資産防衛講座メールマガジン

資産防衛ダイヤモンドの情報を中心として、様々な資産についての情報を提供して参ります。
週1回程度の配信を目指しておりますので、是非お読みください。
※メルマガタイトルの「倉崎元治」はシンワアルテックスブログのペンネームです。

■メールマガジン「倉崎元治の資産防衛講座!」




メールマガジンバックナンバー

第75回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年12月09日配信分] 預金封鎖は起こりうるのか?

12月8日、日曜日の香港は、12月10日の世界人権デーを前に、政府公認の大規模なデモが予定されています。先日の香港議会選挙の後、一旦平静を取り戻したかに見えたのもつかの間、きな臭い雰囲気が漂っています。

警察からも、

POLICE APPEAL

THERE IS A PUBLIC EVENT ON HK ISLAND THIS SUNDAY AFTERNOON. PLEASE BEWARE OF YOUR OWN SAFETY & CHECK OUT POLICE UPDATES. DO NOT REPLY!

と、なぜか、自分の個人のSMSにデモに気をつけるよう警告するメッセージが続きます。一体いつ、香港警察に携帯番号を登録したのだろうと不思議に思ったりしてます。

今回は、民間人権陣線のリーダー岑子傑(ジミー・シャム)氏は「警察が参加者を怒らせるようなことがない限り、集会と行進が平和的におこなわれる自信がある」とコメントをしていますが、毎回、デモ側の暴力から、警察がやり返すパターンで大混乱になっています。いつも全てが警察側の責任として非難されているのは腑に落ちませんが…

前回の激しかったデモの時には、銀行に行こうにもセントラルの銀行に行く交通手段がなくなっていました。道路も封鎖、トラムもバスも地下鉄も動かない状態でした。銀行の封鎖は、普通、国家の預金封鎖とかによってなされるものと思っていましたが、デモ隊によって封鎖されることもあるのだと、日を改めて銀行に行くことにしました。

預金封鎖という言葉を思い出して、日本の預金封鎖の可能性について思いを巡らせて見ました。この現代において、平和で安全で経済的にも繁栄している日本で、預金封鎖などということが起こりうるのか。

アジアで一番繁栄し、一番安全だと思われていた香港が、わずか半年のうちに大混乱となり、経済が大停滞する状況になってしまったことを考えると、日本でも何かの引き金で何が起こっても不思議はないと思います。

確かに今の日本の繁栄は、巨額な赤字国債の発行による国家の天文学的な負債の元に成り立っているのです。今、マイナス金利で、国の利子負担はどんどん減っていますが、長期金利が上がってきた時、日本国は、巨大な国債の利払いが不能になってしまうので、国の政策として絶対に金利を上げることはできない状態になっています。

とすると、政府としては、世の中がインフレになっていくのが、一番都合が良いことになります。インフレになれば、日本円の価値は相対的に下がり、借金の返済がしやすくなります。実際にアベノミクスでは、日本を安定的なインフレ経済に誘導することを宣言していますが、なかなか実際にインフレにならないのが今の日本の興味深いところです。

あれだけ造幣局で印刷している一万円札は一体どこに行っているのか。日本円を刷って、そのほとんどが国債を買うお金に流れているのでしょうか?しかし、そのおこぼれは確実に株式と不動産に及んできています。景気がいいのか悪いのかわかりませんが、日経平均は最高値を更新してきています。不動産も銀行が引き締め始めているにも関わらず、オリンピックのせいだけはないと思うほどしっかりして、建設業だけは好景気に沸いています。

今、インフレがコントロールできない状況の中で、一旦、インフレに火がついたらどうなるのか?ハイパーインフレという言葉がよく使われますが、今の日本の経済状況は過去に経験したことがなく、実際にどうなるか、誰もわからないと思います。

そして、2024年には、新しいお札に変更される予定になっています。その切り替えの仕方については、政府は詳細を発表しているわけではありません。戦後の新円切り替えは、1年間のモラトリアムで、銀行から一定金額の新円しか引き出せないという状況となりました。今回の新しいお札への切り替えではどのように切り替えられるのか?銀行しか切り替えができずに、タンス預金があぶり出される可能性もあります。

預金封鎖もあるなと思い巡らせる中で、今、日本の人たちは、なぜ、もっと現物資産を増やさないのだろうと改めて不思議に思います。今、タンス預金はあまりにリスクがあるので、なんらかの資産に切り替える時がきています。資産防衛ダイヤモンドの時代が近づいています。

第74回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年12月02日配信分] ダイヤモンドを資産防衛の手段とするイスラエルの人たち

倉崎元治が、本格的に資産防衛ダイヤモンドを資産ポートフォリオに組み込むことを提唱して、2年ほどになると思いますが、ネット検索をしていると、自分が資産防衛ダイヤモンドを提唱し始めた2017年にAERA dot.で羽根田真智さんという人が書いた「ダイヤモンドでリスクに備えるイスラエル ユダヤ人迫害に深い関係が」と題した記事があったのでご紹介したいと思います。

以下、記事抜粋になります:

「子孫に継がせるために資産を作りなさい」

イスラエルの経済・文化の中心地テルアビブ出身のヨセフさん(50代・仮名)は、医師である父親から幾度となく言われてきた。

両親は1948年のイスラエル建国時、ブルガリアから移住し、ゼロから資産を築いてテルアビブに不動産を数軒所有。今も現役だが、すでに30年ほど前に、兄2人とヨセフさんに均等に資産を生前贈与している。

日本で貿易会社を経営するヨセフさんの資産防衛の軸は「ダイヤモンド」だ。同国出身者はダイヤモンドへの思い入れが強いという。それは、イスラエル建国まで「祖国」を持たず、世界各地で迫害を受けたユダヤ人の歴史と深い関係にある。

「ダイヤモンドは小さいので、有事の際、持って逃げられる。政治、経済などの影響を受けにくく、法律上の手続きなしに子孫に譲り渡せる」(ヨセフさん)

以上が記事の抜粋となりますが、現代においても、イスラエルの人たちが、ダイヤモンドを資産防衛の有力な手段として保有していることがわかります。

イスラエルの人達は、相続としてもダイヤモンドを活用しているというのも興味深い。

現在のウクライナ地方の出身だったユダヤ系の穀物商人だったエフルッシ家が、20世紀初めに、フランス・パリやウィーンの金融業界で重要な位置を占めて、ロスチャイルド家に匹敵すると言われるほどの栄華を極めたのですが、1938年にナチスがオーストリアを併合すると、エフルッシ家の運命は一変してしまったのです。

財産は没収され、屋敷も占拠され、所有する銀行も事業登録を取り消されてしまいました。当主のビクトル・エフルッシ(Viktor Ephrussi)氏は、スーツケース2個だけで国を離れ、1945年に無国籍のまま死亡したとのことです。

スーツケース2個の中に何を入れて国を離れたのか、そのスーツケースの中には間違いなくダイヤモンドが数多くあったに違いないと空想に浸ってしまいました。

同じようにナチスから逃れて日本にたどり着いて、戦後大富豪となった ショール・アイゼンバーグという人がいます。アイゼンバーグ氏は日本人の妻を迎え日本で家庭を築き、戦火を生き延びました。そして、ビジネスの才覚があった彼は1960年代までにロスチャイルド家に並ぶ世界で最も裕福な人物の一人になったのでした。

同じユダヤ人でも、ナチの迫害により、かたやロスチャイルド家に匹敵する金融一族が一瞬にして没落し、かたや日本でロスチャイルドに匹敵する大富豪になる。人生の流転というものは、激しいものだと改めて感じざるを得ませんが、その舞台裏には、逃避する際に持ち運んだダイヤモンドによって、生活資金を得たり、事業を再興したりと、様々なドラマがあったに違いないと想像にふける倉崎元治でありました。

第73回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年11月25日配信分] 資産防衛ダイヤモンドは身につけられる

東京や香港の街にクリスマスツリーが並び始めました。師走といえば、年の瀬12月は先生も走らすほど忙しい季節と言われていますが、東京ではクリスマスのイルミネーションに包まれて、いきなり忘年会・クリスマスパーティ・モードになってきました。

確かに今、東京では高級ホテルで開催されるガラパーティを始め、様々なパーティイベントが増えてきているように思えます。今や東京は、香港や上海、シンガポールに並んで、アジアでの有数のパーティ・メトロポリタンシティになっています。

パーティといえば、男性に比べて、女性にとっては身につけるものを選ぶのが大変な季節ではないでしょうか。男性はスーツやタキシードに靴と時計等が、ちょっとしたおしゃれポイントになると思いますが、女性はドレスにバッグ、時計、そしてネックレス、ピアス、指輪といろいろなところに気を配らなくてはならないのだと思うと大変ですね。

確かに、パーティ会場で女性を前にすると、自分がダイヤモンドの世界に生きているためか、女性の首元のネックレスやブローチ、指輪やピアスに目がいってしまいます。先日のホテルオークラでのパーティでは、あるご婦人の首元に1カラット級のダイヤモンドを3つ連ねたトリニティのネックレスが目に止まりました。やはりダイヤモンドの輝きは素晴らしい。この3つのダイヤモンドは資産防衛として役立つ素晴らしいネックレスでした。
あのパーティで、その素晴らしいトリニティダイヤモンドネックレスを見ているうちに、知らないうちに白昼夢の世界に入ってしまいました。もし、今、日本のインターネットとコンピュータが乗っ取られて、日本の銀行が一時的にも営業が不可能になってしまったら、今いる人たちは、当面、現在手持ちのお金で生きていかなければならなくなります。最初は現金は通用しますが、その状況が長く続くと、お金にも大きな意味がなくなっていきます。

国の発行するお金が無意味になる時、何が起こるか。先日、飛行機の中で「The Book of Eli」という映画を見ましたが、社会が崩壊すると、我々は物々交換の世界に戻ってしまいます。その物々交換の頂点に君臨するのが、金やダイヤモンド等の貴重品なのです。ネックレスの1カラットのダイヤモンド3つは、相当高価な交換が可能になるはずです。

このように、資産防衛ダイヤモンドは、身につけることもできるのです。資産防衛ダイヤモンドとして、ケースに入れて鑑定書とともに保管しておくことは、ある意味で基本形だと思います。しかし、身につけておけば、何かあった時、そのまま資産防衛になるということになります。せっかく資産価値のある最高級のグレードのダイヤモンドを所持しているので、資産防衛をしながら身につける喜びを楽しんではいかがかと思います。

ダイヤモンドは、身につけていても、世界一硬い物質なので、少々のことで傷はつきません。極端な話コンクリートに擦り付けても、鉄のヤスリで削っても、基本的に傷つくことはありません。(実際にやってはダメですよ!)

資産防衛ダイヤモンドをお買い求めくださる方は、1つだけという方は少なく、複数のダイヤモンドをお買いになる方が多いので、トップのクオリティの中でも様々なクオリティのダイヤモンドを何個ももっています。クラリティがFというダイヤモンドは、傷のないダイヤモンドなので、その価値は、傷のあるダイヤモンドより高く評価されますが、身につけるダイヤモンドには向きません。

F(Flawless、傷なし)は、ダイヤモンド同士が擦れた時に外側に傷がつくリスクがあり、傷ついた場合、そのグレードが大きく落ちてしまうリスクがあります。それゆえ、身につけるダイヤモンドは、F以外のダイヤモンド例えば、D・F・Eカラーの、VS1やVVS2のダイヤモンドを、指輪やネックレスに加工して身につけるのは非常にいいことだと思います。

「何に加工すればいいの?」とよく質問されますが、ピアス、イヤリングは、落として紛失するリスクがあります。 ネックレスは問題ありませんが、一番安全なのは、リングかもしれません。

もし、このクリスマスに大切な人へダイヤモンドの贈り物等、今手持ちの資産防衛ダイヤモンドを身につけるダイヤモンドに加工したいとお考えの方は、このメルマガに返信で、お気軽にご相談ください。有名ブランドのデザインから、ご自身が作りたいデザインまで、実費でデザイン・加工のお手伝いをさせていただきます。

第72回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年11月18日配信分] 皇后陛下が身につけていたティアラ

11月10日、天皇陛下の即位を披露するパレード「祝賀御列の儀」なる日本国を挙げた行事が行われました。実際に見に行かれた方やテレビをご覧になった方も多いのではないかと思います。

その頃、私、資産防衛ダイヤモンドの伝道師・倉崎元治はと言えば、香港でデモ隊や暴動の状況をテレビやネットで情報を取る作業に追われていました。アジアで最も安全だと思われていた香港がわずか数ヶ月のうちにアジアで一番危険な場所の1つになってしまいました。

天皇家のパレードで沸く日本とは対照に、香港ではデモ隊のパレードで暴徒が暴れているという状況です。日本の平和さが際立つことになりましたが、 ちょっと前までアジアで一番平和で安全な場所があっという間に変わってしまった今回の香港の事態を鑑みると、今平和な日本であったとしてもいつ何が起こるかわからないと言ってもおかしくないと思います。

日本も今、貧富の差が拡大しています。その中で日本の金融政策は、日銀がひたすら1万円札を刷り続けていて、いまだ体験したことのない金融政策の結果はまだ見えていません。東アジアの政治情勢も決して安定しているとは言えません。香港の社会情勢の急変を見るに日本も対岸の火では済まないのではないかと考えています。

さて、現状平和な日本におけるパレードの際に、皇后陛下が身につけていたティアラ、とても素晴らしいかった。

皇后陛下が、今回身につけていたのは、第一ティアラと呼ばれるもので、明治天皇の皇后だった昭憲皇太后が着用するためにドイツで発注したもので、代々受け継がれ雅子皇后陛下で5代目になるそうです。

このティアラにはプラチナの上になんと1,000個ものダイヤモンドがあしらわれていると言われています。

皇后陛下には、3種類のティアラが用意されており、それぞれ第一ティアラ、第二ティアラ、第三ティアラと呼ばれ、ご公務によって使い分けされているようです。

第一ティアラの中央の太陽の飾りは、天照大神をモチーフにしていて、宝飾部分はパリの高級宝飾店のショーメが作成したと言われています。中央のダイヤモンドは、世界で13番目に大きいとも言われています。

このティアラは、トップの部分が、丸いダイヤモンドと星型のブローチと取り替えることができるそうです。ティアラは次世代にお譲りする際に、そのまま譲渡したり、必要に応じてリメイクして、その時代に合わせたデザインにしてお贈りすることもあるそうです。(譲渡税はかからないのだろうと想像します。)

リメイクするためのダイヤモンド類は皇室に伝わるたくさんの古い石を組み合わせてセッティングを考えるそうです。リフォームやメンテナンスは、ミキモトが行なっています。

皇族の方たちも、ティアラに使用しているダイヤモンドで、いざと言う時の資産防衛が出来るのかと思いましたが、皇室のティアラは日本国の財産で、皇族の方々が個人で所有されているものではないそうです。いまの世の中、皇族の方たちには資産防衛はどうしているのでしょうか?

我々、庶民は、資産防衛の必要があります。相続税もしっかりかかります。何かあった時、我々にはティアラは必要ありませんし、1,000個のダイヤモンドも必要ないかと思います。しかし、今、香港では銀行が襲撃を受けて銀行活動がストップするリスクや、政府がインターネットの遮断をするリスクが生じていることを鑑みると、日本でも、世の中、大混乱になった時に2、3年は生きていけるだけのダイヤモンドは必要だと真剣に考えることとなりました。

第71回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年11月11日配信分] 自国通貨以外の資産の必要性

ジョーカー(JOKER)という映画を見ました。これまでのシリーズの娯楽的な作りとは異なる非常に重い映画で社会の中に存在する差別や矛盾、貧富の差がもたらす不安や怒りを観客心の中にドーンと落とし込んでくるシリアスな名作でした。

その中で出てくる繁栄の都市ゴッサムシティは、もともとニューヨークを見本としているはずですが、この映画を見ていると、香港に住んでいる身として、今の香港の状況が重なってしまいます。

今の香港は、街のどこかで暴動が起こっていますが、暴動が起こっているところ以外の場所は平穏に暮らすことができます。暴動に巻き込まれると大変なことになるので普通の人たちは暴動には近づきませんが、大学生たちが積極的に参加しているというから驚きます。

その中で痛ましい事故がありました。香港のデモをしている中で大学生が一名、命を落としました。デモが始まって以来、公式には最初の死者が出たのです。これまで死者が出なかったのが不思議なくらい香港は荒れていましたが、今回死者が出て、デモ隊に参加する人達は、更にエスカレートする状況にあります。

今朝は、死者を悼み、朝からデモ隊が香港の中心部を含め、道路を封鎖し、地下鉄も各所てストップして、週明けからビジネスマンの足にも影響がでています。

香港政府は、後手後手に回って、先日ようやく「逃亡犯条例改正案」を取り消しましたが、もうデモ隊にとって、それだけが反対の理由ではなくなっていて、様々な思惑の人達が暴徒と化している状況です。

香港は、アジアの中で最も自由を謳歌し、富裕層の多くが税率の低い香港に移住してきました。10月以降秋になると、世界中の富裕層のグルメが香港にある上海蟹をめがけて集結し、食に芸術に大いに盛り上がる季節なのですが、今年の香港は、観光客も激減し、レストランも経営が危ない状況です。

そのような中、まことしやかに香港ドルが米ドルのペグを外れるという噂まで飛んできました。ペグを外れると香港ドルは暴落します。すでに人民元が15.5円/人民元まで下落している現状の中で、香港ドルは、まだ13.9円/香港ドルと米ドルにリンクしているためその水準を保っています。

人民元はつい何年か前の2015年ごろは20円/人民元で、17円を死守すると言っていたのが、米中貿易戦争の中で15円台まで暴落しました。香港ドルは、2015年頃でも16円台、今も14円前後とその水準をしっかりと維持しています。

色々な思惑がある中で、香港の人たちも、中国の人たちも自国通貨を持つリスクが大きくなってきています。映画JOKERを見ても、今の社会の不安の中で、富裕層は自分たちの持つ富が引き剥がされるリスクも大きくなってきています。

これまで、日本人の資産家の皆さんに資産ポートフォリオの一部に資産防衛ダイヤモンドを組み込むことを提唱し続けていますが、ここ、香港にいると、香港人や中国人も自国通貨以外の資産が必要であることをひしひしと感じます。

もちろん、資産は分散すべきだと思います。不動産、金融資産等、自国通貨だけでなく米ドル資産も必要だと思います。そして、今は、持ち運び可能な資産が絶対必要です。今、このアジアで、換金しやすく且つ持ち運びやすい資産は、資産防衛ダイヤモンドと仮想通貨です。

現物資産として、金や絵画もありますが、持ち運びやすい究極の資産はダイヤモンドです。資産ポートフォリオへの早めの資産防衛ダイヤモンド組み込みをお勧めします。

第70回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年11月04日配信分] キャッシュレス社会

今、世界はキャッシュレスに向かって一直線です。その中で、日本は世界では相当立ち遅れた対応になっているものの、今、そんな日本でもキャッシュレスの波は、急激に押し寄せている感があります。

ちょっと前の話だったかと思いますが「みんなの党」という政党があって、自分はそんなに嫌いな政党ではなかったのですが、ある日、その党首であった浅尾慶一郎という政治家が、自らの手でその党自体を霧散させた事件がありました。浅尾氏というのは、東大を卒業して日本興業銀行を経て議員になった本格的な経済政策通の政治家です。その浅尾慶一郎氏のレポートに、面白そうな著述があったので今回の話題にしたいと思います。

この10月から日本では消費税が8%から10%に引き上げられました。その際に軽減税率という制度が導入され、決められた商品をキャッシュレスで購入した場合は、消費税増加分の2%をバックする制度です。

この制度が導入されたのは消費増税の影響を出来るだけ低減させたいという狙いもありますが、同時にわが国が後れを取っているキャッシュレスをこの機会に進めたいという政策目的もあったそうです。

日本をキャッシュレス社会にするという指針がある中で、現在の日本において現金の割合はどれくらいあるのでしょうか。日本の発行銀行券残高の名目GDP比率(経済規模を示す名目GDPに対しお札がどれくらい流通したかを示す割合)によれば、2015年末の段階で総残高は約100兆円だそうです。これは日本の名目GDPの2割にもなります。

米国が4500億ドル(50兆円弱)で名目GDPの約8%。ユーロ圏が5000億ユーロ(50兆円強)で約9%なのに比べて、日本の現金比率は圧倒的に多いことが分かります。いかに?脱現金?が進んでいないかということがわかります。

