本から行くのには大きなリスクが伴うことになってしまいました。アジアでCOVID-19 (新型コロナウイルス)が蔓延して、飛行機で旅行するのにもお金だけでない人間の命という大きなリスクが出てきてしまいました。

実際にこの新型コロナウイルスは、重症化する人、しない人がいるようですが、「現在、有効性が証明された治療法はない。ただし、抗HIV薬などの投与が有効であったという報告があり、特にロピナビル/リトナビル については今後さらに治療効果が検証されれば治療薬としての可能性が期待できるものと思われる。」と医学界の環境感染学会は報じています。

つまり、現時点における治療の基本は対症療法であり、肺炎を認める症例などでは、必要に応じて輸液や酸素投与、昇圧剤等の全身管理を行い、細菌性肺炎の合併が考えられる場合は、細菌学的検査の実施とともに抗菌薬の投与がなされているようです。

香港では、徹底的な安全策が取られています。幼稚園から大学まで学校は全て、当初2月16日までの休校が3月2日まで延長され、外食をする人も激減し、飛行機もかなり減便となり、中国本土―香港線は、徹底した隔離政策がとられています。キャセイパシフィック航空の香港のファーストクラスラウンジも2月17日から一ヶ所をのぞいて閉鎖になります。

香港に行くこともままならなくなってしまった状況ですが、アジア全体の経済が悪くなるため、ダイヤモンドも値段が下がって購入しやすくなるかと思えば、ダイヤモンドの価格だけは、経済の大きな影響を受けず、大幅な下落がないという点では、有事に強い資産であることは間違いありません。

日本の制度では、ダイヤモンドが資産として認知されず、消費税もかかるという点において日本で買うことは香港に比べて不利であることは間違いありませんが、相続では有利に働くこともあるのではないかと考えている仕組みがあります。

法律上30万円以下で売却するダイヤモンドには税金の申告をする必要はありません。それでは、毎年、お孫さんに30万円以下で換金可能なダイヤモンドを生前贈与できる枠まで購入して贈与する。

このスキームであれば、贈与する際に税金もかかりませんし、相続を受けた側が換金する際にも税金はかかりません。この仕組みでダイヤモンドを相続に使えば、消費税分以上に取り返せた気分になります。

さらに、生前贈与を現金でしてしまえば、相続を受けた側は、「ありがとう!」とその現金を使ってしまえば相続した側からすれば非常に残念な思いとなってしまいますが、ダイヤモンドであれば、よほどのお金に困る事情がない限り換金することはないため、相続の意図が生きることになります。

30万円以下のダイヤモンドを3個を毎年生前贈与する。日本では、この仕組みは一つの有利な相続の在り方なのかもしれません。

第82回 倉崎元治の資産防衛講座![2020年02月10日配信分] ブリリアンシーとファイア

香港では2月8日から、中国からの旅行者全てを2週間隔離することが決定され、事実上中国からの旅行者を排除する措置が実行されることになりました。今回の香港のコロナウイルス対策は徹底しています。街中は、外を歩くほぼ100パーセントの人がマスクを着用しています。全ての学校は3月まで閉鎖されて、子供達は、自宅で学校とインターネットでやり取りをしながら勉強をしていますが、学校ではなく自宅では実際にどこまで勉強しているかわからない状況です。

今のところスーパーマーケットには、食料はまだ潤沢でパスタ等保存のきくものが売り切れてもすぐ補充される状況ですが、日本と同じくマスクや消毒剤は完全に市場から消えて売り切れ状態。そして、なぜかトイレットペーパーやテッシュペーパー、生理用品などは売り切れになりがちです。外食好きの香港人達は、今や、ほとんどの人たちが自宅にこもる生活に切り替わり、外食する人達の数は激減しています。民主化を叫ぶデモ活動は一気になりを潜めましたが、このコロナウイルスによって、香港の経済活動は追い討ちをかけられるように大打撃を受けています。

このような時なので、自宅にこもって、資産防衛ダイヤモンドについて考えながら、実際にダイヤモンドを手にとって見ていると、コロナウイルスがあろうとなかろうと、ダイヤモンドの輝きはいつもと変わることないことに安心感を覚えます。ダイヤモンドは永遠ですね。そして、いつもダイヤモンドは素晴らしい輝きを放ちます。同時に、ダイヤモンドを覗き込むと虹色の光が燦然と我々の目に飛び込んできます。

普通、ダイヤモンドを見て光が反射して輝く光を「ブリリアンシー」と言います。

ダイヤモンドが放つ輝きは、反射光である「ブリリアンシー」だけではありません。小学校の頃だか中学校の頃だか、プリズムというものを通じて光をあてると光が7色以上の虹の光に別れて飛び出てくるのを見て、目をキラキラさせながら驚いたことを思い出します。そして、ダイヤモンドの中でもプリズム効果が起こって、虹色の輝きが現れることがあるのです。

このダイヤモンドが放つ虹色の輝きを「ファイア」と呼びます。このダイヤモンドのプリズム効果は、昔、学校で見たプリズムとは違って、ダイヤモンドの中で、光が屈折と反射を繰り返して生まれるので、普通の虹にはならず、虹色の光が複雑にキラキラと輝くため、見れば見るほど神秘的な複雑な虹色の輝きが現れるのを見ることができます。

この「ファイア」の輝きは、ダイヤモンドの屈折率の高さに起因しています。屈折率は、異なる二つの物質に光が角度をつけて入光すると光が折れ曲がる割合のことを言いますが、色の異なる様々な波長の光が一体化して白くなっている光が、その波長の差によって屈折率が異なるため、 プリズムを通すと光が別れて出てきて虹色を織りなすのです。

空気とダイヤモンドという異なる物質に斜めから光が入ると、屈折して現れる虹色の光が、ブリリアントカットのダイヤモンドの中で複雑に反射して、我々の目に素晴らしい虹色の光を見せてくれることになります。

となると、ダイヤモンドを買う際に、この「ブリリアンシー」というキラキラの真っ白な光の輝きと「ファイア」と呼ばれる虹色の輝きのどちらが目立つほうのダイヤモンドを買うべきかという疑問が生まれてきます。

実際には、ダイヤモンドは、いつもキラキラして素晴らしい光を放つ中に白いキラキラがあり、虹色も見えたりするときもあるので、この「ブリリアンシー」と「ファイア」はバランスよく見えることがダイヤモンドの魅力ですので、どちらを取るべきというものではありません。そして、この「ブリリアンシー」と「ファイア」のバランスについては、よほど大きな偏りがない限りダイヤモンドの金額的な価値自体に大きな差が出ることはありません。

ただ、ダイヤモンドを選ぶときに、「ブリリアンシー」が強いキラキラのものか、虹色の「ファイア」が強く現れるものかを、実際に自分の目で確かめて、自分だけのダイヤモンドを見いだすことも、ダイヤモンドを選ぶ楽しみの一つでもあると言えると思います。

第81回 倉崎元治の資産防衛講座![2020年02月03日配信分] 香港でのコロナウィルスの影響

コロナウイルスの拡散のようなパンデミックによる都市機能の停止の初期段階では、資産防衛ダイヤモンドはあまり必要ないことが現在の香港の状況でわかりました。今の香港ではまだ紙幣が通用して、紙幣によって食料品や日用必需品の購入が可能です。しかし、香港では買いだめが始まり、物資は明らかに減ってきています。なるべく外出しない生活が最も安全であるため、現在の都市の機能は、中途半端に機能する状況となっており、役所の一部は閉鎖し、一部の銀行の支店もシャッターを閉めたままにされています。

今回も人類がコロナウイルスに打ち勝つことになれば、資産防衛ダイヤモンドの出番はありません。しかし、このコロナウイルスが本当に全世界に蔓延し、政府も銀行も機能しなくなり、外出すること自体が命がけになるような状況になると紙幣社会は崩壊し、物々交換の世界となります。そうなると資産防衛ダイヤモンドも必要になって来るのでしょう。

今、例年よりも早い1月25日から始まった旧正月が、これまであり得ないほど静かなお正月になっています。このところ、平日でも中国語が飛び交う銀座の中央通りも、この旧正月はいつもと違う少しばかり物静かな銀座となっています。この旧正月の日本は観光収入が激減する予想であると報道されていますが、まずは、このパンデミックとも言えるコロナウイルスの拡散が収束することに集中しなければ、経済活動云々を言っている状況ではありません。

今回のパンデミックは、当初WHO(世界保健機関)では世界的影響は「中程度」と発表を出していましたが、今や「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言するに及び、ようやく世界的な危機として認識され始めました。

2003年のSARSの教訓から香港は、初期段階から徹底した対策を講じているため、人口密度が高く、様々な人々が入り乱れる香港ですが、今の所、危機的な状況にはなっていません。しかし、アジアで最も大きな国際的なアートフェアとして3月に開催予定のアートバーセル香港も中止をすべきかどうかの議論も進んでいます。

今回、香港では、まず、消毒剤とマスクが最初に無くなりました。そして、中国政府の武漢封鎖のニュースで、外出をする人々の数が急激に減少し街が静かになっただけではなく、買いだめが始まりました。興味深いことに消毒剤とマスクの次に在庫が消えたのは、トイレットペーパーでした。そして、食料も買いだめが進み始めて、パスタ等保存が効く商品はほぼ品切れ状態となっています。この時期、ダイヤモンド等の貴重品が議論されることはありません。まずは日用品の確保が重要になります。

日本はと言えば、まだマスクの着用率も低く、日本は安全だと錯覚している状況であると思いますが、香港と事態は変わらないことに気づかないのでしょうか?政府もようやく重い腰を上げたような状況ですが、今回の日本政府の対応は、明らかに香港に比べ1歩も2歩も遅いように見えます。東京封鎖などというようなことが起こらないことを祈りたいと思います。

繰り返しになりますが、こういう時に資産としてのダイヤモンドは、現実的にあまり役に立ちません。現在のコロナウイルスのような突発的な状況は、短期的には、生き延びることに集中すべきで、ダイヤモンドのような長期的な視野に立った資産防衛のあり方は別の次元で考えるべきであると思います。

この資産防衛のダイヤモンドについては、先週に引き続き国際宝飾展での閑散であった人工ダイヤモンド・合成ダイヤモンドのブースを訪れて聞いた話を話題にしたいと思います。人工合成ダイヤモンドというのは、ダイヤモンドを薄く切って正方形の切片を作り、それを高温高圧の炉の中に1ヶ月ほど入れておくと正方形の切片からダイヤモンドがニョキニョキと縦に伸びて結晶が成長して立体のダイヤの原石が出来上がるというものです。

この人工ダイヤモンドで驚いたことは、人工合成ダイヤモンドなのに4Cが見事にバラバラな事です。普通に考えれば、同じ状況で生成するので、少なくともカラーは全てDカラーになるのかと思っていましたが様々なカラーが出てきて、不純物が入る余地がないのでクラリティもVVSクラスかと思っていたらこれもバラバラでした。

ブースの人に聞くと機械の炉に入れるといってもわずかな状態の差によって同じものはできないとのことで、特にDカラーは出にくいそうで、販売されている人工合成ダイヤモンドの中には、JカラーやKカラーもありました
鑑定書もいろいろな鑑定機関が鑑定書を出して来ていますが、やはり当面は、GIA以外は信頼したくないと思います。

天然ダイヤモンドと見分けがつかないとよく言われますが、実際に肉眼ではほとんど見分けられません。ダイヤモンドにはその微妙な含有物から4つのタイプがあり、天然ダイヤモンドのほとんど(98%)はタイプ1a、合成ダイヤのほとんどはタイプ2a(タイプ1aはない)だそうです。見分けがつきにくいことから、将来、これまで天然ダイヤのタイプ2aの価値が高かった神話が崩れてしまうのでしょうか?このような状況が生まれているので、GIAの鑑定書はさらに重要になって来ています。

やはり、天然と人工合成は明らかにその価値は違います。人間が人工的に合成したものと自然界からできたものではその意思そのものの価値が絶対に同じになることはありません。しかし、それを見極めるために鑑定書が絶対に必要であることは、全ての他の商品にも言えることであると思います。いつかは人間も、クローン人間や人造人間の時代になった時に同じことになります。なるべく外出を避けながら家に籠って、天然ダイヤモンドをしみじみと眺めながら、人間と人間を助けるために生成されたハイブリッドな人造人間の確執を描いた 「ブレイドランナー」というSF映画に思いを馳せた週末となりました。

第80回 倉崎元治の資産防衛講座![2020年01月27日配信分] 国際宝飾展

2020年1月もあっという間に後半に入ってきましたが、ちょっと前から気になっていた中国の武漢から拡がってきた新型肺炎を引き起こすコロナウイルスへの対策がアジア中で話題になっています。2003年のSARSの時に香港では人っ子一人街から人が消えたと言われるほどゴーストタウン化して、ほとんどの住民は自宅で待機時状態となり、香港の地価は一時的に暴落した経緯がありますが、今回のコロナウイルスの猛威も気をつけなければなりません。

香港では、SARSで懲りたこともあり、今回のコロナウイルス対策で香港の全ての学校が、2月17日まで休校とすることが発表されました。今、香港の住民は、なるべく外出を控えていて、香港の街中の人もまばらでどこもかしこも閑散状態です。デモで打撃を受けたあとのコロナウイルスで、香港経済は泣きっ面にハチの大打撃で、やっていけなくなるお店がバタバタと出てくるかもしれません。

一番危険だと思われる空港の航空会社のカウンターの中の人たちは、ほとんど全ての人がマスクを着用して、空港内でも半分以上の旅行者がマスクを着用しています。国際線の飛行機の中のキャビンアテンダントもマスクを着用するようになりました。香港では、サニタイザーと呼ばれる消毒ジェルが完全に売り切れて香港内に在庫がない状態です。武漢周辺は主要な交通機関が停止し、人の移動が原則禁じられる措置が取られていますが、長引くと都市の機能が完全に停止してしまいます。これ以上、香港や日本を含めたアジア全域に拡がらないことを祈りたいと思います。

さて、アメリカ・イラン危機を乗り越えた後はパンデミック(顕著な感染や死亡被害が著しい事態を想定した世界的な感染の流行)と、不穏な2020年の始まりとなりましたが、1月と言えば、毎年、日本の宝石業界では大イベントである国際宝飾展が開催されました。アジアのパンデミックを横目に開催されることとなった今年のフェアですが、コロナウイルスの理由だけでなく、近年の日本の宝石業界の低迷で、フェアも過去の華やかな賑わいを失っている状況です。

そして、今年のフェアは、日程を見ても違和感を感じます。毎年、1月の月末に近い、水、木、金、土の4日間で開催されることが慣例であったフェアが、今年は、月、火、水、木の4日間の開催でした。個人的には最終日が土曜日になるほうが絶対いいはずなので、会場費を含めてこの曜日にしなくてはならなくなった宝石業界の低迷がここにも影響しています。貧すれば鈍する状況になっていくのを目の当たりにすることになりました。

実際の展示会場内も、お世辞にも活気があって賑わっていると言う感じではなく、展示している側も、来場する側も、毎年恒例だから何となく参加しているという感じに見えます。そして、特に例年と大きく変わった出展者や目新しい商品のラインナップは無かったように思えます。

新しい商品と言えば、人工ダイヤモンドのブースが、数社出展されていたぐらいでしょうか。人工ダイヤモンドは昨年から、メディアなどでもかなり取り上げられていたので、注目度は高くフェア会場で混雑しているかと思いましたが、実際に足を運んでみると案外閑散としている状況でした。やはり天然と人工では、本質的な価値が違うのでしょう。

さて、国際宝飾展はある種の社交場となりますが、年末年始のご挨拶や年賀状のやり取りから連絡を取り合って会う機会を作るなど、年末年始は普段頻繁に会わない人と会う機会が多くなります。 しかし、ジュエリー業界の方達からは、明るいニュースはほとんどありませんでした。今の若い人は宝石を欲しがらない、買っても付けていく場所がない、婚約指輪すら贈らない、などなど。

ただ、どこの業界も数少ない勝者と数多くの敗者の中で市場が形成されています。ジュエリー業界の数少ない勝ち組の人たちは、「世の中は不景気だけど、うちは、まあまあ、いい感じですよ」と余裕な業者もいらっしゃいます。この勝ち組の人たちを分析してみると、彼らの共通点は、質の高い高額品を取り扱う人々だということがわかりました。

商品としては、価格は高くても、高品質な石を使用していて、且つジュエリーとしてのデザインの優れたものは間違いなく売れます。簡単に言えば、綺麗でセンスの良いジュエリーです。以前は、少々デザインが古かったり、デザインそのものがそれほど優れていなくても、金額が安ければ売れたようなのですが、今は、かなり価格を安くしてもデザインの良くない商品は売れなくなってしまいました。

また、もう一方で、資産として高品質のジュエリーを販売している人たちも、現実的な需要が多いと実感していて、インフレを見越して、現金を物へ置換えるために、高品質で比較的高額なダイヤモンドを中心にしたジュエリーの需要も想像以上にあることがわかりました。やはり不測のこの時代の中で、換金が容易な資産防衛ダイヤモンドは、いま注目度が高いことも強く実感した今年の日本の国際宝飾展となりました。

第79回 倉崎元治の資産防衛講座![2020年01月20日配信分] 10カラット超えのダイヤモンド

ダイヤモンドを眺めているとその輝きに吸い込まれて、なんともいい気持ちになるのは自分だけでしょうか?ラウンドと言われる円形のダイヤモンドは72面体にカットされて、前から入った光は全て前方に反射される構造になったブリリアントカットの輝きは本当に美しいと思います。

このブリリアントカットは20世紀に発明されました。ブリリアントカットが見出される前の時代のダイヤモンドもローズカット等美しい輝きを放ちますが、ブリリアントカットといいうのは人智の結晶だと思います。まさしく、宇宙が作り上げたダイヤモンドに人間の知恵により創造された素晴らしい石なのです。

そして、輝くダイヤモンドをじっと見ていると、小さいダイヤモンドだけでは満足できなくなっていく自分がいるのに気づくことになります。もっと素晴らしい輝きを見たい。資産防衛ダイヤモンドとしては、1カラットから3カラットまでのダイヤモンドを集めてきました。ただ、人間の欲望というものは、ダイヤモンドの輝きに魅せられて、なぜかもっと大きなダイヤモンドが欲しくなってしまうのです。

令和元年が終わろうとする頃、忘年会、クリスマスパーティ真っ盛りの中で、なんとも愉快でありがたい経験をすることになりました。友人の女性の持っている指輪のルビーが外れてしまったので、修理に出そうといつもお願いしている宝石屋さんに来てもらった時、友人の女性が「2020年は、10カラットのダイヤモンドを買いたいんだけど、10カラットって、なかなか無いんでしょ?」と聞いたところ、たまたまお店仕舞いするところだった宝石屋さんの在庫の中に、たまたま10カラットのダイヤモンドがあるということがわかったのです。

そして、その宝石屋さんは、店仕舞いということもあって、この10カラットのダイヤモンドを格安で譲ると言ってくれたそうです。お値段を聞くと本当に格安で、10カラットのダイヤモンドではこれまで聞いたことのないほどお安いお値段でしたが、友人の女性がご主人に相談したところ、「その値段であれば買えばいいよ」とトントン拍子で10カラットのダイヤモンドを手に入れることができたのでした。

「ジャーン」と友人の女性が声高く言ってそのダイヤモンドを見せてくれました。10カラットのキラキラのダイヤモンドは流石に素晴らしい。インクルージョンは少し目立つものの、光り輝くその10カラット。1カラットや3カラットの輝きとは異なる何か特別なパワーを感じるのは自分だけでしょうか?パワーストーンとよく言われますが、間違いなく大きな方がパワーがあることを確信することとなりました。

そして、10カラットの恩寵に預かりご機嫌だった年末も押し迫る大晦日12月31日、たまたま知人からご紹介いただいた女性の指に、またも燦然と輝いている大きなダイヤモンドを見つけてしまいました。光り輝く大きなダイヤモンド、アゲイン!それもそのダイヤモンドは、この前みたダイヤモンドより、大きく見える。「10カラット以上ありますよね」と聞くと、その女性は「12カラット、投資のために買ったのよ。」と平然とした顔。買ったのか買って貰ったのか別として、ありがたーく12カラットの輝きを楽しませていただきました。

年末、10カラット以上のダイヤモンドに2回もパワーをもらい、2020年初詣のおみくじは、やはり、大吉!年明けから世の中は世界的な混乱が起こりそうな怪しい空気が漂う中で、自分にとってはダイヤモンドのように燦然と輝く飛躍の年になることを予見するような大吉は、ダイヤモンドが運気を呼んでくれたらのかもしれないと、心温かいお正月を迎えることとなりました。

第78回 倉崎元治の資産防衛講座![2020年01月13日配信分] 資産防衛ダイヤモンドの保管方法

2020年となりました。日本にとっては、東京オリンピックの年です。素晴らしい一年が始まろうとしていますが、年末は、カルロス・ゴーン氏の日本脱出劇。そして、年が開けると、アメリカ・イラン危機で、世界は年初から不穏な動きに包まれました。アジアでも北朝鮮が不安定な動きをし始めています。

1月1日の元旦には、香港では大規模なデモがあり、逮捕者が相当数出たそうです。デモも明けた1月3日にセントラルに出向くと、セントラルのど真ん中の信号のガラスが壊されて、道路やら看板やら、そこら中に自由を叫び、政府を糾弾する落書きが生々しく残されていました。香港も議会選挙後は、少し落ち着いてきたかと思っていましたが、今年も何が起こるかわかりません。2020年は、資産防衛ダイヤモンドの必要性を、更に語らなくてはならない年となるのかもしれません。

知り合いの華僑のおばあちゃんは、自分の子供達のために、子供達の名前が書いてあるジップロックにダイヤモンドを小分けに何個か入れていて、事あるごとに、自分に何かあったら、この袋に入っているダイヤモンドを持って行きなさいと子供達に述べ伝えているそうです。

さすが華僑の人たちは、ダイヤモンドを有事の時の現物資産として、子々孫々受け継いでいくことを常識としていることに感心してしまいます。しかし、ダイヤモンドの保管のあり方としては、ジップロックはあまりお勧めできる保管の仕方ではありません。ジップロックの袋にダイヤモンドを何個か入れておくと何が起こるのか。ダイヤモンド同士でダイヤモンドを傷つけあって、ダイヤモンドの表面に傷がついてしまいます。

ダイヤモンドは、世界に存在する宝石の中で最も硬い石であるので、他の物との接触に関しては全く心配する必要はありません。ダイヤモンドがほかの物質に傷をつけますが、ダイヤモンドには傷はつきません。

しかし、ダイヤモンド同士が一緒に交わると、お互いを傷つけ合います。ジップロックの袋の中は大変危険です。なぜ危険かといえば、表面に傷がつくと、せっかくのダイヤモンドの価値が下がってしまうからです。せっかく資産防衛ダイヤモンドとして将来のために取り分けてあるのに、その価値が下がってしまうのは勿体無いと思います。

ダイヤモンドは、その4C、カラット(重さ)、クラリティ(傷の度合い)、カラー(Dカラーを頂点に透明な色味)、カットにより、その価値が厳格に決まっています。その価値は毎週、アメリカからユダヤ系のラパポートのレポートによって発表されます。

ダイヤモンド同士で傷つけ会うと、傷によりクラリティが落ちてしまうことによる価値の低下と、鑑定書のGIAを取りなおしなくてならなくなるため、無駄な経費がかかることになります。

子孫に残す資産防衛ダイヤモンドは、一個一個が重ならないよう大事に保管し、同時にGIAの鑑定書は、別の場所にきちんと無くさないように保管することをお勧めします。2020年は、日本も東京オリンピックで区切りの年となります。世界は日々混迷を深めています。2020年は、資産防衛ダイヤモンドの保有を真剣に考える年として、ダイヤモンドの取得に向けた行動を開始していただきたいと思います。

第77回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年12月23日配信分] 本年もお読みいただきありがとうございました

いよいよクリスマスが近づいて来ました。香港でも、日本でも、雑誌やテレビやネットでは、ブランドやジュエリーの広告がピークを迎えています。香港では、このシーズンになると、ディスカウントで販促するセール(Sale)という文字が目立ちます。特に今年は、数ヶ月以上も民主化のデモが続き、観光客が激減して、売上が大幅に減少しているため、今年のセールには気合いが入っているようにも見えます。

実際、香港は議会選挙までは激しいデモが続き、危険な状況になっていましたが、選挙後は、若者たちも冷静さを取り戻したのか、ここのところ平静を取り戻しています。ところがアジア中で、まだ香港は危ないというイメージもあるので、観光客がなかなかこない状況が続いているので、今こそ香港は、アジアで旅行するには非常に有利な場所になっています。もう安全であるのですが、観光客がいないため、ホテル代はありえないほど安くなっています。

香港は消費税がないので、今、香港にきて、セールで買い物をするのは有利なようにも思いますが、実は、値段そのものが消費税を払う以上に高い値付けをされているケースもあるので、香港では、セールだからといって決して安いわけではありません。

しかし、ダイヤモンドのような商品は交渉が可能です。今の時期、香港に来港して豪華なホテルを安く泊まり、香港の美味しい広東料理を堪能しながら、ダイヤモンドを買う値切り交渉するというのも楽しいかもしれません。とは言ってもダイヤモンドをラパポートの7掛けで買えるショップというと、流石の香港でも、いくら値切り倒しても、なかなか見つからないかもしれません。

さて、普段は資産防衛ダイヤモンドの伝道師としてひたすら資産ポートフォリオにダイヤモンドを組み込むことを推奨している倉崎ですが、このクリスマス・シーズンとなると、資産防衛以外の観点からも「ダイヤモンドは人を幸せにする」ことについて考えてしまいます。そもそも輝くダイヤモンドを見て不快な気持ちになる人はいないと思います。これは、ダイヤモンドや他の様々な宝石が、古来より、癒しやお守り、更には守護や愛の力を持つと信じられてきたからです。

数ある宝石の中でも特にダイヤモンドは、地球に存在する物質の中で最も硬いという特徴を持っています。ダイヤモンドが何年かかって出来たかは一概に言えませんが平均すると34億年ほどの時を経て皆様の目の前に存在すると言うデータもあります。ダイヤモンドという言葉自体は、ギリシャ語で「不屈」「征服されざるもの」を意味する「ADAMAS(アダマス)」に由来します。

宝石の中での最も高い硬度を持つダイヤモンドは、もともと宝石というよりも「強さ」「絆」「勇気」「愛情」などを強固なものとするシンボルとして、お守りのように用いられて、男性にとっては戦場に赴く際に身につける強さの象徴であり、女性には硬い絆、愛の象徴として贈られてきたのでした。

かつて「世界中のすべての女性にダイヤモンドを」というコピーがありましたが、倉崎元治は「世界中のすべての人にダイヤモンドを手にする喜びと価値を」享受しながら、引き続き、有事に備えた資産防衛のためのダイヤモンドを提唱していきます。資産ポートフォリオの5%程度をダイヤモンドにすることをお勧めします。

本年も倉崎元治ブログをお読みいただきありがとうございました。今年のメルマガはこれで最後となり、年明けからまたスタートいたします。どうか皆様の元にダイヤモンドのように輝く未来と素晴らしい出会いがありますことを祈って、メリークリスマス!そして良い新年をお迎えください。

第76回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年12月18日配信分] 長坂真護さん主役のチャリティ・パーティ

年末も近づき忙しくなってきました。12月クリスマスも近づいてきていて、忘年会シーズン真っ盛りとなってきました。そんな中、麻布十番の国際文化会館で開催されたクリスマス・チャリテイ・パーティーに参加してきました。

さすが国際文化会館、国際的な香りと文化の香りが満ち溢れる上品な空間で 約80名近い人たちと一緒に楽しい時間を過ごすことになりました。

今回のチャリティ・パーティの主役は、長坂真護(ながさか まご)さんという30代前半のコンテンポラリーアーティストでした。この真護さんというのは、「アートでスラム街を救う」と、先日NHKのテレビでも特集された新進気鋭のアーティストです。

真護さんは、2017年からアフリカの西側に位置するガーナ共和国にアーティストとして乗り込みました。ガーナ共和国は、カカオの生産地としても有名であり、ダイヤモンドの産出国でもあります。自分もガーナには一回も行ったことはありませんが、日本人でガーナに行ったことのある人は、仕事関係で行ったことがあるビジネスマン以外なかなか、いないのではないでしょうか?

ガーナ共和国の首都に近いある街に、現在、世界の産業のゴミ溜めとなり、パソコンや携帯電話、ペットボトルなど様々な産業のゴミが捨てられているそうです。そのゴミは、地面一面に放置されていて、そのゴミの中に約3万人もの人々が住んでいるそうです。

そこに住んでいる人たちは、そのゴミを焼いて、その中から金属を取り出して売ることで生計を立ていて、一日の収入は、日本円で500円にも満たないと言います。

そして、そこに生きる人達は、ゴミを焼く煙で体を悪くし、ほとんどの人達が30代で癌などの病気で亡くなるのだそうです。

そんな状況を目の当たりにして、立ちあがったのが真護さんでした。そこに住む人たちのために寄付をするという活動だけでなく、そこに人々が、持続可能な活動を通して、そこに住む人たち自身の力で、より安全で幸せな人生を送ることができる仕組み作りを、アートを通して手がけることになったのです。

今、真護さんは、ガーナのゴミのまちで金銭的には生活に苦しみながらも、明るく、未来を目指して生きている人々のために学校をつくり、アートを通して働く意味を教え、お金の使い方まで教えているそうです。

そして、真護さんは、ガーナの産業ゴミを東京に持って帰り、そのゴミを利用したアートの制作をしています。豊かな東京で出たゴミは、巡り巡ってガーナの地に捨てられています。東京で生きる人もガーナに生きる人も同じ人間であるのにもかかわらず、世界の資本主義の中で、かたや安全で豊かな生活を送ってゴミを出し続け、かたやそのゴミの中で危険で貧しい世界を送っています。

真護さんは、20世紀に大きく発展した世界の資本主義が生み出した人類の大きな矛盾と、ゴミを出し続ける今の資本主義により、人類そのものが危機に直面している今の社会に対して、サスティナブルな社会のあり方を提唱しています。

確かに、いくら資産防衛をしても、社会が持続可能(サスティナブル)な場所がなければ、生きていくことは非常に困難です。「そんなにお金を残しても天国にお金は持っていけないよ」と言われることと同じことです。

この世の中が、資本主義が行きすぎて、世界が有毒なゴミだらけとなり、環境が破壊されて、人類が生きていけなくなったら、資産防衛でダイヤモンドを持っている価値は一つもありません。

そうなったら人類は絶滅しても、ダイヤモンドのように変化しないものは残ります。ダイヤモンドは人類が絶滅しても、そのまま、この世界にあり続けますが、人類のいないダイヤモンドは、ただの石ころの一つでしかなくなります。

ユダヤ人たちが、逃避通貨として築きあげてきたダイヤモンドの価値は、人類無くして持続することはありません。

今回の真護さんを主役としたチャリティ・パーティでは、真護さんの作品をチャリティオークションにかけて資金を作り、ガーナのゴミの中で生きる人達を支援する活動の中で、強くサスティナブルな社会の必要性を考えさせられたと同時に、会の主旨とは異なりますが、資産防衛ダイヤモンドの伝道師として、改めて人類とダイヤモンドの価値の強い結びつきを実感し、いろいろと深く考える機会を得ることになりました。

第75回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年12月09日配信分] 預金封鎖は起こりうるのか?

12月8日、日曜日の香港は、12月10日の世界人権デーを前に、政府公認の大規模なデモが予定されています。先日の香港議会選挙の後、一旦平静を取り戻したかに見えたのもつかの間、きな臭い雰囲気が漂っています。

警察からも、

POLICE APPEAL

THERE IS A PUBLIC EVENT ON HK ISLAND THIS SUNDAY AFTERNOON. PLEASE BEWARE OF YOUR OWN SAFETY & CHECK OUT POLICE UPDATES. DO NOT REPLY!

と、なぜか、自分の個人のSMSにデモに気をつけるよう警告するメッセージが続きます。一体いつ、香港警察に携帯番号を登録したのだろうと不思議に思ったりしてます。

今回は、民間人権陣線のリーダー岑子傑(ジミー・シャム)氏は「警察が参加者を怒らせるようなことがない限り、集会と行進が平和的におこなわれる自信がある」とコメントをしていますが、毎回、デモ側の暴力から、警察がやり返すパターンで大混乱になっています。いつも全てが警察側の責任として非難されているのは腑に落ちませんが…

前回の激しかったデモの時には、銀行に行こうにもセントラルの銀行に行く交通手段がなくなっていました。道路も封鎖、トラムもバスも地下鉄も動かない状態でした。銀行の封鎖は、普通、国家の預金封鎖とかによってなされるものと思っていましたが、デモ隊によって封鎖されることもあるのだと、日を改めて銀行に行くことにしました。

預金封鎖という言葉を思い出して、日本の預金封鎖の可能性について思いを巡らせて見ました。この現代において、平和で安全で経済的にも繁栄している日本で、預金封鎖などということが起こりうるのか。

アジアで一番繁栄し、一番安全だと思われていた香港が、わずか半年のうちに大混乱となり、経済が大停滞する状況になってしまったことを考えると、日本でも何かの引き金で何が起こっても不思議はないと思います。

確かに今の日本の繁栄は、巨額な赤字国債の発行による国家の天文学的な負債の元に成り立っているのです。今、マイナス金利で、国の利子負担はどんどん減っていますが、長期金利が上がってきた時、日本国は、巨大な国債の利払いが不能になってしまうので、国の政策として絶対に金利を上げることはできない状態になっています。

とすると、政府としては、世の中がインフレになっていくのが、一番都合が良いことになります。インフレになれば、日本円の価値は相対的に下がり、借金の返済がしやすくなります。実際にアベノミクスでは、日本を安定的なインフレ経済に誘導することを宣言していますが、なかなか実際にインフレにならないのが今の日本の興味深いところです。

あれだけ造幣局で印刷している一万円札は一体どこに行っているのか。日本円を刷って、そのほとんどが国債を買うお金に流れているのでしょうか?しかし、そのおこぼれは確実に株式と不動産に及んできています。景気がいいのか悪いのかわかりませんが、日経平均は最高値を更新してきています。不動産も銀行が引き締め始めているにも関わらず、オリンピックのせいだけはないと思うほどしっかりして、建設業だけは好景気に沸いています。

今、インフレがコントロールできない状況の中で、一旦、インフレに火がついたらどうなるのか?ハイパーインフレという言葉がよく使われますが、今の日本の経済状況は過去に経験したことがなく、実際にどうなるか、誰もわからないと思います。

そして、2024年には、新しいお札に変更される予定になっています。その切り替えの仕方については、政府は詳細を発表しているわけではありません。戦後の新円切り替えは、1年間のモラトリアムで、銀行から一定金額の新円しか引き出せないという状況となりました。今回の新しいお札への切り替えではどのように切り替えられるのか?銀行しか切り替えができずに、タンス預金があぶり出される可能性もあります。

預金封鎖もあるなと思い巡らせる中で、今、日本の人たちは、なぜ、もっと現物資産を増やさないのだろうと改めて不思議に思います。今、タンス預金はあまりにリスクがあるので、なんらかの資産に切り替える時がきています。資産防衛ダイヤモンドの時代が近づいています。

第74回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年12月02日配信分] ダイヤモンドを資産防衛の手段とするイスラエルの人たち

倉崎元治が、本格的に資産防衛ダイヤモンドを資産ポートフォリオに組み込むことを提唱して、2年ほどになると思いますが、ネット検索をしていると、自分が資産防衛ダイヤモンドを提唱し始めた2017年にAERA dot.で羽根田真智さんという人が書いた「ダイヤモンドでリスクに備えるイスラエル ユダヤ人迫害に深い関係が」と題した記事があったのでご紹介したいと思います。

以下、記事抜粋になります:

「子孫に継がせるために資産を作りなさい」

イスラエルの経済・文化の中心地テルアビブ出身のヨセフさん(50代・仮名)は、医師である父親から幾度となく言われてきた。

両親は1948年のイスラエル建国時、ブルガリアから移住し、ゼロから資産を築いてテルアビブに不動産を数軒所有。今も現役だが、すでに30年ほど前に、兄2人とヨセフさんに均等に資産を生前贈与している。

日本で貿易会社を経営するヨセフさんの資産防衛の軸は「ダイヤモンド」だ。同国出身者はダイヤモンドへの思い入れが強いという。それは、イスラエル建国まで「祖国」を持たず、世界各地で迫害を受けたユダヤ人の歴史と深い関係にある。

「ダイヤモンドは小さいので、有事の際、持って逃げられる。政治、経済などの影響を受けにくく、法律上の手続きなしに子孫に譲り渡せる」(ヨセフさん)

以上が記事の抜粋となりますが、現代においても、イスラエルの人たちが、ダイヤモンドを資産防衛の有力な手段として保有していることがわかります。

イスラエルの人達は、相続としてもダイヤモンドを活用しているというのも興味深い。

現在のウクライナ地方の出身だったユダヤ系の穀物商人だったエフルッシ家が、20世紀初めに、フランス・パリやウィーンの金融業界で重要な位置を占めて、ロスチャイルド家に匹敵すると言われるほどの栄華を極めたのですが、1938年にナチスがオーストリアを併合すると、エフルッシ家の運命は一変してしまったのです。

財産は没収され、屋敷も占拠され、所有する銀行も事業登録を取り消されてしまいました。当主のビクトル・エフルッシ(Viktor Ephrussi)氏は、スーツケース2個だけで国を離れ、1945年に無国籍のまま死亡したとのことです。

スーツケース2個の中に何を入れて国を離れたのか、そのスーツケースの中には間違いなくダイヤモンドが数多くあったに違いないと空想に浸ってしまいました。

同じようにナチスから逃れて日本にたどり着いて、戦後大富豪となった ショール・アイゼンバーグという人がいます。アイゼンバーグ氏は日本人の妻を迎え日本で家庭を築き、戦火を生き延びました。そして、ビジネスの才覚があった彼は1960年代までにロスチャイルド家に並ぶ世界で最も裕福な人物の一人になったのでした。

同じユダヤ人でも、ナチの迫害により、かたやロスチャイルド家に匹敵する金融一族が一瞬にして没落し、かたや日本でロスチャイルドに匹敵する大富豪になる。人生の流転というものは、激しいものだと改めて感じざるを得ませんが、その舞台裏には、逃避する際に持ち運んだダイヤモンドによって、生活資金を得たり、事業を再興したりと、様々なドラマがあったに違いないと想像にふける倉崎元治でありました。

第73回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年11月25日配信分] 資産防衛ダイヤモンドは身につけられる

東京や香港の街にクリスマスツリーが並び始めました。師走といえば、年の瀬12月は先生も走らすほど忙しい季節と言われていますが、東京ではクリスマスのイルミネーションに包まれて、いきなり忘年会・クリスマスパーティ・モードになってきました。

確かに今、東京では高級ホテルで開催されるガラパーティを始め、様々なパーティイベントが増えてきているように思えます。今や東京は、香港や上海、シンガポールに並んで、アジアでの有数のパーティ・メトロポリタンシティになっています。

パーティといえば、男性に比べて、女性にとっては身につけるものを選ぶのが大変な季節ではないでしょうか。男性はスーツやタキシードに靴と時計等が、ちょっとしたおしゃれポイントになると思いますが、女性はドレスにバッグ、時計、そしてネックレス、ピアス、指輪といろいろなところに気を配らなくてはならないのだと思うと大変ですね。

確かに、パーティ会場で女性を前にすると、自分がダイヤモンドの世界に生きているためか、女性の首元のネックレスやブローチ、指輪やピアスに目がいってしまいます。先日のホテルオークラでのパーティでは、あるご婦人の首元に1カラット級のダイヤモンドを3つ連ねたトリニティのネックレスが目に止まりました。やはりダイヤモンドの輝きは素晴らしい。この3つのダイヤモンドは資産防衛として役立つ素晴らしいネックレスでした。
あのパーティで、その素晴らしいトリニティダイヤモンドネックレスを見ているうちに、知らないうちに白昼夢の世界に入ってしまいました。もし、今、日本のインターネットとコンピュータが乗っ取られて、日本の銀行が一時的にも営業が不可能になってしまったら、今いる人たちは、当面、現在手持ちのお金で生きていかなければならなくなります。最初は現金は通用しますが、その状況が長く続くと、お金にも大きな意味がなくなっていきます。

国の発行するお金が無意味になる時、何が起こるか。先日、飛行機の中で「The Book of Eli」という映画を見ましたが、社会が崩壊すると、我々は物々交換の世界に戻ってしまいます。その物々交換の頂点に君臨するのが、金やダイヤモンド等の貴重品なのです。ネックレスの1カラットのダイヤモンド3つは、相当高価な交換が可能になるはずです。

このように、資産防衛ダイヤモンドは、身につけることもできるのです。資産防衛ダイヤモンドとして、ケースに入れて鑑定書とともに保管しておくことは、ある意味で基本形だと思います。しかし、身につけておけば、何かあった時、そのまま資産防衛になるということになります。せっかく資産価値のある最高級のグレードのダイヤモンドを所持しているので、資産防衛をしながら身につける喜びを楽しんではいかがかと思います。

ダイヤモンドは、身につけていても、世界一硬い物質なので、少々のことで傷はつきません。極端な話コンクリートに擦り付けても、鉄のヤスリで削っても、基本的に傷つくことはありません。(実際にやってはダメですよ!)

資産防衛ダイヤモンドをお買い求めくださる方は、1つだけという方は少なく、複数のダイヤモンドをお買いになる方が多いので、トップのクオリティの中でも様々なクオリティのダイヤモンドを何個ももっています。クラリティがFというダイヤモンドは、傷のないダイヤモンドなので、その価値は、傷のあるダイヤモンドより高く評価されますが、身につけるダイヤモンドには向きません。

F(Flawless、傷なし)は、ダイヤモンド同士が擦れた時に外側に傷がつくリスクがあり、傷ついた場合、そのグレードが大きく落ちてしまうリスクがあります。それゆえ、身につけるダイヤモンドは、F以外のダイヤモンド例えば、D・F・Eカラーの、VS1やVVS2のダイヤモンドを、指輪やネックレスに加工して身につけるのは非常にいいことだと思います。

「何に加工すればいいの?」とよく質問されますが、ピアス、イヤリングは、落として紛失するリスクがあります。 ネックレスは問題ありませんが、一番安全なのは、リングかもしれません。

もし、このクリスマスに大切な人へダイヤモンドの贈り物等、今手持ちの資産防衛ダイヤモンドを身につけるダイヤモンドに加工したいとお考えの方は、このメルマガに返信で、お気軽にご相談ください。有名ブランドのデザインから、ご自身が作りたいデザインまで、実費でデザイン・加工のお手伝いをさせていただきます。

第72回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年11月18日配信分] 皇后陛下が身につけていたティアラ

11月10日、天皇陛下の即位を披露するパレード「祝賀御列の儀」なる日本国を挙げた行事が行われました。実際に見に行かれた方やテレビをご覧になった方も多いのではないかと思います。

その頃、私、資産防衛ダイヤモンドの伝道師・倉崎元治はと言えば、香港でデモ隊や暴動の状況をテレビやネットで情報を取る作業に追われていました。アジアで最も安全だと思われていた香港がわずか数ヶ月のうちにアジアで一番危険な場所の1つになってしまいました。

天皇家のパレードで沸く日本とは対照に、香港ではデモ隊のパレードで暴徒が暴れているという状況です。日本の平和さが際立つことになりましたが、 ちょっと前までアジアで一番平和で安全な場所があっという間に変わってしまった今回の香港の事態を鑑みると、今平和な日本であったとしてもいつ何が起こるかわからないと言ってもおかしくないと思います。

日本も今、貧富の差が拡大しています。その中で日本の金融政策は、日銀がひたすら1万円札を刷り続けていて、いまだ体験したことのない金融政策の結果はまだ見えていません。東アジアの政治情勢も決して安定しているとは言えません。香港の社会情勢の急変を見るに日本も対岸の火では済まないのではないかと考えています。

さて、現状平和な日本におけるパレードの際に、皇后陛下が身につけていたティアラ、とても素晴らしいかった。

皇后陛下が、今回身につけていたのは、第一ティアラと呼ばれるもので、明治天皇の皇后だった昭憲皇太后が着用するためにドイツで発注したもので、代々受け継がれ雅子皇后陛下で5代目になるそうです。

このティアラにはプラチナの上になんと1,000個ものダイヤモンドがあしらわれていると言われています。

皇后陛下には、3種類のティアラが用意されており、それぞれ第一ティアラ、第二ティアラ、第三ティアラと呼ばれ、ご公務によって使い分けされているようです。

第一ティアラの中央の太陽の飾りは、天照大神をモチーフにしていて、宝飾部分はパリの高級宝飾店のショーメが作成したと言われています。中央のダイヤモンドは、世界で13番目に大きいとも言われています。

このティアラは、トップの部分が、丸いダイヤモンドと星型のブローチと取り替えることができるそうです。ティアラは次世代にお譲りする際に、そのまま譲渡したり、必要に応じてリメイクして、その時代に合わせたデザインにしてお贈りすることもあるそうです。(譲渡税はかからないのだろうと想像します。)

リメイクするためのダイヤモンド類は皇室に伝わるたくさんの古い石を組み合わせてセッティングを考えるそうです。リフォームやメンテナンスは、ミキモトが行なっています。

皇族の方たちも、ティアラに使用しているダイヤモンドで、いざと言う時の資産防衛が出来るのかと思いましたが、皇室のティアラは日本国の財産で、皇族の方々が個人で所有されているものではないそうです。いまの世の中、皇族の方たちには資産防衛はどうしているのでしょうか?

我々、庶民は、資産防衛の必要があります。相続税もしっかりかかります。何かあった時、我々にはティアラは必要ありませんし、1,000個のダイヤモンドも必要ないかと思います。しかし、今、香港では銀行が襲撃を受けて銀行活動がストップするリスクや、政府がインターネットの遮断をするリスクが生じていることを鑑みると、日本でも、世の中、大混乱になった時に2、3年は生きていけるだけのダイヤモンドは必要だと真剣に考えることとなりました。

第71回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年11月11日配信分] 自国通貨以外の資産の必要性

ジョーカー(JOKER)という映画を見ました。これまでのシリーズの娯楽的な作りとは異なる非常に重い映画で社会の中に存在する差別や矛盾、貧富の差がもたらす不安や怒りを観客心の中にドーンと落とし込んでくるシリアスな名作でした。

その中で出てくる繁栄の都市ゴッサムシティは、もともとニューヨークを見本としているはずですが、この映画を見ていると、香港に住んでいる身として、今の香港の状況が重なってしまいます。

今の香港は、街のどこかで暴動が起こっていますが、暴動が起こっているところ以外の場所は平穏に暮らすことができます。暴動に巻き込まれると大変なことになるので普通の人たちは暴動には近づきませんが、大学生たちが積極的に参加しているというから驚きます。

その中で痛ましい事故がありました。香港のデモをしている中で大学生が一名、命を落としました。デモが始まって以来、公式には最初の死者が出たのです。これまで死者が出なかったのが不思議なくらい香港は荒れていましたが、今回死者が出て、デモ隊に参加する人達は、更にエスカレートする状況にあります。

今朝は、死者を悼み、朝からデモ隊が香港の中心部を含め、道路を封鎖し、地下鉄も各所てストップして、週明けからビジネスマンの足にも影響がでています。

香港政府は、後手後手に回って、先日ようやく「逃亡犯条例改正案」を取り消しましたが、もうデモ隊にとって、それだけが反対の理由ではなくなっていて、様々な思惑の人達が暴徒と化している状況です。

香港は、アジアの中で最も自由を謳歌し、富裕層の多くが税率の低い香港に移住してきました。10月以降秋になると、世界中の富裕層のグルメが香港にある上海蟹をめがけて集結し、食に芸術に大いに盛り上がる季節なのですが、今年の香港は、観光客も激減し、レストランも経営が危ない状況です。

そのような中、まことしやかに香港ドルが米ドルのペグを外れるという噂まで飛んできました。ペグを外れると香港ドルは暴落します。すでに人民元が15.5円/人民元まで下落している現状の中で、香港ドルは、まだ13.9円/香港ドルと米ドルにリンクしているためその水準を保っています。

人民元はつい何年か前の2015年ごろは20円/人民元で、17円を死守すると言っていたのが、米中貿易戦争の中で15円台まで暴落しました。香港ドルは、2015年頃でも16円台、今も14円前後とその水準をしっかりと維持しています。

色々な思惑がある中で、香港の人たちも、中国の人たちも自国通貨を持つリスクが大きくなってきています。映画JOKERを見ても、今の社会の不安の中で、富裕層は自分たちの持つ富が引き剥がされるリスクも大きくなってきています。

これまで、日本人の資産家の皆さんに資産ポートフォリオの一部に資産防衛ダイヤモンドを組み込むことを提唱し続けていますが、ここ、香港にいると、香港人や中国人も自国通貨以外の資産が必要であることをひしひしと感じます。

もちろん、資産は分散すべきだと思います。不動産、金融資産等、自国通貨だけでなく米ドル資産も必要だと思います。そして、今は、持ち運び可能な資産が絶対必要です。今、このアジアで、換金しやすく且つ持ち運びやすい資産は、資産防衛ダイヤモンドと仮想通貨です。

現物資産として、金や絵画もありますが、持ち運びやすい究極の資産はダイヤモンドです。資産ポートフォリオへの早めの資産防衛ダイヤモンド組み込みをお勧めします。

第70回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年11月04日配信分] キャッシュレス社会

今、世界はキャッシュレスに向かって一直線です。その中で、日本は世界では相当立ち遅れた対応になっているものの、今、そんな日本でもキャッシュレスの波は、急激に押し寄せている感があります。

ちょっと前の話だったかと思いますが「みんなの党」という政党があって、自分はそんなに嫌いな政党ではなかったのですが、ある日、その党首であった浅尾慶一郎という政治家が、自らの手でその党自体を霧散させた事件がありました。浅尾氏というのは、東大を卒業して日本興業銀行を経て議員になった本格的な経済政策通の政治家です。その浅尾慶一郎氏のレポートに、面白そうな著述があったので今回の話題にしたいと思います。

この10月から日本では消費税が8%から10%に引き上げられました。その際に軽減税率という制度が導入され、決められた商品をキャッシュレスで購入した場合は、消費税増加分の2%をバックする制度です。

この制度が導入されたのは消費増税の影響を出来るだけ低減させたいという狙いもありますが、同時にわが国が後れを取っているキャッシュレスをこの機会に進めたいという政策目的もあったそうです。

日本をキャッシュレス社会にするという指針がある中で、現在の日本において現金の割合はどれくらいあるのでしょうか。日本の発行銀行券残高の名目GDP比率(経済規模を示す名目GDPに対しお札がどれくらい流通したかを示す割合)によれば、2015年末の段階で総残高は約100兆円だそうです。これは日本の名目GDPの2割にもなります。

米国が4500億ドル(50兆円弱)で名目GDPの約8%。ユーロ圏が5000億ユーロ(50兆円強)で約9%なのに比べて、日本の現金比率は圧倒的に多いことが分かります。いかに?脱現金?が進んでいないかということがわかります。

また、発行されたお札があまり流通せず、タンス預金化しているという問題もあります。2008年9月の日銀レビュー(日本銀行発行の資料)には約30兆円が「タンス預金」化していると指摘されています。第一生命経済研究所の調査によると2018年はもうタンス預金が50兆円程度になるそうです。

お札は人から人へ渡り、初めて経済に貢献します。発行残高100兆円の内、半分近いお札が退蔵されているとすると大きな課題です。お金を動かして初めて景気は刺激されます。「タンス預金」化しているものの内の一部には、将来不安に備えてのものもあるのでしょう。

しかし、 将来の不安に備えたタンス預金が、今の経済政策上では、大きな危機に晒されているという事実に気づいている人がどれだけいるのでしょうか?今、日本はインフレを起こすために壱万円札を刷りまくっているのです。

マイナス金利のもとで、お札を擦り続けたらどうなるのか?日本の金融政策は、世界でも過去体験したことのない領域に踏み込んでいるのです。アルゼンチンでは、金融政策が機能しなくなり、自国通貨が過去3年で6分の1になってしまいました。日本の円が3年間で今の108円から600円以上があったらどうなるのでしょうか。

アルゼンチンでは、現金の価値が3年で6分の1になってしまったのです。日本とアルゼンチンが同じ状況ではありませんが、日本が社会を維持するために闇雲にお札を擦り続けている現在、現金の価値が大きく下がる時期があっても不思議ではないと思うのは間違いでしょうか。

浅尾氏の今回の問題提起は、現金に対する大いなる警鐘であると思います。日本のタンス預金という現金は大きな危機に瀕しているのです。そしてタンス預金だけでなく、キャッシュレスになったデジタル上で管理される全ての日本円が大きなリスクに晒されています。

キャッシュレス社会は、現金がデジタル上で管理されるため、世の中で金融政策上の大きな問題が起ったり、デジタルワールの中で問題が起こった時に自分だけでは管理できないというリスクがあります。

キャッシュレス社会が迫ってくる中、自分の手で管理できる換金可能な現物の資産の重要性はさらに高まってくるはずです。現物資産としての資産防衛ダイヤモンドの重要性が高まっているのを感じる日々でありました。

第69回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年10月28日配信分] 台風・大雨で被災された皆様にお見舞いを申し上げます

これまで、資産防衛ダイヤモンドを資産ポートフォリオの一部に保有することについて、100年に1度か2度起こる有事の際に、質量の軽いダイヤモンドを持も運び、一時的に逃避した場所でもダイヤモンドを換金したり、物々交換することによって、生きるための物資を調達したり、事業をするための資金を作るための資産として位置付けてきました。

日本は、今年、この9月、10月と台風による災害が続きました。この秋の日本で被災された全ての皆様にお見舞いを申し上げます。また、数多くの亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。このメールが配信された今なお避難されている方々、復興に向けて全力で取り組んでおられる皆様に、1日も早い復興をお祈りいたします。

このような災害に際し、ネガティブなことを書くことは本意でありませんが、SNSなどで注意喚起がなされているように役所や消防を語って勝手に屋根を修理して法外なお金を請求したり、被災した家に入ってものを盗むなどあまり考えたくはない犯罪が起こっていると聞き及びます。

今はさいわいなことに、事前に台風の進路がAIによって予測することができ、1日以上前から準備ができるようになり、以前よりずっと安心して避難の準備ができるようになりました。

今回、報道から残念でならないのは、数多くの人々が台風の来る何時間も前から避難しているにも関わらず、一部の人が台風直撃の最中に川の状況を見に行き、そのまま川に流され、帰らぬ人となっていることです。備えあれば憂いなし。避難すべき時は、事前に避難して自分と家族をしっかり守ることは本当に大事なことだと思います。

さて、洪水などの避難勧告がでて、避難する際に皆さんは避難所には何を持って行くでしょうか?避難する際には家財道具一切を持っていくことはできません。限られた容量の中に必要なものをまとめなければなりません。防災のセットも販売されていますが、防災に必要な最低限のサバイバルグッズと食料と水は、絶対に必要です。

避難所に避難する際に、財産や資産はどうすべきでしょうか? 家は動かすことができませんから、土嚢をめぐらして、できる限り水が家の中に浸水しないようにするしかありません。美術品は、水に濡れないようビニール等でカバーしなければなりません。しかし、美術品は簡単に持ち運びできないので、家のできる限り高い場所に保管すべきです。

今回のように、避難するのに時間的な余裕のある場合には、現金・銀行印・宝石類や、通帳・有価証券・権利書等の書類は、できる限り自分で持ち歩くのは当然のことだと思います。このような状況でのダイヤモンドは資産として非常に持ち運びしやすく、避難所でも誰かに知られるリスクは少ない資産です。

ダイヤモンドのリスクは、無くしてしまうことです。ダイヤモンドは、災害時にも、ジャケットのジッパー付きのポケットの中等、いつも体から離れないようなところで持ち運ぶことができる非常に貴重な資産です。しかし、災害時に金庫の中なら大丈夫だろうと家に置いたままにすると、流されて紛失したり、災害後に盗難にあうリスクがあります。

災害は、命あっての事ですので、緊急時にあれこれ言ってはいられないと思いますが、まずは、命優先、その次は、自分が持ち運ぶべき物の選定です。日頃準備する際に、資産防衛ダイヤモンドもその有力な選択肢として、資産ポートフォリオに組み込むことに意味があると改めて認識を新たにすることとなりました。

第68回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年10月14日配信分] ノーベル化学賞

今年のノーベル化学賞にスマートフォンなどに広く使われ、太陽発電や風力発電などの蓄電池としても活用が進む「リチウムイオン電池」を開発した、旭化成名誉フェローの吉野彰さんが選ばれました。日本人がノーベル賞を受賞するのは27人目、化学賞では8人目だそうです。

吉野さんは、化学に興味を持ったきっかけについて、小学3、4年生の時の担任の化学の先生に勧められた「ローソクの科学」と言う本をあげていました。

その本には、ローソクがなぜ燃えるのか、なぜ炎が黄色などかなどについて書いてあり、化学は面白いと思ったそうです。自分自身が化学を面白いと思ったのは、炭素原子でした。Cという原子記号をもつ炭素は、地球上のありとあらゆる他の原子に結合して様々な物質を形成しています。

二酸化炭素CO2 といえば、我々が酸素を吸い込んで吐き出す気体です。この二酸化炭素を固体にするとドライアイスになります。CaCO3といえば石灰石やサンゴ、鍾乳洞の鍾乳石や卵の殻の主成分です。この炭素が原子のままでいる姿は真っ黒な炭です。炭素といえば、原子番号6でカーボンCarbonから由来してCとつけられたに違いありません。

その炭素が固体の炭のままであるのが、結晶化すると様々な物質になり、その中の特別な1つがダイヤモンドです。地球の中で、長い年月地中深く高温と高い圧力の中で、純粋に炭素という原子からその原子の配列によって、ダイヤモンドが生まれたというのには大きなロマンを感じます。

そこが金とダイヤモンドの違いです。金は原子記号Au。原子番号79番で、常温では比重の高い重い金属です。加工しやすく伸ばしやすい柔らかい金属ですが、イオン化傾向は全金属中で最小であり、反応性が低いため、他の原子と結合しにくい原子です。

それゆえ、金は、金そのものが価値あるものとして人類が大切にしてみましたが、ダイヤモンドは、炭素そのものであるにも関わらず、結晶化されることによって生成されたものであるので、この結晶が壊れるとただの炭素原子に戻ってしまいます。どちらに価値を置くかというのは人間がその歴史の中で形成されていくものなので、金もダイヤモンドも人類にとって貴重な資産となっているのです。

さて、今回のノーベル賞受賞となった「ローソクの科学」は、高騰していて、定価572円の本が2,200円以上で取引きされているそうです。人類が作り出すものは何でも価値がつくのです。資産というのは人類が作り出す価値観の共有であり、総意です。一旦、価値がないと総意が形成されれば、ものの価値はゼロとなり廃棄されます。

ノーベル賞も人類が総意を持って生み出した価値ある資産です。今回のノーベル賞受賞について、吉野さんが成功した理由として「柔軟性と執念深さの2つは絶対に必要。そしてもう一つは、本当に必要とされる未来がくるかどうかを見通すこと。未来を読みながら研究を進めること。間違いなくそこにゴールがあると思えば、少々の苦労があってもやり遂げられる。」と話していました。人類にとって価値ある偉業を達成された人の言葉には重みがあります。

「柔軟性と執念深さ、そして本当に必要とされる未来がくるかどうかを見通すこと」と聞くと、いま自分が提唱している資産防衛ダイヤモンドを思ってしまいます。近い未来、必ず世の中がひっくり返るような有事の時に必要となる物としての資産、ダイヤモンドを皆さんによりよく理解していただいて、皆さんの資産ポートフォリオの一部に組み込んでいただくために、柔軟な思考で執念深くやり続けてゆきたいと思います。

第67回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年10月07日配信分] ダイヤモンドの中にダイヤモンド

天然のダイヤの中にある空洞にさらに別の小さなダイヤモンドが入った原石。10月5日のモスクワ共同通信のニュースで、世界最大のダイヤモンド採掘企業「アルロサ」が、4日、ロシアの極東サハ共和国で、ダイヤモンドの中にある空洞にさらに別の小さなダイヤが入った原石を世界で初めて見つけたと発表しました。

ダイヤモンドの中にダイヤモンドがあるなんて、まるでロシアの人形で有名なマトリョーシカのようですが、マトリョーシカは木製で人間が作ったものですが、このダイヤモンドは、天然物。

一体、そのような自然界きっての硬い物質のダイヤモンドが、自然の摂理の中で、どうして空洞ができたのか。なぜそのようなものが存在したのか。宇宙形成のロマンが拡がります。

さて、その発見されたダイヤは、全体で0.62カラット、内部の空洞に0.02カラットの別の粒があるそうです。約8億年前以上前に形成されたそうですが、アルロサ社の専門家によれば、まず内部の原石が生じ、その後に外側が形成されたのではないかと分析しています。

ただし「どのように空洞が生まれたのかが最も興味深い」と。この二重のダイヤモンドの原石、今後をどのように扱われるかはまだ未定。ただ、希少な宝石は通常ロシアではロシアの財務省の機関で保管されるらしい。

今回、まさにそのサハ共和国で見つかった世界初の「ダブル・ダイヤモンド イン・ワン(倉崎造語)」。このダイヤモンドは小さなダイヤモンドですが、まさしく、 希少価値の高いプライスレスなものです。

ところで昨年2018年の5月、日本のロシア大使館で、サハ共和国におけるダイヤモンド生産・採掘についてのプレゼンテーションが行われ、アルロサ社も参加して、「日本とロシアの相互協力の強化が活発化される」として期待され、話題となりました。

しかし、これからサハ共和国で産出されるアルロサ社からのダイヤモンドは、すでに数多く日本のマーケットに入ってきています。今やダイヤモンドは、アルロサ社がデビアス社を抜く世界一のダイヤモンド企業として、今回のニュースも、世界一の企業の風格を感じる発表であったように思います。

第二次世界大戦後、イスラエルの国家産業としてダイヤモンドが世界に流通して、ユダヤ人社会の資産防衛通貨として確立してきたダイヤモンドが、ロシアのアルロサ社によってその均衡が破られ、今では、イスラエルとロシアの両国によりダイヤモンド市場が形成されている状況となりました。

しかし、その裏を見てみると、イスラエルとロシアのユダヤ人社会が繋がって、ダイヤモンド市場の拡がりが、イスラエルという純粋なユダヤ人社会から、ロシアのユダヤ人コミュニティに拡大したとみるのが正しい状況ではないかと思うのは間違いではないと思います。

ロシアにはプーチン大統領の後ろ盾として大きなユダヤ人コミュニティの影が見え隠れしていますが、今や、アメリカ合衆国の中でもユダヤ人コミュニティが大きな影響力を持ってきています。(実際にトランプ大統領のユダヤ人の娘婿さんの影響は、すでに様々な憶測を呼んでいるところですね。)

デジタルキャッシュや仮想通貨等、目に見えない資産の世界が広がってきている現在において、ダイヤモンドという最も信頼できる資産の世界も、しっかりと世界に根を張り、拡大しつつあることを感じる今日この頃です。資産防衛はダイヤモンド。間違いなく今の我々に必要な重要な資産の1つだと改めて確信する日々であります。

第66回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年09月30日配信分] グレタ・トゥーンベリさん

日本では、ラグビーのW杯で日本中が大いに盛り上がる中で、世界では、16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが、大人たちに、地球環境の危機を叫んで人類に大きな警告を発しています。

確かに今のまま人類が突き進むと、科学の進歩と裏腹に、地球を破壊している状況が加速していて、人類は絶滅してしまうかもしれない。実際に、この状況のままで、人類は存在し続けることができるのだろうかと漠然な不安を持ってしまうほど、現実味のある話になってきているのでしょう。

あと30年は持つかもしれない地球に、自分の生きている間は大丈夫と問題を直視していない大人に対して、60年後は、空気も吸えなくなる環境になっているかもしれない恐怖と不安に駆られているのが、今の子供達なのでしょう。今の世界は、子供達の危機感の方が大人達より切実なのは間違いありません。

しかし、子供達から叱られたことのない大人達の一部は、グレタ・トゥーンベリさんに叱りつけられて、反論したり、批判したり、挙げ句の果ては、逆ギレしたりする大人達も出てきています。グレタ・トゥーンベリさんが生きているのも地球を破壊している人類の営みの一部の恩恵を受けているのも当然のことだと思います。

しかし、今回、大人達が突きつけられている問題は、大人達の姿勢が、地球環境を破壊し続ける今の状況を必要悪として、ひたすら地球を破壊し続けるのではなく、現状を少しでも改善しようとする姿勢が必要だということだと思います。本来、人間は本能として、人類が永続的に生存していけるように子供を作り、世代から世代へ人類が築き上げてきたものを受け継がせてきたはずです。人類の知恵、経験、財産を子供達に託しているのは、我々の本能的な行動です。

自分自身も、子供達に残していけるものは何かと考えながら、これまで、凄惨な相続財産争いを目の当たりにしてきて、できれば何も残さない方がいいのか?と考えたりしながら、自分としては、何かあった時に残るものとして資産防衛ダイヤモンドという結論に達したのでした。

価値あるダイヤモンドを子供達に渡していく。子供達は、基本的に自分自身で生きていかなくてはいけないので、相続したものを当てに生きて欲しくない。だから、相続したものを使うためには一手間かけなければいけない資産で、かつ価値が永続するもの。それがダイヤモンドです。

一手間かけなければいけない間に、本当に換金しなければいけない状況にあるのか考える時間があると、ダイヤモンドを、その時々のお金に換えて、お金を消費することについて、考える時間ができます。このお金を使うまでの考える時間を作ることに意味がると思うのは、自分だけでしょうか。

しかし、換金は本当にできるのかという問いに対して、ダイヤモンドの世界のコミュニティは世界中に張り巡らされていて、その時にその時の価値で換金できる場所を見いだすことは世界中で比較的簡単です。もちろん、誰かに任せっきりにすれば、それは何でも同じで、うまくやられて手数料をがっぽり取られたり、騙されたりする事態にもなってしまいますから、まずは、自分が知恵をこらし行動することによって、ダイヤモンドは簡単に換金場所が見つかります。

そして、ダイヤモンドは、普通に保管していれば、絶対に劣化しない資産で、何代の子々孫々にまで受け継がせていくことができる利点があります。問題は、人類が地球環境を破壊して、人類が滅びてしまっては元も子もないということを考えると、グレタ・トゥーンベリさんの叫びを真剣に捉えて、少しでも地球環境を改善できるような生き方をしていくことも今の我々の使命なのだと、改めて考えさせられました。

第65回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年09月23日配信分] 「資産フェア」で多くいただいた質問

9月初頭に行われた資産フェアに「資産防衛ダイヤモンド」「ダイヤモンドの伝道師倉崎元治」としてブースを出展して、このメルマガの読者も一気に増えました。いつもお読みいただきありがとうございます。

今回のフェアのブースで様々なご質問をいただき、資産防衛ダイヤモンドについての関心の高さを再確認することとなりました。ダイヤモンドの伝道師倉崎元治としましても、改めて資産防衛ダイヤモンドの重要性を感じることとなりました。また、今、この激動の時代に自分が提唱している資産防衛のためにダイヤモンドを資産ポートフォリオに組み込むことの重要性が世の中に伝われば、皆様の資産防衛のためになると確信した倉崎元治でありした。

今回、質問が多かった事項としては、

・人工ダイヤモンドが今や天然と同じレベルで作れるようになったが、ダイヤモンドの資産性にどういう影響があるか?