また、発行されたお札があまり流通せず、タンス預金化しているという問題もあります。2008年9月の日銀レビュー(日本銀行発行の資料)には約30兆円が「タンス預金」化していると指摘されています。第一生命経済研究所の調査によると2018年はもうタンス預金が50兆円程度になるそうです。

お札は人から人へ渡り、初めて経済に貢献します。発行残高100兆円の内、半分近いお札が退蔵されているとすると大きな課題です。お金を動かして初めて景気は刺激されます。「タンス預金」化しているものの内の一部には、将来不安に備えてのものもあるのでしょう。

しかし、 将来の不安に備えたタンス預金が、今の経済政策上では、大きな危機に晒されているという事実に気づいている人がどれだけいるのでしょうか?今、日本はインフレを起こすために壱万円札を刷りまくっているのです。

マイナス金利のもとで、お札を擦り続けたらどうなるのか?日本の金融政策は、世界でも過去体験したことのない領域に踏み込んでいるのです。アルゼンチンでは、金融政策が機能しなくなり、自国通貨が過去3年で6分の1になってしまいました。日本の円が3年間で今の108円から600円以上があったらどうなるのでしょうか。

アルゼンチンでは、現金の価値が3年で6分の1になってしまったのです。日本とアルゼンチンが同じ状況ではありませんが、日本が社会を維持するために闇雲にお札を擦り続けている現在、現金の価値が大きく下がる時期があっても不思議ではないと思うのは間違いでしょうか。

浅尾氏の今回の問題提起は、現金に対する大いなる警鐘であると思います。日本のタンス預金という現金は大きな危機に瀕しているのです。そしてタンス預金だけでなく、キャッシュレスになったデジタル上で管理される全ての日本円が大きなリスクに晒されています。

キャッシュレス社会は、現金がデジタル上で管理されるため、世の中で金融政策上の大きな問題が起ったり、デジタルワールの中で問題が起こった時に自分だけでは管理できないというリスクがあります。

キャッシュレス社会が迫ってくる中、自分の手で管理できる換金可能な現物の資産の重要性はさらに高まってくるはずです。現物資産としての資産防衛ダイヤモンドの重要性が高まっているのを感じる日々でありました。

第69回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年10月28日配信分] 台風・大雨で被災された皆様にお見舞いを申し上げます

これまで、資産防衛ダイヤモンドを資産ポートフォリオの一部に保有することについて、100年に1度か2度起こる有事の際に、質量の軽いダイヤモンドを持も運び、一時的に逃避した場所でもダイヤモンドを換金したり、物々交換することによって、生きるための物資を調達したり、事業をするための資金を作るための資産として位置付けてきました。

日本は、今年、この9月、10月と台風による災害が続きました。この秋の日本で被災された全ての皆様にお見舞いを申し上げます。また、数多くの亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。このメールが配信された今なお避難されている方々、復興に向けて全力で取り組んでおられる皆様に、1日も早い復興をお祈りいたします。

このような災害に際し、ネガティブなことを書くことは本意でありませんが、SNSなどで注意喚起がなされているように役所や消防を語って勝手に屋根を修理して法外なお金を請求したり、被災した家に入ってものを盗むなどあまり考えたくはない犯罪が起こっていると聞き及びます。

今はさいわいなことに、事前に台風の進路がAIによって予測することができ、1日以上前から準備ができるようになり、以前よりずっと安心して避難の準備ができるようになりました。

今回、報道から残念でならないのは、数多くの人々が台風の来る何時間も前から避難しているにも関わらず、一部の人が台風直撃の最中に川の状況を見に行き、そのまま川に流され、帰らぬ人となっていることです。備えあれば憂いなし。避難すべき時は、事前に避難して自分と家族をしっかり守ることは本当に大事なことだと思います。

さて、洪水などの避難勧告がでて、避難する際に皆さんは避難所には何を持って行くでしょうか?避難する際には家財道具一切を持っていくことはできません。限られた容量の中に必要なものをまとめなければなりません。防災のセットも販売されていますが、防災に必要な最低限のサバイバルグッズと食料と水は、絶対に必要です。

避難所に避難する際に、財産や資産はどうすべきでしょうか? 家は動かすことができませんから、土嚢をめぐらして、できる限り水が家の中に浸水しないようにするしかありません。美術品は、水に濡れないようビニール等でカバーしなければなりません。しかし、美術品は簡単に持ち運びできないので、家のできる限り高い場所に保管すべきです。

今回のように、避難するのに時間的な余裕のある場合には、現金・銀行印・宝石類や、通帳・有価証券・権利書等の書類は、できる限り自分で持ち歩くのは当然のことだと思います。このような状況でのダイヤモンドは資産として非常に持ち運びしやすく、避難所でも誰かに知られるリスクは少ない資産です。

ダイヤモンドのリスクは、無くしてしまうことです。ダイヤモンドは、災害時にも、ジャケットのジッパー付きのポケットの中等、いつも体から離れないようなところで持ち運ぶことができる非常に貴重な資産です。しかし、災害時に金庫の中なら大丈夫だろうと家に置いたままにすると、流されて紛失したり、災害後に盗難にあうリスクがあります。

災害は、命あっての事ですので、緊急時にあれこれ言ってはいられないと思いますが、まずは、命優先、その次は、自分が持ち運ぶべき物の選定です。日頃準備する際に、資産防衛ダイヤモンドもその有力な選択肢として、資産ポートフォリオに組み込むことに意味があると改めて認識を新たにすることとなりました。

第68回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年10月14日配信分] ノーベル化学賞

今年のノーベル化学賞にスマートフォンなどに広く使われ、太陽発電や風力発電などの蓄電池としても活用が進む「リチウムイオン電池」を開発した、旭化成名誉フェローの吉野彰さんが選ばれました。日本人がノーベル賞を受賞するのは27人目、化学賞では8人目だそうです。

吉野さんは、化学に興味を持ったきっかけについて、小学3、4年生の時の担任の化学の先生に勧められた「ローソクの科学」と言う本をあげていました。

その本には、ローソクがなぜ燃えるのか、なぜ炎が黄色などかなどについて書いてあり、化学は面白いと思ったそうです。自分自身が化学を面白いと思ったのは、炭素原子でした。Cという原子記号をもつ炭素は、地球上のありとあらゆる他の原子に結合して様々な物質を形成しています。

二酸化炭素CO2 といえば、我々が酸素を吸い込んで吐き出す気体です。この二酸化炭素を固体にするとドライアイスになります。CaCO3といえば石灰石やサンゴ、鍾乳洞の鍾乳石や卵の殻の主成分です。この炭素が原子のままでいる姿は真っ黒な炭です。炭素といえば、原子番号6でカーボンCarbonから由来してCとつけられたに違いありません。

その炭素が固体の炭のままであるのが、結晶化すると様々な物質になり、その中の特別な1つがダイヤモンドです。地球の中で、長い年月地中深く高温と高い圧力の中で、純粋に炭素という原子からその原子の配列によって、ダイヤモンドが生まれたというのには大きなロマンを感じます。

そこが金とダイヤモンドの違いです。金は原子記号Au。原子番号79番で、常温では比重の高い重い金属です。加工しやすく伸ばしやすい柔らかい金属ですが、イオン化傾向は全金属中で最小であり、反応性が低いため、他の原子と結合しにくい原子です。

それゆえ、金は、金そのものが価値あるものとして人類が大切にしてみましたが、ダイヤモンドは、炭素そのものであるにも関わらず、結晶化されることによって生成されたものであるので、この結晶が壊れるとただの炭素原子に戻ってしまいます。どちらに価値を置くかというのは人間がその歴史の中で形成されていくものなので、金もダイヤモンドも人類にとって貴重な資産となっているのです。

さて、今回のノーベル賞受賞となった「ローソクの科学」は、高騰していて、定価572円の本が2,200円以上で取引きされているそうです。人類が作り出すものは何でも価値がつくのです。資産というのは人類が作り出す価値観の共有であり、総意です。一旦、価値がないと総意が形成されれば、ものの価値はゼロとなり廃棄されます。

ノーベル賞も人類が総意を持って生み出した価値ある資産です。今回のノーベル賞受賞について、吉野さんが成功した理由として「柔軟性と執念深さの2つは絶対に必要。そしてもう一つは、本当に必要とされる未来がくるかどうかを見通すこと。未来を読みながら研究を進めること。間違いなくそこにゴールがあると思えば、少々の苦労があってもやり遂げられる。」と話していました。人類にとって価値ある偉業を達成された人の言葉には重みがあります。

「柔軟性と執念深さ、そして本当に必要とされる未来がくるかどうかを見通すこと」と聞くと、いま自分が提唱している資産防衛ダイヤモンドを思ってしまいます。近い未来、必ず世の中がひっくり返るような有事の時に必要となる物としての資産、ダイヤモンドを皆さんによりよく理解していただいて、皆さんの資産ポートフォリオの一部に組み込んでいただくために、柔軟な思考で執念深くやり続けてゆきたいと思います。

第67回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年10月07日配信分] ダイヤモンドの中にダイヤモンド

天然のダイヤの中にある空洞にさらに別の小さなダイヤモンドが入った原石。10月5日のモスクワ共同通信のニュースで、世界最大のダイヤモンド採掘企業「アルロサ」が、4日、ロシアの極東サハ共和国で、ダイヤモンドの中にある空洞にさらに別の小さなダイヤが入った原石を世界で初めて見つけたと発表しました。

ダイヤモンドの中にダイヤモンドがあるなんて、まるでロシアの人形で有名なマトリョーシカのようですが、マトリョーシカは木製で人間が作ったものですが、このダイヤモンドは、天然物。

一体、そのような自然界きっての硬い物質のダイヤモンドが、自然の摂理の中で、どうして空洞ができたのか。なぜそのようなものが存在したのか。宇宙形成のロマンが拡がります。

さて、その発見されたダイヤは、全体で0.62カラット、内部の空洞に0.02カラットの別の粒があるそうです。約8億年前以上前に形成されたそうですが、アルロサ社の専門家によれば、まず内部の原石が生じ、その後に外側が形成されたのではないかと分析しています。

ただし「どのように空洞が生まれたのかが最も興味深い」と。この二重のダイヤモンドの原石、今後をどのように扱われるかはまだ未定。ただ、希少な宝石は通常ロシアではロシアの財務省の機関で保管されるらしい。

今回、まさにそのサハ共和国で見つかった世界初の「ダブル・ダイヤモンド イン・ワン(倉崎造語)」。このダイヤモンドは小さなダイヤモンドですが、まさしく、 希少価値の高いプライスレスなものです。

ところで昨年2018年の5月、日本のロシア大使館で、サハ共和国におけるダイヤモンド生産・採掘についてのプレゼンテーションが行われ、アルロサ社も参加して、「日本とロシアの相互協力の強化が活発化される」として期待され、話題となりました。

しかし、これからサハ共和国で産出されるアルロサ社からのダイヤモンドは、すでに数多く日本のマーケットに入ってきています。今やダイヤモンドは、アルロサ社がデビアス社を抜く世界一のダイヤモンド企業として、今回のニュースも、世界一の企業の風格を感じる発表であったように思います。

第二次世界大戦後、イスラエルの国家産業としてダイヤモンドが世界に流通して、ユダヤ人社会の資産防衛通貨として確立してきたダイヤモンドが、ロシアのアルロサ社によってその均衡が破られ、今では、イスラエルとロシアの両国によりダイヤモンド市場が形成されている状況となりました。

しかし、その裏を見てみると、イスラエルとロシアのユダヤ人社会が繋がって、ダイヤモンド市場の拡がりが、イスラエルという純粋なユダヤ人社会から、ロシアのユダヤ人コミュニティに拡大したとみるのが正しい状況ではないかと思うのは間違いではないと思います。

ロシアにはプーチン大統領の後ろ盾として大きなユダヤ人コミュニティの影が見え隠れしていますが、今や、アメリカ合衆国の中でもユダヤ人コミュニティが大きな影響力を持ってきています。(実際にトランプ大統領のユダヤ人の娘婿さんの影響は、すでに様々な憶測を呼んでいるところですね。)

デジタルキャッシュや仮想通貨等、目に見えない資産の世界が広がってきている現在において、ダイヤモンドという最も信頼できる資産の世界も、しっかりと世界に根を張り、拡大しつつあることを感じる今日この頃です。資産防衛はダイヤモンド。間違いなく今の我々に必要な重要な資産の1つだと改めて確信する日々であります。

第66回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年09月30日配信分] グレタ・トゥーンベリさん

日本では、ラグビーのW杯で日本中が大いに盛り上がる中で、世界では、16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが、大人たちに、地球環境の危機を叫んで人類に大きな警告を発しています。

確かに今のまま人類が突き進むと、科学の進歩と裏腹に、地球を破壊している状況が加速していて、人類は絶滅してしまうかもしれない。実際に、この状況のままで、人類は存在し続けることができるのだろうかと漠然な不安を持ってしまうほど、現実味のある話になってきているのでしょう。

あと30年は持つかもしれない地球に、自分の生きている間は大丈夫と問題を直視していない大人に対して、60年後は、空気も吸えなくなる環境になっているかもしれない恐怖と不安に駆られているのが、今の子供達なのでしょう。今の世界は、子供達の危機感の方が大人達より切実なのは間違いありません。

しかし、子供達から叱られたことのない大人達の一部は、グレタ・トゥーンベリさんに叱りつけられて、反論したり、批判したり、挙げ句の果ては、逆ギレしたりする大人達も出てきています。グレタ・トゥーンベリさんが生きているのも地球を破壊している人類の営みの一部の恩恵を受けているのも当然のことだと思います。

しかし、今回、大人達が突きつけられている問題は、大人達の姿勢が、地球環境を破壊し続ける今の状況を必要悪として、ひたすら地球を破壊し続けるのではなく、現状を少しでも改善しようとする姿勢が必要だということだと思います。本来、人間は本能として、人類が永続的に生存していけるように子供を作り、世代から世代へ人類が築き上げてきたものを受け継がせてきたはずです。人類の知恵、経験、財産を子供達に託しているのは、我々の本能的な行動です。

自分自身も、子供達に残していけるものは何かと考えながら、これまで、凄惨な相続財産争いを目の当たりにしてきて、できれば何も残さない方がいいのか?と考えたりしながら、自分としては、何かあった時に残るものとして資産防衛ダイヤモンドという結論に達したのでした。

価値あるダイヤモンドを子供達に渡していく。子供達は、基本的に自分自身で生きていかなくてはいけないので、相続したものを当てに生きて欲しくない。だから、相続したものを使うためには一手間かけなければいけない資産で、かつ価値が永続するもの。それがダイヤモンドです。

一手間かけなければいけない間に、本当に換金しなければいけない状況にあるのか考える時間があると、ダイヤモンドを、その時々のお金に換えて、お金を消費することについて、考える時間ができます。このお金を使うまでの考える時間を作ることに意味がると思うのは、自分だけでしょうか。

しかし、換金は本当にできるのかという問いに対して、ダイヤモンドの世界のコミュニティは世界中に張り巡らされていて、その時にその時の価値で換金できる場所を見いだすことは世界中で比較的簡単です。もちろん、誰かに任せっきりにすれば、それは何でも同じで、うまくやられて手数料をがっぽり取られたり、騙されたりする事態にもなってしまいますから、まずは、自分が知恵をこらし行動することによって、ダイヤモンドは簡単に換金場所が見つかります。

そして、ダイヤモンドは、普通に保管していれば、絶対に劣化しない資産で、何代の子々孫々にまで受け継がせていくことができる利点があります。問題は、人類が地球環境を破壊して、人類が滅びてしまっては元も子もないということを考えると、グレタ・トゥーンベリさんの叫びを真剣に捉えて、少しでも地球環境を改善できるような生き方をしていくことも今の我々の使命なのだと、改めて考えさせられました。

第65回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年09月23日配信分] 「資産フェア」で多くいただいた質問

9月初頭に行われた資産フェアに「資産防衛ダイヤモンド」「ダイヤモンドの伝道師倉崎元治」としてブースを出展して、このメルマガの読者も一気に増えました。いつもお読みいただきありがとうございます。

今回のフェアのブースで様々なご質問をいただき、資産防衛ダイヤモンドについての関心の高さを再確認することとなりました。ダイヤモンドの伝道師倉崎元治としましても、改めて資産防衛ダイヤモンドの重要性を感じることとなりました。また、今、この激動の時代に自分が提唱している資産防衛のためにダイヤモンドを資産ポートフォリオに組み込むことの重要性が世の中に伝われば、皆様の資産防衛のためになると確信した倉崎元治でありした。

今回、質問が多かった事項としては、

・人工ダイヤモンドが今や天然と同じレベルで作れるようになったが、ダイヤモンドの資産性にどういう影響があるか?

・ダイヤモンドは1つ1つ違うのに、どのように価格形成が行われ、それはどこで見ることができるのか?

・ダイヤモンドの石(ルース)を購入するということは、宝石店で指輪などを買うのと手続きが違うのか?

・新しいダイヤモンド鉱山が発見されたら値段が下がるのではないか?

など、数多くのご質問をいただきました。

これらの質問に関しては、倉崎元治メルマガアーカイブとして、これまで大方、ブログに書かれている内容にあると思いますが、今後のメルマガの中でも取り上げてゆきたいとと思います。

https://diamond.shinwa-artex.com/blog

更に、今回、資産に関する質問だけでなく「デビアス」って何?、ピンクやイエローのダイヤモンドはどうなの?、自分が持っている鑑定書見方がわからないから見て欲しい等、ダイヤモンドそのものに関しての質問もたくさんいただきました。

ちなみに「デビアス」は世界最強最大のダイヤモンドカンパニーですが、名前自体はダイヤモンドが出た土地(農場)を持っていた人の名字です。

ダイヤモンドは、資産性がある一方で、宝石としての価値もあるという非常にレアな物質であり、人類の歴史は文明という意味で捉えると、たかが6000年という歴史の中を大きく超えて、何億年も地面の中でゆっくりと生成され、地面から産出されたダイヤモンドは、それだけでも悠久の価値と夢とロマンがあると思います。

第64回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年09月16日配信分] 「靭性(じんせい)」について

ホテルオークラといえば、日本を代表する高級ホテルとして、世界中から最上客を迎え続け、日本を代表する日本の最上質なサービスを提供するホテルとして世界中のセレブ達から高い評価を受けています。

4年前に、このホテルオークラが建て替えのため閉館するというニュースを聞いたときには、高度成長を遂げた日本が、バブル崩壊を経て、高度成長から高齢化社会へ移行した大きな経済サイクルに、何か区切りがつけられたようなそんな印象を受けたのを覚えています。

そして先週12日、まるで新たな時代の到来を告げるように、新たなホテルオークラが華やかにスタートしました。黒塗りの高級車を従えた多くのセレブ達がそのオープニングに訪れ、さながら日本の社交界の様相で、日本に新たな時代が到来したことを、高らかに謳っているようでもありました。

そのホテルオークラに、世界のセレブたちが尊敬するアンティークジュエリー・コレクター・有川一三氏のサロンが登場することになりました。そのサロンは、ホテルオークラのロビー階でチェックインを済ませた世界のセレブが泊まるヘリテージ棟に向かう入り口の場所に陣取っています。ホテルオークラのヘリテージ棟は、普通の部屋とは値段が違うプレムアムなお部屋だそうで、世界の富裕層をもてなすことをコンセプトとしているそうです。

有川氏がホテルオークラにオープニンしたジュエリーサロン、アルビオンアートに行くと、我々が普通見られることができない数々の宝石や宝飾品を見ることができます。

資産防衛という観点から、1−3カラットの白い質の高いダイヤモンドを持って、資産として、何かあった時には換金するというコンセプトで、資産防衛ダイヤモンドの資産ポートフォリオへの組み入れを提唱している倉崎元治ですが、アルビオンアートに展示されているエステート・ジュエリーを見ると、換金性は低くなるものの、資産としての価値が非常に大きいのを改めて感じさせられ、その宝石の輝きの美しさにため息が洩れてしまいます。

宝石の頂点のダイヤモンドは、誰もがその価値をシェアできるラパポートという価格表があり、その金額的な価値を瞬時に判断できるという利点があるのに対して、ルビー、サファイア、エメラルド等、様々な美しい色を放つエステート・ジュエリー達は、その色の美しさに魅せられますが、その色を客観的に測ることができないという意味で、その金額的価値を測るのは非常に難しいのが現状です。