・ダイヤモンドは1つ1つ違うのに、どのように価格形成が行われ、それはどこで見ることができるのか?

・ダイヤモンドの石(ルース)を購入するということは、宝石店で指輪などを買うのと手続きが違うのか?

・新しいダイヤモンド鉱山が発見されたら値段が下がるのではないか?

など、数多くのご質問をいただきました。

これらの質問に関しては、倉崎元治メルマガアーカイブとして、これまで大方、ブログに書かれている内容にあると思いますが、今後のメルマガの中でも取り上げてゆきたいとと思います。

https://diamond.shinwa-artex.com/blog

更に、今回、資産に関する質問だけでなく「デビアス」って何?、ピンクやイエローのダイヤモンドはどうなの?、自分が持っている鑑定書見方がわからないから見て欲しい等、ダイヤモンドそのものに関しての質問もたくさんいただきました。

ちなみに「デビアス」は世界最強最大のダイヤモンドカンパニーですが、名前自体はダイヤモンドが出た土地(農場)を持っていた人の名字です。

ダイヤモンドは、資産性がある一方で、宝石としての価値もあるという非常にレアな物質であり、人類の歴史は文明という意味で捉えると、たかが6000年という歴史の中を大きく超えて、何億年も地面の中でゆっくりと生成され、地面から産出されたダイヤモンドは、それだけでも悠久の価値と夢とロマンがあると思います。

第64回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年09月16日配信分] 「靭性(じんせい)」について

ホテルオークラといえば、日本を代表する高級ホテルとして、世界中から最上客を迎え続け、日本を代表する日本の最上質なサービスを提供するホテルとして世界中のセレブ達から高い評価を受けています。

4年前に、このホテルオークラが建て替えのため閉館するというニュースを聞いたときには、高度成長を遂げた日本が、バブル崩壊を経て、高度成長から高齢化社会へ移行した大きな経済サイクルに、何か区切りがつけられたようなそんな印象を受けたのを覚えています。

そして先週12日、まるで新たな時代の到来を告げるように、新たなホテルオークラが華やかにスタートしました。黒塗りの高級車を従えた多くのセレブ達がそのオープニングに訪れ、さながら日本の社交界の様相で、日本に新たな時代が到来したことを、高らかに謳っているようでもありました。

そのホテルオークラに、世界のセレブたちが尊敬するアンティークジュエリー・コレクター・有川一三氏のサロンが登場することになりました。そのサロンは、ホテルオークラのロビー階でチェックインを済ませた世界のセレブが泊まるヘリテージ棟に向かう入り口の場所に陣取っています。ホテルオークラのヘリテージ棟は、普通の部屋とは値段が違うプレムアムなお部屋だそうで、世界の富裕層をもてなすことをコンセプトとしているそうです。

有川氏がホテルオークラにオープニンしたジュエリーサロン、アルビオンアートに行くと、我々が普通見られることができない数々の宝石や宝飾品を見ることができます。

資産防衛という観点から、1−3カラットの白い質の高いダイヤモンドを持って、資産として、何かあった時には換金するというコンセプトで、資産防衛ダイヤモンドの資産ポートフォリオへの組み入れを提唱している倉崎元治ですが、アルビオンアートに展示されているエステート・ジュエリーを見ると、換金性は低くなるものの、資産としての価値が非常に大きいのを改めて感じさせられ、その宝石の輝きの美しさにため息が洩れてしまいます。

宝石の頂点のダイヤモンドは、誰もがその価値をシェアできるラパポートという価格表があり、その金額的な価値を瞬時に判断できるという利点があるのに対して、ルビー、サファイア、エメラルド等、様々な美しい色を放つエステート・ジュエリー達は、その色の美しさに魅せられますが、その色を客観的に測ることができないという意味で、その金額的価値を測るのは非常に難しいのが現状です。

そしてダイヤモンドは、鉱石の中で最も硬い石であり、硬さという意味において、そのダイヤモンドの下に、ルビー、サファイアなどの色石を従えています。傷つけあった時にダイヤモンドは、他のどの石を傷つけることができますが、他の石は、ダイヤモンドを傷つけることができないのです。

これは、第60回のメールマガジンで、ダイヤモンドの丈夫さを測る指標、「モース硬度」について説明したことですが、宝石の丈夫さを測るもう一つの指標、「靭性」については、色石の一部にダイヤモンドよりも強いものがあるので、ご紹介したいと思います。

モース硬度がその物質を「引っ掻いたときにどのくらい傷つきにくいか」を測る指数であるのに対して、靭性は、衝撃に対して「どれくらい強く、割れにくいか」を示す指標です。

主な宝石の靭性に指数は以下の通りです。

8: ルビー、サファイア、ヒスイ

7.5: ダイヤモンド、アクアマリン

6: ペリドット

5.5: エメラルド

5: トパーズ、ムーンストーン

3.5: アパタイト

モース硬度の高いダイヤモンドは引っ掻き傷には強いのですが、衝撃に関して言えば、ルビー、サファイア、ヒスイの方が強いのです。ヒスイが昔から中国やアジアの国で人気が高いのは、靭性が強いため丈夫なので、お守りとして重宝されてきたためと言われています。

ヒスイは小さな結晶の集合でできているので割れにくいと言われています。なぜダイヤモンドは、靭性がヒスイやサファイア、ルビーよりも劣るのか。それは、ダイヤモンドがもつ劈開性(へきかいせい)にあります。

劈開とは、結晶や岩石の割れ方がある特定方向へ割れやすいという性質のことです。つまり、ダイヤモンドはある特定の方向から打撃を受けると割れやすいのです。しかしながら、この性質はマイナスばかりではありません。この劈開性があるおかげで、カットがし易く、美しく輝くダイヤモンドが出来るのです。

もしこのような性質がなければ、ダイヤモンドは地球上で一番硬い鉱物にしかすぎなかったのかもしれません。その劈開性を利用して様々なカットが試みられて、50面以上のラウンドブリリアントカットが発見され、この圧倒的は美しさを実現出来る劈開性を持ったダイヤモンドが、ジュエリーの王様に君臨していったのでしょう。

第63回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年09月09日配信分] ブリリアントカット

先日東京で、宝石好きのメンバーが集まるホームパーティが開催され、美味しい食事とワインを飲みながら、ワイワイと楽しい時間を過ごしました。宝石の話題を酒の肴にするのは、時間を忘れてしまいます。宝石というのは、地球の中から採掘されて、人間の手でカットして磨いた結果、様々な色や輝きを放つ神々しさがあり、我々人間を魅惑します。

宝石の中には、地球の中から出てこない宝石もあります。そのホームパーティで一際話題を誘ったのが隕石です。地球外から地球に飛び込んできて、大気圏に入ると高温で燃えなが落下して、普通なら、落ちてくる途中で燃え尽きて消えてしまう隕石は、時に地上にまで形を残したまま落下します。

長く孤独な宇宙を旅して、地球に落下し、最後まで燃え尽きずに生き残った隕石には、何か底知れぬパワーがあるのではないかとロマンを馳せてしまうのは不思議なことではありません。その隕石を身につけていれば、何かそのパワーが、自分の人生に力を与えてくれるような気もします。

そんな話を聞くと、急に隕石が欲しくなったりしてしまいましたが、隕石だけでなく、全ての天然の宝石には、何かパワーがあるのではないかと感じてしまうのは、人類が誕生して以来、人間のサガではないかと思います。

マーベルコミックスで有名なシリーズの映画のアベンジャーズも、6つのインフィニティ・ストーンが宇宙全ての生物のパワーの起源であり、その6つの石を手に入れるものは、宇宙の全てをコントロールすることができるというストーリーでした。

インフィニティ・ストーンには、青(空間)、黄(精神)、赤(物質)、紫(文明)、緑(時間)と、色を表現するのは難しい「魂」を司るソウル・ストーンがあります。赤は間違いなくルビー、緑は、エメラルドかパライバトルマリン、青はブルーサファイヤ、紫はアレキサンドライトかアメジスト、黄色はダイヤモンドかなと、色々と想像してしまいます。

ルビーといえば、非加熱のルビーが貴重です。20世紀に発見された新しい技術で、色の悪いルビーを加熱することによって素晴らしい発色をするルビーは、加熱処理されたルビーと、非加熱ルビーとは、その価値が大きく乖離することとなってしまいました。ミャンマーで取れるビジョンブラッド(鳩の血)と呼ばれる非加熱のルビーは世界中の富裕層からの羨望の的です。

ブルーサファイヤは、鉱物的にはルビーと一緒のコランダムという鉱石の一種ですが、モース硬度上、ダイヤモンドの次に硬い鉱石は、このコランダムなのです。コランダムは一般的にサファイヤと呼ばれ、その中で、特に美しい赤色を発色しているものをルビーと言うのです。

サファイヤは、様々な色の発色をするので、インフィニティ・ストーンは、サファイヤだけでも全ての色を網羅できる可能性もあります。サファイヤの中で、世界で最も貴重であり希少なものは、カシミールのブルーサファイヤです。深い青色に目が奪われる素晴らしい色のサファイヤですが、インドとパキスタンの間のカシミール地方でのみ採集されたサファイヤで、今はもう取れないと言われている希少なサファイヤです。

アレキサンドライトやパライバトルマリンは、特出した神秘性のあるパワーストーンです。キャッツアイという石の名前を聞くことがあると思いますが、キャッツアイとは石そのものを表す名称ではなく、光をあてると猫の目のような光の筋が入る石の総称です。キャッツアイの中で、クリソベリルという鉱石からできたキャッツアイの中に、昼間の光と蛍光灯の光で色の変わる石があるのです。これがアレキサンドライトです。パライバトルマリンは電気石と言われ、加熱するとプラスとマイナスに帯電する特殊な石です。

つらつら、様々な話題を楽しんで、時間が過ぎるのを忘れてしまうホームパーティでありましたが、今回のパーティの話題の1つにダイヤモンドのカットの話題もまた、面白いものでした。

我々がいつも慣れているダイヤモンドは、ブリリアントカットのダイヤモンドで、1919年に、ダイヤモンドの反射と屈折率から最も美しいカットの角度を数学的に算出した58面体が発明されたのです。

ブリリアントカットではなく、自由にカットしたダイヤモンドもこの世の中には存在するのですが、ローズカットと呼ばれるシンプルなカットのダイヤモンドは、本来、反射で光を放つダイヤモンドが、まるで透き通るように澄んで、端正で上品な品格を見せて、ブリリアントカットに見慣れた今の時代の我々の目に、新鮮な感動を与えることになりました。

資産防衛という観点からすると、ブリリアントカットのダイヤモンドが換金性に優れているのは間違いありませんが、宝石の魅力は、無限大の広がりを持っているのを改めて感じさせられた一夜となりました。

第62回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年09月02日配信分] 換金できるダイヤモンドの条件

自分は、いつも何かを恐れて生きてきました。今の生活が突然ひっくり返されるリスクがあることに対して、とりあえず備えだけは怠らないようにしてきたように思います。一番顕著な行動には、海に近いところに住むのは津波が怖いため、これまで居住してきた場所は、出来るだけ高台に住むようにしてきました。
DNAのどこかで津波や洪水にあった記憶が残されているのかもしれません。

普通の生活をしていながら、海の近くまで行くと、必ず、避難経路のイメージを頭で考えてしまいます。資産についても同じで、平常時の資産のポートフォリオをどう作るかいつも考えて、それほど大きな資産ではないにしても、株を持ったり、不動産を持ったりと色々と考えます。個人的には、ファンドというのはあまり好きではありませんが、近頃は、アートやワインも投資の対象にしています。

アートの投資の考え方は、長期投資です。すでに有名な作家の作品を買っても、時を経ると何倍にもなることがあります。ワインは、飲むために買っていたワインが、ここ近年、あっという間に高価になり、ワインを開けるにはあまりに高価になってしまって飲めなくなってしまいました。このところ、ブルゴーニュのワインは特に値段が上がったなという印象があります。

自分は、充実した人生を送るということを前提とした場合、毎日、株を売ったり買ったりするだけに時間を割いて生きていくのはあまり好きではないので、基本的に資産は中長期的に保有できるものを前提に投資しています。

しかし、いつでも、この資産がひっくり返されるリスクを考えてしまうのは、自分の悪い性分で、株も会社が倒産してしまえば価値はなくなります。昔は株券というものがあって、倒産すれば紙切れになると言われましたが、今はその紙切れすらありません。不動産は、土地がある以上、絶対なくなりませんが、価値が激変してしまうリスクがあります。

やはり、人間は生身で、生きているうちが花!死んでしまったら終わりです。資産を天国に持っていくことはできませんので、誰かに残すという作業は大変ですが、これも生きているうちに考えておかなければいけない人間の使命でもあります。なんやかんや言っても、簡単には死にたくないですし、資産を大きくしたいという意思で、日々貪欲に生きてしまいます。

東京にいると、地震もある可能性がある。小高いところに住んでいれば津波は多分、大丈夫。しかし、黄砂やPM2.5が中国から飛んでくる状況で、中国の原発が事故を起こしたらどうなるんだろうというような全く荒唐無稽とも言える想像をしてみたり、朝鮮半島はリスクだな、等の、色々な妄想を膨らませてしまうと、やはり、備えておきたくなるのが人情というものです。

そのような考えの中で、資産形成というものを考えた時、行き着いた結論は、資産の5%−10%程度は、資産防衛ダイヤモンドを保有すべきだということです。生き延びていくプロセスの中で、持ち運べて、且つ、換金しやすい資産だからです。

当然のことながら、換金できるダイヤモンドというと、条件があります。

まずは、業者価格に近い金額で取得しなければ、換金する際に業者に売る時の価値が、買った時に比べて大きく乖離してしまいます。ちゃんとしたものを安い値段で買っておくことに越したことはありません。ちゃんとしたものというのは、換金する時、安心して売ることができるものです。

1〜3カラットの換金しやすい大きさで、色はできる限り透明で綺麗なDからFカラーのレンジで、傷はほとんどない、VS以上を目安に、必ず、米国宝石学会GIAの鑑定書をつける。この資産防衛ダイヤモンドを持っていれば、あとは、日々、普通の生活を送って、なんの心配もありません。

そして、おまけに資産防衛ダイヤモンドは、宇宙で最も硬い鉱物で、劣化しないという素晴らしい特徴があるため、人間の命よりも長く、全く同じ状態で、資産として保有していけます。資産防衛ダイヤモンドは世代から世代へと引き継いで行けるという素晴らしい長所も持っています。この点、絵画やワインは、世代から世代に引き継ぐにしても、保存状態にいつも気を使っていたとしても、必ず劣化してゆきます。資産としてのダイヤモンドは、永遠なのです(^-^)

第61回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年08月26日配信分] 金価格とダイヤモンド価格

金の価格が高騰しています。1970年代、金価格は、1トロイオンス200米ドル以下でした。1970年代後半からの、イランのアメリカ大使館人質事件や当時のソ連によるアフガン侵攻、そして、イラン・イラク戦争と国際情勢が緊迫したときに800米ドル近くまで急騰しました。

その後、2003年近くまでは、鳴かず飛ばずで、300から500米ドルの間をいったりきたりでしたが、911米国同時多発テロやイラク戦争のあたりから上昇トレンドに火が付きます。リーマンショックを経て2012年には1800米ドルを超えるまでに急上昇しました。その後の調整を経て、今また、1500米ドルを突破してきています。日本で馴染みの単位で言えば1g=5400円を突破という為替の関係で日本円では、40年ぶりの高値となっています。

ホルムズ海峡、イラン問題、米中対立、などのきな臭い要因が多い国際情勢に加えFRBの金融政策の転換で利下げに動いたことが大きな要因だと言われています。が、明らかに世界の金余りの中で、金に投機資金が回っている状況です。

この金のトレンドとは、一線を画して、どんな時でも安定的に推移ししているのが、ダイヤモンドです。現実的に、金は投機の対象になっているのです。リーマンショックの時には、他の金融商品よりは下げ幅は少なかったにせよ、金は大きく下げることとなりました。その時、ダイヤモンドは、やはり、ほとんど値動きはありませんでした。

まさしく、金融資産とは一線を画しているダイヤモンドこそ、資産防衛のための資産であるのだと思います。これまで、様々な社会的な危機や経済危機に直面してもダイヤモンドだけは、安定的に価格が推移してきました。

世界中で換金が可能で、価値の変動が少ない現物資産で持ち運びが可能という点で資産防衛ダイヤモンドは、防衛資産として、金と比較されますが、今や、金は投機的な金融資産であり、世界的な危機的な状況に買うべき資産という幻想に、世界中の投機資金が金にまわってきている感があります。

参考となるラパポートをベースとしたダイヤモンド価格のチャートを見ても、金の大きなボラティリティに対して、ダイヤモンドは、かなり大きな経済要因や社会的な要因があっても安定して少しずつ上昇しているのがわかります。

資産防衛ダイヤモンドは、劣化することなく、国際的に明確に価値づけがなされておいるため、世の中に流通する量を調整しながら、超長期的に価格を維持していると思われます。

今週に入り、香港の暴動も一旦平静を取り戻したかに見えたのですが、まだまだ不穏な動きが続いています。世界のマスコミは政府と警察を一方的に非難する報道をしていますが、一部暴徒となっている武装活動家は、継続的に香港の社会を破壊しています。

韓国のGSOMIA破棄については、これまでの日米韓の北朝鮮にたいする同盟が、知らないうちに、これまで同志であり友人だと信じていた韓国が日本に敵対するような状況になったら、日本はこれまでと違う想定をしなければならない危機に曝されていると、空恐ろしい想像をしてしまうほど、国際情勢は刻一刻と変化しています。

この危機的で激動の世界情勢の中で、金融商品として金をポートフォリオに組み込むことも、投機的な世界の中では、通常の金融資産のヘッジになると思います。同時に、資産防衛ダイヤモンドをポートフォリオに組み込むことは、本当の危機に陥る有事の際に、自分に身に着けて移動できる資産として、今の時代こそ、大きな意味があると信じています。

第60回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年08月19日配信分] 続 香港情勢

アジアで一番安全だと思っていた香港が、今や大混乱に陥ってしまいました。2日間に渡って、香港出発の夕刻からの便が、ほぼ全てキャンセルされるという事態になってしまったのです。

通常、 政府や、クーデタによる反政府軍によってのみ、空港というのは閉鎖されるものと思っていましたが、今回の香港では、民主化を叫ぶ民衆のデモ隊が、空港を封鎖するという異常事態となってしまいました。デモ隊が、旅行者をチェックインカウンターにまで行かせないよう封鎖してしまいまったのです。通常業務が不可能になった空港当局は、全便をキャンセルすることを決定する事態にまでになってしまいました。

旅行者からすれば、とんでもない迷惑な話です。旅行者がデモ隊に取り囲まれて、怒った旅行者が、デモ隊と口論するビデオが数多く流されました。旅行者といえば本来自分たちの仲間であるはずの人たちに犠牲を強いることによって、政府に対して自分たちの要求を聞き入れさせようとするデモ隊のやり方は、明らかに間違いでした。

旅行者達は空港に取り残され、フライト変更料金を払って、翌日以降の便に変更するか、緊急の人は、高額な費用を新たに支払って飛行場を香港からマカオや深圳に変更して予約の取り直すという事態になってしまったのです。自分たちの自由を獲得するために、他の人達の自由を犠牲にするというのでは、彼らの主張がどんなに正当な主張であったとしても、 民主化を叫ぶデモ隊に大きな疑問を投げかける結果となり、せっかくのデモ隊の高邁な活動も、今回は、数多くの支持を失う結果になってしまいました。

しかし、デモ隊側にも、この行動をとったことを正当化する理由がありました。空港を占拠する前日に、繁華街のチムサッチョイ(TST)ので活動するデモ隊に、警察が、催涙弾だけでなく、ラバー・ブレットという、ゴム弾をデモ隊に打ち込み、それが若い女性の目に当たり、その女性の右目が失明してしまったことにデモ隊は激昂したのでした。

しかし、ゴム弾というのが、これほど殺傷能力があるというのは、驚きに値します。見たことがないのでわかりませんが、ゴムと言っても硬いゴムを使っているのでしょうか。

世界で一番硬いものは、ダイヤモンドですが、これまでダイヤモンド弾というのは聞いたことがありません。

実は、ダイヤモンドは地球上でもっとも硬いといっても、急激なショックを受けると割れてしまう可能性があるのです。実際に、ダイヤモンドをハンマーで強く叩くと割れてしまいます。

ダイヤモンドは、地球上で一番硬いと言われていますが、宝石の丈夫さを測る指標は、「モース硬度」と「靭性」と、2つあって、ダイヤモンドは、モース硬度において世界で一番硬い鉱物なのです。モース硬度とは、その鉱物を引っ掻いたときにどれくらいの傷がつくか、とういう指標で、鉱物対鉱物で、擦り合いをした時に、どんな鉱物に擦られても傷がつかないのがダイヤモンドです。

モース硬度は、ドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースが作った指標ですが、 代表的な宝石のモース硬度は以下のとおりになっています。

10: ダイヤモンド、 9 :ルビー、サファイア、 8.5 :アレキサンドライト、クリソベリルキャッツアイ、 8 : エメラルド、トパーズ、アクアマリン、スピネル、 7.5 :ガーネット、トルマリン、 7 :アメシスト、ヒスイ、 6.5: タンザナイト、ペリドット、 6: オパール、ターコイ、 5.5: ラピスラズ、 5: アパタイト、 4 マラカイト、 3.5: コーラル、真珠、 3: 大理石、 2 :琥珀、石膏、 1: 滑石

モース硬度1は、わかりやすく言うとチョークの柔らかさです。人間の爪はモース硬度2くらいと言われています。

モース硬度10のダイヤモンドが最強なのは、引っ掻き傷に関してということなので、強い打撃に関しては最強ではないのです。ダイヤモンド弾を作っても、引き金を引いた瞬間に、鉄砲の中でバラバラに破裂して、鉄砲自体が爆発してしまうのかも知れないと、想像したりしてしまいました。

今回のように民衆の力であったとしても、その国の空港が閉鎖されてしまうような状況が起こるときにどのような対応をとるべきか?今回の香港は、いいケーススタディとなります。こんなことは滅多にないとは思いますが、香港でもこのような状況が起こるということは、何か起これば日本でもこのようなことが起こりうるということだと思います。

今、そのような事態に陥った時、生き延びるために何をすべきか。このような有事になる時、銀行も一時的に閉鎖されるリスクがあります。このような状況がきた時に1、2年位は生き延びることのできる資産で、最も持ち運びしやすいものが資産防衛ダイヤモンドです。

生き延びるためには、ありとあらゆることをしてゆかなくてはならなくなりますが、生き延びるためには、まずは、生き延びる意志力と、生き延びるための知恵、そして、共に生き延びる家族と仲間達が必要です。そして、そこに資産としてのダイヤモンドがいつも自分の手元にあれば、安心して 冷静にその状況に対応できるのではないでしょうか。

今の香港の状況を見て、我々の資産ポートフォリオのあり方を考えると、日本だけに資産をおいておかず、資産を世界に分散させることと、そして、資産防衛ダイヤモンドを手元においておくこと、の2つは心しておきたいと、強く思った倉崎元治でありました。

第59回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年08月12日配信分] 緊迫した香港からのレポート

現代は、VUCAの時代と言われています。 「Volatility(激しい変動)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(不透明性・曖昧性)」の頭文字をとってVUCAというそうです。21世紀に生きる我々は、不安定で激動の時代の中で、大海の波に揉まれて生きているのです。日本にいると、そんな気にならないのが不思議ですが、日本を取り巻く環境が、刻一刻と変化していることにある種の不安を覚えてしまう今日この頃です。

先週、香港国際空港に降り立ちました。いつものように香港のIDカードで、自動化されたイミグレーションを通り抜けて、荷物を回収して、出口から空港の到着ロビーに出て来たのですが、そこでびっくりする光景を目の当たりにすることになりました。到着ロビー全面に黒いTシャツを来た人たちが座っているのです。広東語で何を話しているのかわかりませんが、誰かが主導する言葉に呼応して、みんなが叫んでいます。

これは、新聞やマスコミで騒がれている香港の民主化を叫ぶデモだとすぐにわかりました。なんで空港で?殺気立ったと言うか集団ヒステリーに酔っているようなただならぬ雰囲気に、ここにいてはまずいと思いながら、自分自身をみると、なぜかその日、黒いTシャツを着ていることに気付いて、更にまずい感じ。

一昨日も、フィリピン人がたまたま黒Tシャツを着て歩いていたら、警察に止められて、デモ隊の一味だと疑われて逮捕されたと言う話を聞いていたので、マジでやばいぞ。さっさと空港の出口から抜け出ようと早足で歩いていると、前を歩いていたアメリカ人らしき白人が、座っている黒Tシャツ達に笑顔で手を振り始めた。黒Tシャツ達は、これに大きく反応して、この前にいる手を振る旅行者に大きな歓声をあげたのでした。

這々の体で、その場を抜け出してきたのですが、今の香港には相当危ないサインが点滅しています。香港人たちは、ここで警察が暴力に出たら、アメリカをはじめとする世界が黙っていない。だから、挑発している。中国は、挑発に乗るまいと冷静に振る舞っているだけなのです。何か嫌な予感がします。

デモに参加しているのは学生と若い社会人が中心で、ある人たちは、中国の犯罪者引き渡し法に怒り、ある人たちは、行政長官の辞任を叫び、ある人たちは、香港独立を叫んでいる。明らかに方向性は同じでも、自分たちが目指す本当の中身が違う烏合の衆と化しているのが現状。

香港に中高生の学生たちを持つ親たちは、自分の子供達が、いつかデモに参加しだすのではないかと戦々恐々で、早く、海外のボーディングスクール(寄宿舎生活の留学)に入れて、今のこの香港の状況からを自分の子供引き離そうと真剣に検討し始めています。また、香港人の中には、香港人の預金封鎖や資産凍結があるのではないかと、資産を海外に移し始めて、手持ちの不動産もどうすべきか真剣に検討し始めています。

そして、香港島に入ってびっくりしたことは、4時から5時の時間帯は、タクシーがいつも簡単には捕まらないのですが、いまは簡単にタクシーが捕まるのです。渋滞も全くない状況で、道が静かに感じます。いえ、街全体が、なぜか、妙な静寂な感じがするようになっています。あのいつも喧騒の香港がこんな静かになるのは、この10年香港に住んでいて体験したことがありません。何かが起こる可能性があります。

こんな時こそ、資産防衛ダイヤモンド。突然、資産が凍結されても、突然、預金が封鎖されても、絶対的な安心感があります。今の日本に資産防衛ダイヤモンドが必要だと、これまで、日本人の皆さん向けに資産ポートフォリオの一部にダイヤモンドを組み込むべきだと説いてきましたが、今の香港には、日本以上に資産防衛ダイヤモンドが必要なのだと真剣に思った緊迫した香港からのレポートでした。

第58回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年08月05日配信分] 日に日に激変する世界情勢

日本と韓国の関係がきな臭くなってきました。もうここまできたら、意地の張り合いで、お互い一歩も引けない状況に飛び込んでいます。韓国が友好国でなくなると、日本の地政学的な立ち位置は、もはや安定的な状況ではなくなります。

日本が地政学的に安定的でなくなる状況というのは、過去の日本はあまり経験したことはありません。しかし、この激動の世界では、日本にもそのような不安定な状況が頻繁に起こるようになってきています。振り返れば、日本にとって外からの最初の圧力は、元寇でしょうか。その時にたまたま神風が吹いて、元の軍隊は海の藻屑と消えてしまったようですが、その次に考えられるのは、江戸末期の黒船来航です。

明治時代になってからから、日本に頻繁に外交上危機が訪れるのは18世紀の産業革命が主因だと思います。世界の時間はどんどん短くなっています。その後、ロシアのバルチック艦隊を破ったところから、世界の日本に対する注目度は一気に上がることとなりました。

第一次世界大戦は漁夫の利でしたが、第二次世界大戦は、対日本と日本そのものがターゲットとなり、ABCD包囲網の中で日本が外圧に屈することになります。そして、第二次世界大戦後は、世界はいつも激動のなかで混乱しています。アメリカは、日本との戦争を終えた後も、朝鮮戦争、ベトナム、イラク、アフガニスタン…そしてテロとの闘いと、ひたすら終わることのない戦争の中で生きています。

そして、現代は、武力による戦争だけではなく、経済戦争も国家にとって重要な戦略となっています。アメリカと中国は、武力ではなく、経済において戦争を始めています。日本と韓国も、経済戦争勃発です。そして、経済戦争の行き着く先はといえば、インフレしかありません。

今、ベネズエラは、たいへんなことになっています。年間のインフレ率が268万パーセントという、とてつもないハイパーインフレになり、自国通貨を持つ国民は、これまで、蓄財していた財産が一気に無価値同然となっています。

268万パーセントのインフレ。つまり、日本円で例えるなら、去年100円で買えたジュースは、いまは、なんと2億6800万円を出さないと買えないということです!

当然のごとく、誰も物を買えません。ドルや仮想通貨、金やダイヤモンドを持っていなければ、国民全員が破産したのと同じ状態です。治安も悪くなり、首都のカラカスの殺人発生件数は、10万人あたり約81件になっているそうです。アメリカは10万人あたり、5.4件、日本0.3件です。驚くことに日本の300倍もの殺人が起きています。

その結果として、国民は、国を捨てて国外へ逃げ出しています。当然だと思います。その数は、すでに400万人を超えていると言われています。ベネズエラの人口は約3000万人なので、1割以上の人々が、国外へと逃避していなくなっていることになります。

ベネズエラは、もともと貧しい国ではありませんでした。南アメリカのなかでも指折りの自然の宝庫と言われています。原油の埋蔵量は、約3,000億バレルと言われ、世界最大級の量を誇っています。そんな豊な国の経済が事実上破綻したのです。政治の体制とアメリカの経済戦略も絡んでいるのかもしれません。

ベネズエラの人たちも、実際に国内で生きているのは、自国の通貨に依存しているからではなく、様々な逃避資産によって、日々、繋いでいるに違いありません。米ドル、金、ダイヤモンド、仮想通貨等、ハイパーインフレが起きる前に、一部の資産をそのような逃避資産に変えていたからこそ、今も国内で生き延びていくことができるのだと思います。

戦後、奇跡の復活を遂げて世界の先進国の一員に仲間入りした日本でありますが、この安定も決して楽観できるものではありません。世界の時間は、日に日に早くなり、世界の状況は、激変しています。今回の一連の日韓の動きと、米中の経済戦争や香港の民主化運動等の今のアジアの混乱を見ていると、ベネズエラの状況は、日本にとっても決して他人事ではないと感じてしまうのは間違いでしょうか。

資産防衛ダイヤモンド始め、逃避資産を分散して保有することにより、未来に備えたいと思います。

第57回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年07月29日配信分] ダイヤモンドはいつ買えばいい?