そしてダイヤモンドは、鉱石の中で最も硬い石であり、硬さという意味において、そのダイヤモンドの下に、ルビー、サファイアなどの色石を従えています。傷つけあった時にダイヤモンドは、他のどの石を傷つけることができますが、他の石は、ダイヤモンドを傷つけることができないのです。

これは、第60回のメールマガジンで、ダイヤモンドの丈夫さを測る指標、「モース硬度」について説明したことですが、宝石の丈夫さを測るもう一つの指標、「靭性」については、色石の一部にダイヤモンドよりも強いものがあるので、ご紹介したいと思います。

モース硬度がその物質を「引っ掻いたときにどのくらい傷つきにくいか」を測る指数であるのに対して、靭性は、衝撃に対して「どれくらい強く、割れにくいか」を示す指標です。

主な宝石の靭性に指数は以下の通りです。

8: ルビー、サファイア、ヒスイ

7.5: ダイヤモンド、アクアマリン

6: ペリドット

5.5: エメラルド

5: トパーズ、ムーンストーン

3.5: アパタイト

モース硬度の高いダイヤモンドは引っ掻き傷には強いのですが、衝撃に関して言えば、ルビー、サファイア、ヒスイの方が強いのです。ヒスイが昔から中国やアジアの国で人気が高いのは、靭性が強いため丈夫なので、お守りとして重宝されてきたためと言われています。

ヒスイは小さな結晶の集合でできているので割れにくいと言われています。なぜダイヤモンドは、靭性がヒスイやサファイア、ルビーよりも劣るのか。それは、ダイヤモンドがもつ劈開性(へきかいせい)にあります。

劈開とは、結晶や岩石の割れ方がある特定方向へ割れやすいという性質のことです。つまり、ダイヤモンドはある特定の方向から打撃を受けると割れやすいのです。しかしながら、この性質はマイナスばかりではありません。この劈開性があるおかげで、カットがし易く、美しく輝くダイヤモンドが出来るのです。

もしこのような性質がなければ、ダイヤモンドは地球上で一番硬い鉱物にしかすぎなかったのかもしれません。その劈開性を利用して様々なカットが試みられて、50面以上のラウンドブリリアントカットが発見され、この圧倒的は美しさを実現出来る劈開性を持ったダイヤモンドが、ジュエリーの王様に君臨していったのでしょう。

第63回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年09月09日配信分] ブリリアントカット

先日東京で、宝石好きのメンバーが集まるホームパーティが開催され、美味しい食事とワインを飲みながら、ワイワイと楽しい時間を過ごしました。宝石の話題を酒の肴にするのは、時間を忘れてしまいます。宝石というのは、地球の中から採掘されて、人間の手でカットして磨いた結果、様々な色や輝きを放つ神々しさがあり、我々人間を魅惑します。

宝石の中には、地球の中から出てこない宝石もあります。そのホームパーティで一際話題を誘ったのが隕石です。地球外から地球に飛び込んできて、大気圏に入ると高温で燃えなが落下して、普通なら、落ちてくる途中で燃え尽きて消えてしまう隕石は、時に地上にまで形を残したまま落下します。

長く孤独な宇宙を旅して、地球に落下し、最後まで燃え尽きずに生き残った隕石には、何か底知れぬパワーがあるのではないかとロマンを馳せてしまうのは不思議なことではありません。その隕石を身につけていれば、何かそのパワーが、自分の人生に力を与えてくれるような気もします。

そんな話を聞くと、急に隕石が欲しくなったりしてしまいましたが、隕石だけでなく、全ての天然の宝石には、何かパワーがあるのではないかと感じてしまうのは、人類が誕生して以来、人間のサガではないかと思います。

マーベルコミックスで有名なシリーズの映画のアベンジャーズも、6つのインフィニティ・ストーンが宇宙全ての生物のパワーの起源であり、その6つの石を手に入れるものは、宇宙の全てをコントロールすることができるというストーリーでした。

インフィニティ・ストーンには、青(空間)、黄(精神)、赤(物質)、紫(文明)、緑(時間)と、色を表現するのは難しい「魂」を司るソウル・ストーンがあります。赤は間違いなくルビー、緑は、エメラルドかパライバトルマリン、青はブルーサファイヤ、紫はアレキサンドライトかアメジスト、黄色はダイヤモンドかなと、色々と想像してしまいます。

ルビーといえば、非加熱のルビーが貴重です。20世紀に発見された新しい技術で、色の悪いルビーを加熱することによって素晴らしい発色をするルビーは、加熱処理されたルビーと、非加熱ルビーとは、その価値が大きく乖離することとなってしまいました。ミャンマーで取れるビジョンブラッド(鳩の血)と呼ばれる非加熱のルビーは世界中の富裕層からの羨望の的です。

ブルーサファイヤは、鉱物的にはルビーと一緒のコランダムという鉱石の一種ですが、モース硬度上、ダイヤモンドの次に硬い鉱石は、このコランダムなのです。コランダムは一般的にサファイヤと呼ばれ、その中で、特に美しい赤色を発色しているものをルビーと言うのです。

サファイヤは、様々な色の発色をするので、インフィニティ・ストーンは、サファイヤだけでも全ての色を網羅できる可能性もあります。サファイヤの中で、世界で最も貴重であり希少なものは、カシミールのブルーサファイヤです。深い青色に目が奪われる素晴らしい色のサファイヤですが、インドとパキスタンの間のカシミール地方でのみ採集されたサファイヤで、今はもう取れないと言われている希少なサファイヤです。

アレキサンドライトやパライバトルマリンは、特出した神秘性のあるパワーストーンです。キャッツアイという石の名前を聞くことがあると思いますが、キャッツアイとは石そのものを表す名称ではなく、光をあてると猫の目のような光の筋が入る石の総称です。キャッツアイの中で、クリソベリルという鉱石からできたキャッツアイの中に、昼間の光と蛍光灯の光で色の変わる石があるのです。これがアレキサンドライトです。パライバトルマリンは電気石と言われ、加熱するとプラスとマイナスに帯電する特殊な石です。

つらつら、様々な話題を楽しんで、時間が過ぎるのを忘れてしまうホームパーティでありましたが、今回のパーティの話題の1つにダイヤモンドのカットの話題もまた、面白いものでした。

我々がいつも慣れているダイヤモンドは、ブリリアントカットのダイヤモンドで、1919年に、ダイヤモンドの反射と屈折率から最も美しいカットの角度を数学的に算出した58面体が発明されたのです。

ブリリアントカットではなく、自由にカットしたダイヤモンドもこの世の中には存在するのですが、ローズカットと呼ばれるシンプルなカットのダイヤモンドは、本来、反射で光を放つダイヤモンドが、まるで透き通るように澄んで、端正で上品な品格を見せて、ブリリアントカットに見慣れた今の時代の我々の目に、新鮮な感動を与えることになりました。

資産防衛という観点からすると、ブリリアントカットのダイヤモンドが換金性に優れているのは間違いありませんが、宝石の魅力は、無限大の広がりを持っているのを改めて感じさせられた一夜となりました。

第62回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年09月02日配信分] 換金できるダイヤモンドの条件

自分は、いつも何かを恐れて生きてきました。今の生活が突然ひっくり返されるリスクがあることに対して、とりあえず備えだけは怠らないようにしてきたように思います。一番顕著な行動には、海に近いところに住むのは津波が怖いため、これまで居住してきた場所は、出来るだけ高台に住むようにしてきました。
DNAのどこかで津波や洪水にあった記憶が残されているのかもしれません。

普通の生活をしていながら、海の近くまで行くと、必ず、避難経路のイメージを頭で考えてしまいます。資産についても同じで、平常時の資産のポートフォリオをどう作るかいつも考えて、それほど大きな資産ではないにしても、株を持ったり、不動産を持ったりと色々と考えます。個人的には、ファンドというのはあまり好きではありませんが、近頃は、アートやワインも投資の対象にしています。

アートの投資の考え方は、長期投資です。すでに有名な作家の作品を買っても、時を経ると何倍にもなることがあります。ワインは、飲むために買っていたワインが、ここ近年、あっという間に高価になり、ワインを開けるにはあまりに高価になってしまって飲めなくなってしまいました。このところ、ブルゴーニュのワインは特に値段が上がったなという印象があります。

自分は、充実した人生を送るということを前提とした場合、毎日、株を売ったり買ったりするだけに時間を割いて生きていくのはあまり好きではないので、基本的に資産は中長期的に保有できるものを前提に投資しています。

しかし、いつでも、この資産がひっくり返されるリスクを考えてしまうのは、自分の悪い性分で、株も会社が倒産してしまえば価値はなくなります。昔は株券というものがあって、倒産すれば紙切れになると言われましたが、今はその紙切れすらありません。不動産は、土地がある以上、絶対なくなりませんが、価値が激変してしまうリスクがあります。

やはり、人間は生身で、生きているうちが花!死んでしまったら終わりです。資産を天国に持っていくことはできませんので、誰かに残すという作業は大変ですが、これも生きているうちに考えておかなければいけない人間の使命でもあります。なんやかんや言っても、簡単には死にたくないですし、資産を大きくしたいという意思で、日々貪欲に生きてしまいます。

東京にいると、地震もある可能性がある。小高いところに住んでいれば津波は多分、大丈夫。しかし、黄砂やPM2.5が中国から飛んでくる状況で、中国の原発が事故を起こしたらどうなるんだろうというような全く荒唐無稽とも言える想像をしてみたり、朝鮮半島はリスクだな、等の、色々な妄想を膨らませてしまうと、やはり、備えておきたくなるのが人情というものです。

そのような考えの中で、資産形成というものを考えた時、行き着いた結論は、資産の5%−10%程度は、資産防衛ダイヤモンドを保有すべきだということです。生き延びていくプロセスの中で、持ち運べて、且つ、換金しやすい資産だからです。

当然のことながら、換金できるダイヤモンドというと、条件があります。

まずは、業者価格に近い金額で取得しなければ、換金する際に業者に売る時の価値が、買った時に比べて大きく乖離してしまいます。ちゃんとしたものを安い値段で買っておくことに越したことはありません。ちゃんとしたものというのは、換金する時、安心して売ることができるものです。

1〜3カラットの換金しやすい大きさで、色はできる限り透明で綺麗なDからFカラーのレンジで、傷はほとんどない、VS以上を目安に、必ず、米国宝石学会GIAの鑑定書をつける。この資産防衛ダイヤモンドを持っていれば、あとは、日々、普通の生活を送って、なんの心配もありません。

そして、おまけに資産防衛ダイヤモンドは、宇宙で最も硬い鉱物で、劣化しないという素晴らしい特徴があるため、人間の命よりも長く、全く同じ状態で、資産として保有していけます。資産防衛ダイヤモンドは世代から世代へと引き継いで行けるという素晴らしい長所も持っています。この点、絵画やワインは、世代から世代に引き継ぐにしても、保存状態にいつも気を使っていたとしても、必ず劣化してゆきます。資産としてのダイヤモンドは、永遠なのです(^-^)

第61回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年08月26日配信分] 金価格とダイヤモンド価格

金の価格が高騰しています。1970年代、金価格は、1トロイオンス200米ドル以下でした。1970年代後半からの、イランのアメリカ大使館人質事件や当時のソ連によるアフガン侵攻、そして、イラン・イラク戦争と国際情勢が緊迫したときに800米ドル近くまで急騰しました。

その後、2003年近くまでは、鳴かず飛ばずで、300から500米ドルの間をいったりきたりでしたが、911米国同時多発テロやイラク戦争のあたりから上昇トレンドに火が付きます。リーマンショックを経て2012年には1800米ドルを超えるまでに急上昇しました。その後の調整を経て、今また、1500米ドルを突破してきています。日本で馴染みの単位で言えば1g=5400円を突破という為替の関係で日本円では、40年ぶりの高値となっています。

ホルムズ海峡、イラン問題、米中対立、などのきな臭い要因が多い国際情勢に加えFRBの金融政策の転換で利下げに動いたことが大きな要因だと言われています。が、明らかに世界の金余りの中で、金に投機資金が回っている状況です。

この金のトレンドとは、一線を画して、どんな時でも安定的に推移ししているのが、ダイヤモンドです。現実的に、金は投機の対象になっているのです。リーマンショックの時には、他の金融商品よりは下げ幅は少なかったにせよ、金は大きく下げることとなりました。その時、ダイヤモンドは、やはり、ほとんど値動きはありませんでした。

まさしく、金融資産とは一線を画しているダイヤモンドこそ、資産防衛のための資産であるのだと思います。これまで、様々な社会的な危機や経済危機に直面してもダイヤモンドだけは、安定的に価格が推移してきました。

世界中で換金が可能で、価値の変動が少ない現物資産で持ち運びが可能という点で資産防衛ダイヤモンドは、防衛資産として、金と比較されますが、今や、金は投機的な金融資産であり、世界的な危機的な状況に買うべき資産という幻想に、世界中の投機資金が金にまわってきている感があります。

参考となるラパポートをベースとしたダイヤモンド価格のチャートを見ても、金の大きなボラティリティに対して、ダイヤモンドは、かなり大きな経済要因や社会的な要因があっても安定して少しずつ上昇しているのがわかります。

資産防衛ダイヤモンドは、劣化することなく、国際的に明確に価値づけがなされておいるため、世の中に流通する量を調整しながら、超長期的に価格を維持していると思われます。

今週に入り、香港の暴動も一旦平静を取り戻したかに見えたのですが、まだまだ不穏な動きが続いています。世界のマスコミは政府と警察を一方的に非難する報道をしていますが、一部暴徒となっている武装活動家は、継続的に香港の社会を破壊しています。

韓国のGSOMIA破棄については、これまでの日米韓の北朝鮮にたいする同盟が、知らないうちに、これまで同志であり友人だと信じていた韓国が日本に敵対するような状況になったら、日本はこれまでと違う想定をしなければならない危機に曝されていると、空恐ろしい想像をしてしまうほど、国際情勢は刻一刻と変化しています。

この危機的で激動の世界情勢の中で、金融商品として金をポートフォリオに組み込むことも、投機的な世界の中では、通常の金融資産のヘッジになると思います。同時に、資産防衛ダイヤモンドをポートフォリオに組み込むことは、本当の危機に陥る有事の際に、自分に身に着けて移動できる資産として、今の時代こそ、大きな意味があると信じています。

第60回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年08月19日配信分] 続 香港情勢

アジアで一番安全だと思っていた香港が、今や大混乱に陥ってしまいました。2日間に渡って、香港出発の夕刻からの便が、ほぼ全てキャンセルされるという事態になってしまったのです。

通常、 政府や、クーデタによる反政府軍によってのみ、空港というのは閉鎖されるものと思っていましたが、今回の香港では、民主化を叫ぶ民衆のデモ隊が、空港を封鎖するという異常事態となってしまいました。デモ隊が、旅行者をチェックインカウンターにまで行かせないよう封鎖してしまいまったのです。通常業務が不可能になった空港当局は、全便をキャンセルすることを決定する事態にまでになってしまいました。

旅行者からすれば、とんでもない迷惑な話です。旅行者がデモ隊に取り囲まれて、怒った旅行者が、デモ隊と口論するビデオが数多く流されました。旅行者といえば本来自分たちの仲間であるはずの人たちに犠牲を強いることによって、政府に対して自分たちの要求を聞き入れさせようとするデモ隊のやり方は、明らかに間違いでした。

旅行者達は空港に取り残され、フライト変更料金を払って、翌日以降の便に変更するか、緊急の人は、高額な費用を新たに支払って飛行場を香港からマカオや深圳に変更して予約の取り直すという事態になってしまったのです。自分たちの自由を獲得するために、他の人達の自由を犠牲にするというのでは、彼らの主張がどんなに正当な主張であったとしても、 民主化を叫ぶデモ隊に大きな疑問を投げかける結果となり、せっかくのデモ隊の高邁な活動も、今回は、数多くの支持を失う結果になってしまいました。

しかし、デモ隊側にも、この行動をとったことを正当化する理由がありました。空港を占拠する前日に、繁華街のチムサッチョイ(TST)ので活動するデモ隊に、警察が、催涙弾だけでなく、ラバー・ブレットという、ゴム弾をデモ隊に打ち込み、それが若い女性の目に当たり、その女性の右目が失明してしまったことにデモ隊は激昂したのでした。

しかし、ゴム弾というのが、これほど殺傷能力があるというのは、驚きに値します。見たことがないのでわかりませんが、ゴムと言っても硬いゴムを使っているのでしょうか。

世界で一番硬いものは、ダイヤモンドですが、これまでダイヤモンド弾というのは聞いたことがありません。

実は、ダイヤモンドは地球上でもっとも硬いといっても、急激なショックを受けると割れてしまう可能性があるのです。実際に、ダイヤモンドをハンマーで強く叩くと割れてしまいます。

ダイヤモンドは、地球上で一番硬いと言われていますが、宝石の丈夫さを測る指標は、「モース硬度」と「靭性」と、2つあって、ダイヤモンドは、モース硬度において世界で一番硬い鉱物なのです。モース硬度とは、その鉱物を引っ掻いたときにどれくらいの傷がつくか、とういう指標で、鉱物対鉱物で、擦り合いをした時に、どんな鉱物に擦られても傷がつかないのがダイヤモンドです。

モース硬度は、ドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースが作った指標ですが、 代表的な宝石のモース硬度は以下のとおりになっています。

10: ダイヤモンド、 9 :ルビー、サファイア、 8.5 :アレキサンドライト、クリソベリルキャッツアイ、 8 : エメラルド、トパーズ、アクアマリン、スピネル、 7.5 :ガーネット、トルマリン、 7 :アメシスト、ヒスイ、 6.5: タンザナイト、ペリドット、 6: オパール、ターコイ、 5.5: ラピスラズ、 5: アパタイト、 4 マラカイト、 3.5: コーラル、真珠、 3: 大理石、 2 :琥珀、石膏、 1: 滑石

モース硬度1は、わかりやすく言うとチョークの柔らかさです。人間の爪はモース硬度2くらいと言われています。

モース硬度10のダイヤモンドが最強なのは、引っ掻き傷に関してということなので、強い打撃に関しては最強ではないのです。ダイヤモンド弾を作っても、引き金を引いた瞬間に、鉄砲の中でバラバラに破裂して、鉄砲自体が爆発してしまうのかも知れないと、想像したりしてしまいました。

今回のように民衆の力であったとしても、その国の空港が閉鎖されてしまうような状況が起こるときにどのような対応をとるべきか?今回の香港は、いいケーススタディとなります。こんなことは滅多にないとは思いますが、香港でもこのような状況が起こるということは、何か起これば日本でもこのようなことが起こりうるということだと思います。

今、そのような事態に陥った時、生き延びるために何をすべきか。このような有事になる時、銀行も一時的に閉鎖されるリスクがあります。このような状況がきた時に1、2年位は生き延びることのできる資産で、最も持ち運びしやすいものが資産防衛ダイヤモンドです。

生き延びるためには、ありとあらゆることをしてゆかなくてはならなくなりますが、生き延びるためには、まずは、生き延びる意志力と、生き延びるための知恵、そして、共に生き延びる家族と仲間達が必要です。そして、そこに資産としてのダイヤモンドがいつも自分の手元にあれば、安心して 冷静にその状況に対応できるのではないでしょうか。

今の香港の状況を見て、我々の資産ポートフォリオのあり方を考えると、日本だけに資産をおいておかず、資産を世界に分散させることと、そして、資産防衛ダイヤモンドを手元においておくこと、の2つは心しておきたいと、強く思った倉崎元治でありました。

第59回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年08月12日配信分] 緊迫した香港からのレポート

現代は、VUCAの時代と言われています。 「Volatility(激しい変動)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(不透明性・曖昧性)」の頭文字をとってVUCAというそうです。21世紀に生きる我々は、不安定で激動の時代の中で、大海の波に揉まれて生きているのです。日本にいると、そんな気にならないのが不思議ですが、日本を取り巻く環境が、刻一刻と変化していることにある種の不安を覚えてしまう今日この頃です。

先週、香港国際空港に降り立ちました。いつものように香港のIDカードで、自動化されたイミグレーションを通り抜けて、荷物を回収して、出口から空港の到着ロビーに出て来たのですが、そこでびっくりする光景を目の当たりにすることになりました。到着ロビー全面に黒いTシャツを来た人たちが座っているのです。広東語で何を話しているのかわかりませんが、誰かが主導する言葉に呼応して、みんなが叫んでいます。