資産防衛ダイヤモンドの伝道師として倉崎元治は、今、様々なところで少人数から大人数まで多くの人に、資産防衛ダイヤモンドを資産ポートフォリオの一部に組み込む重要性について宣べ伝える毎日を過ごしています。

そして、今、最近、資産防衛ダイヤモンドの考え方は、ずいぶんと伝わってきている手応えを感じています。そして、そのような中、この頃、よく聞かれるのは「いつ買ったらいいの?」というタイミングの話です。

資産ダイヤモンドの良いところは、価値が変わらない、過去から価格は緩やかに上昇していてドル建て資産として安定した資産であるため、「今安いから買い時」とか「特別価格」とかいうものが、本来、基本的に存在しないのです。

例えば消費税増税前とか為替が円高の時というのは、理論上では安く買えるのですが、どの水準の価格で購入できるのか等、購入するにあたっての様々な要因があるため、結局いつ買ったら得か?という話は大変難しい問題です。

倉崎元治は、ダイヤモンドは「いつでも買い時」と言っています。例えばなんらかの資産を現金化した時、お子さんの記念日に贈与の法定額までの金額で買ってあげる、婚約指輪を 資産性の高いDEFカラー、1ct以上、VS以上であつらえるなど、その人のライフスタイルや人生の中で、いつでも資産ダイヤモンドを買うタイミングがあるのだと思っています。

問題は、どの価格帯で購入できるのかというのが最も重要な問題だと思っています。同じ天然ダイヤモンドでも、業者間で取引される価格の目安の2倍の価格で購入してしまうのと、業者間の価格の7割で購入するのでは話が違います。

今でもダイヤモンドは高価で贅沢なものという考えが日本には多くあるようですが、それが金に準ずる換金できる資産であれば、贅沢ではなく、資産として、大きな価値があります。

購入価格さえ間違わなければ、ダイヤモンドは、資産としての価値が長く保全され、換金性が高く、更に持ち運びに便利という利便性がある素晴らしい資産として、世代から世代へと受け継いでゆくものだと思います。これから100年単位で時間が経過しても変化せず、価値を保ち続けるという見方をすれば「買い時」というのは、 一人一人の生き方やライフスタイルの中にいつでもあるのではないかと考えています。

第56回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年07月22日配信分] ダイヤモンド産出国

天然ダイヤモンドは、どの国で一番発掘されているのか?やはり、ダイヤモンドといえば、アフリカというイメージがあります。発掘する量という点では、実は、アフリカではなく、今は、ロシアが第一位なのです。2位のボツワナの約2倍という圧倒的な多さです。

ベストテンは、以下のようになっています。
(USGS アメリカ地質調査所発表 2018年調べ 単位は1,000カラット)

1位 ロシア 42,900 ct.
2位 ボツワナ 20,730 ct.
3位 コンゴ共和国 16,040 ct.
4位 オーストラリア 13,571 ct.
5位 カナダ 11,700 ct.
6位 アンゴラ 9,012 ct.
7位 南アフリカ共和国 7,210 ct.
8位 ジンバブエ 3,489 ct.
9位 ナミビア 2,050 ct.
10位 シエラレオネ 500 ct.

2018年1年間で、世界で算出量は127,000,000ct (25.4トン)で、このうちの宝石資質のものは70,900,000ct(0.5トン)で全体の12.7%程度だったとのことでした。

しかし、ここで興味深い調査があります。金額ベースでの産出国ランキングは、1位ボツワナ 2位ロシア 3位カナダ 4位ナミビア 5位アンゴ 6位南アフリカ…

なぜ1位のロシアと2位のボツアナが入れかわっているのか?「産出量ベース」と「金額ベース」で、順位が変わったのです。理由は簡単、ボツワナの方が品質の高いダイヤモンドを産出しているということ。ボツワナの1ctあたりの価格は約150ドルに対して、ロシアの1ctあたりの価格は約100ドルだそうです。

ダイヤモンドの産出を担う2大プレイヤーは、過去アフリカのほとんどのダイヤモンド鉱山を買い占めていった有名なデビアスと、ロシアのアルロサです。アルロサは、1993年1月1日にロシア大統領令によって、設立された政府系ダイヤモンド・コンプレックスで、今は、ダイヤモンド以外に、発電、ガス、空港会社、文化事業、スポーツ事業等を展開するロシアの巨大コングロマリット。

以前は、デビアスが世界のほとんどの鉱山を傘下に収めて供給をコントロールしてきましたが、今は ロシアの上場企業であるアルロサが、デビアスのシェアを抜いたと言われています。今の世界のダイヤモンド市場は、この2社が全体の70%以上を握る独占市場であることは間違いありません。

デビアスを創業したのは、ロスチャイルド家の資本を後ろ盾に起業したユダヤ系ドイツ人のオッペンハイマー家、アルロサの株主は、ロシア政府、そして、そのプーチン大統領が後ろ盾になってダイヤモンドビジネスで蠢いているのが、イスラエルの敬虔なユダヤ教徒のレバイエフ家。

何れにしても、アフリカ大陸とロシアで世界の80%以上のダイヤモンド市場を支配していて、それを支配しているのが、アフリカもロシアもユダヤ系の資本が絡んでいるというのは、何か空恐ろしさを感じます。が、同時に、世界の金融市場を支配するユダヤ系資本によってコントロールされている市場として、ダイヤモンドは堅牢な防衛資産の地位を確立しているような気もします。

ダイヤモンドの産出国は、ロシアとアフリカ以外で、カナダ、オーストラリア、中国等がありますが、日本は、残念ながら地殻の構造上、ダイヤモンドが発掘されにくい環境にあります。 ダイヤモンドは、まだ地球が活動期だったおおよそ9億年ほど前に、マントルの中に生成され、そこからまた何億年という時間をかけて火山活動とともに地表まで押し上げられたものだと考えられています。日本は、比較的新しい地殻の上に存在しているため、ダイヤモンドには恵まれない土地に分類されています。

近年、人工合成ダイヤモンドの技術が進み、短期間で天然ダイヤモンドとほぼ同じ組成のダイヤモンドが作れるようになっていますが、9億年の歴史という地球の中で育まれ生成された天然ダイヤモンドと人工合成ダイヤモンドの 真の価値は、天と地ほど違うものだと物だと感じてしまいます。

デビアスが天然と人工の価値の比率を10:1と決めて販売をしていますが、天然ダイヤモンドが育まれてきた地球の中の年月を考えると、それ以上の価値の差があるように感じてしまうのでした。

第55回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年07月15日配信分] 動産

資産とは何か?倉崎元治は、動産という分野の資産について、特に興味がある人間です。動産というのは、土地や有価証券のように登記され所有権が明確になっている資産でなく、美術品、宝飾品、ワイン等の持ち運び可能な資産を指しています。

不動産や有価証券等の金融資産は、収益を生み出します資産が多いのに対し、動産は、そのものの価値が資産として認識される以外、収益を生み出すものではありません。動産の収益性は、キャピタルゲイン・キャピタルロスによってのみ測ることができます。それゆえ換金性に優れた動産は資産性が高いと言えます。

金という商品は、動産の王様です。金融商品のように換金性に優れています。そして、金に続いて、換金性の高い動産に、資産防衛ダイヤモンドがあります。換金性の高い資産ダイヤモンドは、4Cが重要で、重さは1から3カラット、カラーはF以上(D、E、F)、カットはVery Good以上、クラリティはVS以上をベースに収集することをお勧めしています。
金や資産防衛ダイヤモンドの他に、換金性の高い動産を見極める簡単な方法は、オークションに出品されているものを収集するやり方があります。オークションで購入すればオークションで売ることができるはずだからです。しかし、オークションで注意しなければいけないことは、安く買えても、自分だけのワンビッド(One Bid)で落札されてしまった場合は、換金性にリスクがあります。自分以外の人は誰もパドルを挙げなかったのですから、自分以外誰もそれを評価していないことになるからです。高く競り上がったとしても、ビッドがたくさんあって、競りが活発な方が換金性に優れていると言えます。自分以外にも買いたい人が数多くいるからです。
また、換金性を超えて、動産の中には無二の素晴らしい資産性を持つものがあります。美術品と宝飾品です。資産性のある素晴らしい美術品と宝飾品は、オークションでも取引することが可能だという点で、換金性に優れています。美術品は持ち運ぶことが簡単ではないという欠点がありますが、宝飾品は、資産防衛ダイヤモンドほどではありませんが、持ち運びに優れています。

例えば、マリーアントワネットが身につけていたネックレスといえば、オークションでは、高値で取引されるはず。アルビオンアートの有川一美さんといえば、アンティークジュエリー界では世界の第一人者です。今年、日本人で初めて、メトロポリタン美術館の国際評議員で、世界中の有力者たちが、有川コレクションを見にやってきます。
先日、久しぶりに、有川コレクションのほんの一部ですが、その素晴らしいコレクションを拝見する機会がありました。全ては分厚い美術図鑑に出ている人類にとって貴重なアインティーク宝飾品ばかり。先日、ヴァン クリーフ&アーペルの展覧会にも展示されていた有川コレクションの20世紀初頭のアールヌーボーの宝飾品も手にとって見ることができました。ほかにも、マリー・アントワネットが身につけていたダイヤモンドのネックレス、また1粒10カラットくらいあるダイヤモンドがいくつもつけられているティアラ、ダイヤのチョーカーなど、ダイヤモンドにブリリアントカットがなかった時代のダイヤモンドでしたが、これらはプライスレスとも言える人類にとっての貴重な資産だと感じました。
分散投資は、今、不動産や有価証券等の金融資産以外に、動産を組み込んでリスクを分散することが、重要な戦略であると思います。その中で、金や資産防衛ダイヤモンドは、その重要な選択肢であると思いますが、その他にも、美術品や、アンティーク宝飾品、カシミールサファイヤや非加熱のビルマルビーなどの稀少性の高い色石、そして、仮想通貨等、ポートフォリオの領域を拡げるのも、21世紀の激動の世界を生き抜く重要な手段であるのかもしれません。

第54回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年07月08日配信分] ミレニアル世代とダイヤモンド

「永遠の輝きに陰り ダイヤモンド業界が衰退している」と題して、ミレニアル世代はダイヤモンドを買わない、世界のダイヤモンド市場(800億ドル)の半分を担うアメリカでダイヤモンド業界が衰退してきているという「ITmediaビジネスONLINE」の記事を読んで、1981年から1996年の間に生まれたミレニアル世代は、装飾品としての本物のダイヤモンドを身につけなくなっているとのことでした。

元々、自分は、ダイヤモンドを資産防衛の資産として保有することを一義としてダイヤモンドの収集をして、皆さんにもお勧めしているので、装飾品として利用することには重きを置いていません。自分の目から見ると 、資産防衛のためのダイヤモンドの需要は、日本においても明らかに増加しています。

タンス預金の代替資産として、金の他に、ダイヤモンドも一つの選択肢として少しずつ認知を高めています。軽く持ち運びが簡単であって、換金性も高いという点で、ダイヤモンドは有事の際のお金に変わる代替資産となっています。

しかし、装飾品として天然のダイヤモンドは、人工合成ダイヤモンド等の他の代替品が出てきたことを考えると、その需要は分散化されることになっています。日本は、バブル全盛時期には世界でも有数のダイヤモンドを買う国でありました。人種差別の激しかった南アフリカでも日本人はダイヤモンドをたくさん購入するので「名誉白人」という特別な地位を与えられたほどですが、今は宝飾品としてのダイヤモンドを買う人は本当に少なくなってきているようです。

特に、このミレニアル世代というのは、車も持たない、オフィスを持たない、着る服やバッグも所有しない、あらゆる物欲から解放されて自由をこよなく愛するという人達のようで、この人達が、婚約指輪にダイヤモンドを購入するかと考えること自体に無理があるように思います。

これは現代の人類のライフスタイルの変化に呼応していることだと思いますが、資産としてのダイヤモンドの重要性は、歴史的に、人類が始まって以来、変わることはありません。資産防衛ダイヤモンドは、過去の戦争や紛争、そして経済的な恐慌を乗り越えて、重要な役割を担ってきました。

また、日本はバブルが崩壊して以降、ダイヤモンド需要が縮小しているわけですが、ダイヤモンドは国際商品で全世界共通な資産ですので、世界のどこかに経済の好調な国々に新たに需要が創造されることになります。日本で売れなくなっても経済成長を果たした中国で買われ、中国で売れなくなっても人口が急増しているアフリカでといった具合に、世界のどこかで資産としてのダイヤモンドの需要があります。

ミレニアル世代がダイヤモンドを買わなくなったからといって、ダイヤモンドの価格はここ数年を見ても下落しているわけではなく、逆に、緩やかに安定的に上昇しています。ダイヤモンドは、生産されたものが全て市場に出るのではなく、出生率や人口動向などを予測して市場に出すという供給調整がゆきとどいている商品でもあるため、価格の変化が少ないというのが特徴です。

しかし、この「永遠の輝きに陰り ダイヤモンド業界が衰退している」という記事の中ある、ダイヤモンド業界はネット対応が遅れていて、いまだに購入希望者はダイヤモンドに関する情報が十分に提供されることなく、店舗に足を運んだ上に、上から目線でセールスされるという旧態然とした現在の流通構造については、今後は、ネットやブロックチェーンを利用して、資産としてのダイヤモンドの流通をより効率的に改善すべきであると思いました。

第53回(号外) 倉崎元治の資産防衛講座![2019年07月05日配信分] 宝石オークション

号外というか。耳寄りなお話です。

今週開催されるシンワマーケットの宝石オークションに出品されているダイヤモンドで、資産防衛ダイヤモンドが安く購入できる可能性があります。

うまくいけば、ラパポートの7割以下で手に入れることができるチャンスがあります。

なぜ安く買えるチャンスがあるというのには、理由があります。

日本ではオークションの認知度がまだ低く安く落札されることがあります。それゆえ、宝石業者が仕入れのために参加することも多いのです。

一般の人の持っているダイヤモンドの指輪をできるだけ早く換金するため、鑑定なしで、出品されているものがあるとのことです。

これを狙います。

1.オークションの下見会の会場に行く
2.下見会場で、オークショニアの馬場さんを呼び出す

3.馬場さんから狙い目のダイヤモンドを聞いて、現物を確認して、大体の石目を確認し、いくらまで買うか戦略を錬る。
4.オークションで落札する。
5.馬場さんにGIAに鑑定依頼する。

今回は、ロット383の1.55カラット、ロット463の5.069 カラット、ロット520の2.553カラット、ロット522の5.106カラットあたりが見た感じ割安感高いです。

いつも、資産防衛ダイヤモンドといえば、1ct〜3ct 、カラーはDEF 、クラリティはVS以上をターゲットにしていますが、これに当てはまらなくても、相場より安く買うことが出来れば、十分、資産防衛ダイヤモンドになります。資産防衛ダイヤモンド応用編ですね。

また、オークションで買えば、オークションで売れるので、オークションで購入するものは、資産性は、他の購入方法より有利だと考えられます。

オークションは明日土曜日の午後2時から銀座メディカルビル地下で開催されます。
https://www.shinwa-market.com

オークションで資産防衛ダイヤモンド、挑戦されてはいかがでしょうか?

第52回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年07月01日配信分] タンス預金の危機

日本人は、貯蓄率は世界でも非常に高く、預金好きな国民だと言われます。アメリカ人は、貯金せずに、将来を夢見て、今、自分ができる限りの自分の理想とする生活をする。日本人はそれを刹那的生活と言いますが、果たしてどちらが幸せな人生を過ごすことになるのか、死ぬ前にならないと誰もわからないと思います。

しかし、日本人は、銀行預金だけでは満足しない「タンス預金」の量も半端ではない。2016年度に日本銀行は、個人の家計の資産が主にどういった使われ方をしているのか調査を行ったところ、52.3%もの資産を「現金・預金」に回していることが判明しました。そして、第一生命経済研究所の調査レポートによると、2018年12月末の日銀券の発行残高は、100兆円の大台を超えて、その中で、日本のタンス預金の合計金額は50兆円を超えたそうです。しかし、日銀券の発行残高の半分がタンス預金だというのは異常だという気がします。

そして、そのタンス預金は今大きな危機に晒されているということを、タンス預金保有者の人たちは気づいているのだろうか?

日本の個人の家計資産の52.3%が現預金だという統計に対して、アメリカは13.9%、ユーロエリアでは34.6%しか現預金に回していません。アメリカでは、家計資産を株式投資に回す比率が多く、日本の4倍で、ユーロエリアでも日本の約2倍が株式投資に回っています。 同様に投資信託も日本では割合が一番低い。

この原因は、アメリカやヨーロッパでは、学校の必須科目として当たり前のように金融の授業があるのに対し、日本は金融教育が充実していない現状がある。大人になって、資産運用や投資という言葉を聞いても、「よくわからないし、リスクがありそうだし、とりあえず貯金しておこう」ということになるのでしょうか?

現預金の敵はインフレです。日本は慢性的なデフレ状態が続いているので、ほとんどの人達は日本にインフレのリスクはないと踏んでいるのかもしれません。しかし、ここ数年のアベノミクスがインフレを起こそうという政策で、ひたすらお札を刷りまくっている現状の中で、いつこの国の経済がインフレに傾いてもおかしくない状況であることも間違いありません。今や現預金は決して安全な資産とは言えないと思います。

先日、東京で、ミャンマーのコンテンポラリーアーティストの展覧会を見る機会がありました。ミャンマーといえば、アジア最後のフロンティアと呼ばれ、長い軍事政権から、民主化政権に転換して、国の今後の発展に大きな期待が持たれている国で、その動向を世界中が注目しています。

しかし、まだ、外貨が国外に簡単に持ち出せず、土地も株も外国人は保有することができない国です。ただ、ミャンマーの絵画は、国外に持ち出すことができて、自宅の部屋に飾ることができる数少ないミャンマー資産です。

アジアでは美術品は資産です。それは途上国経済の発展は、経済成長によるインフレを引き起こし、アーティストの作品が世界で評価を受けるものであれば、美術品の資産として将来価値も、その国の発展と比例して伸びていくことになります。

資産を分散させておくという意味において、将来の経済発展を前提にしたミャンマーのアートを保有して、オルタナティブ投資として、資産ポートフォリオの一部に組み込むのも悪くないと思います。

ミャンマーの美術品を資産に組み込むのも面白いと思いましたが、日本のタンス預金が直面しているリスクに関しては、できる限り早く、そのほかの資産に分散して、リスクを軽減すべきだと感じてしまいます。

ドル建て資産であり、安定した価値で換金できるダイヤモンドは、タンス預金の一部で金を買うより安心できる資産だと思います。現在の日本の経済状況を鑑みると、資産防衛ダイヤモンドの意味と価値が、差し迫って本当に高まってきているのではないかと考える今日この頃であります。

第51回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年06月24日配信分] 天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンド

天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドについては、近頃、ダイヤモンドについて語るときによく出てくる話題となります。ある意味では何も知らない人がダイヤモンドを買う時、悪徳業者に合成ダイヤモンドを天然ダイヤモンドとして売りつけられる不安と恐怖があるからダイヤモンドを購入するのはリスクがあるから手を出さない方がいいというような議論になってしまいます。

特に、合成ダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと組成が同じで肉眼でも見分けがつかず、プロの業者でも間違えてしまうといえば益々不安になってしまいます。

しかし、この合成ダイヤモンドが出てきたからこそ、天然ダイヤモンドの価値は、明確になったというのが、本当のところではないかと思うのです。

まず、大事なことは、ダイヤモンドが天然か合成かの正式な鑑別書を確認しなければなりません。正式な鑑別書というのは、世の中にたくさんの信頼できる鑑定機関はありますが、ダイヤモンドの場合、GIAの鑑定書で、それが天然か合成と書いてあれば間違いありません。

あまり知られていない鑑定機関の鑑定書にはリスクがあります。なぜかといえば、ダイヤモンドの天然と合成を鑑定するためには、高額な機械の投資が必要となります。その設備投資に耐えられるだけのしっかりとした鑑定機関でなければ、信頼できません。

これはデビアスが開発したDiamondViewTMやGIAiD100といった機械で見分けなければなりません。天然と合成を判別する機械を作ったデビアスが、天然と合成の価値を10:1としたのです。

わずか20年前は、ダイヤモンドを分析するハイテク機器は、エネルギー分散型蛍光X線分析装置や赤外線分光光度計、紫外可視光光度計だけだったものが、今や、様々な状況に合わせて高額な装置の設備投資が必要となってしまいました。

ダイヤモンドは、炭素の結晶であるが、天然ダイヤモンドで、純粋に炭素だけの結晶は全体の2%程度で、ごくわずか窒素等の不純物が混じっているのです。これはある意味で天然の証でもあります。

逆に、純粋に炭素だけで組成された天然ダイヤモンドはタイプIIといいます。それゆえ、貴重なダイヤモンドとして、市場では高く評価されるが、ここが問題になります。合成ダイヤモンドはタイプII、合成されているがゆえに完璧な不純物がない状態で組成されていることが多いのです。

しかし、この天然と合成の評価については、欧米型の理論をきっちり構築し、その理論に基づきしっかりとした価値付けを行うやり方の中で、より明確に天然と合成の価値の違いが明確となったのでした。

確かに地球の中で何万年も何百万年も地中の圧力と熱で形成された宇宙の鼓動と連動する天然ダイヤモンドと、人類がわずか数ヶ月かけて合成した合成ダイヤモンドを同じ価値で扱えないのは明白です。

結果的に天然ダイヤモンドは、合成ダイヤモンドのおかげで更に箔がついて、価値がより高くなっていくような気がします。

最も大事なことは、間違っても天然ダイヤモンドだと信じて、合成ダイヤモンドを買わないこと。特に資産防衛ダイヤモンドを保有して、将来、換金できるダイヤモンドを資産として持つなら絶対条件です。

アクセサリーとして身につけるだけのダイヤモンドであれば、合成でも天然でも大きな違いはないけれども、「すごく綺麗なダイヤモンドね」と言われた時「たいしたことありませんよ」と答えながら 「実はこれ合成ダイヤモンド」と毎回心の中で言い訳しなければならないのもちょっと悔しい気がします。

やはり本物、やはり天然のダイヤモンドを持つというのが王道で、だからこそ資産防衛ダイヤモンドを持つということにも意味があると考えます。そして、資産防衛ダイヤモンドはGIA付きが必須です。

日本は、令和の時代となりましたが、世界中に大きな嵐が吹き荒れる可能性が日に日に高くなっています。今回の香港は民衆が勝利を納めましたが、これで簡単にすむ話ではないという予感を誰もがもち、香港に在住する数多くの人が、将来、ここに残るべきか、他の地に移動するかの検討をしはじめています。今、銀行口座の預金もタンス預金も大きなリスクに晒されています。資産の一部は、いざという時のために資産防衛ダイヤモンドを心からお勧めしたいと思います。

第50回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年06月17日配信分] アートバーゼル

6月10日の週は、世界で最も価値のあると言われるアートイベント、アートバーゼルが開催された週でありました。一般公開日の3日前からVIPプログラムが始まり、その日のために世界中の富裕層やアートコレクターがスイスの小さな町バーセルに結集します。

100機以上のプライベートジェットが小さなバーゼル空港に着陸許可を求めるため、この時期のバーゼル空港は大変な状況になるらしい。そして、アートバーゼルには、ハリウッドで有名な俳優も含めて、セレブが結集する場となり、高級なレストランから先に予約が埋まってしまいます。

今年も大成功を収めたアートバーセルに対して、毎年3月のバーゼルでは、バーゼルワールドという世界最大の時計見本市が年に一回開催されます。しかし、今年のバーゼルワールドは、昨年までと様相が違ったようでした。

時計業界の世界の頂点に君臨するバーゼルワールドに、世界の有力な時計メーカーの一部が離反し始めて、フェアの規模が一気に縮小し、例年700もの出展者が、500程度にまで減ってしまったという事態に直面してしまったそうです。

世界に君臨するという自負がおごりに変わってしまった結果、このようなことになってしまったそうで、2019年の時計業界は、大荒れに荒れている状況になってしまいました。

流石に奢りに驕っていたバーゼルワールドの主催者も青くなり、次年度以降の革命的なフェアの改革を発表することとなりましたが、果たして、一度信頼を失った後にその信頼を回復する道のりは、決して簡単ではないと思われます。

資産防衛を考える際に、ダイヤモンドは最も有力な資産であると信じる倉崎元治でありますが、高級な時計というのも、資産防衛に役立つ資産だと考えます。ブランドが確立していて、数少ない作り手が、ロボットでは簡単にできない精密機械を組み上げて製品化する。

高級な時計は、希少性があるにも関わらず、ブランド価値が確立しているため、流通がしやすいという利点があります。そして、自分の趣味の中から選択可能で、趣味と資産性が一致するというのも魅力的です。

問題点は、持ち運ぶ際に大量に持ち運ぶことは決して簡単ではないという点で、資産防衛ダイヤモンドに軍配が上がります。時計は身につけている分には、税関も誰も文句をいう人はいないと思いますが、資産防衛として、有事の際にコレクションしてきた数多くの時計を持ち運ぶことができるだろうか?

換金性は資産防衛ダイヤモンドと同じ程度に優れていて、市場価格が確立しているので、ネットでも市場価格より少し低い価格で売りに出せば、程なく換金が可能です。

時計は数千万円の高額な時計を身につけている分には、有事の際の大きな保険になると思います。数個までは持ち運べるということを考えると2−3億円までの資産防衛には相当有効な資産の一つではないでしょうか?

しかし、資産をさらに持ち運び資産防衛するには、時計では、乗り越えなければならない障害が数多く出てきます。

資産防衛という視点からは、様々な資産に分散させておくということが重要な論点となります。時計も有力な資産ではありますが、有事の際に新たな場所で事業を展開していくために、10億円以上の資産を持ち運ぶという視点では、現状、ダイヤモンドは最も有力な資産であろうと改めて認識することとなりました。

第49回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年06月10日配信分] 香港情勢

日曜日になると香港は、住み込みのヘルパーさん達が街に繰り出し、ほぼ街中を占拠する風景が日常です。フィリピン人とインドネシア人のヘルパーさん達は、休日は、雇い主の家からでなければならない法律があります。

しかし、今週は、様相が違いました。香港内の犯罪者引き渡し法の制定に絡んで、大々的な黄色い傘のデモで、香港島北側の交通は完全に麻痺状態になってしまいました。中国に返還されてから50年は、特別行政地区として英国統治時代の制度を踏襲すると約束した中国政府ですが、徐々に中国の制度に近づけていく動きに香港人達の多くが反発しています。

天安門事件から30年が経ったというのも何かの引き金か、アジアは何かざわついている雰囲気で、不穏な気分になります。香港は外国人居住者天国で、これまで本当に自由を謳歌してきましたが、これから、少しずつやりにくくなるのでしょうか。

これまでは、政治的な問題なので、経済的な活動には関係ないとタカを括っていましたが、実際には、ここ数年、銀行の取引が非常に厳しくなり、野放途といわれても仕方ないくらい自由な金融制度の時代が終焉を迎えました。ちょっとまとまった金額の現金を引き出すには、数多くのプロセスを経てからしかできなくなってしまいました。

ダイヤモンドの取引も香港は、天国のような場所でした。もともと、消費税もありませんし、キャピタルゲイン税も相続税もありません。アジア中からだけでなく、世界中からダイヤモンドをアジアで取引するなら香港で取引するようになっています。

しかし、中国では、人民元の送金に規制がかかり、中国人の富裕層が簡単に高額な買い物を海外でできなくなってしまいました。また、香港では、税関で手持ちの現金に規制がかかりました。約200万円以上の現金を持って、申告なし出入国するには罰則がかかるようになってしまいました。

おのずからダイヤモンド取引もやりにくくなってきています。現金取引が非常に難しくなってきています。それでも日本で取引するよりは、香港の方が依然はるかに有利に取引ができるのはありがたいことです。

今、これまで自由を謳歌してきた香港に、ちょっとずつ暗い影が忍び寄っている感じがします。自分自身としては、何か有事があった時に生き延びるための準備を急がなければと暗澹たる気持ちになってしまいます。

しかし、そのような時代には新たな概念も登場します。仮想通貨であり、ブロックチェーンは、人間の叡智と進化によって、将来に大きな可能性を提示することとなりたした。

資産防衛のための資産作りの基本は、今だと米ドルであるのは間違いありません。しかし、US$は全て管理されているため、何かの時に本当に資産防衛になるかどうかは未知数です。日本円の現金は資産防衛になるか?これは相当危ないと考えています。

それに対し、金はどうかといえば、確かに金の価値についてはいえば資産防衛になりますが、有事の際に持ち運べない欠点があります。その点ダイヤモンドはいつも肌身離さず持っていられる利点はあります。ダイヤモンドは換金できる市場価格で手に入れることができれば、世界中で換金できる便利な動産です。ダイヤモンドの欠点は、無くしてしまうリスクです。

そして、今、21世紀には仮想通貨たるものが生まれました。実は紙幣そのものも仮想通貨なのかもしれませんが、仮想通貨は暗号通貨と呼ばれて、偽札が作れない仕組みになっている点では、紙幣より堅牢な性格を持っています。

まだまだ漠然としたイメージしか持っていませんが、生き延びるための資産防衛という観点からは、?米ドル現金 ?資産防衛ダイヤモンド?仮想通貨 の3つを念頭に今後更に研究をしたいと考えています。流動性が高く、持ち運びやすいという2点は、資産防衛の重要な要素になるとツラツラ考える香港の週末となりました。

第48回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年06月03日配信分] マハラジャの宝飾品

5月後半は例年通りクリスティーズ香港の春季オークション、アジアのアートを中心的に、欧米のアート、宝飾品、ワイン等、様々なアイテムのオークションでの売り立てです。今回のクリスティーズ香港の宝飾品は、何と言ってもインドのマハラジャが保有していた宝飾品の豪華さに目を見張ることとなりました。

元々、ダイヤモンドは、インドからその流通が始まったと言われていますが、4大文明の一角として、数千年の歴史を刻むインドで、権力者たちがその権勢を示すための様々な宝飾品に、人類の歴史の重みを感じます。

インドのマハラジャの宝飾品は、明らかに今のデザインとは異なり、インド特有のデザイン。今回のクリスティーズ香港の目玉となった、6〜9億円のエスティメートがついているピンクダイヤモンドの指輪も、さすがにマハラジャには圧倒されていました。

マハラジャの時代は今は昔となり、現代文明の元で変化した民主化したインドにおいても、宝石は変化することはありません。宝石は、いつの時代でも資産であり続けるのです。

資産防衛ダイヤモンドを旗頭に、様々な観点から資産防衛について思いを巡らせている倉崎元治ですが、 トランプ統領来日、メイ首相辞任、相変わらずの米中貿易戦争など世界の情勢が慌しい中、もし、大恐慌のような事態に直面することになった時に、国家ではなく、一個人がいかに生き延びるのか、そんなことをいつもつらつら考えてしまいます。

まず、生き延びるために一番大事なのは自分自身の能力!ホリエモンも書いていましたが、1つの分野で1番になること、しかし、1番というは簡単ではない。そこでホリエモンは、1000人に1人くらいのレアな人間になって、それを3つくらいの分野で達成することができれば1000×1000×1000=10億のレアな人間になることができると言っています。それも大変そうですが、とりあえず、どんな状況になっても生き残るためにお金を稼げる能力を身につけるのは非常に重要です。

次に考えうることは分散投資。「株は嫌いだ」「仮想通貨はよくわからない」「不動産は面倒臭い」「絵や宝石に興味はない」と言っているよりは、まずその中に自分をおいて、実際に経験して見てその一長一短を見抜いていく。 興味や好き嫌いは資産防衛には全く関係ありません。1つコケたらサドンデスになるというような資産の振り分けはリスクが大きすぎる。

しかし、アメリカと中国の貿易戦争がエスカレートして、本当の戦争になって戦地が日本になったら?中国沿岸の原発が大爆発して放射能が偏西風に乗って日本に流れてきたら?その時は日本から脱出するしかない。

真の危機的状況においては、不測の事態に対応できる判断力・体力・財力を持っていることが非常に重要です。紙で作られた紙幣の価値は永続することはありませんから、紙幣にのみ寄りかかるにはリスクが大きすぎる。生き延びるためには、できるだけ身軽な方がいいという気もします。

現代では、生き延びるため持つ身軽なものといえば、US$紙幣、電子マネー、仮想通貨、ダイヤモンドではないか、やはり金は重すぎます。

最後になりますが、個人の能力も今の時代にあった能力はもちろん貴重ですし、US$紙幣、電子マネー、仮想通貨、ダイヤモンドも大事だと思います。しかし、最も重要なのは、信頼できる仲間がいることかもしれません。ただ単に人脈を広げるのではなく、今から、小さくても本当に信頼できる世界をまたぐ仲間のネットワーク作り。

今を楽しみながら、大恐慌に備える。やることは、まだまだ山ほどある倉崎元治でありました。

第47回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年05月27日配信分] Peer-to-Peer

このところ、リサイクルショップの倒産が急増していると聞きました。帝国データバンクの調べでは、2018年度は30件発生し、前年度の15件の2倍となったそうです。現代の我々の生活の中では、リサイクルやエコといった環境への意識が定着してきていて、リサイクルショップなどの中古品小売業の最新期売り上げ合計は4000億円を突破して拡大しているにもかかわらず、リサイクルショップの倒産が急増しているのはなぜか?