これは、新聞やマスコミで騒がれている香港の民主化を叫ぶデモだとすぐにわかりました。なんで空港で?殺気立ったと言うか集団ヒステリーに酔っているようなただならぬ雰囲気に、ここにいてはまずいと思いながら、自分自身をみると、なぜかその日、黒いTシャツを着ていることに気付いて、更にまずい感じ。

一昨日も、フィリピン人がたまたま黒Tシャツを着て歩いていたら、警察に止められて、デモ隊の一味だと疑われて逮捕されたと言う話を聞いていたので、マジでやばいぞ。さっさと空港の出口から抜け出ようと早足で歩いていると、前を歩いていたアメリカ人らしき白人が、座っている黒Tシャツ達に笑顔で手を振り始めた。黒Tシャツ達は、これに大きく反応して、この前にいる手を振る旅行者に大きな歓声をあげたのでした。

這々の体で、その場を抜け出してきたのですが、今の香港には相当危ないサインが点滅しています。香港人たちは、ここで警察が暴力に出たら、アメリカをはじめとする世界が黙っていない。だから、挑発している。中国は、挑発に乗るまいと冷静に振る舞っているだけなのです。何か嫌な予感がします。

デモに参加しているのは学生と若い社会人が中心で、ある人たちは、中国の犯罪者引き渡し法に怒り、ある人たちは、行政長官の辞任を叫び、ある人たちは、香港独立を叫んでいる。明らかに方向性は同じでも、自分たちが目指す本当の中身が違う烏合の衆と化しているのが現状。

香港に中高生の学生たちを持つ親たちは、自分の子供達が、いつかデモに参加しだすのではないかと戦々恐々で、早く、海外のボーディングスクール(寄宿舎生活の留学)に入れて、今のこの香港の状況からを自分の子供引き離そうと真剣に検討し始めています。また、香港人の中には、香港人の預金封鎖や資産凍結があるのではないかと、資産を海外に移し始めて、手持ちの不動産もどうすべきか真剣に検討し始めています。

そして、香港島に入ってびっくりしたことは、4時から5時の時間帯は、タクシーがいつも簡単には捕まらないのですが、いまは簡単にタクシーが捕まるのです。渋滞も全くない状況で、道が静かに感じます。いえ、街全体が、なぜか、妙な静寂な感じがするようになっています。あのいつも喧騒の香港がこんな静かになるのは、この10年香港に住んでいて体験したことがありません。何かが起こる可能性があります。

こんな時こそ、資産防衛ダイヤモンド。突然、資産が凍結されても、突然、預金が封鎖されても、絶対的な安心感があります。今の日本に資産防衛ダイヤモンドが必要だと、これまで、日本人の皆さん向けに資産ポートフォリオの一部にダイヤモンドを組み込むべきだと説いてきましたが、今の香港には、日本以上に資産防衛ダイヤモンドが必要なのだと真剣に思った緊迫した香港からのレポートでした。

第58回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年08月05日配信分] 日に日に激変する世界情勢

日本と韓国の関係がきな臭くなってきました。もうここまできたら、意地の張り合いで、お互い一歩も引けない状況に飛び込んでいます。韓国が友好国でなくなると、日本の地政学的な立ち位置は、もはや安定的な状況ではなくなります。

日本が地政学的に安定的でなくなる状況というのは、過去の日本はあまり経験したことはありません。しかし、この激動の世界では、日本にもそのような不安定な状況が頻繁に起こるようになってきています。振り返れば、日本にとって外からの最初の圧力は、元寇でしょうか。その時にたまたま神風が吹いて、元の軍隊は海の藻屑と消えてしまったようですが、その次に考えられるのは、江戸末期の黒船来航です。

明治時代になってからから、日本に頻繁に外交上危機が訪れるのは18世紀の産業革命が主因だと思います。世界の時間はどんどん短くなっています。その後、ロシアのバルチック艦隊を破ったところから、世界の日本に対する注目度は一気に上がることとなりました。

第一次世界大戦は漁夫の利でしたが、第二次世界大戦は、対日本と日本そのものがターゲットとなり、ABCD包囲網の中で日本が外圧に屈することになります。そして、第二次世界大戦後は、世界はいつも激動のなかで混乱しています。アメリカは、日本との戦争を終えた後も、朝鮮戦争、ベトナム、イラク、アフガニスタン…そしてテロとの闘いと、ひたすら終わることのない戦争の中で生きています。

そして、現代は、武力による戦争だけではなく、経済戦争も国家にとって重要な戦略となっています。アメリカと中国は、武力ではなく、経済において戦争を始めています。日本と韓国も、経済戦争勃発です。そして、経済戦争の行き着く先はといえば、インフレしかありません。

今、ベネズエラは、たいへんなことになっています。年間のインフレ率が268万パーセントという、とてつもないハイパーインフレになり、自国通貨を持つ国民は、これまで、蓄財していた財産が一気に無価値同然となっています。

268万パーセントのインフレ。つまり、日本円で例えるなら、去年100円で買えたジュースは、いまは、なんと2億6800万円を出さないと買えないということです!

当然のごとく、誰も物を買えません。ドルや仮想通貨、金やダイヤモンドを持っていなければ、国民全員が破産したのと同じ状態です。治安も悪くなり、首都のカラカスの殺人発生件数は、10万人あたり約81件になっているそうです。アメリカは10万人あたり、5.4件、日本0.3件です。驚くことに日本の300倍もの殺人が起きています。

その結果として、国民は、国を捨てて国外へ逃げ出しています。当然だと思います。その数は、すでに400万人を超えていると言われています。ベネズエラの人口は約3000万人なので、1割以上の人々が、国外へと逃避していなくなっていることになります。

ベネズエラは、もともと貧しい国ではありませんでした。南アメリカのなかでも指折りの自然の宝庫と言われています。原油の埋蔵量は、約3,000億バレルと言われ、世界最大級の量を誇っています。そんな豊な国の経済が事実上破綻したのです。政治の体制とアメリカの経済戦略も絡んでいるのかもしれません。

ベネズエラの人たちも、実際に国内で生きているのは、自国の通貨に依存しているからではなく、様々な逃避資産によって、日々、繋いでいるに違いありません。米ドル、金、ダイヤモンド、仮想通貨等、ハイパーインフレが起きる前に、一部の資産をそのような逃避資産に変えていたからこそ、今も国内で生き延びていくことができるのだと思います。

戦後、奇跡の復活を遂げて世界の先進国の一員に仲間入りした日本でありますが、この安定も決して楽観できるものではありません。世界の時間は、日に日に早くなり、世界の状況は、激変しています。今回の一連の日韓の動きと、米中の経済戦争や香港の民主化運動等の今のアジアの混乱を見ていると、ベネズエラの状況は、日本にとっても決して他人事ではないと感じてしまうのは間違いでしょうか。

資産防衛ダイヤモンド始め、逃避資産を分散して保有することにより、未来に備えたいと思います。

第57回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年07月29日配信分] ダイヤモンドはいつ買えばいい?

資産防衛ダイヤモンドの伝道師として倉崎元治は、今、様々なところで少人数から大人数まで多くの人に、資産防衛ダイヤモンドを資産ポートフォリオの一部に組み込む重要性について宣べ伝える毎日を過ごしています。

そして、今、最近、資産防衛ダイヤモンドの考え方は、ずいぶんと伝わってきている手応えを感じています。そして、そのような中、この頃、よく聞かれるのは「いつ買ったらいいの?」というタイミングの話です。

資産ダイヤモンドの良いところは、価値が変わらない、過去から価格は緩やかに上昇していてドル建て資産として安定した資産であるため、「今安いから買い時」とか「特別価格」とかいうものが、本来、基本的に存在しないのです。

例えば消費税増税前とか為替が円高の時というのは、理論上では安く買えるのですが、どの水準の価格で購入できるのか等、購入するにあたっての様々な要因があるため、結局いつ買ったら得か?という話は大変難しい問題です。

倉崎元治は、ダイヤモンドは「いつでも買い時」と言っています。例えばなんらかの資産を現金化した時、お子さんの記念日に贈与の法定額までの金額で買ってあげる、婚約指輪を 資産性の高いDEFカラー、1ct以上、VS以上であつらえるなど、その人のライフスタイルや人生の中で、いつでも資産ダイヤモンドを買うタイミングがあるのだと思っています。

問題は、どの価格帯で購入できるのかというのが最も重要な問題だと思っています。同じ天然ダイヤモンドでも、業者間で取引される価格の目安の2倍の価格で購入してしまうのと、業者間の価格の7割で購入するのでは話が違います。

今でもダイヤモンドは高価で贅沢なものという考えが日本には多くあるようですが、それが金に準ずる換金できる資産であれば、贅沢ではなく、資産として、大きな価値があります。

購入価格さえ間違わなければ、ダイヤモンドは、資産としての価値が長く保全され、換金性が高く、更に持ち運びに便利という利便性がある素晴らしい資産として、世代から世代へと受け継いでゆくものだと思います。これから100年単位で時間が経過しても変化せず、価値を保ち続けるという見方をすれば「買い時」というのは、 一人一人の生き方やライフスタイルの中にいつでもあるのではないかと考えています。

第56回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年07月22日配信分] ダイヤモンド産出国

天然ダイヤモンドは、どの国で一番発掘されているのか?やはり、ダイヤモンドといえば、アフリカというイメージがあります。発掘する量という点では、実は、アフリカではなく、今は、ロシアが第一位なのです。2位のボツワナの約2倍という圧倒的な多さです。

ベストテンは、以下のようになっています。
(USGS アメリカ地質調査所発表 2018年調べ 単位は1,000カラット)

1位 ロシア 42,900 ct.
2位 ボツワナ 20,730 ct.
3位 コンゴ共和国 16,040 ct.
4位 オーストラリア 13,571 ct.
5位 カナダ 11,700 ct.
6位 アンゴラ 9,012 ct.
7位 南アフリカ共和国 7,210 ct.
8位 ジンバブエ 3,489 ct.
9位 ナミビア 2,050 ct.
10位 シエラレオネ 500 ct.

2018年1年間で、世界で算出量は127,000,000ct (25.4トン)で、このうちの宝石資質のものは70,900,000ct(0.5トン)で全体の12.7%程度だったとのことでした。

しかし、ここで興味深い調査があります。金額ベースでの産出国ランキングは、1位ボツワナ 2位ロシア 3位カナダ 4位ナミビア 5位アンゴ 6位南アフリカ…

なぜ1位のロシアと2位のボツアナが入れかわっているのか?「産出量ベース」と「金額ベース」で、順位が変わったのです。理由は簡単、ボツワナの方が品質の高いダイヤモンドを産出しているということ。ボツワナの1ctあたりの価格は約150ドルに対して、ロシアの1ctあたりの価格は約100ドルだそうです。

ダイヤモンドの産出を担う2大プレイヤーは、過去アフリカのほとんどのダイヤモンド鉱山を買い占めていった有名なデビアスと、ロシアのアルロサです。アルロサは、1993年1月1日にロシア大統領令によって、設立された政府系ダイヤモンド・コンプレックスで、今は、ダイヤモンド以外に、発電、ガス、空港会社、文化事業、スポーツ事業等を展開するロシアの巨大コングロマリット。

以前は、デビアスが世界のほとんどの鉱山を傘下に収めて供給をコントロールしてきましたが、今は ロシアの上場企業であるアルロサが、デビアスのシェアを抜いたと言われています。今の世界のダイヤモンド市場は、この2社が全体の70%以上を握る独占市場であることは間違いありません。

デビアスを創業したのは、ロスチャイルド家の資本を後ろ盾に起業したユダヤ系ドイツ人のオッペンハイマー家、アルロサの株主は、ロシア政府、そして、そのプーチン大統領が後ろ盾になってダイヤモンドビジネスで蠢いているのが、イスラエルの敬虔なユダヤ教徒のレバイエフ家。

何れにしても、アフリカ大陸とロシアで世界の80%以上のダイヤモンド市場を支配していて、それを支配しているのが、アフリカもロシアもユダヤ系の資本が絡んでいるというのは、何か空恐ろしさを感じます。が、同時に、世界の金融市場を支配するユダヤ系資本によってコントロールされている市場として、ダイヤモンドは堅牢な防衛資産の地位を確立しているような気もします。

ダイヤモンドの産出国は、ロシアとアフリカ以外で、カナダ、オーストラリア、中国等がありますが、日本は、残念ながら地殻の構造上、ダイヤモンドが発掘されにくい環境にあります。 ダイヤモンドは、まだ地球が活動期だったおおよそ9億年ほど前に、マントルの中に生成され、そこからまた何億年という時間をかけて火山活動とともに地表まで押し上げられたものだと考えられています。日本は、比較的新しい地殻の上に存在しているため、ダイヤモンドには恵まれない土地に分類されています。

近年、人工合成ダイヤモンドの技術が進み、短期間で天然ダイヤモンドとほぼ同じ組成のダイヤモンドが作れるようになっていますが、9億年の歴史という地球の中で育まれ生成された天然ダイヤモンドと人工合成ダイヤモンドの 真の価値は、天と地ほど違うものだと物だと感じてしまいます。

デビアスが天然と人工の価値の比率を10:1と決めて販売をしていますが、天然ダイヤモンドが育まれてきた地球の中の年月を考えると、それ以上の価値の差があるように感じてしまうのでした。

第55回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年07月15日配信分] 動産

資産とは何か?倉崎元治は、動産という分野の資産について、特に興味がある人間です。動産というのは、土地や有価証券のように登記され所有権が明確になっている資産でなく、美術品、宝飾品、ワイン等の持ち運び可能な資産を指しています。

不動産や有価証券等の金融資産は、収益を生み出します資産が多いのに対し、動産は、そのものの価値が資産として認識される以外、収益を生み出すものではありません。動産の収益性は、キャピタルゲイン・キャピタルロスによってのみ測ることができます。それゆえ換金性に優れた動産は資産性が高いと言えます。

金という商品は、動産の王様です。金融商品のように換金性に優れています。そして、金に続いて、換金性の高い動産に、資産防衛ダイヤモンドがあります。換金性の高い資産ダイヤモンドは、4Cが重要で、重さは1から3カラット、カラーはF以上(D、E、F)、カットはVery Good以上、クラリティはVS以上をベースに収集することをお勧めしています。
金や資産防衛ダイヤモンドの他に、換金性の高い動産を見極める簡単な方法は、オークションに出品されているものを収集するやり方があります。オークションで購入すればオークションで売ることができるはずだからです。しかし、オークションで注意しなければいけないことは、安く買えても、自分だけのワンビッド(One Bid)で落札されてしまった場合は、換金性にリスクがあります。自分以外の人は誰もパドルを挙げなかったのですから、自分以外誰もそれを評価していないことになるからです。高く競り上がったとしても、ビッドがたくさんあって、競りが活発な方が換金性に優れていると言えます。自分以外にも買いたい人が数多くいるからです。
また、換金性を超えて、動産の中には無二の素晴らしい資産性を持つものがあります。美術品と宝飾品です。資産性のある素晴らしい美術品と宝飾品は、オークションでも取引することが可能だという点で、換金性に優れています。美術品は持ち運ぶことが簡単ではないという欠点がありますが、宝飾品は、資産防衛ダイヤモンドほどではありませんが、持ち運びに優れています。

例えば、マリーアントワネットが身につけていたネックレスといえば、オークションでは、高値で取引されるはず。アルビオンアートの有川一美さんといえば、アンティークジュエリー界では世界の第一人者です。今年、日本人で初めて、メトロポリタン美術館の国際評議員で、世界中の有力者たちが、有川コレクションを見にやってきます。
先日、久しぶりに、有川コレクションのほんの一部ですが、その素晴らしいコレクションを拝見する機会がありました。全ては分厚い美術図鑑に出ている人類にとって貴重なアインティーク宝飾品ばかり。先日、ヴァン クリーフ&アーペルの展覧会にも展示されていた有川コレクションの20世紀初頭のアールヌーボーの宝飾品も手にとって見ることができました。ほかにも、マリー・アントワネットが身につけていたダイヤモンドのネックレス、また1粒10カラットくらいあるダイヤモンドがいくつもつけられているティアラ、ダイヤのチョーカーなど、ダイヤモンドにブリリアントカットがなかった時代のダイヤモンドでしたが、これらはプライスレスとも言える人類にとっての貴重な資産だと感じました。
分散投資は、今、不動産や有価証券等の金融資産以外に、動産を組み込んでリスクを分散することが、重要な戦略であると思います。その中で、金や資産防衛ダイヤモンドは、その重要な選択肢であると思いますが、その他にも、美術品や、アンティーク宝飾品、カシミールサファイヤや非加熱のビルマルビーなどの稀少性の高い色石、そして、仮想通貨等、ポートフォリオの領域を拡げるのも、21世紀の激動の世界を生き抜く重要な手段であるのかもしれません。

第54回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年07月08日配信分] ミレニアル世代とダイヤモンド

「永遠の輝きに陰り ダイヤモンド業界が衰退している」と題して、ミレニアル世代はダイヤモンドを買わない、世界のダイヤモンド市場(800億ドル)の半分を担うアメリカでダイヤモンド業界が衰退してきているという「ITmediaビジネスONLINE」の記事を読んで、1981年から1996年の間に生まれたミレニアル世代は、装飾品としての本物のダイヤモンドを身につけなくなっているとのことでした。

元々、自分は、ダイヤモンドを資産防衛の資産として保有することを一義としてダイヤモンドの収集をして、皆さんにもお勧めしているので、装飾品として利用することには重きを置いていません。自分の目から見ると 、資産防衛のためのダイヤモンドの需要は、日本においても明らかに増加しています。

タンス預金の代替資産として、金の他に、ダイヤモンドも一つの選択肢として少しずつ認知を高めています。軽く持ち運びが簡単であって、換金性も高いという点で、ダイヤモンドは有事の際のお金に変わる代替資産となっています。

しかし、装飾品として天然のダイヤモンドは、人工合成ダイヤモンド等の他の代替品が出てきたことを考えると、その需要は分散化されることになっています。日本は、バブル全盛時期には世界でも有数のダイヤモンドを買う国でありました。人種差別の激しかった南アフリカでも日本人はダイヤモンドをたくさん購入するので「名誉白人」という特別な地位を与えられたほどですが、今は宝飾品としてのダイヤモンドを買う人は本当に少なくなってきているようです。

特に、このミレニアル世代というのは、車も持たない、オフィスを持たない、着る服やバッグも所有しない、あらゆる物欲から解放されて自由をこよなく愛するという人達のようで、この人達が、婚約指輪にダイヤモンドを購入するかと考えること自体に無理があるように思います。

これは現代の人類のライフスタイルの変化に呼応していることだと思いますが、資産としてのダイヤモンドの重要性は、歴史的に、人類が始まって以来、変わることはありません。資産防衛ダイヤモンドは、過去の戦争や紛争、そして経済的な恐慌を乗り越えて、重要な役割を担ってきました。

また、日本はバブルが崩壊して以降、ダイヤモンド需要が縮小しているわけですが、ダイヤモンドは国際商品で全世界共通な資産ですので、世界のどこかに経済の好調な国々に新たに需要が創造されることになります。日本で売れなくなっても経済成長を果たした中国で買われ、中国で売れなくなっても人口が急増しているアフリカでといった具合に、世界のどこかで資産としてのダイヤモンドの需要があります。

ミレニアル世代がダイヤモンドを買わなくなったからといって、ダイヤモンドの価格はここ数年を見ても下落しているわけではなく、逆に、緩やかに安定的に上昇しています。ダイヤモンドは、生産されたものが全て市場に出るのではなく、出生率や人口動向などを予測して市場に出すという供給調整がゆきとどいている商品でもあるため、価格の変化が少ないというのが特徴です。

しかし、この「永遠の輝きに陰り ダイヤモンド業界が衰退している」という記事の中ある、ダイヤモンド業界はネット対応が遅れていて、いまだに購入希望者はダイヤモンドに関する情報が十分に提供されることなく、店舗に足を運んだ上に、上から目線でセールスされるという旧態然とした現在の流通構造については、今後は、ネットやブロックチェーンを利用して、資産としてのダイヤモンドの流通をより効率的に改善すべきであると思いました。

第53回(号外) 倉崎元治の資産防衛講座![2019年07月05日配信分] 宝石オークション

号外というか。耳寄りなお話です。

今週開催されるシンワマーケットの宝石オークションに出品されているダイヤモンドで、資産防衛ダイヤモンドが安く購入できる可能性があります。

うまくいけば、ラパポートの7割以下で手に入れることができるチャンスがあります。

なぜ安く買えるチャンスがあるというのには、理由があります。

日本ではオークションの認知度がまだ低く安く落札されることがあります。それゆえ、宝石業者が仕入れのために参加することも多いのです。

一般の人の持っているダイヤモンドの指輪をできるだけ早く換金するため、鑑定なしで、出品されているものがあるとのことです。

これを狙います。

1.オークションの下見会の会場に行く
2.下見会場で、オークショニアの馬場さんを呼び出す

3.馬場さんから狙い目のダイヤモンドを聞いて、現物を確認して、大体の石目を確認し、いくらまで買うか戦略を錬る。
4.オークションで落札する。
5.馬場さんにGIAに鑑定依頼する。

今回は、ロット383の1.55カラット、ロット463の5.069 カラット、ロット520の2.553カラット、ロット522の5.106カラットあたりが見た感じ割安感高いです。

いつも、資産防衛ダイヤモンドといえば、1ct〜3ct 、カラーはDEF 、クラリティはVS以上をターゲットにしていますが、これに当てはまらなくても、相場より安く買うことが出来れば、十分、資産防衛ダイヤモンドになります。資産防衛ダイヤモンド応用編ですね。

また、オークションで買えば、オークションで売れるので、オークションで購入するものは、資産性は、他の購入方法より有利だと考えられます。

オークションは明日土曜日の午後2時から銀座メディカルビル地下で開催されます。
https://www.shinwa-market.com

オークションで資産防衛ダイヤモンド、挑戦されてはいかがでしょうか?