従来、店頭取引が中心だったリサイクルショップの売買形態が、「メルカリ」に代表されるフリマアプリの売買形態に、大きく市場を奪われてしまったのが理由のようです。これまで店舗を通して売り買いをしているのが一般的だったのに対して、今は、店舗を通さず、ネットを通じて、個人対個人で売買をする人の割合が増えてきたことが、リサイクルショップの倒産につながっている。

今や、時代が変化し、新たなメディアにより、過去の事業形態が機能しなくなって来ている。この現象は、これから益々増えていく。そして、様々な形態に変化していく。ブロックチェーンは、これからの技術であると思いますが、すでにPeer-to-Peer(ピア・ツー・ピア)という取引形態が徐々に定着しつつある。

Peer-to-Peer(ピア・ツー・ピア)とは、誰かが中心となる会社や人を通して取引が成立する従来の取引形態ではなく、情報を共有しているそれぞれの人が、誰かを通さず直接買い手と売り手がつながることを言いますが、近い将来ブロックチェーンが普及するとこの取引は、急速に拡がり、一般化するはずです。

時間がどんどん短縮しているように見える世界の中で、10年後、20年後、間違いなく言えるのは、世界各国との距離が更に縮まって、ごく当たり前に海外の人々と、個人個人が直接取引きするようになります。

ダイヤモンドも例外ではないと思います。むしろ、ダイヤモンドこそ世界中に存在し、共通の評価基準があるダイヤモンドこそ、Peer-to-Peer(ピア・ツー・ピア)取引が普及し、取引が活発になる可能性が高い。

そのときに何がおきるのか?冷静にその世界を組み上げていくと、鑑定機関の淘汰が起こる可能性が高いとわかってきます。現在は、リサイクルショップのように、日本にも数多くの鑑定機関が存在しています。そして、ダイヤモンドのすべての鑑定機関の鑑定結果は同じではありません。ある鑑定機関がDカラーと判断したものが、別の鑑定機関ではFカラーだったり、VVS2がVS1だったり…

Peer-to-Peer(ピア・ツー・ピア)取引において、鑑定に不安がある鑑定書が付いているダイヤモンドを購入したいと思う人はいないと思います。自分でも知らない鑑定書のついているものは、今だと間違いなく、GIA(米国宝石学会)を取り直します。

間違いなく、これからは、世界中で支持されている鑑定機関の鑑定書が付いていることが非常に重要になります。つまり、GIA(米国宝石学会)の鑑定書が付いているダイヤモンドを持つことがより重要になって来るはずです。

資産防衛ダイヤモンドを提唱して、ダイヤモンドを資産として取得して保有することを提唱する倉崎元治も、世の中の流れに逆らうのではなく、新たな取引き形態を見据えながら、この世界の大きな変化をしっかり取り込みながら、資産の保全を目指して努力を続けたいと気を引き締め直すこととなりました。

第46回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年05月20日配信分] 5月令和始め

5月後半に入りました。日本は梅雨を前に、夜は涼しく昼間はカラッと日差しが気持ちいい季節になってきました。香港は5月前半まで、例年になく涼しく、そろそろスイミングプールの時期に、まだ肌寒さを感じていましたが、ここにきて、ようやく蒸し暑くなり本来の香港らしさを取り戻しつつあります。

しかし、それにしても日本の令和元年の10連休は長かった。思い返せば、10連休、天気はあまり優れなかったため、トレッキングが趣味の倉崎元治は、一回しか山登りができず、少々欲求不満を感じながらも、のんびり読書したり、テニスなど体を動かしたりと、自分の回りでは、そんな平穏な日々 が続いていました。

「そんな毎日が君の回りで〜ずっとずっと続きますように〜」という歌を思い出します。映画「21世紀少年」に出てきた有名な歌の一節ですが、日本が、カルト集団に乗っ取られ、国民が苦境に喘ぐ中、人々はこの歌を心の支えに細々と生きながらえていました。

そんな状況になったら資産防衛ダイヤモンドは生きるのか?なんやかんや言っても物々交換の時代にはダイヤモンドは強いだろうなと思いを馳せます。うだうだと色々と思いを巡らせることができたという意味では、あの10連休は悪いものではなかったなと思います。久しぶりに読書も思う存分できた充実感もあります。

ノーベル文学賞を受賞した作家カズオ・イシグロの作品「わたしを離さないで?Never Let Me Go-」を読みました。20世紀以降の人間の劇的な技術革新は、我々人間自身に様々な新たな矛盾や問題を生み出すのだなとしみじみ感じました。我々を取り巻く世界は劇的に変化している。進化していると言っていいのでしょう。

先日、米中貿易交渉が決裂した時、株が下落する中、一番上昇したのは、仮想通貨でした。ひと昔なら、世の中に不安が走ると金が買われたものでした。仮想通貨は人間の英知が作り出した暗号によって生み出された通貨で、確かに国家の裏付けのある紙切れの紙幣より堅牢な設計になっていると聞きます。

しかし、仮想通貨は、電気のない世界では交換できない欠点がある。仮想通貨も人間が生きていくのに便利なものの一つであることは間違いありませんが、全てのものに長所と短所がある。やはり、金やダイヤモンドなど、現実に物として存在するものも、人間が物を交換して生きていくためのツールとして、その有用性があることは間違いありません。

暖炉の焚き火の音をBGMに、まだまだ肌寒い軽井沢の別荘で暖炉に火を灯しながら、人間が、紙幣、金、ダイヤモンド、そして仮想通貨と、様々なツールを利用して生きてきたことに思いを巡らせていて、人間は紙幣を開発して以降、生きる拠り所を国家の信用に依存してしまったのだということを改めて実感するとともに、やはり、金とダイヤモンドなどの自然の中で形成された物質には、紙幣とは違う価値がある。

妻がお守りがわりに身につけている2カラットのダイヤモンドが暖炉の焚き火の光でキラキラ光っていました。子供達にもそろそろファーストダイヤモンドを考えてあげようかと、少し豊かな気持ちになった5月令和始めとなりました。

第45回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年05月13日配信分] ジム・ロジャース

投資をしている人で、ジム・ロジャースの名前を知らない人はいないと思いますが、先日、中部国際空港のツタヤで、彼の「お金の流れで読む 日本と世界の未来」という本に目が止まったので、その空の旅はジム・ロジャースと共に香港に向かうこととなりました。

かねがね、日経新聞の広告によくでていたので気にかかっていたのですが、ウォレン・バフェットやジョージ・ソロスと並んで称されるこの元バイク乗りの偉大な投資家の発言は、世界中の投資家たちを魅了します。

かくなる自分自身も、2010年に香港に移住したのは、 ジム・ロジャースが、「21世紀はアジアの時代」と予言して、2007年に彼自身とその家族がシンガポールに移住したことに、大いに影響を受けたのも間違いありません。

史上最悪の世界恐慌は確実に来る
歴史は他にも様々なことを教えてくれる。例えば、「四〜八年の周期で大きな経済の問題が起こる」ということもその一つだ。今後一〜二年のうちに、私が生きていた中で最悪の経済危機が来ると予想している。(PHP新書 お金の流れで読む 日本と世界の未来 ジム・ロジャース著 36page)

なぜなら、世界中の負債額が史上最悪の数字を記録しているからだ。これに米中貿易戦争も絡んだら、とんでもない大惨事になる。(同著 36page)

ひゃー、この本の原点となるジム・ロジャースへのインタビューは2018年の半ばくらいであるので、そこから考えると、もう、今年来年には世界恐慌?今、まさに米中貿易戦争が絡んできていないか?

読み進むと、さすがジム・ロジャースだけあって、何もかも説得力がある。しかし、そんなに差し迫っているとは…、実際に普通に生きていると、まだ、あまりその危機感を共有することはできません。

ここ10年でお金の流れはずいぶんと変わった。リーマンショック後、世界中でやたらと紙幣を印刷するようになり始めた。日銀は無制限に印刷すると言ったし、イギリス銀行は何が何でも必要なことはやると言った。(同著 39page)

ここ数年で起きた出来事すべて、もうすぐ甚大な経済問題が起こることを意味している。リーマンショックから約一〇年経ったいま、いつ何が起きてもおかしくない。(同著 40page)

次に起こる経済危機は、我々の人生で最悪のものになるだろう。その危機から脱出できる人は、そう多くはない。それほど深刻で破壊的な危機が、いま我々の目の前に迫っているのだ。(同著 40page)

うーん、なんという預言、まさしく真の預言者が我々に警鐘を鳴らしている。それでは一体どうすればいいのか、現金を資産防衛ダイヤモンドに変えよう!というこれまで自分自身が提唱してきたことは間違いない。

ただ、それだけで済むのか。世界恐慌となると、現金の価値が下がる、 不動産も暴落する、経済活動は停滞、企業の倒産が相次ぐ、株価も下がる、そのような悪のスパイラルに 、我々一個人はどのように生き延びればいいのか。

空恐ろしくなってしまった空の旅の中で、資産防衛ダイヤモンドのポジションを少しずつ増やす決意を固めながら、一個人の人間が大恐慌の中をいかに生き延びるかという課題については、今後、更に掘り下げてゆきたいと真剣になった倉崎元治でありました。

第44回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年05月06日配信分] お金に関する教育

令和の時代に入りました。新しい時代に入るというのは、なにはともあれ、めでたい!と思うのは日本人だけではなく、人類全ての習性ではないでしょうか?

令和の元日を香港で過ごした倉崎元治も、香港のテレビでも、新天皇即位のニュースが繰り返し流され、友人のイギリス人ご夫妻から、令和おめでとうと声をかけられると、なぜか高揚して、いつになく話が弾んでしまいました。

そして日本では、皆さん、10連休という長い連休を楽しんでいらっしゃると思いますが、昨日は、日本は、「こどもの日」というお休みです。 子供とダイヤモンド、日本ではあまりピンとこないと思います。

日本では、ダイヤモンドに最初に触れる機会は、男性も女性も成人になってから、婚約指輪という人も多いかと思います。欧米では、もっと若い時からダイヤモンドに接します。

アメリカ映画などでおなじみ高校卒業のプロムと呼ばれるダンスパーティーや、記念日のレストランでの食事など、欧米では、小さい時から様々なフォーマルなイベントを経験して、大人になる準備をします。

そんな時にその場に相応しい服装やジュエリーを身につけることを小さい時から学びます。そこでの親と子の会話の中にダイヤモンドが出てきます。これは本物のカクカクシカジカのネックレスだとか、イミテーションだとか。

かつて海外のバイヤーが、「欧米では、娘が10歳くらいになったら、ダイヤのネックレスを親が与えてフォーマルな場所に行く時、それを身につけて背筋を伸ばして座るという事を教えるんだ」と自慢げに言っていたのが記憶に焼き付いています。

きちんとした場所に出てマナーや作法を教える際に「このネックレスをつけている時はふさわしく振る舞いなさい」と教えるわけです。

欧米ではある程度の階級の人は、高校生くらいの娘さんに、人生初めてのダイヤモンドとして、1カラットのダイヤモンドジュエリーを与えるようです。それを基準として、欧米文化ではダイヤモンドの基準が1カラットからとなるとも言われています。

資産防衛ダイヤモンドに限らず、欧米では小さい時からお金に関することをきちんと教えることが一般的です。この点は日本人も見習って行くべきだと考えています。

令和という新たな時代の幕開けの祝賀気分に浸っている中で、北朝鮮が日本海にミサイルを打ち込み、イスラエルがガザに報復攻撃、コンゴではエボラ出血熱で千人以上の死者、インドでは大型サイクロン被害と、世界には不穏な気配が漂っています。

令和を記念して、資産防衛も兼ねて永遠に残るダイヤモンドを買っておく、将来、子供たちに受け継いで資産として、お勧めしたいと思います。

第43回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年04月29日配信分] 平成最後の資産防衛ダイヤモンドブログ

平成最後の資産防衛ダイヤモンドブログです。時代がどんどん移り変わって行きます。この30年、平成の時代はデフレの時代でした。令和こそ「経済成長を伴う安定的なインフレの時代に!」という希望の背後から、コントロールできないインフレの恐怖がヒタヒタと忍び寄ってきているような….

「令和」の時代も、 100年に1回か2回起こる世の中がひっくり返るような危機に備えて、引き続き心を引き締めて資産防衛の準備を提唱して、資産防衛ダイヤモンドを持つ意味を説いてゆきたいと思います。

この資産防衛ダイヤモンドは、自分が持ち運んでいつでも換金できる天然ダイヤモンドを念頭にお勧めしています。しかし、天然ダイヤモンドでも一瞬見た目が綺麗に見えるにもかかわらず、改変処理されたダイヤモンドは資産防衛には向きません。

ダイヤモンドは、内包物や傷が少なければ少ないほど、高い評価になります。そのため、その内包物や傷を隠すような処理をすることがあります。この処理をすると、見た目は、処理をする前より綺麗に見えますが、著しく評価が落ちてしまいます。

ダイヤモンドの傷を隠す主な方法として、レーザードリリングとフラクチャー充填の2種類の方法があります。これらの処理がなされたダイヤモンドは、資産防衛という観点でなく、装飾的に身に付けるための宝飾品として利用することになります。

ダイヤモンド業者間の取引や業者間オークションでは、これらの処理がされている場合、事前に必ずその旨が記載されて、相当安価で取引されますが、小売店ではあまり記載がなくそのままダイヤモンドとして販売されているようですので、注意が必要です。

さて、レーザードリリングは、通常、カーボンなどの、小さく色の濃い内包物を取り除くときに用いられます。レーザーでダイヤモンドの内部に小さな穴をあけ、内包物を焼くか、もしくは細い溝を掘って、その中に漂白剤のようなものを注入し、内包物を目立たなくさせます。

フラクチャー充填は、ダイヤモンド内のフェザーと呼ばれる白いフラクチャー(キズのようなもの)を隠すための処理で、ガラス状の物質をフラクチャー内に注入し、そのフラクチャーを目立たなくすることによって、見た目をよくします。

どちらの処理も肉眼では、確認しにくいため、鑑定書をよく確認することが大切です。世界で最も権威がある鑑定機関と言えるGIA(米国宝石学会、Gemological Institute of America)では、フラクチャー充填処理をしたダイヤモンドには、鑑定書を発行しません。ダイヤモンドとは認めないのです。

また、GIAは、レーザードリリングに関しては、鑑定書を発行しますが、その場合、レーザードリリング処理がされている旨、きっちりと鑑定書に記載されます。

価値のあるダイヤモンドを安心して購入するためには、やはりGIAは頼りになります。資産防衛ダイヤモンドを購入する際には、必ずGIAの鑑定書付を前提として、鑑定書の中身について、4Cや蛍光性だけでなく、特記事項等よくよく確認することをお勧めします。

第42回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年04月22日配信分] 現金のリスク

とうとう発表された新札切り替え。一瞬、デノミ狙いかと、ヒヤッとしました。今の所、ただのお札の印刷の柄を変えるだけの話にしているようですので安心しましたが、複雑な気持ちがよぎりました。

しかし、日に日に資産として現金を持ち続けるリスクが大きくなっているのをヒシヒシと感じるのは自分だけでしょうか?

ヨーロッパ通貨がユーロに統合された時、全ての既存通貨をユーロに替えるためには、銀行に預金したものでなければならないと言うルールで実施され、タンス預金は全て銀行に持っていかなくてはならなくなり、現金の多くが銀行に流れ込みヨーロッパでは、健全か不健全かわからないインフレが起こることとなりました。

日本では、約50兆円近いタンス預金はどうなるのか?旧札のままのタンス預金で問題ないかは、実際に新札が発行される予定の2024年が近づいてくるまで誰も予測することはできません。

この発表を受けて最初に反応したのはやはり第一生命経済研究所でした。第一生命経済研究所 経済調査部 熊野英生さんが、日本のタンス預金が43兆円に上ると試算して発表した時、ヤバいと真剣に思ったのは、2017年3月でした。

収縮する日本経済の中でのアベノミクスと世界の過剰流動性の流れの中で、日本円の現金のリスクは日に日に大きくなっている。このタンス預金が大きなリスクに晒されていると警鐘を鳴らしたのが2年前でした。

その時、倉崎元治、せめてタンス預金の10−20パーセントはダイヤモンドにすべきだと声をあげました。金もありだと思いますが、ダイヤモンドもタンス預金に替わる重要な動産になると、資産家の皆さんに提唱したのでした。

今回も、いち早く第一生命経済研究所が反応しました。同じ熊野さんが、2019年4月10日に「新札発行でタンス預金も踊るか〜僅か3%でも 1.5 兆円のシフト〜」と題して、タンス預金に警鐘を鳴らしています。

「タンス預金が 50 兆円にも積み上がっている中では、新札発行を機に別の資産に資産シフトする動きが予想される。2004 年 11 月の時はその前年から年間▲3%ほどタンス預金が減った。今度は、50 兆円×3%=1.5 兆円の規模で、金や外貨投資に資金が流れそうだ。」熊野さんは、まだ、ダイヤモンドを知らないらしい。

円安論者で参議院議員の藤巻健史氏も声をあげました。「流通させるのが数年先ならば気持ち悪い。ハイパーインフレや紙幣価値が暴落したとき、昭和21年には新券発行があった。新紙幣の発行が間に合わずに当初は旧紙幣にシールを張ったという。新券準備を秘密裏に行うのは難しい。これなら堂々と準備できる。」

なんだか意味深です….

何かきな臭い状況を感じる、そんな中、資産防衛の一環として、資産の一部をダイヤモンドや仮想通貨に替えて、不測の事態に備える、そんな時代が近づいているのかもしれません。

第41回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年04月15日配信分] サザビーズ香港続報

15億円で落札されたサザビーズ香港の88.22カラットのダイヤモンドの続報です。落札者はなんと日本人だったとのこと。この縁起のいい数字を伴ったダイヤモンドが中国人ではなく、日本人が落札して存在感を示したというのは、なかなか誇らしい気持ちになります。

この結果で、4月の誕生石であるダイヤモンドが、誕生月の石としても一気に存在感を示すことになったわけですが、日本サザビーズ社長の石坂氏によると、この88.22カラットいう楕円形のダイヤモンドが創造されるために、400カラットの原石を切り出したとのこと。

さて、本日は、5カラット、Dカラー、VS2のラウンドブリリアントのリングの加工が終了し、私の元に戻ってきました。ちょっとスタイリッシュなデザインでメインの中石の脇に段々畑のように長方形の脇石が並んでいます。

中石のグレードに合わせ高グレードのダイヤが置かれていますが、その輝きは驚くほど。合計で6.7カラット。眩いばかりの輝きを放っていました。

88.22カラットほどではないものの、指輪にするなら十分な大きさ。大きすぎると言っても過言ではありませんが、5カラットという大きさは、派手さを主張しすぎず、非常に上品な装いに見えます。

ところで、炭素原子がびっしり配列されて結晶化しているダイヤモンド。この結晶に、窒素原子や他の原子が、炭素原子と置き換わることで、ダイヤモンドに色がつくようです。

炭素原子100万個に対して、窒素が10〜5500個含まれる時に黄色っぽくなるとか。DカラーからZカラーに行くに従って、ダイヤモンドは透明から黄色くなって行きます。

一方ピンクダイヤモンドは、結晶格子中に窒素原子を取り込み、さらに隣の炭素原子が欠けることでピンクになるそうです。

ピンクダイヤモンドは、オーストラリア北部の鉱山など、一部の地域でしか取れないため、カラットやカット、クラリティが同程度でも、ピンクダイヤモンドというだけで、普通のダイヤモンドの数百倍の価値になるともいわれています。

ピンクダイヤモンドやブルーダイヤモンドなどのカラーダイヤモンドは、希少な存在として、非常に高額で取引されていますが、ラパポート等の市場の目安となるものはありません。

そのためカラーダイヤモンドは、資産性は高く、高額ではあるものの、換金価値が安定することはなく、88.22カラットのダイヤモンド同様、換金価値は、オークションでの出たとこ勝負となるわけです。

第40回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年04月08日配信分] サザビーズ香港

3月最終週の香港は、アートバーゼル香港で、アジアを中心に世界中から富裕層のアートコレクターが集まり、夜な夜なパーティが繰り広げられます。富裕層が香港という狭い空間に集結するこの絶好の機会に、いろいろなイベントが企画されます。

今年は、アートバーゼル香港の週末には、オークションの名門サザビーズの春のセールがスタート。香港のワンチャイにあるコンベンションセンターの1階と3階がアートバーゼル、そこから更に上がると5階にサザビーズが堂々と陣取っていました。

アートバーゼルと時期を重ねた効果か、今年のサザビーズ香港の来場者数はいつもの3倍はあるようにも思えます。サザビーズの下見会場では、高価なアート、ワイン、宝飾品等がひしめく中で、今回の目玉は、ダイヤモンドでした。

ただでさえ、すごいレベルの宝飾品が並ぶサザビーズのショーケースを眺め見ながら足を進めると、サザビーズ香港の広い宝石ブースの奥の角に、厳かに且つ華やかに88.22カラット、D カラー、IFのオーバル(楕円形)のダイヤモンドが鎮座していました。

下見会場では、この88カラットと言う中国では縁起のいい数字のダイヤモンドを拝みに、時に長い列ができていました。

34.83mm × 25.51mmという大きさもさることながら、このダイヤモンドは、全く不純物を含まないタイプⅡaに分類されます。この大きさ、このグレードでタイプⅡaは今まで3例ほどしかオークション実績がない非常に希少な部類に入ります。

実際に見ると、上からの特別な照明で光を反射し、時に虹色に光が飛び出してきて目がくらみます。このダイヤモンドは、タイプⅡaだけあって、Dカラーの中でも、まるで表面が濡れているような、えも言われぬ透明感を出していました。

原石は、ボツワナのJwaneng鉱山(デビアス所有)から出たもので、小さな卵くらいの大きさがあり、それをカットしてこのダイヤモンドが生まれました。(もちろん鑑定書はGIAです。)

このダイヤモンドのエスティメートは、88百万香港ドルから1億香港ドル。(日本円で12−14億円)88をかけてくるところは、さすがサザビーズ。8の連発で中国を強く意識しているのがわかります。

実際に、サザビーズのこのロットの説明のページには、長文でこのダイヤモンドの説明が付されていますが、88.22カラットの8は、「八」と言う発音が「発(發)」と同じで富を生み出すことを意味して、2は、「二」が「喜」と同じ発音でこれが二つで「囍」、あのサザビーズも縁起を担ぎまくっています。

さて、オークション結果ですが、107,993,000香港ドル(日本円で15億3,400万円)で落札されました。ダイヤモンドが15億円!すごい数字ですが、第一印象としては、案外安く落札されたなと言うのが本音です。

ここ数年、世界の絵画では、100億円超えが連発している中で、ダイヤモンドは、まだ10億円台かと言うのが素直な感想で、もっといってもよかったのではないか?と割安感を感じてサザビーズをあとにすることとなりました。

このクラスのダイヤモンドになると、その時々の状況により、値段の幅はとてつもなく大きいと言うのが現実です。換金は間違いなく可能ですが、いくらで換金できるかは予測不能です。

大きなダイヤモンドは目の保養になり、人生にパワーを与えてくれますが、資産防衛という観点からするとやはり、換金性の高い1−3カラットのダイヤモンドをコツコツ収集していくのが間違いないと改めて実感することとなりました。

第39回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年04月01日配信分] 誕生石

今日から4月です。新しい元号も発表されますが、4月の誕生石はダイヤモンド。 誕生石は、1912年にアメリカの宝石商組合で定められたものを基にして、1952年に改正されたものが基準になっていると言われています。

日本では、誕生石は、1958年に全国宝石卸商協同組合が制定したと言われています。日本ではサンゴやヒスイが追加されているように、各国で少しずつ異なります。

以下、一般的に知られている、各月の代表的な誕生石と石言葉をご紹介します。

1月  ガーネット(真実)
2月  アメシスト(誠実)
3月  アクアマリン(沈着)・サンゴ(長寿)
4月  ダイヤモンド(清純無垢)
5月  エメラルド(幸運)・ヒスイ(安定)
6月  真珠(健康)
7月  ルビー(熱情)
8月  ペリドット(和合)
9月  サファイア(誠実)
10月 オパール・トルマリン(安楽)
11月 トパーズ(友情)
12月 トルコ石(繁栄)

誕生石間の金額としても価値の差は、目を見張るものがあります。2月のアメシストは比較的安価に手に入れられますが、4月のダイヤモンドとか、7月のルビー、9月のサファイヤは、相当高価になります。

しかし、誕生石は金額的価値ではなく、パワーストーンとしての価値の方が意味がありますから、資産防衛として誕生石を持つ意味はありません。

ダイヤモンドは資産防衛になりますが、資産防衛だけでなく、ダイヤモンド自体が持つパワーは本当に強いと思います。

地球の中で何万年も眠って地球の内なるパワーが凝縮されているわけで、人間である自分たちが感じることのできないパワーがあると言われると、ある意味納得してしまいます。何と言っても地球上で一番硬い石ですから。

誕生石は、自分の誕生石を持つというのが一般的な考え方かもしれませんが、そこにこだわる必要も全然ありません。今月が4月であればダイヤモンドを身につけるというのも一興です。

月々、誕生石を身につけていくのは石の移り変わりを楽しむことができるのと、その月には誕生石のパワーを受けながら過ごすというのもなかなかロマンチックであります。

たとえば9月は、サファイアを使った物をつけてみるとか。また、今月は重要なビジネスがあるから、石のパワーに助けてもらうようにエメラルドを身につけるとか。

資産防衛だけではないパワーストーンも、人生を豊かな気分にしてくれる楽しみ方だと思います。

第38回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年03月25日配信分] 仮想通貨とダイヤモンド

このところ、ダイヤモンドの指輪をしたまま色々なところに旅をします。別にカッコつけているわけではなく、資産防衛の一環として自分でもダイヤモンドを身につけておくのを習慣にしているわけです。

興味深いことなのですが、国際空港での手荷物検査で、プラチナに1カラットの指輪をしていても、金属探知機だと思っていた探知機をくぐっても、何も反応しないのです。小さいからかもしれませんが、一回も反応したことがないのです。

時に仕事で、税関申告をした上で、ルースというダイヤモンドの石だけをケースに入れて持っていくこともありますが、これも手荷物検査で再検査を指摘されたことは一度もありません。
ダイヤモンドは、炭素の結晶ですので、基本的に金属探知機には反応しないようです。

先日、ミャンマーのヤンゴン国際空港で、前のインド人がカバンの中から金の細工でジャラジャラするような首飾りが見つかり、結構な時間、「どこで手に入れたのか」とか「何目的か?」とか問い詰められていましたから、金というのは目立ちやすいようです。

男が宝石の指輪をするというのも、以前は少しばかり抵抗があったのですが、慣れてしまうと案外気楽なものです。デザインは男っぽく、重厚な感じにすると見かけも悪くありません。

ミャンマーに行くと、ミャンマー人のそこそこ地位のある男の人のほとんどが、ルビーを含め宝石をちりばめた指輪をしているのを見ますが、ファッションとして身につけているという意味もあるのでしょうが、資産として自分の指につけているのだと思います。

すぐに換金できる資産で、片手に1億円以上もの価値を握りしめて行けるものはダイヤモンドだけだなと、いつもしみじみ思いながら、何かあったら、ダイヤを握りしめて2年くらいは食いつなぎながら、次なるチャンスを伺おう、なんて妄想している自分はバカかなと思ったりしています。

ところが、このところで、もう1つ、片手に入る、換金できる1億円以上の資産となるものを見つけて、何かワクワクしてしまった経験をしましたので、皆さんにもシェアしたいと思います。

それは、仮想通貨のクールウォレットというやつで、クレジットカードと同じ大きさと薄さで、そのウォレットと言われる財布の中には、入れようと思えば1億円分でも10億円分でも仮想通貨というものが入ってしまうものです。

財布ですので、持ち運びはどこでもできますが、普通の財布と違うのは、財布には入るお札の数に限界がありますが、仮想通貨には限界がなく、いくらでも入るということです。

外とは完全に隔絶されていますから、このウォレットを盗られない限り、中のお金が取られる心配はありません。盗られたとしても、暗号化された通貨ですので、秘密キーを知らない限り取り出すことは簡単ではありません。

お金の取り出しは秘密キーというものを使っていたって簡単に取り出すことができます。この仮想通貨のウォレットは、換金も今や世界中で可能になりつつありますが、問題点は、電気がないところ、インターネットが通じないところでは、その価値ある通貨を取り出すことができないという欠点もあります。

ダイヤモンドは、現物そのものですので、電気がなくても、インターネットがなくても、どこでも換金は可能であるということを考えれば、仮想通貨よりも有利だなと思いますが、現代にダイヤモンドと並ぶ便利な資産が出てきたことに、21世紀の時代の大きな変化に目を見張ることとなりました。資産防衛にダイヤモンドは絶対に必要だという確信はありますが、仮想通貨のクールウォレットみたいなもので防衛すべき資産を分散するのも1つのあり方かもしれません。

第37回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年03月18日配信分] ルイ14世とダイヤモンド

先日、いつも資産防衛ばかりを唱えている倉崎元治ではありますが、たまには目の保養も必要と、ヴァンクリーフ・アーペルのイベントに参加してきました。20世紀初頭の素晴らしいアールヌーボーの宝飾品が飾られ、アカデミックな雰囲気で、素晴らしい企画でありました。

そのヴァンクリーフ・アーペルが作った厳かな装丁の本を紐解いてみると、ジャン=パティスト・ダヴェルニエ(1605−1689)という人の記載があるのに目が止まりました。

ジャン=パティスト・ダヴェルニエ、17世紀に生きた冒険家であり、商人。ヴァンクリーフ・アーペルが繰り出す、これまで全く聞いたことのない人になぜか興味を惹かれてしまいました。

彼は、17世紀に旅を通じてダイヤモンドを当時のフランスに数多く持ち込んだそうです。そのうち20個のダイヤモンドは特に素晴らしいもので、ヨーロッパのダイヤと宝飾品の歴史は、ここから進化して行ったのかもしれません。

ダヴェルニエは、旅を続ける中で、毎回、中国産高級シルクの梱包の中に巧みに数百個のダイヤモンドを隠してこっそり持ち帰ったと言われています。

この話を聞くと、俄然、倉崎元治の資産防衛ダイヤモンドのコンセプトにマッチしてきます。持ち運びの利便性は、間違いなく金よりはるかに優秀なことは一目瞭然です。

価値あるダイヤモンドは、今も昔も同じ。持ち運びが便利な上に、有事の際に強いのがよくわかります。

さて、当時のフランスのルイ14世は、ダイヤモンドに狂っていたとも言われているそうで、外交上の贈り物でも、相手の地位に応じて、贈り物の装飾品にダイヤモンドをちりばめたと言われています。

価値ある人にはダイヤモンドで壮麗に飾られたものを贈呈したわけですから、当時から、ダイヤは価値のあるものとして、各国のセレブたちの貴重な資産になっていたことがよくわかります。

もちろん当時は、カットの技術がまだ進化していない状況で、もともとある資産性に、さらにその価値を高めることに成功したデビアスの功績により、ダイヤモンドは、20世紀の最も価値ある究極の資産となったのでした。

元々、ダイヤモンドを最初に宝飾品として珍重したのは、4大文明の1つであるインドから始まったと言われていますが、当時のヨーロッパには、ペアシェイプなどのカットがなされた天然ダイヤモンドは、インドから持ち込まれたそうです。

人類の文明が始まった時から、人類と天然ダイヤモンドの歴史は始まったわけですが、これからも人類が存在する限り、ダイヤモンドと人類の関係は切れることはないでしょう。

第36回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年03月11日配信分] ダイヤモンドは永遠の輝き

「ダイヤモンドは永遠の輝き」デビアスが作った世界的に有名なこのキャッチコピー、そして日本では「婚約指輪は給料の3倍」がダイヤモンドのコピーとしては有名です。

この2つのフレーズは、言葉のマジックとも言えるもので、20世紀の人類のダイヤモンドに対するイメージを決定的にしました。おかげで、 ダイヤモンド販売店や業者は、ダイヤモンドに大きな利幅を乗せて売ることが出来るようになったのです。

結果として、ダイヤモンドは、販売する側からは、「価値ある資産」と堂々と話をされながら、実態としては換金すると買った値段の3分の1や5分の1にしかならなくても、誰も文句をいう人はいなくなったのでした。

倉崎元治は、絶対にそれはおかしいと感じています。資産であるなら、買ってすぐに換金しても、最低でも買った金額の7〜8割は残るようでないと資産とは言えないのではないか?