第52回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年07月01日配信分] タンス預金の危機

日本人は、貯蓄率は世界でも非常に高く、預金好きな国民だと言われます。アメリカ人は、貯金せずに、将来を夢見て、今、自分ができる限りの自分の理想とする生活をする。日本人はそれを刹那的生活と言いますが、果たしてどちらが幸せな人生を過ごすことになるのか、死ぬ前にならないと誰もわからないと思います。

しかし、日本人は、銀行預金だけでは満足しない「タンス預金」の量も半端ではない。2016年度に日本銀行は、個人の家計の資産が主にどういった使われ方をしているのか調査を行ったところ、52.3%もの資産を「現金・預金」に回していることが判明しました。そして、第一生命経済研究所の調査レポートによると、2018年12月末の日銀券の発行残高は、100兆円の大台を超えて、その中で、日本のタンス預金の合計金額は50兆円を超えたそうです。しかし、日銀券の発行残高の半分がタンス預金だというのは異常だという気がします。

そして、そのタンス預金は今大きな危機に晒されているということを、タンス預金保有者の人たちは気づいているのだろうか?

日本の個人の家計資産の52.3%が現預金だという統計に対して、アメリカは13.9%、ユーロエリアでは34.6%しか現預金に回していません。アメリカでは、家計資産を株式投資に回す比率が多く、日本の4倍で、ユーロエリアでも日本の約2倍が株式投資に回っています。 同様に投資信託も日本では割合が一番低い。

この原因は、アメリカやヨーロッパでは、学校の必須科目として当たり前のように金融の授業があるのに対し、日本は金融教育が充実していない現状がある。大人になって、資産運用や投資という言葉を聞いても、「よくわからないし、リスクがありそうだし、とりあえず貯金しておこう」ということになるのでしょうか?

現預金の敵はインフレです。日本は慢性的なデフレ状態が続いているので、ほとんどの人達は日本にインフレのリスクはないと踏んでいるのかもしれません。しかし、ここ数年のアベノミクスがインフレを起こそうという政策で、ひたすらお札を刷りまくっている現状の中で、いつこの国の経済がインフレに傾いてもおかしくない状況であることも間違いありません。今や現預金は決して安全な資産とは言えないと思います。

先日、東京で、ミャンマーのコンテンポラリーアーティストの展覧会を見る機会がありました。ミャンマーといえば、アジア最後のフロンティアと呼ばれ、長い軍事政権から、民主化政権に転換して、国の今後の発展に大きな期待が持たれている国で、その動向を世界中が注目しています。

しかし、まだ、外貨が国外に簡単に持ち出せず、土地も株も外国人は保有することができない国です。ただ、ミャンマーの絵画は、国外に持ち出すことができて、自宅の部屋に飾ることができる数少ないミャンマー資産です。

アジアでは美術品は資産です。それは途上国経済の発展は、経済成長によるインフレを引き起こし、アーティストの作品が世界で評価を受けるものであれば、美術品の資産として将来価値も、その国の発展と比例して伸びていくことになります。

資産を分散させておくという意味において、将来の経済発展を前提にしたミャンマーのアートを保有して、オルタナティブ投資として、資産ポートフォリオの一部に組み込むのも悪くないと思います。

ミャンマーの美術品を資産に組み込むのも面白いと思いましたが、日本のタンス預金が直面しているリスクに関しては、できる限り早く、そのほかの資産に分散して、リスクを軽減すべきだと感じてしまいます。

ドル建て資産であり、安定した価値で換金できるダイヤモンドは、タンス預金の一部で金を買うより安心できる資産だと思います。現在の日本の経済状況を鑑みると、資産防衛ダイヤモンドの意味と価値が、差し迫って本当に高まってきているのではないかと考える今日この頃であります。

第51回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年06月24日配信分] 天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンド

天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドについては、近頃、ダイヤモンドについて語るときによく出てくる話題となります。ある意味では何も知らない人がダイヤモンドを買う時、悪徳業者に合成ダイヤモンドを天然ダイヤモンドとして売りつけられる不安と恐怖があるからダイヤモンドを購入するのはリスクがあるから手を出さない方がいいというような議論になってしまいます。

特に、合成ダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと組成が同じで肉眼でも見分けがつかず、プロの業者でも間違えてしまうといえば益々不安になってしまいます。

しかし、この合成ダイヤモンドが出てきたからこそ、天然ダイヤモンドの価値は、明確になったというのが、本当のところではないかと思うのです。

まず、大事なことは、ダイヤモンドが天然か合成かの正式な鑑別書を確認しなければなりません。正式な鑑別書というのは、世の中にたくさんの信頼できる鑑定機関はありますが、ダイヤモンドの場合、GIAの鑑定書で、それが天然か合成と書いてあれば間違いありません。

あまり知られていない鑑定機関の鑑定書にはリスクがあります。なぜかといえば、ダイヤモンドの天然と合成を鑑定するためには、高額な機械の投資が必要となります。その設備投資に耐えられるだけのしっかりとした鑑定機関でなければ、信頼できません。

これはデビアスが開発したDiamondViewTMやGIAiD100といった機械で見分けなければなりません。天然と合成を判別する機械を作ったデビアスが、天然と合成の価値を10:1としたのです。

わずか20年前は、ダイヤモンドを分析するハイテク機器は、エネルギー分散型蛍光X線分析装置や赤外線分光光度計、紫外可視光光度計だけだったものが、今や、様々な状況に合わせて高額な装置の設備投資が必要となってしまいました。

ダイヤモンドは、炭素の結晶であるが、天然ダイヤモンドで、純粋に炭素だけの結晶は全体の2%程度で、ごくわずか窒素等の不純物が混じっているのです。これはある意味で天然の証でもあります。

逆に、純粋に炭素だけで組成された天然ダイヤモンドはタイプIIといいます。それゆえ、貴重なダイヤモンドとして、市場では高く評価されるが、ここが問題になります。合成ダイヤモンドはタイプII、合成されているがゆえに完璧な不純物がない状態で組成されていることが多いのです。

しかし、この天然と合成の評価については、欧米型の理論をきっちり構築し、その理論に基づきしっかりとした価値付けを行うやり方の中で、より明確に天然と合成の価値の違いが明確となったのでした。

確かに地球の中で何万年も何百万年も地中の圧力と熱で形成された宇宙の鼓動と連動する天然ダイヤモンドと、人類がわずか数ヶ月かけて合成した合成ダイヤモンドを同じ価値で扱えないのは明白です。

結果的に天然ダイヤモンドは、合成ダイヤモンドのおかげで更に箔がついて、価値がより高くなっていくような気がします。

最も大事なことは、間違っても天然ダイヤモンドだと信じて、合成ダイヤモンドを買わないこと。特に資産防衛ダイヤモンドを保有して、将来、換金できるダイヤモンドを資産として持つなら絶対条件です。

アクセサリーとして身につけるだけのダイヤモンドであれば、合成でも天然でも大きな違いはないけれども、「すごく綺麗なダイヤモンドね」と言われた時「たいしたことありませんよ」と答えながら 「実はこれ合成ダイヤモンド」と毎回心の中で言い訳しなければならないのもちょっと悔しい気がします。

やはり本物、やはり天然のダイヤモンドを持つというのが王道で、だからこそ資産防衛ダイヤモンドを持つということにも意味があると考えます。そして、資産防衛ダイヤモンドはGIA付きが必須です。

日本は、令和の時代となりましたが、世界中に大きな嵐が吹き荒れる可能性が日に日に高くなっています。今回の香港は民衆が勝利を納めましたが、これで簡単にすむ話ではないという予感を誰もがもち、香港に在住する数多くの人が、将来、ここに残るべきか、他の地に移動するかの検討をしはじめています。今、銀行口座の預金もタンス預金も大きなリスクに晒されています。資産の一部は、いざという時のために資産防衛ダイヤモンドを心からお勧めしたいと思います。

第50回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年06月17日配信分] アートバーゼル

6月10日の週は、世界で最も価値のあると言われるアートイベント、アートバーゼルが開催された週でありました。一般公開日の3日前からVIPプログラムが始まり、その日のために世界中の富裕層やアートコレクターがスイスの小さな町バーセルに結集します。

100機以上のプライベートジェットが小さなバーゼル空港に着陸許可を求めるため、この時期のバーゼル空港は大変な状況になるらしい。そして、アートバーゼルには、ハリウッドで有名な俳優も含めて、セレブが結集する場となり、高級なレストランから先に予約が埋まってしまいます。

今年も大成功を収めたアートバーセルに対して、毎年3月のバーゼルでは、バーゼルワールドという世界最大の時計見本市が年に一回開催されます。しかし、今年のバーゼルワールドは、昨年までと様相が違ったようでした。

時計業界の世界の頂点に君臨するバーゼルワールドに、世界の有力な時計メーカーの一部が離反し始めて、フェアの規模が一気に縮小し、例年700もの出展者が、500程度にまで減ってしまったという事態に直面してしまったそうです。

世界に君臨するという自負がおごりに変わってしまった結果、このようなことになってしまったそうで、2019年の時計業界は、大荒れに荒れている状況になってしまいました。

流石に奢りに驕っていたバーゼルワールドの主催者も青くなり、次年度以降の革命的なフェアの改革を発表することとなりましたが、果たして、一度信頼を失った後にその信頼を回復する道のりは、決して簡単ではないと思われます。

資産防衛を考える際に、ダイヤモンドは最も有力な資産であると信じる倉崎元治でありますが、高級な時計というのも、資産防衛に役立つ資産だと考えます。ブランドが確立していて、数少ない作り手が、ロボットでは簡単にできない精密機械を組み上げて製品化する。

高級な時計は、希少性があるにも関わらず、ブランド価値が確立しているため、流通がしやすいという利点があります。そして、自分の趣味の中から選択可能で、趣味と資産性が一致するというのも魅力的です。

問題点は、持ち運ぶ際に大量に持ち運ぶことは決して簡単ではないという点で、資産防衛ダイヤモンドに軍配が上がります。時計は身につけている分には、税関も誰も文句をいう人はいないと思いますが、資産防衛として、有事の際にコレクションしてきた数多くの時計を持ち運ぶことができるだろうか?

換金性は資産防衛ダイヤモンドと同じ程度に優れていて、市場価格が確立しているので、ネットでも市場価格より少し低い価格で売りに出せば、程なく換金が可能です。

時計は数千万円の高額な時計を身につけている分には、有事の際の大きな保険になると思います。数個までは持ち運べるということを考えると2−3億円までの資産防衛には相当有効な資産の一つではないでしょうか?

しかし、資産をさらに持ち運び資産防衛するには、時計では、乗り越えなければならない障害が数多く出てきます。

資産防衛という視点からは、様々な資産に分散させておくということが重要な論点となります。時計も有力な資産ではありますが、有事の際に新たな場所で事業を展開していくために、10億円以上の資産を持ち運ぶという視点では、現状、ダイヤモンドは最も有力な資産であろうと改めて認識することとなりました。

第49回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年06月10日配信分] 香港情勢

日曜日になると香港は、住み込みのヘルパーさん達が街に繰り出し、ほぼ街中を占拠する風景が日常です。フィリピン人とインドネシア人のヘルパーさん達は、休日は、雇い主の家からでなければならない法律があります。

しかし、今週は、様相が違いました。香港内の犯罪者引き渡し法の制定に絡んで、大々的な黄色い傘のデモで、香港島北側の交通は完全に麻痺状態になってしまいました。中国に返還されてから50年は、特別行政地区として英国統治時代の制度を踏襲すると約束した中国政府ですが、徐々に中国の制度に近づけていく動きに香港人達の多くが反発しています。

天安門事件から30年が経ったというのも何かの引き金か、アジアは何かざわついている雰囲気で、不穏な気分になります。香港は外国人居住者天国で、これまで本当に自由を謳歌してきましたが、これから、少しずつやりにくくなるのでしょうか。

これまでは、政治的な問題なので、経済的な活動には関係ないとタカを括っていましたが、実際には、ここ数年、銀行の取引が非常に厳しくなり、野放途といわれても仕方ないくらい自由な金融制度の時代が終焉を迎えました。ちょっとまとまった金額の現金を引き出すには、数多くのプロセスを経てからしかできなくなってしまいました。

ダイヤモンドの取引も香港は、天国のような場所でした。もともと、消費税もありませんし、キャピタルゲイン税も相続税もありません。アジア中からだけでなく、世界中からダイヤモンドをアジアで取引するなら香港で取引するようになっています。

しかし、中国では、人民元の送金に規制がかかり、中国人の富裕層が簡単に高額な買い物を海外でできなくなってしまいました。また、香港では、税関で手持ちの現金に規制がかかりました。約200万円以上の現金を持って、申告なし出入国するには罰則がかかるようになってしまいました。

おのずからダイヤモンド取引もやりにくくなってきています。現金取引が非常に難しくなってきています。それでも日本で取引するよりは、香港の方が依然はるかに有利に取引ができるのはありがたいことです。

今、これまで自由を謳歌してきた香港に、ちょっとずつ暗い影が忍び寄っている感じがします。自分自身としては、何か有事があった時に生き延びるための準備を急がなければと暗澹たる気持ちになってしまいます。

しかし、そのような時代には新たな概念も登場します。仮想通貨であり、ブロックチェーンは、人間の叡智と進化によって、将来に大きな可能性を提示することとなりたした。

資産防衛のための資産作りの基本は、今だと米ドルであるのは間違いありません。しかし、US$は全て管理されているため、何かの時に本当に資産防衛になるかどうかは未知数です。日本円の現金は資産防衛になるか?これは相当危ないと考えています。

それに対し、金はどうかといえば、確かに金の価値についてはいえば資産防衛になりますが、有事の際に持ち運べない欠点があります。その点ダイヤモンドはいつも肌身離さず持っていられる利点はあります。ダイヤモンドは換金できる市場価格で手に入れることができれば、世界中で換金できる便利な動産です。ダイヤモンドの欠点は、無くしてしまうリスクです。

そして、今、21世紀には仮想通貨たるものが生まれました。実は紙幣そのものも仮想通貨なのかもしれませんが、仮想通貨は暗号通貨と呼ばれて、偽札が作れない仕組みになっている点では、紙幣より堅牢な性格を持っています。

まだまだ漠然としたイメージしか持っていませんが、生き延びるための資産防衛という観点からは、?米ドル現金 ?資産防衛ダイヤモンド?仮想通貨 の3つを念頭に今後更に研究をしたいと考えています。流動性が高く、持ち運びやすいという2点は、資産防衛の重要な要素になるとツラツラ考える香港の週末となりました。

第48回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年06月03日配信分] マハラジャの宝飾品

5月後半は例年通りクリスティーズ香港の春季オークション、アジアのアートを中心的に、欧米のアート、宝飾品、ワイン等、様々なアイテムのオークションでの売り立てです。今回のクリスティーズ香港の宝飾品は、何と言ってもインドのマハラジャが保有していた宝飾品の豪華さに目を見張ることとなりました。

元々、ダイヤモンドは、インドからその流通が始まったと言われていますが、4大文明の一角として、数千年の歴史を刻むインドで、権力者たちがその権勢を示すための様々な宝飾品に、人類の歴史の重みを感じます。

インドのマハラジャの宝飾品は、明らかに今のデザインとは異なり、インド特有のデザイン。今回のクリスティーズ香港の目玉となった、6〜9億円のエスティメートがついているピンクダイヤモンドの指輪も、さすがにマハラジャには圧倒されていました。

マハラジャの時代は今は昔となり、現代文明の元で変化した民主化したインドにおいても、宝石は変化することはありません。宝石は、いつの時代でも資産であり続けるのです。

資産防衛ダイヤモンドを旗頭に、様々な観点から資産防衛について思いを巡らせている倉崎元治ですが、 トランプ統領来日、メイ首相辞任、相変わらずの米中貿易戦争など世界の情勢が慌しい中、もし、大恐慌のような事態に直面することになった時に、国家ではなく、一個人がいかに生き延びるのか、そんなことをいつもつらつら考えてしまいます。

まず、生き延びるために一番大事なのは自分自身の能力!ホリエモンも書いていましたが、1つの分野で1番になること、しかし、1番というは簡単ではない。そこでホリエモンは、1000人に1人くらいのレアな人間になって、それを3つくらいの分野で達成することができれば1000×1000×1000=10億のレアな人間になることができると言っています。それも大変そうですが、とりあえず、どんな状況になっても生き残るためにお金を稼げる能力を身につけるのは非常に重要です。

次に考えうることは分散投資。「株は嫌いだ」「仮想通貨はよくわからない」「不動産は面倒臭い」「絵や宝石に興味はない」と言っているよりは、まずその中に自分をおいて、実際に経験して見てその一長一短を見抜いていく。 興味や好き嫌いは資産防衛には全く関係ありません。1つコケたらサドンデスになるというような資産の振り分けはリスクが大きすぎる。

しかし、アメリカと中国の貿易戦争がエスカレートして、本当の戦争になって戦地が日本になったら?中国沿岸の原発が大爆発して放射能が偏西風に乗って日本に流れてきたら?その時は日本から脱出するしかない。

真の危機的状況においては、不測の事態に対応できる判断力・体力・財力を持っていることが非常に重要です。紙で作られた紙幣の価値は永続することはありませんから、紙幣にのみ寄りかかるにはリスクが大きすぎる。生き延びるためには、できるだけ身軽な方がいいという気もします。

現代では、生き延びるため持つ身軽なものといえば、US$紙幣、電子マネー、仮想通貨、ダイヤモンドではないか、やはり金は重すぎます。

最後になりますが、個人の能力も今の時代にあった能力はもちろん貴重ですし、US$紙幣、電子マネー、仮想通貨、ダイヤモンドも大事だと思います。しかし、最も重要なのは、信頼できる仲間がいることかもしれません。ただ単に人脈を広げるのではなく、今から、小さくても本当に信頼できる世界をまたぐ仲間のネットワーク作り。

今を楽しみながら、大恐慌に備える。やることは、まだまだ山ほどある倉崎元治でありました。

第47回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年05月27日配信分] Peer-to-Peer

このところ、リサイクルショップの倒産が急増していると聞きました。帝国データバンクの調べでは、2018年度は30件発生し、前年度の15件の2倍となったそうです。現代の我々の生活の中では、リサイクルやエコといった環境への意識が定着してきていて、リサイクルショップなどの中古品小売業の最新期売り上げ合計は4000億円を突破して拡大しているにもかかわらず、リサイクルショップの倒産が急増しているのはなぜか?

従来、店頭取引が中心だったリサイクルショップの売買形態が、「メルカリ」に代表されるフリマアプリの売買形態に、大きく市場を奪われてしまったのが理由のようです。これまで店舗を通して売り買いをしているのが一般的だったのに対して、今は、店舗を通さず、ネットを通じて、個人対個人で売買をする人の割合が増えてきたことが、リサイクルショップの倒産につながっている。

今や、時代が変化し、新たなメディアにより、過去の事業形態が機能しなくなって来ている。この現象は、これから益々増えていく。そして、様々な形態に変化していく。ブロックチェーンは、これからの技術であると思いますが、すでにPeer-to-Peer(ピア・ツー・ピア)という取引形態が徐々に定着しつつある。

Peer-to-Peer(ピア・ツー・ピア)とは、誰かが中心となる会社や人を通して取引が成立する従来の取引形態ではなく、情報を共有しているそれぞれの人が、誰かを通さず直接買い手と売り手がつながることを言いますが、近い将来ブロックチェーンが普及するとこの取引は、急速に拡がり、一般化するはずです。

時間がどんどん短縮しているように見える世界の中で、10年後、20年後、間違いなく言えるのは、世界各国との距離が更に縮まって、ごく当たり前に海外の人々と、個人個人が直接取引きするようになります。

ダイヤモンドも例外ではないと思います。むしろ、ダイヤモンドこそ世界中に存在し、共通の評価基準があるダイヤモンドこそ、Peer-to-Peer(ピア・ツー・ピア)取引が普及し、取引が活発になる可能性が高い。

そのときに何がおきるのか?冷静にその世界を組み上げていくと、鑑定機関の淘汰が起こる可能性が高いとわかってきます。現在は、リサイクルショップのように、日本にも数多くの鑑定機関が存在しています。そして、ダイヤモンドのすべての鑑定機関の鑑定結果は同じではありません。ある鑑定機関がDカラーと判断したものが、別の鑑定機関ではFカラーだったり、VVS2がVS1だったり…

Peer-to-Peer(ピア・ツー・ピア)取引において、鑑定に不安がある鑑定書が付いているダイヤモンドを購入したいと思う人はいないと思います。自分でも知らない鑑定書のついているものは、今だと間違いなく、GIA(米国宝石学会)を取り直します。

間違いなく、これからは、世界中で支持されている鑑定機関の鑑定書が付いていることが非常に重要になります。つまり、GIA(米国宝石学会)の鑑定書が付いているダイヤモンドを持つことがより重要になって来るはずです。

資産防衛ダイヤモンドを提唱して、ダイヤモンドを資産として取得して保有することを提唱する倉崎元治も、世の中の流れに逆らうのではなく、新たな取引き形態を見据えながら、この世界の大きな変化をしっかり取り込みながら、資産の保全を目指して努力を続けたいと気を引き締め直すこととなりました。

第46回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年05月20日配信分] 5月令和始め

5月後半に入りました。日本は梅雨を前に、夜は涼しく昼間はカラッと日差しが気持ちいい季節になってきました。香港は5月前半まで、例年になく涼しく、そろそろスイミングプールの時期に、まだ肌寒さを感じていましたが、ここにきて、ようやく蒸し暑くなり本来の香港らしさを取り戻しつつあります。

しかし、それにしても日本の令和元年の10連休は長かった。思い返せば、10連休、天気はあまり優れなかったため、トレッキングが趣味の倉崎元治は、一回しか山登りができず、少々欲求不満を感じながらも、のんびり読書したり、テニスなど体を動かしたりと、自分の回りでは、そんな平穏な日々 が続いていました。

「そんな毎日が君の回りで〜ずっとずっと続きますように〜」という歌を思い出します。映画「21世紀少年」に出てきた有名な歌の一節ですが、日本が、カルト集団に乗っ取られ、国民が苦境に喘ぐ中、人々はこの歌を心の支えに細々と生きながらえていました。

そんな状況になったら資産防衛ダイヤモンドは生きるのか?なんやかんや言っても物々交換の時代にはダイヤモンドは強いだろうなと思いを馳せます。うだうだと色々と思いを巡らせることができたという意味では、あの10連休は悪いものではなかったなと思います。久しぶりに読書も思う存分できた充実感もあります。

ノーベル文学賞を受賞した作家カズオ・イシグロの作品「わたしを離さないで?Never Let Me Go-」を読みました。20世紀以降の人間の劇的な技術革新は、我々人間自身に様々な新たな矛盾や問題を生み出すのだなとしみじみ感じました。我々を取り巻く世界は劇的に変化している。進化していると言っていいのでしょう。

先日、米中貿易交渉が決裂した時、株が下落する中、一番上昇したのは、仮想通貨でした。ひと昔なら、世の中に不安が走ると金が買われたものでした。仮想通貨は人間の英知が作り出した暗号によって生み出された通貨で、確かに国家の裏付けのある紙切れの紙幣より堅牢な設計になっていると聞きます。

しかし、仮想通貨は、電気のない世界では交換できない欠点がある。仮想通貨も人間が生きていくのに便利なものの一つであることは間違いありませんが、全てのものに長所と短所がある。やはり、金やダイヤモンドなど、現実に物として存在するものも、人間が物を交換して生きていくためのツールとして、その有用性があることは間違いありません。

暖炉の焚き火の音をBGMに、まだまだ肌寒い軽井沢の別荘で暖炉に火を灯しながら、人間が、紙幣、金、ダイヤモンド、そして仮想通貨と、様々なツールを利用して生きてきたことに思いを巡らせていて、人間は紙幣を開発して以降、生きる拠り所を国家の信用に依存してしまったのだということを改めて実感するとともに、やはり、金とダイヤモンドなどの自然の中で形成された物質には、紙幣とは違う価値がある。

妻がお守りがわりに身につけている2カラットのダイヤモンドが暖炉の焚き火の光でキラキラ光っていました。子供達にもそろそろファーストダイヤモンドを考えてあげようかと、少し豊かな気持ちになった5月令和始めとなりました。

第45回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年05月13日配信分] ジム・ロジャース

投資をしている人で、ジム・ロジャースの名前を知らない人はいないと思いますが、先日、中部国際空港のツタヤで、彼の「お金の流れで読む 日本と世界の未来」という本に目が止まったので、その空の旅はジム・ロジャースと共に香港に向かうこととなりました。

かねがね、日経新聞の広告によくでていたので気にかかっていたのですが、ウォレン・バフェットやジョージ・ソロスと並んで称されるこの元バイク乗りの偉大な投資家の発言は、世界中の投資家たちを魅了します。

かくなる自分自身も、2010年に香港に移住したのは、 ジム・ロジャースが、「21世紀はアジアの時代」と予言して、2007年に彼自身とその家族がシンガポールに移住したことに、大いに影響を受けたのも間違いありません。

史上最悪の世界恐慌は確実に来る
歴史は他にも様々なことを教えてくれる。例えば、「四〜八年の周期で大きな経済の問題が起こる」ということもその一つだ。今後一〜二年のうちに、私が生きていた中で最悪の経済危機が来ると予想している。(PHP新書 お金の流れで読む 日本と世界の未来 ジム・ロジャース著 36page)

なぜなら、世界中の負債額が史上最悪の数字を記録しているからだ。これに米中貿易戦争も絡んだら、とんでもない大惨事になる。(同著 36page)

ひゃー、この本の原点となるジム・ロジャースへのインタビューは2018年の半ばくらいであるので、そこから考えると、もう、今年来年には世界恐慌?今、まさに米中貿易戦争が絡んできていないか?

読み進むと、さすがジム・ロジャースだけあって、何もかも説得力がある。しかし、そんなに差し迫っているとは…、実際に普通に生きていると、まだ、あまりその危機感を共有することはできません。

ここ10年でお金の流れはずいぶんと変わった。リーマンショック後、世界中でやたらと紙幣を印刷するようになり始めた。日銀は無制限に印刷すると言ったし、イギリス銀行は何が何でも必要なことはやると言った。(同著 39page)

ここ数年で起きた出来事すべて、もうすぐ甚大な経済問題が起こることを意味している。リーマンショックから約一〇年経ったいま、いつ何が起きてもおかしくない。(同著 40page)

次に起こる経済危機は、我々の人生で最悪のものになるだろう。その危機から脱出できる人は、そう多くはない。それほど深刻で破壊的な危機が、いま我々の目の前に迫っているのだ。(同著 40page)

うーん、なんという預言、まさしく真の預言者が我々に警鐘を鳴らしている。それでは一体どうすればいいのか、現金を資産防衛ダイヤモンドに変えよう!というこれまで自分自身が提唱してきたことは間違いない。

ただ、それだけで済むのか。世界恐慌となると、現金の価値が下がる、 不動産も暴落する、経済活動は停滞、企業の倒産が相次ぐ、株価も下がる、そのような悪のスパイラルに 、我々一個人はどのように生き延びればいいのか。

空恐ろしくなってしまった空の旅の中で、資産防衛ダイヤモンドのポジションを少しずつ増やす決意を固めながら、一個人の人間が大恐慌の中をいかに生き延びるかという課題については、今後、更に掘り下げてゆきたいと真剣になった倉崎元治でありました。

第44回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年05月06日配信分] お金に関する教育

令和の時代に入りました。新しい時代に入るというのは、なにはともあれ、めでたい!と思うのは日本人だけではなく、人類全ての習性ではないでしょうか?

令和の元日を香港で過ごした倉崎元治も、香港のテレビでも、新天皇即位のニュースが繰り返し流され、友人のイギリス人ご夫妻から、令和おめでとうと声をかけられると、なぜか高揚して、いつになく話が弾んでしまいました。

そして日本では、皆さん、10連休という長い連休を楽しんでいらっしゃると思いますが、昨日は、日本は、「こどもの日」というお休みです。 子供とダイヤモンド、日本ではあまりピンとこないと思います。

日本では、ダイヤモンドに最初に触れる機会は、男性も女性も成人になってから、婚約指輪という人も多いかと思います。欧米では、もっと若い時からダイヤモンドに接します。

アメリカ映画などでおなじみ高校卒業のプロムと呼ばれるダンスパーティーや、記念日のレストランでの食事など、欧米では、小さい時から様々なフォーマルなイベントを経験して、大人になる準備をします。

そんな時にその場に相応しい服装やジュエリーを身につけることを小さい時から学びます。そこでの親と子の会話の中にダイヤモンドが出てきます。これは本物のカクカクシカジカのネックレスだとか、イミテーションだとか。

かつて海外のバイヤーが、「欧米では、娘が10歳くらいになったら、ダイヤのネックレスを親が与えてフォーマルな場所に行く時、それを身につけて背筋を伸ばして座るという事を教えるんだ」と自慢げに言っていたのが記憶に焼き付いています。

きちんとした場所に出てマナーや作法を教える際に「このネックレスをつけている時はふさわしく振る舞いなさい」と教えるわけです。

欧米ではある程度の階級の人は、高校生くらいの娘さんに、人生初めてのダイヤモンドとして、1カラットのダイヤモンドジュエリーを与えるようです。それを基準として、欧米文化ではダイヤモンドの基準が1カラットからとなるとも言われています。

資産防衛ダイヤモンドに限らず、欧米では小さい時からお金に関することをきちんと教えることが一般的です。この点は日本人も見習って行くべきだと考えています。

令和という新たな時代の幕開けの祝賀気分に浸っている中で、北朝鮮が日本海にミサイルを打ち込み、イスラエルがガザに報復攻撃、コンゴではエボラ出血熱で千人以上の死者、インドでは大型サイクロン被害と、世界には不穏な気配が漂っています。

令和を記念して、資産防衛も兼ねて永遠に残るダイヤモンドを買っておく、将来、子供たちに受け継いで資産として、お勧めしたいと思います。

第43回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年04月29日配信分] 平成最後の資産防衛ダイヤモンドブログ

平成最後の資産防衛ダイヤモンドブログです。時代がどんどん移り変わって行きます。この30年、平成の時代はデフレの時代でした。令和こそ「経済成長を伴う安定的なインフレの時代に!」という希望の背後から、コントロールできないインフレの恐怖がヒタヒタと忍び寄ってきているような….

「令和」の時代も、 100年に1回か2回起こる世の中がひっくり返るような危機に備えて、引き続き心を引き締めて資産防衛の準備を提唱して、資産防衛ダイヤモンドを持つ意味を説いてゆきたいと思います。

この資産防衛ダイヤモンドは、自分が持ち運んでいつでも換金できる天然ダイヤモンドを念頭にお勧めしています。しかし、天然ダイヤモンドでも一瞬見た目が綺麗に見えるにもかかわらず、改変処理されたダイヤモンドは資産防衛には向きません。

ダイヤモンドは、内包物や傷が少なければ少ないほど、高い評価になります。そのため、その内包物や傷を隠すような処理をすることがあります。この処理をすると、見た目は、処理をする前より綺麗に見えますが、著しく評価が落ちてしまいます。

ダイヤモンドの傷を隠す主な方法として、レーザードリリングとフラクチャー充填の2種類の方法があります。これらの処理がなされたダイヤモンドは、資産防衛という観点でなく、装飾的に身に付けるための宝飾品として利用することになります。

ダイヤモンド業者間の取引や業者間オークションでは、これらの処理がされている場合、事前に必ずその旨が記載されて、相当安価で取引されますが、小売店ではあまり記載がなくそのままダイヤモンドとして販売されているようですので、注意が必要です。

さて、レーザードリリングは、通常、カーボンなどの、小さく色の濃い内包物を取り除くときに用いられます。レーザーでダイヤモンドの内部に小さな穴をあけ、内包物を焼くか、もしくは細い溝を掘って、その中に漂白剤のようなものを注入し、内包物を目立たなくさせます。

フラクチャー充填は、ダイヤモンド内のフェザーと呼ばれる白いフラクチャー(キズのようなもの)を隠すための処理で、ガラス状の物質をフラクチャー内に注入し、そのフラクチャーを目立たなくすることによって、見た目をよくします。

どちらの処理も肉眼では、確認しにくいため、鑑定書をよく確認することが大切です。世界で最も権威がある鑑定機関と言えるGIA(米国宝石学会、Gemological Institute of America)では、フラクチャー充填処理をしたダイヤモンドには、鑑定書を発行しません。ダイヤモンドとは認めないのです。

また、GIAは、レーザードリリングに関しては、鑑定書を発行しますが、その場合、レーザードリリング処理がされている旨、きっちりと鑑定書に記載されます。

価値のあるダイヤモンドを安心して購入するためには、やはりGIAは頼りになります。資産防衛ダイヤモンドを購入する際には、必ずGIAの鑑定書付を前提として、鑑定書の中身について、4Cや蛍光性だけでなく、特記事項等よくよく確認することをお勧めします。

第42回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年04月22日配信分] 現金のリスク

とうとう発表された新札切り替え。一瞬、デノミ狙いかと、ヒヤッとしました。今の所、ただのお札の印刷の柄を変えるだけの話にしているようですので安心しましたが、複雑な気持ちがよぎりました。

しかし、日に日に資産として現金を持ち続けるリスクが大きくなっているのをヒシヒシと感じるのは自分だけでしょうか?

ヨーロッパ通貨がユーロに統合された時、全ての既存通貨をユーロに替えるためには、銀行に預金したものでなければならないと言うルールで実施され、タンス預金は全て銀行に持っていかなくてはならなくなり、現金の多くが銀行に流れ込みヨーロッパでは、健全か不健全かわからないインフレが起こることとなりました。

日本では、約50兆円近いタンス預金はどうなるのか?旧札のままのタンス預金で問題ないかは、実際に新札が発行される予定の2024年が近づいてくるまで誰も予測することはできません。

この発表を受けて最初に反応したのはやはり第一生命経済研究所でした。第一生命経済研究所 経済調査部 熊野英生さんが、日本のタンス預金が43兆円に上ると試算して発表した時、ヤバいと真剣に思ったのは、2017年3月でした。

収縮する日本経済の中でのアベノミクスと世界の過剰流動性の流れの中で、日本円の現金のリスクは日に日に大きくなっている。このタンス預金が大きなリスクに晒されていると警鐘を鳴らしたのが2年前でした。

その時、倉崎元治、せめてタンス預金の10−20パーセントはダイヤモンドにすべきだと声をあげました。金もありだと思いますが、ダイヤモンドもタンス預金に替わる重要な動産になると、資産家の皆さんに提唱したのでした。

今回も、いち早く第一生命経済研究所が反応しました。同じ熊野さんが、2019年4月10日に「新札発行でタンス預金も踊るか〜僅か3%でも 1.5 兆円のシフト〜」と題して、タンス預金に警鐘を鳴らしています。

「タンス預金が 50 兆円にも積み上がっている中では、新札発行を機に別の資産に資産シフトする動きが予想される。2004 年 11 月の時はその前年から年間▲3%ほどタンス預金が減った。今度は、50 兆円×3%=1.5 兆円の規模で、金や外貨投資に資金が流れそうだ。」熊野さんは、まだ、ダイヤモンドを知らないらしい。

円安論者で参議院議員の藤巻健史氏も声をあげました。「流通させるのが数年先ならば気持ち悪い。ハイパーインフレや紙幣価値が暴落したとき、昭和21年には新券発行があった。新紙幣の発行が間に合わずに当初は旧紙幣にシールを張ったという。新券準備を秘密裏に行うのは難しい。これなら堂々と準備できる。」

なんだか意味深です….

何かきな臭い状況を感じる、そんな中、資産防衛の一環として、資産の一部をダイヤモンドや仮想通貨に替えて、不測の事態に備える、そんな時代が近づいているのかもしれません。

第41回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年04月15日配信分] サザビーズ香港続報

15億円で落札されたサザビーズ香港の88.22カラットのダイヤモンドの続報です。落札者はなんと日本人だったとのこと。この縁起のいい数字を伴ったダイヤモンドが中国人ではなく、日本人が落札して存在感を示したというのは、なかなか誇らしい気持ちになります。

この結果で、4月の誕生石であるダイヤモンドが、誕生月の石としても一気に存在感を示すことになったわけですが、日本サザビーズ社長の石坂氏によると、この88.22カラットいう楕円形のダイヤモンドが創造されるために、400カラットの原石を切り出したとのこと。

さて、本日は、5カラット、Dカラー、VS2のラウンドブリリアントのリングの加工が終了し、私の元に戻ってきました。ちょっとスタイリッシュなデザインでメインの中石の脇に段々畑のように長方形の脇石が並んでいます。

中石のグレードに合わせ高グレードのダイヤが置かれていますが、その輝きは驚くほど。合計で6.7カラット。眩いばかりの輝きを放っていました。

88.22カラットほどではないものの、指輪にするなら十分な大きさ。大きすぎると言っても過言ではありませんが、5カラットという大きさは、派手さを主張しすぎず、非常に上品な装いに見えます。

ところで、炭素原子がびっしり配列されて結晶化しているダイヤモンド。この結晶に、窒素原子や他の原子が、炭素原子と置き換わることで、ダイヤモンドに色がつくようです。

炭素原子100万個に対して、窒素が10〜5500個含まれる時に黄色っぽくなるとか。DカラーからZカラーに行くに従って、ダイヤモンドは透明から黄色くなって行きます。

一方ピンクダイヤモンドは、結晶格子中に窒素原子を取り込み、さらに隣の炭素原子が欠けることでピンクになるそうです。

ピンクダイヤモンドは、オーストラリア北部の鉱山など、一部の地域でしか取れないため、カラットやカット、クラリティが同程度でも、ピンクダイヤモンドというだけで、普通のダイヤモンドの数百倍の価値になるともいわれています。

ピンクダイヤモンドやブルーダイヤモンドなどのカラーダイヤモンドは、希少な存在として、非常に高額で取引されていますが、ラパポート等の市場の目安となるものはありません。

そのためカラーダイヤモンドは、資産性は高く、高額ではあるものの、換金価値が安定することはなく、88.22カラットのダイヤモンド同様、換金価値は、オークションでの出たとこ勝負となるわけです。

第40回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年04月08日配信分] サザビーズ香港

3月最終週の香港は、アートバーゼル香港で、アジアを中心に世界中から富裕層のアートコレクターが集まり、夜な夜なパーティが繰り広げられます。富裕層が香港という狭い空間に集結するこの絶好の機会に、いろいろなイベントが企画されます。

今年は、アートバーゼル香港の週末には、オークションの名門サザビーズの春のセールがスタート。香港のワンチャイにあるコンベンションセンターの1階と3階がアートバーゼル、そこから更に上がると5階にサザビーズが堂々と陣取っていました。

アートバーゼルと時期を重ねた効果か、今年のサザビーズ香港の来場者数はいつもの3倍はあるようにも思えます。サザビーズの下見会場では、高価なアート、ワイン、宝飾品等がひしめく中で、今回の目玉は、ダイヤモンドでした。

ただでさえ、すごいレベルの宝飾品が並ぶサザビーズのショーケースを眺め見ながら足を進めると、サザビーズ香港の広い宝石ブースの奥の角に、厳かに且つ華やかに88.22カラット、D カラー、IFのオーバル(楕円形)のダイヤモンドが鎮座していました。