しかし、「ダイヤモンドは永遠の輝き」というコピーは、供給サイドとして「ダイヤモンドは売ったり買ったりするものではなく永遠に持ち続けるものだ。」という考え方を見事に世界に浸透させることになりました。

20世紀は、ダイヤモンドを買った人がそれを売ることがなければ、永遠に供給サイドだけで市場をコントロールできることとなり、有名なデビアス社はこの世の春を謳歌したのでした。

しかし、21世紀に入り、現在は、ダイヤモンドを売ったり買ったりすることが容易にできるようになりました。だからといってダイヤモンドの価格は急に下がったり、上がったりすることはなく、継続的に高い価値を保ち続ける唯一無二のものとして存在を続けています。

この世に永遠のものはないですが、ダイヤモンドは何億年も昔から悠久の時を経て今皆様の手元にあり、これからも宇宙の歴史として存在し続けて行くであろうと考えると、今後おそらく100年200年の単位で、その地位は揺るがないものと考えています。

そういった意味では「ダイヤモンドは永遠の輝き」と言うコピーは、作られた当時の思惑とは別の意味で、今でも生き続けている良くできた表現と言えます。

もう1つ、「婚約指輪は月給の3倍」と言うフレーズですが、これは今までヨーロッパやアメリカで展開してきたダイヤモンド商が仕掛けたコピーで、当初(ヨーロッパやアメリカ)では月給の2倍だったそうですが、なぜか日本に来ると3倍になってしまいました。

日本が3という字が好きだとか、極東の国までの流通コストを鑑み、単に業者が1ヶ月分の金額を上乗せしたのかはわかりませんが、このキャンペーンは大成功し、いまだにお客様の婚約指輪の購入基準になっている部分もあります。

しかし、ダイヤモンドの価格は、今や、様々なところで比較ができるようになっており、少し勉強すると、毎週一回、ニューヨークの業者間の取引価格として更新されるラパポート価格が基準となって取引されていることがわかると思います。

だからこそ、婚約指輪を買う場合には、ブランド品にせよ、特注品にせよ、誰かのいいなりに買うのではなく、しっかりと値段と品質を吟味して購入する方が、婚約者にも絶対に喜ばれるはずだと確信しています。

資産防衛ダイヤモンドの伝道者である倉崎元治が、婚約ダイヤモンドを購入する際に助言を求められる際には、換金できる価値を見定めて、質の高い資産防衛ダイヤモンドを本当の資産として手に入れて、それを指輪に仕立てあげることとをお勧めしています。

第35回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年03月04日配信分] 資産防衛とセレブジュエリー、ムサイエフ・レッド

皆さんは、1カラットあたりで一番高額な宝石はなんだかご存知でしょうか?カラットというと、ダイヤモンドの大きさと思われがちです、実際は重さで、1カラットは0.2グラムであることは、皆さんも、よくご存知のことだと思います。

資産防衛という視点から考えて、ダイヤモンドを保有する場合、流動性と希少性という、相反するとも思われる2つの要素を考える必要があります。庶民である倉崎元治は、換金性ということを重視したいので、流動性を重んじています。

しかし、超富裕層になると流動性と同時に希少性というのも、資産のカテゴリーに入ってきます。1カラットあたりで一番高額な宝石は間違いなく資産となります。

一番高額な物というような「一番」ものは、売りたいと思えば、世界の大富豪たちがこぞって買いたいと思うようなものですから、希少でありながらも換金は難しくないはずです。

さて、その「一番」とは、ビルマ産の非加熱ルビー、カシミール産の非加熱サファイア、ダイヤモンドのDカラーのフローレス 、もしくはブルーダイヤモンド?
実は、一番高額なのは、レッドダイヤモンドと言われています。

レッドダイヤモンドは、とにかく希少なダイヤモンドで、世界でもわずか数十個しか採取されていないと言われています。

レッドダイヤモンドの中では、特に有名なのは、ムサイエフ・レッドです。
大きさは5.11カラットとそれほど大きくはないですが、GIAが認めたレッドダイヤモンドのなかで最も大きいファンシーレッド・ダイヤモンドといわれています。

ムサイエフ・レッドは、1990年代半ばにブラジルにある鉱山で農夫により発見されました。発見された原石の大きさは13.9カラット、その原石を購入したのがニューヨークにあるウィリアムス・ゴールドバーグ・ダイヤモンド社でした。

その後、原石は三角形のトリリアントカットを施され、現在の大きさである5.11カラットとなり、盾に似たその形から“Red Shield(赤い盾)”と呼ばれることとなりました。

2011年には、イギリスのムサイエフ社が所有者になったため、ムサイエフ・レッドと呼ばれるようになったのでした。当時のムサイエフ・レッドの落札価格は800万ドル(約9億8,000万円)。

このように固有の名前がついてしまうような宝石や宝飾品は、完全に資産としての価値を確立することになります。誰もが知っていて、事あるごとに話題になる。宝石のセレブのようなものです。

そして、今や、ムサイエフ・レッドは、世界で最も高額な宝石と称されるようになっています。2011年頃で、1カラットの価格が、軽く100万ドル(約1億2,000万円)を超えていた話ですから、今いくらの価値になっているのか計り知れません。

そのようなセレブジュエリーが、有事の際の資産として果たして生きるか否か、戦争の混乱時や国家破綻時に実際にどのようなことになるのか、つらつら想像しては見るものの、なかなか結論が出ないまま寝落ちしてしまった倉崎元治でありました。

第34回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年02月25日配信分] 「金」と「プラチナ」と「ブリリアントカット」

ダイヤモンドの輝く美しさ。それだけであれば、今、話題の人工合成ダイヤモンドでも同じように輝く美しさを放ちます。今や、人工合成ダイヤモンドは、見かけでは区別がつかないほど精巧にできています。

映画ブレードランナーでも、人間の代わりに労働を担う存在として造られたレプリカントという人造人間は、短命ですが、体力も知性も人間より高い能力を持つ存在ですが、本物の人間とは差別される矛盾と葛藤を描いています。

天然と人工、見かけに差がないように見えて、この間には永遠の大きな差があります。何万年も地球の中で眠っていたダイヤモンドは我々人類の歴史を超えるロマン以上に何かがあると感じてしまうのは間違いでしょうか?

いずれにしても、今の所、人工ダイヤモンドが換金できるという話は聞いたことがありませんし、あくまで、天然ダイヤと同じ輝きを放つ宝飾品としての需要になりますから、資産として人工ダイヤモンドを持つ必要はないと思います。

倉崎元治、基本的にダイヤモンドは、資産防衛の目的で、天然ダイヤモンドをルースの状態(石のまま)で鑑定書をつけて保管しているのですが、今回は、何を思いついたか、久しぶりに指輪を作ってみることにしました。

指輪にするのだから、何も天然ダイヤモンドを使わなくても、同じ輝きなら、なんでもいいじゃないかと、ふと安い人工合成ダイヤモンドにしたらどうかと、一瞬だけ思いを巡らせましたが、やはり天然ダイヤモンドで作ることにしました。

「いいダイヤですね!」と聞かれた時、大威張りで「これは天然ダイヤではなくて、人工なんですよ〜」と応えて話題作りをするのも一興なのですが、 天然の価値の10分の1の安いものをしているのだなと、自ら宣言するのも面倒臭い。

人口だとか天然だとか、何か言い訳がましく喋らなければいけなくなるのも面倒臭いので、やはり指輪をするのも人工ではなく、バチっと天然ダイヤモンドで決めることにしました。

指輪となると、台にする素材をどうするかを決めなければなりません。ダイヤの下の指輪を、プラチナにするかゴールドにするか、基本的には、この2つの選択肢となります。

普通言われていることは、ダイヤモンドが白く透明で光り輝きますので、金の黄色い色に影響されて黄色く見えてしまうという理由から、プラチナを使うことを勧められることが多いと思います。

実際プラチナはダイヤの美しさを際立たせる素材であり、私も基本的にプラチナをお勧めしています。

ところが、実際は、ダイヤモンドのブリリアントカットは、上から入る光を反射させる構造で、下から光を取り込まないので、金を台にしても、金の黄色が浮き上がってみえることはないのです。

まさにブリリアンカットなのです。長方形のエメラルドカットでは、下の色まで浮き上がってくるので金は使いにくい。美しく光を反射させるこのカットは、資産性としても高い評価を受けることに改めて納得してしまいます。

実は人間の肌はプラチナのシルバーよりゴールドの方が指馴染みが良いとも言われています。ブリリアントカットなら、金を使っても大丈夫ですので、今回は、金を土台にしたデザインを検討することにしました。

ただ、台と指輪の部分は、金でもいいのですが、ダイヤモンドを留める爪の部分は、金よりプラチナの方がいいと思います。爪を金にすると金の色が表面から光の反射で、ダイヤモンドの輝きが変わってしまうような気がします。

やはり、身に付けるものも、何かあった時には換金可能な天然ダイヤモンドの指輪となりますが、指輪のデザインとなるとまた別物で、装飾美に思いを巡らせながら、妥協なく真剣に指輪作りを楽しむ倉崎元治でありました。

第33回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年02月11日配信分] 資産防衛は自己責任

よく新聞報道等で日本の借金はとてつもなく莫大でいつか日本の財政は破綻するとかいうニュースを見聞きします。基本的に資産防衛ダイヤモンドの伝道師たる倉崎元治は、国が破綻するとかいうのはあまり興味ありません。

自分だけが良ければいいのか!と怒られそうですが、やはり、まずは自分の身は自分で守る、自分の資産は自分の判断で、自分で備えることを基本としています。

そう思っていても、世の中はそんな簡単じゃありません。地震や台風などの天災と同じで、自分がどう備えていても、自分を取り巻く環境が激変すると、おもいっきり巻き込まれて大きなダメージを受けることとなります。

備えあれば憂いなしと言いますが、備えあってもまさかが起こる。これが、現代を生き抜く私たち人間の非情な掟です。じゃあ、どうすればいいんだ!と叫びたくなります。

攻撃は最大の防御なりという言葉もあります。しかし、守るところは守る。自分ができる限りの資産防衛策を講じるしかありません。日本に生きる日本人にとって、真の資産防衛とは何か?

手前味噌ではありますが、倉崎元治は、いつもこの時に、今そこ日本人にはダイヤモンドが必要だと、心から信じているのです。

日本の財務省の発表によると、国と地方自治体が発行している長期債務残高は、平成29年度末で1093兆円になるそうです。

そして、財政制度審議委員会の建議によると、「我が国の財政は、毎年度の歳出のうち3分の1以上を借金に依存している。… この結果、平成27年度末の借金の残高は対GDP比で248%となっており、将来世代に対し、国際的にも歴史的にも例がないほど膨大なつけを残してしまっている。」

全くよくわからなくなるというか、何かしっくりこないのは、麻生副総理は、この膨大な日本の1000兆円にも登る借金は、家庭内での貸し借りと同じだから全然心配ないとして、日本の破綻はあり得ないと断言されておられることです。

平成10年には550兆円だった借金が、20年で倍近くの1000兆円になったというのが、この間に増加した500兆円を返さなければいけなくなる時期に国家予算はどうなるのだろうか?

今、国家予算の約100兆円のうち、国債費という国債を返済するために使う費用は25兆円です。今、日本の国の予算の4分の1が国債の返済に回っているわけですが、これからどれだけの比率になって行くのでしょうか?

1年間の国の税収が65兆円くらいですから、いつの日か、日本の税収のほとんどを国債を返すだけに使われる時が来るのかもしれません。それでも、その時の国は、国債と税収は家庭内の貸し借りだから問題ないと言っておられるのかな?と。

日本がどうなっても個人としてはあまり関係ないようにも思えますが、少なくとも何かあったら、天災と同じで、自分のコントロールできないところで自分が振り回される可能性があります。

やはり、資産防衛は自己責任、日本が天文学的数字の経済運営でどうなるかよくわからない状況の中で、ダイヤモンドの備えは絶対必要だと、改めてそう確信してしまう倉崎元治でした。

第32回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年02月04日配信分] ダイヤモンド取引今昔

なぜダイヤモンドが資産となるのか、そして換金可能なのか?世の中のものはそんなに簡単に換金できるものではありません。人類の資産を防衛することとなるダイヤモンドや金にはそれなりの歴史があります。

その歴史というのは、地球の中で育まれた歴史と、人類がそれを築き上げてきた歴史に裏付けられています。地球から生まれたものを人間の手で資産として価値のあるものに変える。

以前、原石として掘り出されたダイヤモンドがアントワープやテルアビブの研磨場で磨かれ初めて価格がつくというお話をしました。

今回は、研磨されたダイヤモンドが実際に売買される時に、実際にどうするのかをご紹介したいと思います。

ダイヤモンドの取引の1つには、有名なデビアスのサイトホルダー方式があります、これはデビアス社が決めた世界でも限られた業者に対して、年に一度デビアス側ダイヤモンドを振り分けるという方式です。

どんな石が入っているかわからない袋(箱)をデビアスの言い値で買わなければいけないというシステム、考えてみれば恐ろしく高圧的で傲慢な制度に見えます。デビアスによって支配されている世界だったからこそ可能であったシステムでした。

もう1つはダイヤモンド取引所で行われる相対取引です。倉崎元治もアントワープやテルアビブの取引所をみたことがありますが、世界中からバイヤーが集まり向かい合う机や個室を使い「ディール」を行います。

取引所では、真剣勝負と騙し合い、何日にも及ぶことがあります、そこで売買が成立すると「マザール」と呼ばれる握手が交わされます。その握手が絶対のものとなりサインや契約書の類はありません。

マザールが破られた時、破った側は出入り禁止となります。実際、倉崎元治がダイヤモンド取引所に行った時も、壁いっぱいに出入り禁止のバイヤーの顔写真やパスポートが貼られていました。

サイトホルダー方式にしてもマザール式にしてもダイヤモンドの取引は、完全に信用、信頼に基づいて取引が成立するシステムで、これこそ、何千年も流浪の民であったユダヤ人が作ったシステムであるということを実感します。

ただ最近はインターネットでの取引やダイヤモンドマーケットも4大市場だけでなくいろいろなところでダイヤモンドの取引が行われるようになっています。

ネットではブルーナイルやラパネット、香港やシンガポールなどにもオープンな市場ができています。

今や世界の市場に、単身乗り込みダイヤモンドの取引をしている日本人は、10人もいないと言われていますが、倉崎元治自身は、あくまで資産防衛のためのダイヤモンドをいかに日本人に浸透させていくかという課題に取り組んでいる人間です。

インターネットの普及により、価格の透明性と情報量が増し、世界の人口も増えている中で、日に日にダイヤモンド市場は拡大しています。激動の21世紀、今こそ、ダイヤモンドを資産防衛のために真剣に保有する時であると心から思います。

地面から掘り出され、研磨され、バイヤーの手に渡ったダイヤモンドですが、次に鑑定機関にまわり皆さまの手元に届くまでのプロセスについてのお話は次の機会に持ち越したいと思います。

紙幣というのは確かにその国の歴史を担って流通しているわけですが、明らかにダイヤモンドの歴史と比べると大きな開きがあることは一目瞭然、皆さんのタンス預金の紙幣は、明らかにインフレのリスクに晒されています。

皆さん、タンス預金の現金があるなら、その一部を、本気で資産防衛ダイヤモンドに替えるべきと、改めて主張してしまう倉崎元治であります。

第31回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年01月28日配信分] 国際宝飾展

先週の木曜日に東京のお台場で開催されていた国際宝飾展に行ってきました。 隣の会場で資産運用EXPOが開催されているのを見て、思わずそちらに足が向きそうになって、「おや?」っと、足を止めました。

資産運用EXPOの副題に「不動産、株式、投信、保険、金(きん)、プラチナ…など」と書いてある。こめかみをピクピク、まだまだ、資産防衛のためのダイヤモンドの記載がないことに、眉をひそめる倉崎元治。

さて、国際宝飾展はといえば、端的に説明しますと、宝石を扱っている業者たちが結集して、ブースを出展して販売したり、仕入れをするために参加する大きな催事(フェア)です。

このようなフェアは様々ありますが、国際宝飾展(IJT)は、今年で30回を迎える宝石業界では国内最大で、ダイヤモンドで資産防衛を唱える倉崎元治、コレクターの端くれとして、いつもこのフェアに紛れ込むことにしています。

出店者も、香港の大きさとは比べ物にはなりませんが、国際的で日本全国からはもとより、イタリア、ドイツ、フランス、アメリカ、中国、韓国、香港、台湾など、世界各国から出展されています。

今年は、お台場の東京ビックサイトで、1月23日〜26日まで、4日間に渡って大々的に開催されました。

24日(木)には、日本ジュエリーベストドレッサー賞の表彰式があり、多くのメディアに取り上げられていました。テレビでご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この賞は、「各世代で最も輝いている人、宝石の似合う人を表彰する賞」として毎年行われています。しかし、受賞者の名前を聞いて年配の受賞者しか知らない自分に愕然。

今年は、10代は浜辺美波、20代は吉岡里帆、30代は橋本マナミ、40代は常盤貴子、50代は紫吹淳、60代は森昌子、男性では舘ひろし、特別賞はコシノジュンコと加山雄三。

さて、本題のフェアですが、まず圧倒されるのが、その出展数の多さ、約1,100社が参加しているそうです。ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドなどなど…。

希少価値と言われている宝石が、こんなにもたくさんあるのか!とびっくりします。商品はピンからキリまであり、なかなかこれだけの商品を観られる機会はないので、このフェアを1日回ると、宝飾品と宝石を十分楽しむことができます。

普段は、ダイヤモンドばかりを毎日見ていますが、ルビーやサファイアの色石と呼ばれる宝石の、ランクの高い宝石を久しぶりに見ると、その魅力に目がぐるぐるとなってしまいます。

しかし、加熱処理なしミャンマー産ルビーに、NON HEAT(非加熱)と鑑定書に記載があって高額な値段が付いていても、本当にNON HEATなのか?と考えると、なかなか手が出ない。

ルビーなどの色石の問題点は、その石を客観的に評価するための完全に信頼できる基準が確立しにくいことにあります。価値があることは間違いない、しかし、ダイヤモンドに比べると、そのランクを見極めるのが難しすぎる。

宝石を楽しむだけでなく、将来の換金ということを考えると、宝石の中で、安心して資産として持つことができるのは、ダイヤモンドしかない!と、再確信することができた国際宝飾展でした。

第30回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年01月21日配信分] ロシアの大富豪とダイヤモンド

資産防衛ダイヤモンドの世界に身をおいていると、様々な人たちと遭遇する機会を得ることになります。先日は、東京で、謎のロシアの大富豪と会合をするという不思議な体験をしたので皆さんとシェアしたいと思います。

なぜ、「謎」の大富豪かというと、いったいこの人が、実際に何をしているのか、話の最後までわからないまま、笑顔でお別れをすることとなったからです。ただ、個人資産で兆の位の資産をお持ちだとか。

昔、友人の超富裕層のユダヤ人に「どんな仕事しているの?」と聞くと、「僕は、仕事をするには金持ちすぎる」とサラッと言ってのけるので、普通ならカチンとくるどころか、「さすが!」という気持ちになったのを思い出しました。

このロシアの大富豪は「仕事をするにはお金持ちすぎる」というだけでは無さそうで、シベリアの大きな水力発電所から作るとてつもない電力と巨大スペースで、スーパーコンピュータやらデータマイニングやらもやっているらしい。

「君は何をやっているんだ」と聞かれて、あまりのスケール感の違いに、ムニャムニャ「ダイヤモンドなんぞを扱っております」と答えると、「そいつはいい!やはりダイヤモンドだな」と予想外の答え。

「いやー、考えてみろ、金や株なんて値動きが激しいし、仮想通貨に至っては暴力的な動きだが、ダイヤだけは、リーマンショックだろうが、何があろうが、世界で一番安定的に価値が推移している商品だ」

あれ?誰かがいつも念仏のように唱えていることと同じことを言っているぞ!と、倉崎元治、いきなり、俄然、元気になって、話を弾ませることとなったのでした。

「いいか、今や世界で一番大きなダイヤモンドの生産者は、ロシアのアルローサだ、アルローサを知っているか」「名前だけは知っていますが、世界一はデビアスじゃないんですか」と素人臭い返答をするとガツンときた。

「デビアスは、もうそんな力はないぞ、アルローサは世界の市場の55%を握っているのは間違いない」とスマホを取り出して、検索し始めるとアルローサが今や世界の60%のシェアを握っているという情報をゲットして得意満面。

ロシア人特有のR(アール)の巻き舌の発音にもかかわらず、聞き取りやすい英語でコミュニケーションができる、今やロシア人も国際社会の第一線で活躍している。それどころか経済でも世界の覇権を握る勢い。

こんなロシア人達が、今、画策しているのは、アルローサをバックにダイヤモンドを担保にした仮想通貨の流通を目論んでいるという。

資産防衛ダイヤモンドを提唱する自分にとって、ダイヤモンドの価値と流通が拡がりを見せることは、決して悪い話ではないのですが、仮想通貨となると自分の範疇を大きく超えてしまいました。

ただ、現代の大富豪にとっても、ダイヤモンドが、実際に防衛的な資産であることを知ることができて少しばかり嬉しい!仮想通貨にまで踏み込んでいく大富豪の慧眼には舌を巻いて帰途についた倉崎元治でありました。

第29回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年01月14日配信分] ダイヤモンドの「きらめき」

ダイヤモンドをじっと見つめていると、その「きらめき」に魅せられます。ダイヤモンドというのは、宇宙と人類の究極のコラボレーションにより生み出された究極の産物だと、いつも深い感銘に浸ってしまう倉崎元治です。

それでは、このダイヤモンドの「きらめき」とは一体何なのか?

宇宙の歴史の中で生成された炭素の結晶が、人間によりカットを施されることにより光を放つダイヤモンド。その輝きの美しさに誰もが魅せられるからこそ、ダイヤモンドは誰もが認める資産となる。これがダイヤモンドの価値の本質なのだと思います。

このダイヤモンドの「きらめき」は、17世紀末のベニスで、現在のブリリアントカットの原型が考案されてから一気に進化することとなったようです。

そして、1919年にマルセル・トルコフスキーにより、ダイヤモンドの光学的特性に基づいたブリリアントカットのプロポーションが提示され、ダイヤモンドは、人類に不動の「きらめき」を放つこととなったのでした。

この「きらめき」の本質は、光です。ダイヤモンドの中に入り込む光が、ダイヤモンドのカットの中で反射して、中に入り込んだ光が、ダイヤモンドのカットの面の反射によってダイヤモンドの外にその光が増幅されて輝き飛び出すのです。

光がダイヤモンドに入射すると、光はダイヤモンドの中に進み、ファセットと呼ばれるダイヤモンドの内側にある面に反射します。

そこに反射した光が出てきた光には、ブライトネスとよばれる白色光が飛び出してくる光と、ファイヤーと呼ばれる虹色のスペクトルカラーにわかれて飛び出してくる2種類の光があります。

この白と虹色の2つのカラーが織りなして飛び出してくる光が、我々の目を魅了するのです。

58個の反射面を持つ現代のブリリアントカットのファセットが、私達の目にもたらす光の饗宴が、私たちにダイヤモンドの資産性を確信させることになります。

この光の反射を邪魔するものは何か?これが4Cの中でクラリティと呼ばれるダイヤモンドの中にある傷であり内包物です。目に見える傷や内包物は、流石に光の反射を邪魔することになります。

倉橋元治は、ダイヤモンドのクラリティについて、VS以上をオススメしています。VS以上ですと肉眼では、その傷や内包物が見えないため、反射してくる光がそのまま私たちの目にダイレクトに入ってきます。

VSとは、Very Slightly Included の略称で、「本当に少しだけ傷・内包物あり」の意味、この下のクラスとなるSIとなるとSlightly Includedの「少しだけの傷・内包物」、肉眼ではなかなか判別できないのですが、VSとSIには大きな違いが出てきます。

このVS以上のクラリティで「きらめき」を保つための指輪を作るには、やはり爪留めです。できるだけ爪の部分を小さくしてダイヤモンドを浮き立たせるのが、ダイヤモンドの「きらめき」を生かすことができる留め方だと思います。

しかし、真にダイヤモンドが「きらめく」光を放つのは、自分自身が危機に陥った時に、それを換金して自身が生き延びるための役にたつ時なのではないかと、秘かにダイヤモンドを強く握りしめる倉崎元治でした。

第28回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年01月07日配信分] ダイヤモンドと共に「笑う門には福来たる」

新年おめでとうございます、本年もよろしくお願い申し上げます。お正月というのは時間もあるので、のんびりまじまじダイヤモンドを見つめながら、改めてダイヤモンドの輝きに魅せられていた倉崎元治です。

2019年が始まり1週間、もう今年も残すところあと359日となりました。人間にとって1年とは短いようで長いものです。地球の歴史を旅してきた天然ダイヤモンドには人間の1年などは、ほんの一瞬の光のようなものに違いありません。

数十億年以上も前に地球の中で組成され、ここ数千年で人類に見出され、カットを施されて輝くダイヤモンドにとって、人間の営みや経済活動なんぞ、全く関係ないと思いますが、新年早々、日経平均、為替共に荒れ模様の展開を見せています。

2018年の年末に証券、銀行、不動産など様々な業界の皆様と情報交換をさせていただきました倉崎元治ですが、2019年の展望に関しては、残念ながらあまり明るい話を聞くことができませんでした。

しかし「笑う門には福来たる」この言葉は、世界中の言語で似たような諺が存在することを見ても、おそらく人類共通の先人の経験に基づいた真理の言葉なのではないかと思います。どんな時でも、資産防衛、笑いを忘れずにいたい倉崎元治です。

さて、年始から、小難しいことを書くのも如何なのもかと思いますので、お正月のテレビコマーシャルで感じたことを皆さんとシェアしたいと思います。

年始のメガバンクのSMBC のコマーシャルで、2人の男性がバーカウンターに座り、一方が友人からお札を財布から出して机に置いてもらい、それを取り上げて

A「このお金誰のものかな?」
B「僕の財布から出したから僕のだよ」
A「でも、今、手に持ってるのは僕だし、君の名前も書いてないよ」
A「お金って一体なんだろう?」

というテレビコマーシャルです。

メガバンクの1つである日本を代表する銀行が、このようなコマーシャルを流すのには、正直、驚きを隠せませんでした。もしかしたら、お金に関する根本的な考え方や価値観が変わる時代が近いのではないかと感じます。

お金は、所詮は人間が作り出した信用の産物であり、ただの印刷した紙切れと金属のコインです。地球の歴史と人類の歴史の中で存在するダイヤモンドとは、あまりに絶対的な価値が異なると感じてしまいます。

おそらく、近いうちに、紙とかコインを使った信用の流通と交換の時代は終焉を告げて、私達は電子マネーや仮想通貨で暮らすようになるのに違いありません。そのようなライフスタイルの変化の中でも、ダイヤモンドの価値は普遍です。

紙の通貨でも電子の通貨でも、ダイヤモンドは、これからも資産防衛の価値ある存在として君臨して行くことになります。

2019年、世界経済が荒れ狂おうが、株価が乱高下しようが、通貨の価値観が変わろうが、ダイヤモンドと共に「笑う門には福来たる」、笑いを忘れない倉崎元治でありたいと思います。

第27回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年12月31日配信分] 資産防衛ダイヤモンド元年

今年も残すところあと1日になりました。ここのところの株乱高下を見ていると、倉崎元治、資産防衛ダイヤモンドを唱え続けている意義を改めて確信する今日この頃でありますが、皆さまはどうお過ごしでしょうか?

今年は、数年後、私達が過去を振り返った時、「資産防衛ダイヤモンドが本格的に普及し始めたのは、2018年」と語られる記念すべき年になるのではないかと思います。

ユダヤ民族や華僑はその歴史を通してダイモンドは資産であり、世界的にも、ダイヤモンドを資産として所有するのは、いわば常識ですが、日本では、なぜかこれまであまり普及していませんでした。

それには、いくつかの要素があると思いますが、簡単に言うと、どのようなダイヤモンドを、どのように購入すべきなのか、が明確になっていかなったからだと思います。

ダイヤモンドは、質が高いものを選んで、GIAの鑑定書付のものを、実績ある信頼できる業者から適正な金額で購入すれば、現物資産の代表格である金に、勝るとも劣らない資産になります。

ここのところで、倉崎元治が念仏のように唱えているからではないと思いますが、少しずつではありますが、日本においても資産防衛ダイヤモンドは確実に普及し始めています。

おそらく数年後には、ダイヤモンドが、普通に日本人の富裕層の資産ポートフォリオの一つに組み込まれることになります。皆さんが当たり前のようにダイヤモンドを資産として持つ日がくることになると思います。

もしかすると、数年後ではなく、来年の大晦日には、「そんな時代になってきましたね」と話すようになっているかもしれません。

2018年、今年の年末は、アメリカのダウ平均が1日で600ドル以上急落下したかと思えば、翌日には、1日の上げ幅では、過去最高となる、1,050ドル以上上昇するなど、なんとも不気味な気配が漂ってきています。

日本の金融市場もアメリカや世界情勢にふり回されているという有様。さてさて、新しい年はどのような年になることやら。実際には、明日のことさえ何が起こるかわからない自分に、新年のことは語れませんね。

明日のことを心配するよりは、将来の希望の光を信じる倉崎元治です。明日のことを心配しないためには、明日のための備えをしておけばなんの心配もありません。

結局、明日の備えのためには、資産防衛ダイヤモンドに行き着くことになりますが、オオカミ少年に本当のオオカミがやってくる時期が近づいてきているような気もします。

それでは、皆様どうぞお元気で、良いお年をお迎えください。一年間ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

第26回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年12月24日配信分] ダイヤモンドの形

ダイヤモンドといえば「ラウンド」、そう、上から見るとまん丸のラウンドブリリアントカットです。資産防衛ダイヤモンドという視点においては「ラウンド」という形が一番適していると、倉崎元治は考えています。

なぜ「ラウンド」という形が一番良いのかといえば、理由は簡単で、他の様々な形のダイヤモンドの中で、同じカラット(重さ)であれば、「ラウンド」が一番高い値段で取引されているからです。

そして、この「ラウンド」が世の中で一番、数多く取引されているため、私たちが資産防衛ダイヤモンドとして換金しようとする際に、最も換金しやすい形であるからです。

ダイヤモンドといえば、最初に「カラット」、「カラー」、「クラリティ」、「カット」という4Cが強調されますが、その前の段階で「形」というものが最初の選択になります。

4Cというものカットは、ダイヤモンドが光の相互作用を通じて、いかに良く輝くかを評価し、ダイヤモンドの最終的な美しさを評価するもので、私達は、ダイヤモンドを選ぶ際には最初に形から入ります。

倉崎元治は、どうしても資産防衛という視点で、ラウンドを中心に収集していますが、その視点から離れると、ダイヤモンドには様々な形があることがわかります。

オーバルは上からみると楕円形。マーキスはルイ15世の妾のポンパドウル公爵夫人の口元に似ているというのが名前の由来と言われている小舟のような形。この公爵夫人はフランスパンを考え出した女性としても知られています。

他にも名前通りのハートの形。エメラルドカットは上から見ると長方形。ペアシェイプは、洋梨の形、落涙する涙のような形というのでしょうか。

婚約指輪の形は、ラウンドが第1位、マーキスは第2位、エメラルドカットも人気がありますが、最近、イギリスのヘンリー王子と結婚したメーガン妃の婚約指輪は、上から見ると正方形の「プリンセスカット」のダイヤモンドでした。

このメーガン妃の婚約指輪の中央のプリンセスカットは、ボツワナ産で、2人が初めて旅行をした思い出の地のもの。付け石の左右のダイヤモンドはヘンリー王子の母、ダイアナ妃が身につけていたダイヤモンドと言われています。

ちなみに、ウイリアム王子がキャサリン妃に送った婚約指輪は、ダイヤモンドは周りの小さな置石だけで、中央は、これもダイアナ妃が身につけていた大きなオーバルのブルーサファイヤでした。

王室などのセレブが身につける宝飾品は、それだけで資産価値が上がりプライスレスの価値と共に、実際に取引されるような時には高額な値段がつきますが、自分のような平民が持つ宝飾品は、やはり石そのもの価値で勝負するしかありません。

身につけるダイヤモンドとなると趣味の世界で、自分の好きなダイヤモンドの形を組み合わせてデザインするのが良いと思いますが、倉崎元治としては、資産防衛を考えて身につける宝飾品もラウンドを組み合わせて作っています。

今夜はクリスマスイブ、街並みは電飾で輝いていますが、資産防衛も合わせて、大切な人に光り輝くダイヤモンドを送り合う。倉崎元治のクリスマスは、資産防衛のダイヤモンドで輝いています。メリークリスマス!