下見会場では、この88カラットと言う中国では縁起のいい数字のダイヤモンドを拝みに、時に長い列ができていました。

34.83mm × 25.51mmという大きさもさることながら、このダイヤモンドは、全く不純物を含まないタイプⅡaに分類されます。この大きさ、このグレードでタイプⅡaは今まで3例ほどしかオークション実績がない非常に希少な部類に入ります。

実際に見ると、上からの特別な照明で光を反射し、時に虹色に光が飛び出してきて目がくらみます。このダイヤモンドは、タイプⅡaだけあって、Dカラーの中でも、まるで表面が濡れているような、えも言われぬ透明感を出していました。

原石は、ボツワナのJwaneng鉱山(デビアス所有)から出たもので、小さな卵くらいの大きさがあり、それをカットしてこのダイヤモンドが生まれました。(もちろん鑑定書はGIAです。)

このダイヤモンドのエスティメートは、88百万香港ドルから1億香港ドル。(日本円で12−14億円)88をかけてくるところは、さすがサザビーズ。8の連発で中国を強く意識しているのがわかります。

実際に、サザビーズのこのロットの説明のページには、長文でこのダイヤモンドの説明が付されていますが、88.22カラットの8は、「八」と言う発音が「発(發)」と同じで富を生み出すことを意味して、2は、「二」が「喜」と同じ発音でこれが二つで「囍」、あのサザビーズも縁起を担ぎまくっています。

さて、オークション結果ですが、107,993,000香港ドル(日本円で15億3,400万円)で落札されました。ダイヤモンドが15億円!すごい数字ですが、第一印象としては、案外安く落札されたなと言うのが本音です。

ここ数年、世界の絵画では、100億円超えが連発している中で、ダイヤモンドは、まだ10億円台かと言うのが素直な感想で、もっといってもよかったのではないか?と割安感を感じてサザビーズをあとにすることとなりました。

このクラスのダイヤモンドになると、その時々の状況により、値段の幅はとてつもなく大きいと言うのが現実です。換金は間違いなく可能ですが、いくらで換金できるかは予測不能です。

大きなダイヤモンドは目の保養になり、人生にパワーを与えてくれますが、資産防衛という観点からするとやはり、換金性の高い1−3カラットのダイヤモンドをコツコツ収集していくのが間違いないと改めて実感することとなりました。

第39回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年04月01日配信分] 誕生石

今日から4月です。新しい元号も発表されますが、4月の誕生石はダイヤモンド。 誕生石は、1912年にアメリカの宝石商組合で定められたものを基にして、1952年に改正されたものが基準になっていると言われています。

日本では、誕生石は、1958年に全国宝石卸商協同組合が制定したと言われています。日本ではサンゴやヒスイが追加されているように、各国で少しずつ異なります。

以下、一般的に知られている、各月の代表的な誕生石と石言葉をご紹介します。

1月  ガーネット(真実)
2月  アメシスト(誠実)
3月  アクアマリン(沈着)・サンゴ(長寿)
4月  ダイヤモンド(清純無垢)
5月  エメラルド(幸運)・ヒスイ(安定)
6月  真珠(健康)
7月  ルビー(熱情)
8月  ペリドット(和合)
9月  サファイア(誠実)
10月 オパール・トルマリン(安楽)
11月 トパーズ(友情)
12月 トルコ石(繁栄)

誕生石間の金額としても価値の差は、目を見張るものがあります。2月のアメシストは比較的安価に手に入れられますが、4月のダイヤモンドとか、7月のルビー、9月のサファイヤは、相当高価になります。

しかし、誕生石は金額的価値ではなく、パワーストーンとしての価値の方が意味がありますから、資産防衛として誕生石を持つ意味はありません。

ダイヤモンドは資産防衛になりますが、資産防衛だけでなく、ダイヤモンド自体が持つパワーは本当に強いと思います。

地球の中で何万年も眠って地球の内なるパワーが凝縮されているわけで、人間である自分たちが感じることのできないパワーがあると言われると、ある意味納得してしまいます。何と言っても地球上で一番硬い石ですから。

誕生石は、自分の誕生石を持つというのが一般的な考え方かもしれませんが、そこにこだわる必要も全然ありません。今月が4月であればダイヤモンドを身につけるというのも一興です。

月々、誕生石を身につけていくのは石の移り変わりを楽しむことができるのと、その月には誕生石のパワーを受けながら過ごすというのもなかなかロマンチックであります。

たとえば9月は、サファイアを使った物をつけてみるとか。また、今月は重要なビジネスがあるから、石のパワーに助けてもらうようにエメラルドを身につけるとか。

資産防衛だけではないパワーストーンも、人生を豊かな気分にしてくれる楽しみ方だと思います。

第38回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年03月25日配信分] 仮想通貨とダイヤモンド

このところ、ダイヤモンドの指輪をしたまま色々なところに旅をします。別にカッコつけているわけではなく、資産防衛の一環として自分でもダイヤモンドを身につけておくのを習慣にしているわけです。

興味深いことなのですが、国際空港での手荷物検査で、プラチナに1カラットの指輪をしていても、金属探知機だと思っていた探知機をくぐっても、何も反応しないのです。小さいからかもしれませんが、一回も反応したことがないのです。

時に仕事で、税関申告をした上で、ルースというダイヤモンドの石だけをケースに入れて持っていくこともありますが、これも手荷物検査で再検査を指摘されたことは一度もありません。
ダイヤモンドは、炭素の結晶ですので、基本的に金属探知機には反応しないようです。

先日、ミャンマーのヤンゴン国際空港で、前のインド人がカバンの中から金の細工でジャラジャラするような首飾りが見つかり、結構な時間、「どこで手に入れたのか」とか「何目的か?」とか問い詰められていましたから、金というのは目立ちやすいようです。

男が宝石の指輪をするというのも、以前は少しばかり抵抗があったのですが、慣れてしまうと案外気楽なものです。デザインは男っぽく、重厚な感じにすると見かけも悪くありません。

ミャンマーに行くと、ミャンマー人のそこそこ地位のある男の人のほとんどが、ルビーを含め宝石をちりばめた指輪をしているのを見ますが、ファッションとして身につけているという意味もあるのでしょうが、資産として自分の指につけているのだと思います。

すぐに換金できる資産で、片手に1億円以上もの価値を握りしめて行けるものはダイヤモンドだけだなと、いつもしみじみ思いながら、何かあったら、ダイヤを握りしめて2年くらいは食いつなぎながら、次なるチャンスを伺おう、なんて妄想している自分はバカかなと思ったりしています。

ところが、このところで、もう1つ、片手に入る、換金できる1億円以上の資産となるものを見つけて、何かワクワクしてしまった経験をしましたので、皆さんにもシェアしたいと思います。

それは、仮想通貨のクールウォレットというやつで、クレジットカードと同じ大きさと薄さで、そのウォレットと言われる財布の中には、入れようと思えば1億円分でも10億円分でも仮想通貨というものが入ってしまうものです。

財布ですので、持ち運びはどこでもできますが、普通の財布と違うのは、財布には入るお札の数に限界がありますが、仮想通貨には限界がなく、いくらでも入るということです。

外とは完全に隔絶されていますから、このウォレットを盗られない限り、中のお金が取られる心配はありません。盗られたとしても、暗号化された通貨ですので、秘密キーを知らない限り取り出すことは簡単ではありません。

お金の取り出しは秘密キーというものを使っていたって簡単に取り出すことができます。この仮想通貨のウォレットは、換金も今や世界中で可能になりつつありますが、問題点は、電気がないところ、インターネットが通じないところでは、その価値ある通貨を取り出すことができないという欠点もあります。

ダイヤモンドは、現物そのものですので、電気がなくても、インターネットがなくても、どこでも換金は可能であるということを考えれば、仮想通貨よりも有利だなと思いますが、現代にダイヤモンドと並ぶ便利な資産が出てきたことに、21世紀の時代の大きな変化に目を見張ることとなりました。資産防衛にダイヤモンドは絶対に必要だという確信はありますが、仮想通貨のクールウォレットみたいなもので防衛すべき資産を分散するのも1つのあり方かもしれません。

第37回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年03月18日配信分] ルイ14世とダイヤモンド

先日、いつも資産防衛ばかりを唱えている倉崎元治ではありますが、たまには目の保養も必要と、ヴァンクリーフ・アーペルのイベントに参加してきました。20世紀初頭の素晴らしいアールヌーボーの宝飾品が飾られ、アカデミックな雰囲気で、素晴らしい企画でありました。

そのヴァンクリーフ・アーペルが作った厳かな装丁の本を紐解いてみると、ジャン=パティスト・ダヴェルニエ(1605−1689)という人の記載があるのに目が止まりました。

ジャン=パティスト・ダヴェルニエ、17世紀に生きた冒険家であり、商人。ヴァンクリーフ・アーペルが繰り出す、これまで全く聞いたことのない人になぜか興味を惹かれてしまいました。

彼は、17世紀に旅を通じてダイヤモンドを当時のフランスに数多く持ち込んだそうです。そのうち20個のダイヤモンドは特に素晴らしいもので、ヨーロッパのダイヤと宝飾品の歴史は、ここから進化して行ったのかもしれません。

ダヴェルニエは、旅を続ける中で、毎回、中国産高級シルクの梱包の中に巧みに数百個のダイヤモンドを隠してこっそり持ち帰ったと言われています。

この話を聞くと、俄然、倉崎元治の資産防衛ダイヤモンドのコンセプトにマッチしてきます。持ち運びの利便性は、間違いなく金よりはるかに優秀なことは一目瞭然です。

価値あるダイヤモンドは、今も昔も同じ。持ち運びが便利な上に、有事の際に強いのがよくわかります。

さて、当時のフランスのルイ14世は、ダイヤモンドに狂っていたとも言われているそうで、外交上の贈り物でも、相手の地位に応じて、贈り物の装飾品にダイヤモンドをちりばめたと言われています。

価値ある人にはダイヤモンドで壮麗に飾られたものを贈呈したわけですから、当時から、ダイヤは価値のあるものとして、各国のセレブたちの貴重な資産になっていたことがよくわかります。

もちろん当時は、カットの技術がまだ進化していない状況で、もともとある資産性に、さらにその価値を高めることに成功したデビアスの功績により、ダイヤモンドは、20世紀の最も価値ある究極の資産となったのでした。

元々、ダイヤモンドを最初に宝飾品として珍重したのは、4大文明の1つであるインドから始まったと言われていますが、当時のヨーロッパには、ペアシェイプなどのカットがなされた天然ダイヤモンドは、インドから持ち込まれたそうです。

人類の文明が始まった時から、人類と天然ダイヤモンドの歴史は始まったわけですが、これからも人類が存在する限り、ダイヤモンドと人類の関係は切れることはないでしょう。

第36回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年03月11日配信分] ダイヤモンドは永遠の輝き

「ダイヤモンドは永遠の輝き」デビアスが作った世界的に有名なこのキャッチコピー、そして日本では「婚約指輪は給料の3倍」がダイヤモンドのコピーとしては有名です。

この2つのフレーズは、言葉のマジックとも言えるもので、20世紀の人類のダイヤモンドに対するイメージを決定的にしました。おかげで、 ダイヤモンド販売店や業者は、ダイヤモンドに大きな利幅を乗せて売ることが出来るようになったのです。

結果として、ダイヤモンドは、販売する側からは、「価値ある資産」と堂々と話をされながら、実態としては換金すると買った値段の3分の1や5分の1にしかならなくても、誰も文句をいう人はいなくなったのでした。

倉崎元治は、絶対にそれはおかしいと感じています。資産であるなら、買ってすぐに換金しても、最低でも買った金額の7〜8割は残るようでないと資産とは言えないのではないか?

しかし、「ダイヤモンドは永遠の輝き」というコピーは、供給サイドとして「ダイヤモンドは売ったり買ったりするものではなく永遠に持ち続けるものだ。」という考え方を見事に世界に浸透させることになりました。

20世紀は、ダイヤモンドを買った人がそれを売ることがなければ、永遠に供給サイドだけで市場をコントロールできることとなり、有名なデビアス社はこの世の春を謳歌したのでした。

しかし、21世紀に入り、現在は、ダイヤモンドを売ったり買ったりすることが容易にできるようになりました。だからといってダイヤモンドの価格は急に下がったり、上がったりすることはなく、継続的に高い価値を保ち続ける唯一無二のものとして存在を続けています。

この世に永遠のものはないですが、ダイヤモンドは何億年も昔から悠久の時を経て今皆様の手元にあり、これからも宇宙の歴史として存在し続けて行くであろうと考えると、今後おそらく100年200年の単位で、その地位は揺るがないものと考えています。

そういった意味では「ダイヤモンドは永遠の輝き」と言うコピーは、作られた当時の思惑とは別の意味で、今でも生き続けている良くできた表現と言えます。

もう1つ、「婚約指輪は月給の3倍」と言うフレーズですが、これは今までヨーロッパやアメリカで展開してきたダイヤモンド商が仕掛けたコピーで、当初(ヨーロッパやアメリカ)では月給の2倍だったそうですが、なぜか日本に来ると3倍になってしまいました。

日本が3という字が好きだとか、極東の国までの流通コストを鑑み、単に業者が1ヶ月分の金額を上乗せしたのかはわかりませんが、このキャンペーンは大成功し、いまだにお客様の婚約指輪の購入基準になっている部分もあります。

しかし、ダイヤモンドの価格は、今や、様々なところで比較ができるようになっており、少し勉強すると、毎週一回、ニューヨークの業者間の取引価格として更新されるラパポート価格が基準となって取引されていることがわかると思います。

だからこそ、婚約指輪を買う場合には、ブランド品にせよ、特注品にせよ、誰かのいいなりに買うのではなく、しっかりと値段と品質を吟味して購入する方が、婚約者にも絶対に喜ばれるはずだと確信しています。

資産防衛ダイヤモンドの伝道者である倉崎元治が、婚約ダイヤモンドを購入する際に助言を求められる際には、換金できる価値を見定めて、質の高い資産防衛ダイヤモンドを本当の資産として手に入れて、それを指輪に仕立てあげることとをお勧めしています。

第35回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年03月04日配信分] 資産防衛とセレブジュエリー、ムサイエフ・レッド

皆さんは、1カラットあたりで一番高額な宝石はなんだかご存知でしょうか?カラットというと、ダイヤモンドの大きさと思われがちです、実際は重さで、1カラットは0.2グラムであることは、皆さんも、よくご存知のことだと思います。

資産防衛という視点から考えて、ダイヤモンドを保有する場合、流動性と希少性という、相反するとも思われる2つの要素を考える必要があります。庶民である倉崎元治は、換金性ということを重視したいので、流動性を重んじています。

しかし、超富裕層になると流動性と同時に希少性というのも、資産のカテゴリーに入ってきます。1カラットあたりで一番高額な宝石は間違いなく資産となります。

一番高額な物というような「一番」ものは、売りたいと思えば、世界の大富豪たちがこぞって買いたいと思うようなものですから、希少でありながらも換金は難しくないはずです。

さて、その「一番」とは、ビルマ産の非加熱ルビー、カシミール産の非加熱サファイア、ダイヤモンドのDカラーのフローレス 、もしくはブルーダイヤモンド?
実は、一番高額なのは、レッドダイヤモンドと言われています。

レッドダイヤモンドは、とにかく希少なダイヤモンドで、世界でもわずか数十個しか採取されていないと言われています。

レッドダイヤモンドの中では、特に有名なのは、ムサイエフ・レッドです。
大きさは5.11カラットとそれほど大きくはないですが、GIAが認めたレッドダイヤモンドのなかで最も大きいファンシーレッド・ダイヤモンドといわれています。

ムサイエフ・レッドは、1990年代半ばにブラジルにある鉱山で農夫により発見されました。発見された原石の大きさは13.9カラット、その原石を購入したのがニューヨークにあるウィリアムス・ゴールドバーグ・ダイヤモンド社でした。

その後、原石は三角形のトリリアントカットを施され、現在の大きさである5.11カラットとなり、盾に似たその形から“Red Shield(赤い盾)”と呼ばれることとなりました。

2011年には、イギリスのムサイエフ社が所有者になったため、ムサイエフ・レッドと呼ばれるようになったのでした。当時のムサイエフ・レッドの落札価格は800万ドル(約9億8,000万円)。

このように固有の名前がついてしまうような宝石や宝飾品は、完全に資産としての価値を確立することになります。誰もが知っていて、事あるごとに話題になる。宝石のセレブのようなものです。

そして、今や、ムサイエフ・レッドは、世界で最も高額な宝石と称されるようになっています。2011年頃で、1カラットの価格が、軽く100万ドル(約1億2,000万円)を超えていた話ですから、今いくらの価値になっているのか計り知れません。

そのようなセレブジュエリーが、有事の際の資産として果たして生きるか否か、戦争の混乱時や国家破綻時に実際にどのようなことになるのか、つらつら想像しては見るものの、なかなか結論が出ないまま寝落ちしてしまった倉崎元治でありました。

第34回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年02月25日配信分] 「金」と「プラチナ」と「ブリリアントカット」

ダイヤモンドの輝く美しさ。それだけであれば、今、話題の人工合成ダイヤモンドでも同じように輝く美しさを放ちます。今や、人工合成ダイヤモンドは、見かけでは区別がつかないほど精巧にできています。

映画ブレードランナーでも、人間の代わりに労働を担う存在として造られたレプリカントという人造人間は、短命ですが、体力も知性も人間より高い能力を持つ存在ですが、本物の人間とは差別される矛盾と葛藤を描いています。

天然と人工、見かけに差がないように見えて、この間には永遠の大きな差があります。何万年も地球の中で眠っていたダイヤモンドは我々人類の歴史を超えるロマン以上に何かがあると感じてしまうのは間違いでしょうか?

いずれにしても、今の所、人工ダイヤモンドが換金できるという話は聞いたことがありませんし、あくまで、天然ダイヤと同じ輝きを放つ宝飾品としての需要になりますから、資産として人工ダイヤモンドを持つ必要はないと思います。

倉崎元治、基本的にダイヤモンドは、資産防衛の目的で、天然ダイヤモンドをルースの状態(石のまま)で鑑定書をつけて保管しているのですが、今回は、何を思いついたか、久しぶりに指輪を作ってみることにしました。

指輪にするのだから、何も天然ダイヤモンドを使わなくても、同じ輝きなら、なんでもいいじゃないかと、ふと安い人工合成ダイヤモンドにしたらどうかと、一瞬だけ思いを巡らせましたが、やはり天然ダイヤモンドで作ることにしました。

「いいダイヤですね!」と聞かれた時、大威張りで「これは天然ダイヤではなくて、人工なんですよ〜」と応えて話題作りをするのも一興なのですが、 天然の価値の10分の1の安いものをしているのだなと、自ら宣言するのも面倒臭い。

人口だとか天然だとか、何か言い訳がましく喋らなければいけなくなるのも面倒臭いので、やはり指輪をするのも人工ではなく、バチっと天然ダイヤモンドで決めることにしました。

指輪となると、台にする素材をどうするかを決めなければなりません。ダイヤの下の指輪を、プラチナにするかゴールドにするか、基本的には、この2つの選択肢となります。

普通言われていることは、ダイヤモンドが白く透明で光り輝きますので、金の黄色い色に影響されて黄色く見えてしまうという理由から、プラチナを使うことを勧められることが多いと思います。

実際プラチナはダイヤの美しさを際立たせる素材であり、私も基本的にプラチナをお勧めしています。

ところが、実際は、ダイヤモンドのブリリアントカットは、上から入る光を反射させる構造で、下から光を取り込まないので、金を台にしても、金の黄色が浮き上がってみえることはないのです。

まさにブリリアンカットなのです。長方形のエメラルドカットでは、下の色まで浮き上がってくるので金は使いにくい。美しく光を反射させるこのカットは、資産性としても高い評価を受けることに改めて納得してしまいます。

実は人間の肌はプラチナのシルバーよりゴールドの方が指馴染みが良いとも言われています。ブリリアントカットなら、金を使っても大丈夫ですので、今回は、金を土台にしたデザインを検討することにしました。

ただ、台と指輪の部分は、金でもいいのですが、ダイヤモンドを留める爪の部分は、金よりプラチナの方がいいと思います。爪を金にすると金の色が表面から光の反射で、ダイヤモンドの輝きが変わってしまうような気がします。

やはり、身に付けるものも、何かあった時には換金可能な天然ダイヤモンドの指輪となりますが、指輪のデザインとなるとまた別物で、装飾美に思いを巡らせながら、妥協なく真剣に指輪作りを楽しむ倉崎元治でありました。

第33回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年02月11日配信分] 資産防衛は自己責任

よく新聞報道等で日本の借金はとてつもなく莫大でいつか日本の財政は破綻するとかいうニュースを見聞きします。基本的に資産防衛ダイヤモンドの伝道師たる倉崎元治は、国が破綻するとかいうのはあまり興味ありません。

自分だけが良ければいいのか!と怒られそうですが、やはり、まずは自分の身は自分で守る、自分の資産は自分の判断で、自分で備えることを基本としています。

そう思っていても、世の中はそんな簡単じゃありません。地震や台風などの天災と同じで、自分がどう備えていても、自分を取り巻く環境が激変すると、おもいっきり巻き込まれて大きなダメージを受けることとなります。

備えあれば憂いなしと言いますが、備えあってもまさかが起こる。これが、現代を生き抜く私たち人間の非情な掟です。じゃあ、どうすればいいんだ!と叫びたくなります。

攻撃は最大の防御なりという言葉もあります。しかし、守るところは守る。自分ができる限りの資産防衛策を講じるしかありません。日本に生きる日本人にとって、真の資産防衛とは何か?