第25回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年12月17日配信分] タンス預金

タンス預金、昭和の香りのする言葉ですが、今でもたくさん持っていらっしゃる方々がいるようです。資産防衛ダイヤモンドの伝道師である倉崎元治としては、これまでタンス預金というものを持ったことは一度もありません。

自分は、現金は財布に必要な金額があればいいという派です。もちろん、ダイヤモンドはしっかり持っています。タンスダイヤとは言いませんが(^-^;

このタンス預金というが2017年の第一生命経済研究所の調べで、世の中に47兆円もあるとのレポートが出た時にはびっくり仰天してしまいました。

47兆円というのは、日本の国家予算の半分くらいでしょうか? タンスにしまっておくのは勿体無い、世のため人のために使えばどれだけ役立つかなんて青くさいことをいうのは無粋な考えでしょうね。

私、倉崎元治からしますと、現金は、所詮、紙で印刷された紙切れです。確かに国による保証という実態は目に見えない信用によって保証されている紙切れです。そのおかげでどこでもその印刷された紙切れを交換することにより我々は便利に生活出来ます。確かにありがたいことです。

しかし、紙である必要が本当にあるだろうか?という疑問は近年のデジタル化で、大いに高まってきたように思います。紙の現金ではなく、デジタルの現金であればもっと便利ではないか?

実際、中国は世界のデジタルマネー先進国です。北京では、小さな店で、なんでもない雑貨を買う時、お金を払おうとしたら「お札は扱ってないから、WeChatペイかアリペイはないか」と聞かれる始末。

私の中国人の友人は、もう半年以上も現金を見たことがないと言ってます。全て自分の携帯電話の中にあるお金で決済して、中国では、現物のお金を見る必要がなくなった社会になっているのです。

そう言った意味で、日本は、デジタルマネー後進国ですが、これがタンス預金47兆円と聞くと、更に世界から取り残された感がありますが、しかし、デジタルマネーとは違い、お札は、そこにある限り誰かに見られることはないですし、取られることもないはず。

タンス預金も間違いなく安全な資産の1つであることは間違いありません。しかし、リスクのない資産かというと相当大きなリスクアセットであることも間違いありません。

タンス預金のリスクは、盗難と火事とインフレです。盗難と火事は自らの手で防ぐ努力をするしかありませんが、インフレだけは、自分ではコントロールできません。

日本はデフレでしたので、安心してタンス預金を持っていれば、現金の価値が上がってきた時代が1990年から25年も続きました。ところが、現在、アベノミクスでは、安定的なインフレ政策をとって経済を浮揚させようとしています。

ところが、日本は、なかなかインフレにならない。人口が構造的に減少していく社会でインフレを起こすのは大変です。結果的にお金を刷りまくり、それで日本国債を買い上げ、株を買い上げて、不動産価値をあげてインフレを起こそうとしています。

実際に分析してみると、お金の印刷している量が半端ないです。これだけお金が増えれば自動的にお金の相対価値は下がります。

まだ、表面化していませんが、47兆円のタンス預金の相対的価値は大きな危機にさらされています。ある日突然インフレが顕在化した時、タンス預金は、大きく目減りすることになってしまうのです。

そんなことから、今、この危機崖っぷちのタンス預金を救うために、早く行動を起こすべきだ、と他人事ながら考えてしまいます。タンス預金の一部をダイヤモンドに替えるのは賢明な資産防衛策であると思います。

第24回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年12月10日配信分] ダイヤモンド原石と研磨場

ここのところ、トランプやプーチン、習近平と大国の指導者たちが大手を振って自分中心に世界の主導権を握ろうと強引な外交を進める中で朝鮮半島やら、周辺国の指導者たちも何やら慌ただしい動きばかりで不安定な日々が続いています。

今まさに、予想しない何が起こっても不思議ではない世界情勢で、世界の激動に飲み込まれてしまうリスクが高くなっているのを感じる倉崎元治です。

世界的なスケールで資産防衛のための準備を怠ってはいけないと、心を引き締めている日々ですが、その時には危機をチャンスに変えて、一気に飛躍するぞ!倉崎元治まだまだダイヤモンドの原石なり!と野望を温めているのか、只の妄想か?

ダイヤモンドの原石といえば、ただのガラスのような原石が、磨けば輝く!まずは鉱山から、ダイヤモンドが掘り出されるとそれはダイヤモンド原石と呼ばれます。
ダイヤモンド原石は、掘り出された時は、表面も白っぽく、形もボコボコで、面も揃っていない波間に打ち上げられたガラス片のような状態で採掘されます。
正八面体(ピラミッドを上下につなげたような感じ)の理想的な形で土の中から出てきてくれれば素晴らしいのですが、実際には、様々な形で地面から出て来ます。

よく若者を評したり、この倉崎元治自身、手前味噌に自分を「ダイヤの原石」「磨けば光る」という表現を使ったりしますが、まさにその通り、この原石をいかに最高の状態で光り輝かせるかがカットと研磨の真髄となります。
世界には有名なダイヤモンド研磨地があります。ある意味で、ダイヤモンドの聖地でもあります。
アイントワープ(ベルギー)テルアビブ(イスラエル)ムンバイ(インド)
アントワープはユダヤ人街、テルアビブは、イスラエルの国家戦略、インドはダイヤモンド発祥の地でもあります。
ダイヤモンドの世界はユダヤ人とインド人によって支配されていることがわかります。
そして、それぞれの地で、ダイヤモンドのカットのあり方に関しては、歴史や考え方が異なります。

古くからあるアントワープでは熟練の職人が大きい石を何日もかけて一人で仕上げる方式、新興のイスラエルではカット、研磨、仕上げといった具合に工程に分けた流れ作業で均一に石を生産する方式などです。

ダイヤモンドは原石の状態で十分価値があるものですが、それを判断できるのはごく一部のプロだけです。 ダイヤモンドはカットして研磨して鑑定書がついて初めてその価値が目に見える状態(価格)となる訳なので、このカットと研磨は非常に重要な行程になります。

なぜアントワープに研磨場ができたのか?イスラエルに研磨場を作った人たちの長年にわたる交渉術のすごさ!インド人がなぜダイヤを取り扱うのか?など、ダイヤモンドの研磨には、様々な国の歴史や人々の夢や思惑が満載で、「磨けば光る」というのも一朝一夕に生まれた言葉ではないことがわかります。

有事を生き抜いて、ダイヤモンドで資産防衛をしながら危機をチャンスに変えることができる、磨けば光る男(でありたい)、倉崎元治の妄想は続きます。

第23回(号外) 倉崎元治の資産防衛講座![2018年12月04日配信分] 香港とダイヤモンド

今や、香港は、アジアの宝石取引の中心地と言って過言ではないでしょう!
理由は簡単です。消費税がゼロなのです。とか言う倉崎元治も、しばしばこの消費税ゼロの楽園、香港にてダイヤモンドの取引をしています。

この消費税ゼロの楽園では、様々な宝石関連イベントが一年を通して開催されています。

そして11月末は、クリスティーズ香港の宝石オークション。ワインから始まり、様々なアートオークションの最後を飾るのが宝石オークションです。

さて、11月27日、クリスティーズ香港の宝石オークション当日、実はこの日から、Hong Kong International Jewelry Manufacturers’ Show、通称 “JMA Hong Kong”というジュエリーショーの設営が始まる日でもありました。

ジュエリーショーの設営日なので、香港島のワンチャイにあるコンベンションセンターには人が少ないかと思いましたが 、クリスティーズ香港の 宝石オークション会場は、しっかり座席が埋まっていました。

オークションが始まりました。近年、習近平の贅沢禁止令で、宝石ショーの売り上げが落ち込んでいる香港ですが、オークションは、意外に盛況です。特に、人気のあるものや値段が低めの設定されたものが活発に落札されてゆきます。

特に、今回、倉崎元治が注目していたのは、3カラットのダイヤモンドの指輪2点と、4カラット1点の計3点。下見会で鑑定書を確認したのですが、以下のようなGIA鑑定書の内容です。

3.01 カラット/Dカラー/VVS1/ Very Good/Very Good/Good/蛍光性なし
落札予想価格HK$500,000 – 800,000

3.09 カラット/Dカラー/ IF/ Excellent/Very Good/Very Good /蛍光性ストロングブルー
落札予想価格HK$950,000-1,500,000

4.03 カラット/ Dカラー/ IF Excellent/Excellent/Excellent/蛍光性ストロングブルー
落札予想価格HK$770,000-950,000

今回、この3点に注目しましたが、下見会場で現物を確認しますと3つとも悪くない、特に一番上の3カラットは、Dカラーのこのスペックにて1000万円以下で買えるかもしれない。予想落札価格の下でパドルをあげてみようかと…

指輪やネックレスなどの型がついている石はどうしても、自分の目で細かい点が確認できないので、倉崎元治は、ルース(裸石)でダイヤモンドを購入する事が多く、オークションでは、下見会で現物の確認を絶対欠かしません。

下の2つに関しては、傷なしIFは魅力。カットもエクセレントで申し分ない。値段も相場的にまあまあ購入可能ライン。しかし、蛍光性が気にかかる。見た目ではそれほど目立たないのですが、ストロングブルー。うーん、 今回は見送ることに。

下見会場で、倉崎元治の横で、このダイヤモンドを見ていたクリスティーズ香港 の宝石担当の女性達も、これを顧客に勧める際には、必ず蛍光性がストロングブルーだと言わなくてはダメだ、と話し合っていました。立派です。

若いカップルは、鑑定書をそこまでチェックせずに下見会場を幸せそうに見て回っていますし、日本人の熟年ご夫婦も普段身につける石をお探しらしく、慎重にしっかりと下見をされていましたがGIAの鑑定書までは見ていませんでした。

オークション結果はというと、最初の3カラットは55万香港ドルで、50万香港ドルの下限での落札を目論んだ倉崎元治はアンダービッダーとなり無念な結果に。見送った蛍光性ストロングブルーの2点はIFでも不落札に。

何も調べず下見会場で気に入ったものにパドルを挙げて入札しているように思えた一般の顧客でも、よく見ている。目をつけた後、それなりに調べて、オークションに参加しているのでしょう。ストロングブルーには手を出さない。

その話を、友人のダイヤモンドの業者に話したら、業者間取引では蛍光性が強いものは値段が安く扱われるので、仕入れる際もどうしても避けられてしまうとのこと。

そのためストロングブルーは、クリスティーズなどの一般顧客向けのオークションなどに流れるのだとか。

蛍光性というのは、天然のダイヤの証でもあり、紫外線を当てるとミステリアスに美しく輝く魅力があります。いつの日かその価値が市場でも評価される日が来るのではないかと夢想しながら、クリスティーズ香港をあとにした倉崎元治でした。

第22回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年12月03日配信分] 宝飾品の価値

宝飾品は、資産となるのか?という質問をよく受ける事がある倉崎元治ですが、その答えは、間違いなく貴重な資産です。しかし、宝飾品は換金する際の価値がいくらになるのかわからないというのが欠点であり、逆に面白みでもあります。

宝飾品は、その持ち主と来歴、デザインにブランドと、様々な要因で価値が決まって行くのに対し、資産防衛となるダイヤモンドは、国際相場が決まっていて換金価値が安定しているという大きな違いがあります。

今日は、海外のオークション情報から、面白い話題が飛び込んできましたので、みなさんにご紹介したいと思います。

2018年11月14日スイスで開催された宝石オークションで出品された真珠とダイヤモンドのネックレス。3連の天然真珠のネックレスのペンダントトップには、上品なラウンドのダイヤモンドに洋梨シェイプの天然真珠があしらわれています。

そのネックレスは、フランス革命で処刑された仏王妃マリー・アントワネットが所有していた というのがみそです。ブルボン・パルマ家が長年所有していたという代物です。ブルボン王朝ってあったような、なんか歴史の教科書で聞いた事がある!

いい素材を探して、同じデザインのものを作っても1000万円以下で作れるこの宝飾品に、マリー・アントワネットとブルボン家所有のプレミアムはいかなることに!その落札価格はなんと、3640万スイスフラン、日本円で約 41億円!

サザビーズによると、真珠としてはオークション史上過去最高記録ということでした。この日の目玉として出品された目玉だった アントワネットのこのペンダントの当初の予想落札価格は約100万~199万フランでした。(1.1億円~2.3億円程度)

オークションでは、10分にも及ぶ激しい競りで、最終的には予想価格を大きく上回る落札価格で、電話で参加した匿名の民間のコレクターが競り落としたそうです。中国か?中東か?いろいろ思いを巡らせます。

真珠の宝飾品としてこれまで世界最高額だったのは、英女優エリザベス・テイラーが一時所有していたネックレスで、2011年にクリスティーズの宝石オークションにて、1180万ドル(約13億4000万円)で落札されています。

サザビーズは、この14日のジュネーヴでのオークションを「市場に出た王室の宝飾品コレクションで史上最も重要なものの一つ」としたそうです。

しかし、まず我々にこのような歴史ある宝飾品を手に入れるチャンスは滅多にない。そして手に入れられる金額もプレミアム。お金にものを言わせる大富豪なら、資産として、このような宝飾品も選択肢の1つかもしれません。

いつの日か、こんな魅力的なものを購入できる身分になればと夢想しながら、改めて自分の持っている小さな資産防衛のためのダイヤモンドをしげしげ眺めていると、やはり、その美しい輝きにニンマリしてしまう倉崎元治でした。

第21回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年11月26日配信分] ボヘミアン・ラプソディー

ボヘミアン、倉崎元治もたまに「ボヘミアンでありたい」と意味不明なことを考えたりします。もちろん、映画ボヘミアン・ラプソティが公開されるや、すぐに観に行ってきました。

クイーン!倉崎元治は、クイーンと共に生きてきたはずなのに、フレディー・マーキュリーの劇的なエイズによる死で、すべてが変わりました。

人生は生き抜くこと。死んでしまったらお終い。生き抜いていくために、自分が資産防衛という視線でいきているのもフレディ・マーキュリーのおかげかもしれません。

生き抜くためには、生きて行くためのタネ銭が必要です。何があっても生きていける。そうするためにはどうすればいいのか?そこで行き着いたのがダイヤモンドというわけです。

同じく、80年代にエイズで亡くなった偉大なる芸術家がいました。フェリックス・ゴンザレス・トーレスというアメリカ人のアーティストがいました。天才でも神は容赦しません。

フェリックスのミントキャンディを床に敷き詰め、ダレでも取って食べて床のミントキャンディの模様が変化していく作品を「パブリック・オピニオン(公衆の意見)」として発表した時には社会を激震させることとなりました。

フレディ・マーキュリーと同じく、ゲイのアーティスト。90年代、音楽はフレディ、アートはフェリックスの時代でした。天才は華やかに散り去る。凡人は生き延びる。

凡人、倉崎元治は生き延びること、生き抜くことを選択しました。そのために必要なことが資産防衛でした。

人生、自由を享受するためには、お金が必要です。認めたくないのですが認めざるを得ない事実です。今生きることは、今、生きるために働けば生きていけます。

しかし、人生、簡単じゃない。今、生きていることが否定される瞬間がある。その時のための資産防衛。自分には絶対必要だという結論に至りました。

そして、資産防衛のひとつにダイヤモンドは、自分の人生に大きな意味をもたらすものでした。

映画ボヘミアン・ラプソディーの中で、フレディ・マーキュリーは、ゲイでありながら、自分はバイセクシャルとして、生涯の友であったメアリーと婚約する際の婚約指輪は、3〜4キャラのオーバルのダイヤモンドでした。

短く華やかに散りゆく天才に、ダイヤモンドが介在した瞬間でした。二人の絆として、生涯はずしてはいけないと約束したのもダイヤモンドでした。

ボヘミアン・ラプソティ。花火のように瞬間に散っていったフレディ・マーキュリー。そこにはダイヤモンドで結ばれたメアリーとの絆と、クイーンという家族がありました。是非、お勧めしたい映画のひとつです。

第20回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年11月19日配信分] ガリンペイロ

ガリンペイロ、一攫千金野郎達の代名詞。資産防衛という視点を中心に生きている倉崎元治とは相容れない野郎どもです。チャレンジャーとしても、あまりに無謀過ぎる。

ダイヤモンド鉱床が発見されると世界中から一攫千金を目指してガリンペイロがやってきたのはもう昔の話です。ガリンペイロとはポルトガル語で「採掘人」といった意味ですが、今は「金鉱発掘人」という意味で使われます。

ダイヤモンドは、何故か厳しい環境のところで産出することが多く、「神が不毛の大地に与えたもうた宝物」といった表現が使われるくらいです。そこで一か八か勝負する。そんな確率の低い勝負、自分は絶対やりません。

さて、世界中から集まり、劣悪な環境下で一攫千金を夢見るガリンペイロ達、全財産をはたいてダイヤモンドが出る土地を買い、ひたすらそこを掘りまくる。

ほとんどの人たちは、資金が底をつき夢を果たせぬまま国に帰ってゆき、何百分の一の幸運を持つ者だけが莫大な富を得て本国に凱旋する。その噂が、新たなガリンペイロを生む事になる。

しかし、ダイヤモンドラッシュ(ゴールドラッシュになぞらえてこう呼ぶ)、本当に1番儲けたのは、「ポンプ屋」次は「食堂と弁当屋」であったと言います。

穴を掘れば水が出て来る、その水を人力でかき出していては深い穴は掘れません。ガリンペイロ達は借金をしてポンプを買う、そして人間、飯なしでは生きられないので 、飲食店や弁当屋は、リスクなしで儲かる。

そして、あと数十センチでダイヤモンドに届く鉱床をみつけられたかもしれないところで資金が尽き、夢を諦めたガリンペイロから、「ポンプ屋」は借金のかたに、安くその鉱床を買い取り、途中まで掘られた鉱床を、人を雇って掘らせる。これは、本当に頭のいい事業のやり方だ!

しかし、残念ながら、ダイヤモンドを掘るということが世界中の一攫千金を夢見た人たちの汗と涙の物語であった時代は、「今は昔」になってしまいました。

ダイヤモンド原石を含む岩石 キンバーライトはパイプ鉱床となっていて、そこに大規模掘削機械を投入し、ダイヤモンド原石を採掘する大資本による産業化の時代となってしまいました。

しかし、今でも、世界のどこかで、密かにキンバーライトの鉱床を探して一攫千金を狙う冒険野郎がいるかもしれないと思うとなんだかワクワクしたりするのですが、間違っても自分はやらないと確信しています。

同じダイヤモンドを取り扱うにしても、一か八かのガリンペイロ になるよりは、安心して安定したリターンを得られる事業から利益を積み重ねて、その利益の一部を資産防衛のためのダイヤモンドに変えて生きていくタイプの倉崎元治であります。

第19回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年11月12日配信分] ダイヤモンドの蛍光性

皆さん、ダイヤモンドの蛍光性という言葉を聞いたことはあるでしょうか?実は、この蛍光性というのは、資産防衛ダイヤモンドにとって厄介な特性なのですが、神秘的に青く輝くダイヤモンドを見るとなぜか男のロマンに夢馳せる倉崎元治です。

ダイヤモンドの蛍光性は、原石の時、地中の奥深くで長い年月、高熱と高圧で何らかの形で結晶構造に歪みが生じた結果だと言われて、青色の蛍光性は窒素が混入することが原因だと言われています。

実際に、蛍光性とは、ダイヤモンドが持つ特殊な性質の一つで、紫外線(UV)を照射した際にダイヤモンドが青白く(他の色のこともある)光る反応をすることをいいます。

蛍光性が無いとか、とても強いという表現をしますが、蛍光性は、NONE(全くない) FAINT(わずかにある) MEDIUM(ある) STRONG(強い) VERY STRONG(とても強い) と5段階に分かれています。

VERY STRONG BLUE(ベリーストロングブルー)の蛍光性を持つダイヤモンドに紫外線を照射すると、見事に鮮やかな青色に変色します。それはそれは、神秘的で、とても美しいものなのです。

ただ、Very Strong Blueの中には、ダイヤモンドが白く膜がかかったような、 油っぽく見えるものもあるので、それらはオイリーと呼ばれて、敬遠されがちになります。

それゆえ、この蛍光性は、ダイヤモンドの価値の評価を下げる要因のひとつとなります。特に、VERY STRONG(とても強い)に関しては、業者間の取引では30%~40%程度、評価が下がると言われています。個人的にはとても魅力的だと思うのでが…

ダイヤモンドのうち、約25%から35%のものが、ある程度の蛍光性を示すと言われています。

その中で、ダイヤモンドの外見に影響を与えるほどの強さの蛍光、MEDIUM(ある)、STRONG(強い)、VERY STRONG(とても強い)は、そのうち10%程度と言われています。

蛍光を示すダイヤモンドのほとんど(約95%)は蛍光の色相は青です。
まれに、黄色や緑、オレンジ色等、様々な色の反応が見られます。

この蛍光性については販売時にあまり説明がされないことが多いようですが、みなさん、これからダイヤモンドを選ぶ際には蛍光性にも注目してください。鑑定書を見ると、蛍光性がしっかり記載されています。

ご自身のお持ちのダイヤモンドの蛍光性を知ることも、資産防衛としてダイヤモンドの価値を知ることになりますので、是非、一度、ご確認いただくことをお勧めします。

紫外線のライトで、ご自身でもその蛍光性を確認することが出来ますので、皆さんの中で、ご自分のダイヤモンドの蛍光性が心配の方は、お気軽に倉崎元治までご連絡ください。

第18回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年11月05日配信分] ダイヤモンドの希少性と流動性

[ダイヤモンドの希少性と流動性]

古来より、宝石というものはどのようなものだったのかと、時に人類の歴史を思い起こしながら、宝石と人類との繋がりに思いを馳せる資産防衛ダイヤモンドの伝道師、倉崎元治です。

間違いなく、人類は、物々交換をする中で、最も貴重だと思う光輝く美しい石に大きな価値をつけたに違いないと確信します。最初の物々交換は食べ物と食べ物だったかもしれません。

しかし、食べるに十分な食べ物に満たされるや、人類は、より価値のあるものを所有したくなったと思います。その中で、最初に誰もが目を輝かせて自分の最も大事なものを交換しても手に入れたかったものが宝石に違いない…

そして、時が過ぎ、現代で最も価値のある石として君臨したのがダイヤモンドということになります。

ダイヤモンドの歴史は、インドに遡ると言います。人類の文明の発祥の4大文明の1つであるインドで、人類とダイヤモンドの歴史は始まったようです。インドでダイヤモンド産業が盛んなのもうなずけるような…

インドで装飾品のひとつとしてダイヤモンドは、数ある宝石のうちのひとつでした。様々なカラフルな石が装飾品として、最初の文明の権力者の権威を飾ったに違いありません。

その後、ダイヤモンドや輝く宝石たちは、世界の文明の重要な権力者の装飾品の地位を席捲したことであると思います。

そして、インド文明からメソポタミア文明へと伝えられたダイヤモンドは、ユダヤ民族により、世界の逃避通貨として、数千年の歴史を刻むこととなります。

数千年の歴史を経て、第二次世界大戦により、イスラエルという国が建国され、ダイヤモンドがイスラエルの基幹産業の1つとして国策産業となったのもユダヤ民族とダイヤモンドの関係の深さを物語ります。

実際に、ダイヤモンドが世界の宝石の頂点に登りつめたのは、20世紀に入ってからでした。

ユダヤ系のデビアス社が世界のダイヤモンドをコントロールし、世界のダイヤモンド市場を拡大させたということだけでなく、それまでは、希少な石のひとつとして珍重されてきたダイヤモンドにブリリアントカットの発明があったのもダイヤモンドの価値を大きく引き上げることとなりました。

1919年にベルギーの数学者であり宝石職人であったマルセル トルコフスキーが発明したブリリアントカットは、その他のどの石よりも美しい光を放つ硬い鉱物を引き立たせるカット法として、ダイヤモンドを世界の富裕層の羨望となりました。

そして、ダイヤモンドが世界の現物の逃避通貨として君臨した大きな理由は、ダイヤモンドが、他の色石のように希少性により価値付けされるのでなく、ワインのように細かく分類され価値付けを行うことにより、数多くのダイヤモンドが通貨のように取引できるようになったからです。

カラーダイヤモンドのように希少ゆえに高く価値付けされるものもありますが、ダイヤモンドは希少性ではなく、流動性すなわち、換金のしやすさによりその価値の信頼性が担保されているのです。

通貨とは汎用性があり、誰でも使えるから流動性があり、価値の維持ができている。どこでも誰もが、普通に交換できるからダイヤモンドの価値がある。

だからこそ、これからもダイヤモンドは、人類の貴重な(希少ではなく)資産として、資産防衛の最も有効な現物資産として、人類とともに歩んでいくに違いありません。

人類よりずっと長い地球の歴史とともに生きてきたダイヤモンドを夢想し、ロマンを馳せる倉崎元治でした。

第17回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年10月29日配信分] ダイヤモンドと愛

−ダイヤモンドと愛−

資産防衛のためのダイヤモンド、そして、婚約指輪や宝飾品としてのダイヤモンド、この2つの概念は、全く同じダイヤモンドなのですが、持つ人にとっては全く意味の違うダイヤモンドです。

ただ、資産防衛のために購入したダイヤモンドから、指輪を作り、宝飾品を作ることができます。しかし、最初から高級ブランドで婚約指輪を購入したものは換金しても何分の1にしかならないことが多く資産を防衛することになりません。

やはり、最初に入るなら資産ダイヤモンドから入る方が、正しいと信じて、日々、資産防衛ダイヤモンドというものを述べ伝えている倉崎元治です。

今更ながら、小生が念仏のように唱えまくってる資産防衛ダイヤモンドって一体なんなんだ!?という方、資産防衛ダイヤモンドとは、少なくとも購入した金額に近い金額で、世界のどこでも換金できるダイヤモンドのことです。
なんだ!そんなものなら、普通のダイヤモンドと一緒じゃないかと思われるかもしれませんが、「この購入した金額に近い金額で換金できるダイヤ」と、「普通に日本で購入するダイヤモンド」には大きな壁があり、大きな差があるのです。

さて、前振りはこの辺にしておきまして、今回は、資産防衛ダイヤモンドと「愛」というテーマについて、思いを巡らしておりました。

ダイヤモンドと「愛」に関するエピソードは数知れずありますが、すぐに思い浮かべてしまう最も有名なシーンは、小生も人生で初めてダイヤモンドを購入した経験となった、婚約指輪を贈るシーンです。

愛する人にダイヤモンドの指輪を捧げながら、 ‘Will you marry me?’と言う瞬間!まさにダイヤモンドと愛の強さが合体する瞬間です。

そのダイヤモンドを将来換金するような事態になったときは、すでに2人の最初の情熱と愛は消えてしまっている時かもしれませんが、男側からすれば、贈ったダイヤを換金したら、そこそこお金が手元に残ったという状況だと嬉しい。

しかし、世の中そんな甘くない、その換金した金額が購入した金額の5分の1位にしかならなければ、愛の終わりの追い討ちとなり、まさしくダブルパンチ、泣きっ面に蜂です。

別の話で、あるお金持ちが、愛する妻に「有事の際にはこれを換金しなさい」と1,000万もするダイヤをプレゼントしました。妻は、ずっと長い間、大切にしていましたが、諸般の事情で換金してお金が必要な事態が発生。

いざ売る段になって、やはり、びっくり仰天!1,000万のダイヤが300万以下の現金にしかなりませんでした。もちろん、その妻はそれでも夫の優しさに感謝したことに変わりはないのですが、夫からすれば、不本意でした。

ダイヤモンドを調べ尽くして、知り合いの業者から、安くダイヤモンドを購入したはずだったのです。換金すると、なぜそんなに安かったのか?調べてみると意外に興味深い事実がわかりました。

そのダイヤモンドは、ダイヤモンドの特徴としてある蛍光性が強いダイヤモンドであったのです。ダイヤモンドは、紫外線を当てても光らないものの方が価値が高いのです。

そのダイヤモンドは、ストロングブルーという蛍光性があり、紫外線を当てると美しく青く輝いたのでした。突然青に輝くダイヤモンドには心から感動しますが、価値としては蛍光性のないダイヤモンドの何割引きかで取引されます。

このお話は、資産防衛ダイヤモンドと言えるまで、もう一歩のところだったというお話でした。もう少しだけ突っ込んで研究したうえで、プレゼントしておけば良かったということになります。

歴史には、ロシア最後の皇帝ニコライ2世が、まさに最期のとき、子ども達だけは生き延びるチャンスがあるかもしれないと、生き延びた時に不自由しないよう衣服に大量のダイヤモンドを縫い付けておいたという逸話もあります。

残念ながら、家族全員、密室でロシア革命の革命軍に銃殺されるという悲惨な最後を遂げるわけですが、ニコライ2世と妻は、処刑後即死、しかし子供達は、弾丸に当たっても、悲鳴はあがるも、なかなかこときれない。最後に頭を撃ち抜いてやっと静かになったという世にも無残で残酷な話であります。

まさにダイヤモンドのベストが子供達をほんの少しだけ延命させたのです。ダイヤモンドが、銃の弾丸を跳ね返して、子供達を守っていたのです。うまく生きながらえれば、それを換金して再起のチャンスがありましたが、無念な結果となりました。

ダイヤモンドとそれをプレゼントする側の愛の深さのエピソードは数知れずあります。資産防衛云々と言っても、ダイヤモンドをプレゼントするということが、その相手への愛の深さを示すことは間違いありません。

第16回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年10月22日配信分] ダイヤモンドとブロックチェーンと暗号通貨

[ダイヤモンドとブロックチェーンと暗号通貨]

資産防衛ダイヤモンドの伝道師たる倉崎元治は、ここ数年、妙にザワザワと話題になっているビットコインとか暗号通貨とかいう話が出るたびに、物として存在しないものに価値を求めることなんぞ言語道断と、一刀両断しています。

マウントゴックスとかいう会社のビットコインが消えたとか消えないとかと話を聞いたときも、それ見たことか、言わんこっちゃない。昨年末には「億り人」とか言う、にわか長者になった人が続出したと言う話も他山の石でありました。

今年に入ってビットコインが暴落したと言う話も、資産防衛ダイヤを持っていればそんな上げ下げに一喜一憂する必要はないし、いざという時の備えのダイヤモンドがあれば日々平常心で生活できると、余裕しゃくしゃくであります。

しかし、このビットコインとやらを維持しているブロックチェーンとかいう技術に関しては、なぜかどうも気になる。

技術的な話は何度聞いてもチンプンカンプン、しかし、この技術に裏付けられた概念と、これにより構築されるシステムインフラは、人類の生き様を全く変えてしまうかもしれない。目から鱗でした。

そして、このブロックチェーンにより流通しているビットコインのような暗号通貨と、現物資産の究極であるダイヤモンドは、対極にあるように見えて実は似ているのではないか?

整理してみると、

暗号通貨の特徴:
・ブログチェーンにより、偽物通貨はすぐに判明する
・通貨に関係なくどこでも流通可能
・世界中どこでもその国の通貨に換金可能
・価格が変動する(変動幅大きい)
・送金手数料が安い、しかし、日本円に替えるには手数料かかる
・手元現物ないが、ハードウォレットを持てば手元に1億円以上も持てる

ダイヤモンドの特徴:
・高度な鑑定により、偽ダイヤモンドはすぐに判明する
・通貨に関係なく軽い、持ち運びやすい
・世界中で換金可能
・価格が変動する(変動幅小さい)
・日本円に替えるには手数料かかる
・世界一硬い現物を、手元に1億円以上の価値を持ち運ぶことができる

変動幅の大小や、現物があるかないかの違いはありますが、何か同じ匂いというか「似ている」共通点を感じます。両者とも紙に印刷されたお札の通貨の代替として通用するに必要にして十分な要件を兼ね備えているような気がします。

そもそもダイヤモンドが資産となり得たのは、世界中を流浪する民族が、どこの国でもダイヤモンドをその国のお金に換えて再起をはかれるからです。

世界中の端末で稼働するブロックチェーンがある限り、理論的には、暗号通貨はお金に替えられるらしいとのこと。

もしも日本が経済的な混乱に陥り、一時的にも身体一つで、外国で生きて行くとなれば、今では暗号通貨を搭載したスマホに、資産防衛ダイヤモンドを持っていればなんとかなるかもしれない….時代は進化している…

倉崎元治としては、まだまだ、ダイヤモンドを携えて生きていくつもりでありますが、来たるブロックチェーン社会では、資産防衛ダイヤモンドもブロックチェーンと親和性が高く、共存共栄関係かなと、そんなことを思い巡らす日々であります。

第15回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年10月15日配信分] ダイヤモンドの基礎知識講座④

今日はダイヤモンドの基礎知識講座④です。

これまでの基礎知識講座では、ダイヤモンドの基本中の基本の4C(ダイヤモンドの評価をする際に、影響がある4つの要素)の中の1.Carat(カラット)2.Color(カラー)3. Clarity(クラリティ)についてお話しいたしましたが、今日は最後のC、Cut(カット)のご説明をいたします。

4つのCは、
Carat (カラット)
Color(カラー)
Clarity(クラリティ)
Cut(カット)
です。

すべてCから始まるので4Cと言われています。

Cut(カット)はダイヤモンドの輝きを決定づける一番大きな要素です。
一般的にCut(カット)と呼ばれているのはカットの総合的な評価で、プロポーションとフィニッシュを総合的に判断したものです。

プロポーションは全体的な形のバランスを表し、フィニッシュは表面の研磨状態(ポリッシュ)と対称性(シンメトリー)を表します。

カットの評価は5段階に分かれます。

EX(エクセレント)
VERY GOOD(ベリーグッド)
GOOD(グッド)
FAIR(フェア)
POOR(プア)

EX(エクセレント)はダイヤモンドをもっとも輝かせることのできるカットです。
その中でも、プロポーション、ポリッシュ、シンメトリーの全てがEX(エクセレント)のものを3EX(トリプルエクセレント)と呼び、最大限にダイヤモンドの輝きを引き出すカットと呼ばれています。

EX(エクセレント)に続いて、VERY GOOD(ベリーグッド)、GOOD(グッド)と続きます。

ダイヤモンドの1番の魅力は、なんと言ってもキラキラとした輝きです。
そういう意味では、私はGOOD(グッド)以上のカットをお勧めします。
FAIR(フェア)、POOR(プア)になると、ダイヤモンドの魅力である輝きを最大限に生かすことはできません。

しかしながら、当然EX(エクセレント)とPOOR(プア)では、価格は大きく変わります。
4C全てに言えることですが、予算が決まっている場合、優先順位をどういう順番にするのか。
大きさか、色か、キズか、輝きか。。。
とても悩ましいところですね。

第14回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年10月08日配信分] 人工合成ダイヤモンド

資産防衛のためのダイヤモンドの伝道師と自認している倉崎元治も、世界のダイヤモンドの巨人、デビアス社については、20世紀以降の世界のダイヤモンドの歴史を作ってこられた偉大なる功績にいつも敬意を払っております。

しかし、このデビアス社が、正式に人工合成ダイヤモンドのブランドを正式に立ち上げる発表をしたのにはぶったまげました。

人工ダイヤモンドをデビアスが認めるということは、デビアスは天然ダイヤモンドの市場が主流の世界のダイヤモンド市場に正式に人工ダイヤモンドを組み込むという宣言をしたわけです。

人工合成ダイヤモンドが正式に市場に出回る事で、天然ダイヤモンドとの住み分けはどうなるのか?人工合成ダイヤモンドは天然ダイヤモンドの市場にどれだけ入り込むのか?等、当然ながら様々な疑問と憶測が飛び交う事になります。

実際にデビアスは、堂々と人工合成ダイヤモンド市場に参入したのです。そして、その人工合成ダイヤモンドの価格を天然ダイヤモンドの価格の10分の1に設定して、市場開拓に乗り出しました。

この結果、既存の人工合成ダイヤモンドを展開する企業達は、この価格に追随するか、この価格以下で販売するという選択しかなくなってしまったのです。

人工合成ダイヤモンド、天然ダイヤモンドと同じ炭素の結晶を持つ物質です。
20世紀後半からの技術革新で、高温高圧下の高度な技術で人工的に合成され、見た目では天然ダイヤモンドと全く同じように見える物質です。

装飾的には、人工合成ダイヤモンドで十分という人達も多くいる事と思います。
実際にはパーティで身につけていく大きなダイヤモンドは人工合成ダイヤモンドで十分と思う人がいるのであろうということは否定できません。

しかし、デビアス社が、この人工合成ダイヤモンドを天然ダイヤモンドの10分の1で販売する理由は何なのか?大きな意図があるのではないか?と考えてしまうのは、天然ダイヤモンド信奉派の倉崎元治の穿った考えすぎでしょうか?

もしや、デビアス社は、自ら人工合成ダイヤモンドのブランドを世界市場に出すことにより、明確に天然ダイヤモンドと人工合成ダイヤモンドの価値の差を世界に認知させようとする壮大なるプロジェクトを開始したのではないでしょうか?

そう考えると、何もかも点と点が線に結びついてきてしまいます。天然ダイヤモンドは、地球そのものが何億年だか何十億年という時を経て形づくられた物質であるという事に対し、たかだか何ヶ月かで合成された物質との違いは、その見極めがつくのであれば、価値としては10:1であると言われても何の違和感もありません。

凄すぎる。天然ダイヤモンドの価値をより高めるために、人工合成ダイヤモンドの価値付けを始めたデビアス社の知己に改めて敬意を払いたいと思います。

第13回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年10月01日配信分] ダイヤモンドの硬度

[ダイヤモンドの硬度]
~ダイヤモンドの普遍性~

資産防衛ダイヤモンドの伝道者を自認している私、倉崎元治は、ダイヤモンドが現実の物質として最も有効なものであるとして、皆さんの資産ポートフォリオの一部に、ダイヤモンドを組み込むことの重要性を日々説いて生きております。

なぜダイヤモンドが最も有効だと言えるのか?この理由の一つにダイヤモンドの普遍性があります。なぜ普遍性があるのか?それはモース硬度という計測法において、ダイヤモンドは世界で最も硬い鉱物だからです。

それでは、モース硬度とは何なのでしょうか? それは、ドイツの鉱物学者フリードリッヒ?モースが考案した鉱物の硬さを表す尺度の一つで、堅牢さではなく、ひっかき傷に対する抵抗力を示します。1から10までの段階があり、10が最も硬いと言われており、ダイヤモンドはモース硬度10!まさに我々の知る限り一番硬い鉱物であるのです。

しかし、ダイヤモンドにも弱点があります。ダイヤモンドには劈開性(へきかいせい)という特徴があり、ある角度から急激な力が加わると割れてしまうという特徴があります。すなわち、コンクリートの床でも思いっきり叩きつければ、角度によっては割れてしまうリスクがあるのです。

この劈開性というのは、粘性とは大きく異なった特徴を持つ事になります。コンクリートの床に叩きつけても、まず割れることはない鉱物、これはダイヤモンドではありません。最も割れない粘性を持つ鉱物は、翡翠(ヒスイ)なのです。

この、最も粘性があり硬い床に叩きつけても割れない翡翠も、ダイヤモンドで引っ掻くと、軽く傷が付いてしまいます。翡翠、素晴らしい緑の光を放つ鉱物、この魅力も語り尽くせない素晴らしさがありますが、それは、またの機会にするとして、改めてダイヤモンドの硬さに、私達が持つべき資産としての価値を再確認する日々であります。

第12回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年09月25日配信分] ちょっとライトに資産ダイヤモンドを考える

[ちょっとライトに資産ダイヤモンドを考える]

よく資産ダイヤモンドを車に例えて言うのですが、これが好評だったり不評だったり、完全に評価が分かれます。評価が別れることは良いことなので、完全に持論ですが、ここに披露いたします。

ダイヤモンドを資産として持つ場合、最後に換金するという視点が必ず必要です。しかしダイヤモンドの価値と自分の考えを紐づけるのは難しい。

そこで車に例えて話します。

車を買うときに、完全に好きな車を買う以外は中古で売った場合に高く売れそうな車を選ぶ人が多くいます。

例えば2000万円以上するフェラーリなどの超高級な車は、そもそも値下がりしません。これはダイヤモンドでいうと10カラット以上のVVSクラスとか2カラット以上のカラーダイヤに例えられます。値段は高く価値は下がりにくいですが、そもそも少ない。また中古として売る場合、きちんとしたルートを持っていないとそうそう簡単に現金化できない。現金化に時間がかかるという特徴があります。

片や人気のワンボックスやマークX、プリウスなどは購入も比較的しやすく、価 値も大きく下がらず、現金化が容易といった感じです。資産ダイヤでいうと1〜3カラットのVVSクラスといった感じでしょうか?

車に例えるのは半ば強引ではありますが、自分の趣味や仕事で使うもので何らか使用できるもので劣化が少なく、中古でも現金化が可能なものをダイヤモンドに置き換えてみると、資産ダイヤのことが少しわかるかもしれません。

家、別荘、干し鮑、ブランドの服、腕時計 etc

ダイヤは見て、身につけて楽しめる、傷や劣化がない、流行り廃りがない、価格帯も様々、世界中で流通しているとう特徴があります。

これだけでもおそるべき資産性だと言えます。

第11回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年09月17日配信分] ダイヤモンドの基礎知識講座③

今日はダイヤモンドの基礎知識講座(3)です。

これまでの基礎知識講座では、ダイヤモンドの基本中の基本の4C(ダイヤモンドの評価をする際に、影響がある4つの要素)の中の(1)Carat(カラット)、(2)Color(カラー)についてお話しいたしましたが、今日はClarity(クラリティ)のご説明をいたします。

4つのCは、
Carat (カラット)
Color(カラー)
Clarity(クラリティ)
Cut(カット)
です。

すべてCから始まるので4Cと言われています。

Clarity(クラリティ)は、透明性を表します。

ダイヤモンドの内部及び表面の欠点(キズ)の程度によって、FLからI3に分けられます。

FL(フローレス)
10倍の拡大で内部、表面のキズが見えない
IF(インターナリーフローレス)
10倍の拡大で内部のキズが見えない
VVS1 VVS2 (ベリーベリースライトリーインクルーデッド)
10倍の拡大で見えにくい内部の微小のキズ
VS1 VS2(ベリースライトリーインクルーデッド)
10倍の拡大で発見が多少困難なキズ
SI1 SI2(スライトリーインクルーデッド)
10倍の拡大で発見が容易なキズ
I1 I2 I3(インパーフェクト)
肉眼で容易に発見出来るキズ

クラリティは透明性を表しますとご案内しましたが、キズの有無、キズの大きさと置き換えてもよいと思います。

簡単に言うと、一番上のFL(フローレス)は無傷で、下に行くほどキズが大きくなっていくといくことです。
10倍の拡大と言うのは、私たち宝石を取り扱う者には必需品である「ルーペ(拡大鏡)」が10倍の倍率です。
なかにはもっと大きな倍率のルーペを使う人もいますが一般的には10倍が多いです。

実際に私がルーペで見た時にはどのように見えるかと言うと、VVS1、 VVS2は、見えにくい内部に微小のキズとなっていますが、私は見つけることはできません。
VS1も困難です。
VS2で、分かりやすい場所にあるとなんとか見えます。
SI1 SI2 になると、ルーペで確実に見えます。
目の良い方でしたら、肉眼でも見えるかもしれません。
I1 I2 I3は、肉眼でもはっきりわかります。

価格は、当然ですがキズが少ないほうが高いです。

ルーペを使ったことがある方は少ないと思いますが、コツをつかめば簡単に見ることができます。
最初は見えないキズも、慣れてくるとだんだん見えるようになってきます。
とても楽しいものですので、皆さんも是非試してみてください。

天体望遠鏡で初めて月のクレーターを見た時と同じような感動があるかもしれません。

第10回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年09月10日配信分] ダイヤモンドとルビー

【ダイヤモンドとルビー】

私、倉崎元治は資産防衛のためのダイヤモンドの伝道師と自認して、日々、資産防衛ダイヤモンドの普及に命をかけているわけですが、実は、ダイヤモンドと同じくらいルビーに魅せられています。

人類の宝石との関わりの中で、20世紀という世紀は、ダイヤモンドとルビーの地位が入れ替わった大革命の世紀であったと言えるのではないかと思います。

ルビーというのは、鉱物的にはコランダムという鉱物に分類されていて、サファイヤと同じ鉱物です。サファイヤの中の色が、美しく赤いものを特別にルビーと呼んでいます。

人類にとって、ルビーは、宝石の頂点であり、宗教的な儀式の中でも最も神秘的なパワーストーンでありました。ルネッサンスで頂点を極めたメディチ家の記録によると、ルビーの価値はダイヤモンドの10倍以上で評価されていました。

さて、なぜ、20世紀にダイヤモンドとルビーの地位が入れ替わったのか?1919年にブリリアントカットという特別にダイヤモンドが輝くカットを発見したことによります。これは人間の叡智の賜物と言えるかもしれません。

人類は、世界で最も硬い鉱物ダイヤモンドにブリリアントカットという輝きを与えたのです。ブリリアントカットに光が入るとダイヤモンドは、四方に特別な美しい輝きを放ちます。

これに対して、ルビーは、20世紀に、逆に人類の叡智のために、一気に価値が下がることとなりました。

色の悪い天然のルビーの原石でも高温で加熱すると、素晴らしい赤色の姿を変えることが発見されてしまったのです。これにより、これまで貴重であった美しい赤のルビーは、安価に誰の手にも入るようになってしましました。

ルビーの大きな問題点は、同じ天然石でも加熱したものか非加熱の石であるのか、普通の人には見分けがつかなくなってしまい、鑑定機関も加熱非加熱の判断が困難な状況になってしまったのです。

これにより、ルビーの流通は、加熱か非加熱かで大きく混乱する結果となりました。

今回は、20世紀に、ルビーが、天然石を高温加熱する処理が発見されたことにより、流通市場においてその価値を下げることになったのに対し、ダイヤモンドが天然石にカット法が発見されたことにより、宝石の頂点にまで登りつめたというお話でした。

第09回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年09月03日配信分] 宝飾品を芸術品にしたショーメ

宝飾品を芸術品にしたショーメ

資産防衛ダイヤモンドの伝道者を自認している私、倉崎元治は、資産防衛としてのダイヤモンドに取り憑かれて生きていますが、やはり、装飾品としての宝飾品も大好きです。

宝石という石そのものの価値以上に、職人やアーティストたちの手によって細工され、作り上げられた宝飾品は、すでに芸術品としての価値があります。
現在、三菱一号美術館で開催されている「ショーメ展」。フランスを飛び出して、海外初となるその本格的な展覧会は、ショーメの歴史と作品を存分に紹介していました。

ブランド宝飾品として世界的に有名な「ショーメ」は、1780年にマリ=エティエンヌ・ニトという人が創設し、1805年には、ナポレオン皇帝夫人ジョセフィーヌの御用ジュエラーになったという大変歴史のあるブランドです。
その後メゾンのオーナーは、時代とともに代わりましたが、1885年にオーナーとなったジョセフ・ショーメがメゾンの名前を「ショーメ」とし、代表となる作品を多く世に出しその名を世界にとどろかせたのでした。

ヨーロッパで印象派が生まれ全盛を誇った時代に生きたジョセフ・ショーメの作品群は、まさにアートでした。

展覧会に展示されたティアラ。ジョセフ・ショーメ作の「カーネーションのティアラ」は、その気品と優雅さで、私だけでなく、すべての人々の目をクギ付けにしていました。
そのティアラの中心部に輝くダイヤ。このティアラは、1905年の作品であるため、1919年に数学者であり宝飾職人であったトルコウフスキーが研磨方法を見出したブリリアントカットではありません。

それでもその大きさとティアラ全体に散りばめられたダイヤとのバランスが絶妙だからでしょうか。ことのほか美しく見えました。

百聞は一見に如かず。見応えのある「ショーメ展」に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。目がぐるぐるになることでしょう。


ショーメ展:ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界
-1780年パリに始まるエスプリ
2018年6月28日−9月17日 三菱一号館美術館

第08回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年08月27日配信分] ブラッドダイヤモンド

【ブラッドダイヤモンド】

ダイヤモンドの話をしていると「そういやブラッドダイヤモンドっていう映画あったよね、ディカプリオの」という話がでます。半分くらいの人がブラックダイヤモンドと言い間違えるますがブラッド=血、紛争ダイヤモンドのことです。

宝石というのは偶然か必然かわからないのですが自然環境の厳しいところで採掘されることが多い、厳しい環境に住む人間に神が与えたご褒美のような感じもしますがそういう地域に限って紛争が起こったりします。(ルビーのカンボジアやダイヤモンドのシェラレオーネなど)

紛争には武器が必要、だが厳しい自然環境のため産業も農業も発達せず、稼げない!金がない(だから紛争が起こる悪循環なのですが)そして宝石を武器に変えて戦争をする、そういった悪循環を描いた作品がブラッドダイヤモンドでダイヤモンドがお金と同じ価値を持つということを日本に知らしめた作品であり紛争ダイヤは買わないようにしようという啓蒙を含めた作品となっています。(少年兵など重いテーマですが是非みて欲しい映画です。)

2006年の映画ですがこの映画を機にディカプリオを始め多くのハリウッドセレブが紛争ダイヤを買わないようにとの活動に乗り出しました。

今で言えばブロックチェーンの技術などがこの紛争ダイヤ、密輸ダイヤの問題を解決してくれるかもしれません。

第07回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年08月20日配信分] ダイヤモンドの基礎知識講座②

今日はダイヤモンドの基礎知識口座?です。

前回の基礎知識講座では、ダイヤモンドの基本中の基本の4C(ダイヤモンドの評価をする際に、影響がある4つの要素)の中のCarat(カラット)の説明をしましたが、今日はColor(カラー)についてご説明いたします。

4つのCは、
Carat (カラット)
Color(カラー)
Clarity(クラリティ)
Cut(カット)
です。

すべてCから始まるので4Cと言われています。

Color(カラー)は、D〜Zまでの23段階に分類されており、Dが最も評価が高く、Zが一番低い評価になります。

通常以下の5つに分けることが多いです。
D E F Colorless(無色)
G H I J Never Colorless(ほぼ無色)
K L M Faint Yellow(わずかな黄色味)
N−R Very Light Yellow (非常に薄い黄色)
S−Z Light Yellow(薄い黄色)

同じグループのなかでも、FカラーよりEカラー、EカラーよりDカラーのほうが評価が高くなります。

ここでみなさん不思議に思いませんでしたでしょうか?
Dから?
アルファベットはAから始まるのになぜDから?

これに関しては諸説あるのですが、一番有力な説は、現時点ではDカラーが一番透明な色と言われていますが、世の中何が起きるかわかりません。
今後、もしかすると、もっと透明なダイヤモンドが発見されるかもしれません。
その時に、Aから使ってしまっていると、困ったことになります。
そんな将来のことを考えてABCは残してあるのではないかと言われています。

また、ただ単にダイヤモンドのDから始めたという説もあります。

個人的には現在のDカラーよりも、もっと透明なダイヤモンド、Cカラーを見てみたいです!

第06回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年08月06日配信分] 資産防衛の意識

 資産防衛という意識が強いのは、世界の中でやはりユダヤ人と華僑が抜きん出ているのではないかと思います。

 ユダヤ人は、20世紀にイスラエルという国ができるまでの数千年間は母国を持つことができず、時には捕囚となりながらも、たくましく生きてきました。その際の隠し持つ現物資産の一つがダイヤモンドでした。

 時には衣服の中に縫い付けたり、知恵を絞って隠し持ち、何かあった時にはダイヤモンドを売ったり交換したりして、脈々と命の火を灯し続けてきました。

 華僑も資産防衛には様々な工夫をしながら、世界にネットワークを張り巡らしてきました。神戸にいる友人の華僑の家族の話も、おばあちゃんが孫一人一人にダイヤモンドを入れた小さな袋を残してくれていたと、話していたのを思い出します。

 国を追われるような状況に陥ると、普通の常識は通用せず、通常の資産は、時には没収されたり、時には無価値になってしまったりするものですが、そういう時に生きる資産が持ち運びが容易なダイヤモンドということになります。

 さて、日本人はというと、すでに2千数百年以上にわたって、この日本という国に根付いて、まさか国を追われるという想定をしてこなかった民族ですから、資産防衛にダイヤモンドをという意識は非常に低い国民であったと言えます。

 日本人にとってはあくまでダイヤモンドは、永遠の輝きの宝飾品であったと言えます。

 しかし、20世紀に入り、科学技術が進歩して世界が一気に狭くなってしまった今果たして、日本人だけは、国を追われるということはないという確信の中で、生き続けられるのか疑問に思います。

 国を追われるという状況ではなくても、 明治維新、関東大震災や第二次世界大戦の敗戦等、日本でも100年に一回くらい、過去の既得権がひっくり返るほどの大事件が起こってきています。

 そして、現代は、更にリスクが増大しているように思います。もし中国東側の沿岸の原子力発電所が事故を起こしたとしたら、放射能は、黄砂やPM2.5のように日本に飛んできます。

 日本人はもう戦争はしないと思いますが、もし、アメリカと中国が戦争を始めたら、戦場になるのはどこになるのか? 19世紀までの、日本という神に守られた島の中にいれば安心な時代は、もう終わっていると言えるのかもしれません。

 日本人にも、本当の有事の際、一時的に逃避が必要になる時に、ダイヤモンドが生き延びるための資産としていきる時が来る日が近づいているのでしょうか。

第05回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年07月30日配信分] 〜選択〜

~選択~

婚約の時、結婚10周年、20周年の時、ダイヤモンドは、愛する人にプレゼントしたり、されたり、人生の晴れの日を飾る素敵なアイテムであり、私たちの人生の記憶を刻む重要で意味のある素敵な資産です。

先日、世界的な高級宝飾ブランドが開催するセレブパーティーというものに参加する機会を得ることができました。素晴らしくゴージャスで、ブランドというものの力を改めて実感するだけでなく、高額な値札がいつしか慣れてきてしまって、普通ならありえないくらいの高額な値段のものが、普通の値段に見えてきて、ついついこのくらいのものなら買ってしまおうかなという気持ちになってしまいます(笑)。

まったく手の出ないものですが、素晴らしいデザインの大きなダイヤの指輪の値段を聞いてみると、5,000万円を超えています!ダイヤの大きさを見てみると3カラット.. 「うーん」、さすがに大きな石は値段が違う。しかし、自分は業者として、この石だけを自分で手に入れるといたら、いくらで手に入れられるかと知っているので、これも「うーん」と唸ります。多分1,000万円もあればこの石は手に入るなと頭の中で計算してしまう人間がこんなパーティにはきてはいけないのかも。

ダイヤモンドには、ユダヤ人のラパポートさんという人が1960年代にスタートした業者間で取引するための基準価格(ラパポート価格)というものがあって、ニューヨークから値段が毎週更新されています。その値段を基準に業者間で取引される金額は、実際の宝飾品の値段と大きな差があるわけです。

世界的な高級宝飾ブランドは、そのブランド力と宝飾品のデザイン力で、石そのものの取引金額の何倍ものプレミアムがつくというのも納得がいきます。

しかし、ダイヤモンドを資産として持つのであれば、ブランドというプレミアム部分を評価するのは簡単ではないと思います。

世界的な高級宝飾ブランドで購入したら5000万円、同じデザインを自分で作れば1000万円、鑑定書のついた同じ価値のダイヤモンドの指輪。ブランドの特別感を享受するか、換金可能な資産性をとるか、それは購入する人たちの考え方。でも私は知っています。世界的な大企業社長、会長夫人は、案外ブランドを買わないことを。まさに人生の選択です。

第04回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年07月23日配信分] 営業目線での資産の運用・防衛について

今日はダイヤモンドのお話とは少し違いますが、私が担当する営業目線での資産の運用・防衛についてお話をしたいと思います。

私は弊社の営業として、新規のお客様から数年来お付き合いのあるお客様の資産等を活用する営業を担当しておりますが、お客様のご属性はスーパーリッチな方から年収500万円前後のお客様と職種・経歴等は多種多様であります。

その中で、お客様の状況に合わせた商材を現金又は融資等の提案を含めてご説明させて頂いておりますが、私個人としてはお客様の大事なお金を投じて利を出すことが運用、また、その資産を目減りさせないことが防衛と理解しています。

資産運用の代表としてば投資信託を代表に株、国債、外貨、FX、また不動産投資があり、近年では節税商品としても運用益が大きかった太陽光発電所が有名ですが、平成29年3月末まで5割の即時償却が利用できた太陽光発電所はお客様と電力会社・経済産業省の3社間が20年間の固定買取契約を行う商材でもあったため、爆発的に節税・運用商品として販売ができました。
※現在も太陽光発電所は収益商品として開発・販売は継続しておりますが、平成29年4月に経済産業省から通達があったFIT改正に伴い、以前よりも売電開始までの手続きに時間を要しています。

現在、弊社の主力商品としては高所得者への節税商品、また、収益利回り商品として、築22年以降の木造1戸建を用いた海外不動産4年間の加速度償却を提案した販売を行っておりますが、直近、思考の傾向としては個人・法人共に資産のポートフォリオの形成を提案することが増えているような気がします。

資産ポートフォリオの形成とは、簡単に言えば、個人の資産状況を踏まえた上で、まず国内・国外で資産を運用すること、また現金預金と別に仮想通貨も預金運用すること。
また、先行きの事も想定して不動産・株 以外にダイヤモンド等も所有してリスクヘッジを行うこと。

簡単に言えば国内通貨、国外通貨を保有、現物資産・仮想資産を所有すること。
では、その資産形成の中でダイヤモンドはどの位置を意味して、どんなメリットがあり、またリスクがあるのか??

これはまた、次回、私の担当する回で詳細にご説明します。

第03回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年07月16日配信分] ダイヤモンドはどこで採れる?

ダイヤモンドはどこで採れるの?と聞かれます。
ほとんどの人は地面から出てくるものだとは知っていても、どういう風に掘り出すのか、具体的にどこの国で採れるのか、を知る人は少ないらしく、聞かれることが多いです。

ものすごく簡単に言うと「大陸ならどこでも取れる可能性がある」というのが答えです。
多分地面の中には相当な量のダイヤモンドがあるということが想像されます。
なんせ元は炭素ですから、地球上に最も多く存在する元素の1つで材料はふんだんにあるので、条件が揃えばいくらでもできてしまうというのがダイヤモンドなのです。
ただその条件が、高温高圧そして何億年という長い年月なので、日本のように火山によって最近できた島では取れないのです。

海の底の地殻にも存在すると思いますので、実際ダイヤモンドはどこを掘っても出てくるというのが正しいのではないかと推測します。

しかし、現在産出は年間30t、宝飾用は最終的には1t以下と呼ばれる所以は、その堀り難さにあると言えます。
ダイヤモンドが存在する地層は相当深い地層であるので、そのまま掘っても到達しません。(莫大な金がかかります)
ダイヤモンドが出る場所は長年の地殻変動でダイヤモンドを含む地層が地表近くまで出てきているということが必要です。

そのような場所が南アフリカであったり、DRCであったり、カナダであったり、ロシアであったりします。
しかしカナダとロシアは寒い!
凍っている地面では掘るのに莫大なお金がかかるので、ダイヤモンドはあるからといって掘れるわけではなく「掘りやすさ」も重要な要素なのです。
かつてはダイヤモンドは川や海岸で拾うものでした。
硬いダイヤモンドは周りの石が削られ、比重が重いので水に沈み、川の蛇行地点や洲にたまり、河口に溜まったり海から打ち上げられたりしていたわけです。

それを拾う作業だったので簡単だったのですが、今やそういうところは掘り尽くされ、地面を掘って掘って掘りまくってダイヤモンドを含む岩石を取り出し、それを砕いてダイヤモンドを得ているわけです。

第02回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年07月09日配信分] ダイヤモンドの基礎知識講座①

今日はダイヤモンドの基礎知識のお話しをしたいと思います。

まずは基本中の基本の4Cです。
ダイヤモンドの価値を評価する際に、影響がある4つの要素です。
そんなことは知ってるよ!という方もいると思いますが、意外に思い違いをしていることもあるかもしれませんよ。

4つのCは、

Carat (カラット)

Color(カラー)

Clarity(クラリティ)

Cut(カット)

です。

すべてCから始まるので4Cと言われています。

今日はCarat (カラット)についてお話しします。
Carat (カラット)はよく大きさのことを表していると思っている方が多いと思いますが、実は大きさではなく重さの単位なのです。

1カラットは、0.2gです。
そのため、同じ1カラットでもダイヤモンドの形によっては、実際につけてみると、とても大きく見えるものもあれば、反対にとても小さく見えるものもあります。

ダイヤモンドは、基本的には他の要素が同じ場合、カラット数の大きい方が評価は高くなります。
価格は、大きくなるほど著しく高くなります。

例えば、1カラットを基準にして計算すると、2カラットは重さは2倍なので、価格も2倍になりそうなものですが、実際は約4倍以上になります。
3カラットの場合は10倍以上になります。
10カラットの場合は、なんと100倍になると言われています。

それだけ大きなダイヤモンドは希少性が高いのです。

昨年、世界的に有名なダイヤモンドジュエラーのグラフ(GRAFF)が、世界最大と言われる原石を、5,300万ドル(約59億円)で購入したことがニュースになりましたが、その大きさはなんと1109カラットとか。

1109カラットと言われても実感がわきませんが、どうやらテニスボールくらいあるそうです。
実際に見てみたいものですね。

比率で考えるととてもお買い得なのかもしれませんね。

しかしながら、ダイヤモンドの価格は大きさだけでは決まりません。

「他の要素が同じ場合、カラット数の大きい方が評価は高くなります」とご説明したように、大きさは4つの要素のうちの1つにしか過ぎません。

いくら大きくてもほとんど価値の無いものもあります。

ダイヤモンドの価値を決める残りの3つの要素 Color(カラー)、Clarity(クラリティ)、Cut(カット)は、また別の機会にお話しさせ
ていただきます。

第01回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年07月02日配信分] ダイヤモンドは身につけて楽しむ以外に役に立つか?

果たして、ダイヤモンドが、私たちの生活に役に立つ時ということはあるのか?
美しいダイヤモンドを身につけて楽しむ以外に役に立つ時があるのか?

日本人画家として1920年代以降、世界で最も有名であったレオナール藤田は、その最も有名な実践者の一人でした。

第二次世界大戦中、従軍画家をしていた藤田は、戦犯容疑で戦後GHQに召喚されてしまいますが、世界でもピカソに並ぶ大画伯として有名な藤田は、GHQ内の将校たちに絵を売って新円を稼ぎ、新円切り替えの1年の預金引き出し制限で、新円を手に入れることができない日本の事業家や富裕層から、新円でダイヤモンドを買いまくり、空いた絵の具のチューブにダイヤモンドを入れて海外に旅立っていったという逸話があります。

ここで重要なことは、新円を手に入れられない日本の事業家や富裕層が、ダイヤモンドを藤田に売って、その1年をしのいでいたという事実です。

歴史を紐解いてみると100年に1度や2度、世の中がひっくり返るような状況に陥って、社会構造が一変してしまったり、これまでの既得権が覆されたりする状況が起こっています。

20世紀の日本では、関東大震災と第二次世界大戦 後の敗戦が、日本の社会構造に大きな変化をもたらしたのはご存知のことと思います。

世の中は、あるルールのもとで、安定しているように見える状況が長く続きますが、ある時、これまでの常識が一気に覆されて混乱状態に陥ってしまいます。

しかし、そのような状況は、長く続くわけではありません。だいたい、2−3年のうちに新しい社会構造に向かって落ち着いていくことになります。

さて、 その安定するまでの、2−3年の混乱期を、1)どうやって生き抜くのか?、2)チャンスと受け止めて攻めの姿勢でチャレンジできるのか?

普通は、混乱期は混乱に巻き込まれて、世の中の波に振り回されて苦労しながら生き延びるのが精一杯になりますが、藤田を見ていると明らかに、その時期を自分のチャンスに変えていたことがわかります。

藤田にダイヤモンドを売った資産家たちも、そこで生き延びることができれば、安定期に向けて次の新たなる既得権の取得のための準備ができたことであると思います。

21世紀に入り、戦後60年以上既得権が守られ安定した社会が続いてきた日本も、100年に1、2回のドンデン返しの混乱期がひたひたと近づいているリスクは高まってきているような気がします。

そのような100年に何度かの危機のための準備として、ダイヤモンドは本当に有効なのかという疑問について、これから機会がある毎に皆さんにお話をしてまいりたいと思います。

シンワダイヤモンド倶楽部では、
皆さんが投資されている資産ポートフォリオの中の5%程度、ダイヤモンドという資産を組み込んで、資産防衛をはかり、来るべき混乱期に備えていくことを提唱しています。