手前味噌ではありますが、倉崎元治は、いつもこの時に、今そこ日本人にはダイヤモンドが必要だと、心から信じているのです。

日本の財務省の発表によると、国と地方自治体が発行している長期債務残高は、平成29年度末で1093兆円になるそうです。

そして、財政制度審議委員会の建議によると、「我が国の財政は、毎年度の歳出のうち3分の1以上を借金に依存している。… この結果、平成27年度末の借金の残高は対GDP比で248%となっており、将来世代に対し、国際的にも歴史的にも例がないほど膨大なつけを残してしまっている。」

全くよくわからなくなるというか、何かしっくりこないのは、麻生副総理は、この膨大な日本の1000兆円にも登る借金は、家庭内での貸し借りと同じだから全然心配ないとして、日本の破綻はあり得ないと断言されておられることです。

平成10年には550兆円だった借金が、20年で倍近くの1000兆円になったというのが、この間に増加した500兆円を返さなければいけなくなる時期に国家予算はどうなるのだろうか?

今、国家予算の約100兆円のうち、国債費という国債を返済するために使う費用は25兆円です。今、日本の国の予算の4分の1が国債の返済に回っているわけですが、これからどれだけの比率になって行くのでしょうか?

1年間の国の税収が65兆円くらいですから、いつの日か、日本の税収のほとんどを国債を返すだけに使われる時が来るのかもしれません。それでも、その時の国は、国債と税収は家庭内の貸し借りだから問題ないと言っておられるのかな?と。

日本がどうなっても個人としてはあまり関係ないようにも思えますが、少なくとも何かあったら、天災と同じで、自分のコントロールできないところで自分が振り回される可能性があります。

やはり、資産防衛は自己責任、日本が天文学的数字の経済運営でどうなるかよくわからない状況の中で、ダイヤモンドの備えは絶対必要だと、改めてそう確信してしまう倉崎元治でした。

第32回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年02月04日配信分] ダイヤモンド取引今昔

なぜダイヤモンドが資産となるのか、そして換金可能なのか?世の中のものはそんなに簡単に換金できるものではありません。人類の資産を防衛することとなるダイヤモンドや金にはそれなりの歴史があります。

その歴史というのは、地球の中で育まれた歴史と、人類がそれを築き上げてきた歴史に裏付けられています。地球から生まれたものを人間の手で資産として価値のあるものに変える。

以前、原石として掘り出されたダイヤモンドがアントワープやテルアビブの研磨場で磨かれ初めて価格がつくというお話をしました。

今回は、研磨されたダイヤモンドが実際に売買される時に、実際にどうするのかをご紹介したいと思います。

ダイヤモンドの取引の1つには、有名なデビアスのサイトホルダー方式があります、これはデビアス社が決めた世界でも限られた業者に対して、年に一度デビアス側ダイヤモンドを振り分けるという方式です。

どんな石が入っているかわからない袋(箱)をデビアスの言い値で買わなければいけないというシステム、考えてみれば恐ろしく高圧的で傲慢な制度に見えます。デビアスによって支配されている世界だったからこそ可能であったシステムでした。

もう1つはダイヤモンド取引所で行われる相対取引です。倉崎元治もアントワープやテルアビブの取引所をみたことがありますが、世界中からバイヤーが集まり向かい合う机や個室を使い「ディール」を行います。

取引所では、真剣勝負と騙し合い、何日にも及ぶことがあります、そこで売買が成立すると「マザール」と呼ばれる握手が交わされます。その握手が絶対のものとなりサインや契約書の類はありません。

マザールが破られた時、破った側は出入り禁止となります。実際、倉崎元治がダイヤモンド取引所に行った時も、壁いっぱいに出入り禁止のバイヤーの顔写真やパスポートが貼られていました。

サイトホルダー方式にしてもマザール式にしてもダイヤモンドの取引は、完全に信用、信頼に基づいて取引が成立するシステムで、これこそ、何千年も流浪の民であったユダヤ人が作ったシステムであるということを実感します。

ただ最近はインターネットでの取引やダイヤモンドマーケットも4大市場だけでなくいろいろなところでダイヤモンドの取引が行われるようになっています。

ネットではブルーナイルやラパネット、香港やシンガポールなどにもオープンな市場ができています。

今や世界の市場に、単身乗り込みダイヤモンドの取引をしている日本人は、10人もいないと言われていますが、倉崎元治自身は、あくまで資産防衛のためのダイヤモンドをいかに日本人に浸透させていくかという課題に取り組んでいる人間です。

インターネットの普及により、価格の透明性と情報量が増し、世界の人口も増えている中で、日に日にダイヤモンド市場は拡大しています。激動の21世紀、今こそ、ダイヤモンドを資産防衛のために真剣に保有する時であると心から思います。

地面から掘り出され、研磨され、バイヤーの手に渡ったダイヤモンドですが、次に鑑定機関にまわり皆さまの手元に届くまでのプロセスについてのお話は次の機会に持ち越したいと思います。

紙幣というのは確かにその国の歴史を担って流通しているわけですが、明らかにダイヤモンドの歴史と比べると大きな開きがあることは一目瞭然、皆さんのタンス預金の紙幣は、明らかにインフレのリスクに晒されています。

皆さん、タンス預金の現金があるなら、その一部を、本気で資産防衛ダイヤモンドに替えるべきと、改めて主張してしまう倉崎元治であります。

第31回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年01月28日配信分] 国際宝飾展

先週の木曜日に東京のお台場で開催されていた国際宝飾展に行ってきました。 隣の会場で資産運用EXPOが開催されているのを見て、思わずそちらに足が向きそうになって、「おや?」っと、足を止めました。

資産運用EXPOの副題に「不動産、株式、投信、保険、金(きん)、プラチナ…など」と書いてある。こめかみをピクピク、まだまだ、資産防衛のためのダイヤモンドの記載がないことに、眉をひそめる倉崎元治。

さて、国際宝飾展はといえば、端的に説明しますと、宝石を扱っている業者たちが結集して、ブースを出展して販売したり、仕入れをするために参加する大きな催事(フェア)です。

このようなフェアは様々ありますが、国際宝飾展(IJT)は、今年で30回を迎える宝石業界では国内最大で、ダイヤモンドで資産防衛を唱える倉崎元治、コレクターの端くれとして、いつもこのフェアに紛れ込むことにしています。

出店者も、香港の大きさとは比べ物にはなりませんが、国際的で日本全国からはもとより、イタリア、ドイツ、フランス、アメリカ、中国、韓国、香港、台湾など、世界各国から出展されています。

今年は、お台場の東京ビックサイトで、1月23日〜26日まで、4日間に渡って大々的に開催されました。

24日(木)には、日本ジュエリーベストドレッサー賞の表彰式があり、多くのメディアに取り上げられていました。テレビでご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この賞は、「各世代で最も輝いている人、宝石の似合う人を表彰する賞」として毎年行われています。しかし、受賞者の名前を聞いて年配の受賞者しか知らない自分に愕然。

今年は、10代は浜辺美波、20代は吉岡里帆、30代は橋本マナミ、40代は常盤貴子、50代は紫吹淳、60代は森昌子、男性では舘ひろし、特別賞はコシノジュンコと加山雄三。

さて、本題のフェアですが、まず圧倒されるのが、その出展数の多さ、約1,100社が参加しているそうです。ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドなどなど…。

希少価値と言われている宝石が、こんなにもたくさんあるのか!とびっくりします。商品はピンからキリまであり、なかなかこれだけの商品を観られる機会はないので、このフェアを1日回ると、宝飾品と宝石を十分楽しむことができます。

普段は、ダイヤモンドばかりを毎日見ていますが、ルビーやサファイアの色石と呼ばれる宝石の、ランクの高い宝石を久しぶりに見ると、その魅力に目がぐるぐるとなってしまいます。

しかし、加熱処理なしミャンマー産ルビーに、NON HEAT(非加熱)と鑑定書に記載があって高額な値段が付いていても、本当にNON HEATなのか?と考えると、なかなか手が出ない。

ルビーなどの色石の問題点は、その石を客観的に評価するための完全に信頼できる基準が確立しにくいことにあります。価値があることは間違いない、しかし、ダイヤモンドに比べると、そのランクを見極めるのが難しすぎる。

宝石を楽しむだけでなく、将来の換金ということを考えると、宝石の中で、安心して資産として持つことができるのは、ダイヤモンドしかない!と、再確信することができた国際宝飾展でした。

第30回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年01月21日配信分] ロシアの大富豪とダイヤモンド

資産防衛ダイヤモンドの世界に身をおいていると、様々な人たちと遭遇する機会を得ることになります。先日は、東京で、謎のロシアの大富豪と会合をするという不思議な体験をしたので皆さんとシェアしたいと思います。

なぜ、「謎」の大富豪かというと、いったいこの人が、実際に何をしているのか、話の最後までわからないまま、笑顔でお別れをすることとなったからです。ただ、個人資産で兆の位の資産をお持ちだとか。

昔、友人の超富裕層のユダヤ人に「どんな仕事しているの?」と聞くと、「僕は、仕事をするには金持ちすぎる」とサラッと言ってのけるので、普通ならカチンとくるどころか、「さすが!」という気持ちになったのを思い出しました。

このロシアの大富豪は「仕事をするにはお金持ちすぎる」というだけでは無さそうで、シベリアの大きな水力発電所から作るとてつもない電力と巨大スペースで、スーパーコンピュータやらデータマイニングやらもやっているらしい。

「君は何をやっているんだ」と聞かれて、あまりのスケール感の違いに、ムニャムニャ「ダイヤモンドなんぞを扱っております」と答えると、「そいつはいい!やはりダイヤモンドだな」と予想外の答え。

「いやー、考えてみろ、金や株なんて値動きが激しいし、仮想通貨に至っては暴力的な動きだが、ダイヤだけは、リーマンショックだろうが、何があろうが、世界で一番安定的に価値が推移している商品だ」

あれ?誰かがいつも念仏のように唱えていることと同じことを言っているぞ!と、倉崎元治、いきなり、俄然、元気になって、話を弾ませることとなったのでした。

「いいか、今や世界で一番大きなダイヤモンドの生産者は、ロシアのアルローサだ、アルローサを知っているか」「名前だけは知っていますが、世界一はデビアスじゃないんですか」と素人臭い返答をするとガツンときた。

「デビアスは、もうそんな力はないぞ、アルローサは世界の市場の55%を握っているのは間違いない」とスマホを取り出して、検索し始めるとアルローサが今や世界の60%のシェアを握っているという情報をゲットして得意満面。

ロシア人特有のR(アール)の巻き舌の発音にもかかわらず、聞き取りやすい英語でコミュニケーションができる、今やロシア人も国際社会の第一線で活躍している。それどころか経済でも世界の覇権を握る勢い。

こんなロシア人達が、今、画策しているのは、アルローサをバックにダイヤモンドを担保にした仮想通貨の流通を目論んでいるという。

資産防衛ダイヤモンドを提唱する自分にとって、ダイヤモンドの価値と流通が拡がりを見せることは、決して悪い話ではないのですが、仮想通貨となると自分の範疇を大きく超えてしまいました。

ただ、現代の大富豪にとっても、ダイヤモンドが、実際に防衛的な資産であることを知ることができて少しばかり嬉しい!仮想通貨にまで踏み込んでいく大富豪の慧眼には舌を巻いて帰途についた倉崎元治でありました。

第29回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年01月14日配信分] ダイヤモンドの「きらめき」

ダイヤモンドをじっと見つめていると、その「きらめき」に魅せられます。ダイヤモンドというのは、宇宙と人類の究極のコラボレーションにより生み出された究極の産物だと、いつも深い感銘に浸ってしまう倉崎元治です。

それでは、このダイヤモンドの「きらめき」とは一体何なのか?

宇宙の歴史の中で生成された炭素の結晶が、人間によりカットを施されることにより光を放つダイヤモンド。その輝きの美しさに誰もが魅せられるからこそ、ダイヤモンドは誰もが認める資産となる。これがダイヤモンドの価値の本質なのだと思います。

このダイヤモンドの「きらめき」は、17世紀末のベニスで、現在のブリリアントカットの原型が考案されてから一気に進化することとなったようです。

そして、1919年にマルセル・トルコフスキーにより、ダイヤモンドの光学的特性に基づいたブリリアントカットのプロポーションが提示され、ダイヤモンドは、人類に不動の「きらめき」を放つこととなったのでした。

この「きらめき」の本質は、光です。ダイヤモンドの中に入り込む光が、ダイヤモンドのカットの中で反射して、中に入り込んだ光が、ダイヤモンドのカットの面の反射によってダイヤモンドの外にその光が増幅されて輝き飛び出すのです。

光がダイヤモンドに入射すると、光はダイヤモンドの中に進み、ファセットと呼ばれるダイヤモンドの内側にある面に反射します。

そこに反射した光が出てきた光には、ブライトネスとよばれる白色光が飛び出してくる光と、ファイヤーと呼ばれる虹色のスペクトルカラーにわかれて飛び出してくる2種類の光があります。

この白と虹色の2つのカラーが織りなして飛び出してくる光が、我々の目を魅了するのです。

58個の反射面を持つ現代のブリリアントカットのファセットが、私達の目にもたらす光の饗宴が、私たちにダイヤモンドの資産性を確信させることになります。

この光の反射を邪魔するものは何か?これが4Cの中でクラリティと呼ばれるダイヤモンドの中にある傷であり内包物です。目に見える傷や内包物は、流石に光の反射を邪魔することになります。

倉橋元治は、ダイヤモンドのクラリティについて、VS以上をオススメしています。VS以上ですと肉眼では、その傷や内包物が見えないため、反射してくる光がそのまま私たちの目にダイレクトに入ってきます。

VSとは、Very Slightly Included の略称で、「本当に少しだけ傷・内包物あり」の意味、この下のクラスとなるSIとなるとSlightly Includedの「少しだけの傷・内包物」、肉眼ではなかなか判別できないのですが、VSとSIには大きな違いが出てきます。

このVS以上のクラリティで「きらめき」を保つための指輪を作るには、やはり爪留めです。できるだけ爪の部分を小さくしてダイヤモンドを浮き立たせるのが、ダイヤモンドの「きらめき」を生かすことができる留め方だと思います。

しかし、真にダイヤモンドが「きらめく」光を放つのは、自分自身が危機に陥った時に、それを換金して自身が生き延びるための役にたつ時なのではないかと、秘かにダイヤモンドを強く握りしめる倉崎元治でした。

第28回 倉崎元治の資産防衛講座![2019年01月07日配信分] ダイヤモンドと共に「笑う門には福来たる」

新年おめでとうございます、本年もよろしくお願い申し上げます。お正月というのは時間もあるので、のんびりまじまじダイヤモンドを見つめながら、改めてダイヤモンドの輝きに魅せられていた倉崎元治です。

2019年が始まり1週間、もう今年も残すところあと359日となりました。人間にとって1年とは短いようで長いものです。地球の歴史を旅してきた天然ダイヤモンドには人間の1年などは、ほんの一瞬の光のようなものに違いありません。

数十億年以上も前に地球の中で組成され、ここ数千年で人類に見出され、カットを施されて輝くダイヤモンドにとって、人間の営みや経済活動なんぞ、全く関係ないと思いますが、新年早々、日経平均、為替共に荒れ模様の展開を見せています。

2018年の年末に証券、銀行、不動産など様々な業界の皆様と情報交換をさせていただきました倉崎元治ですが、2019年の展望に関しては、残念ながらあまり明るい話を聞くことができませんでした。

しかし「笑う門には福来たる」この言葉は、世界中の言語で似たような諺が存在することを見ても、おそらく人類共通の先人の経験に基づいた真理の言葉なのではないかと思います。どんな時でも、資産防衛、笑いを忘れずにいたい倉崎元治です。

さて、年始から、小難しいことを書くのも如何なのもかと思いますので、お正月のテレビコマーシャルで感じたことを皆さんとシェアしたいと思います。

年始のメガバンクのSMBC のコマーシャルで、2人の男性がバーカウンターに座り、一方が友人からお札を財布から出して机に置いてもらい、それを取り上げて

A「このお金誰のものかな?」
B「僕の財布から出したから僕のだよ」
A「でも、今、手に持ってるのは僕だし、君の名前も書いてないよ」
A「お金って一体なんだろう?」

というテレビコマーシャルです。

メガバンクの1つである日本を代表する銀行が、このようなコマーシャルを流すのには、正直、驚きを隠せませんでした。もしかしたら、お金に関する根本的な考え方や価値観が変わる時代が近いのではないかと感じます。

お金は、所詮は人間が作り出した信用の産物であり、ただの印刷した紙切れと金属のコインです。地球の歴史と人類の歴史の中で存在するダイヤモンドとは、あまりに絶対的な価値が異なると感じてしまいます。

おそらく、近いうちに、紙とかコインを使った信用の流通と交換の時代は終焉を告げて、私達は電子マネーや仮想通貨で暮らすようになるのに違いありません。そのようなライフスタイルの変化の中でも、ダイヤモンドの価値は普遍です。

紙の通貨でも電子の通貨でも、ダイヤモンドは、これからも資産防衛の価値ある存在として君臨して行くことになります。

2019年、世界経済が荒れ狂おうが、株価が乱高下しようが、通貨の価値観が変わろうが、ダイヤモンドと共に「笑う門には福来たる」、笑いを忘れない倉崎元治でありたいと思います。

第27回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年12月31日配信分] 資産防衛ダイヤモンド元年

今年も残すところあと1日になりました。ここのところの株乱高下を見ていると、倉崎元治、資産防衛ダイヤモンドを唱え続けている意義を改めて確信する今日この頃でありますが、皆さまはどうお過ごしでしょうか?

今年は、数年後、私達が過去を振り返った時、「資産防衛ダイヤモンドが本格的に普及し始めたのは、2018年」と語られる記念すべき年になるのではないかと思います。

ユダヤ民族や華僑はその歴史を通してダイモンドは資産であり、世界的にも、ダイヤモンドを資産として所有するのは、いわば常識ですが、日本では、なぜかこれまであまり普及していませんでした。

それには、いくつかの要素があると思いますが、簡単に言うと、どのようなダイヤモンドを、どのように購入すべきなのか、が明確になっていかなったからだと思います。

ダイヤモンドは、質が高いものを選んで、GIAの鑑定書付のものを、実績ある信頼できる業者から適正な金額で購入すれば、現物資産の代表格である金に、勝るとも劣らない資産になります。

ここのところで、倉崎元治が念仏のように唱えているからではないと思いますが、少しずつではありますが、日本においても資産防衛ダイヤモンドは確実に普及し始めています。

おそらく数年後には、ダイヤモンドが、普通に日本人の富裕層の資産ポートフォリオの一つに組み込まれることになります。皆さんが当たり前のようにダイヤモンドを資産として持つ日がくることになると思います。

もしかすると、数年後ではなく、来年の大晦日には、「そんな時代になってきましたね」と話すようになっているかもしれません。

2018年、今年の年末は、アメリカのダウ平均が1日で600ドル以上急落下したかと思えば、翌日には、1日の上げ幅では、過去最高となる、1,050ドル以上上昇するなど、なんとも不気味な気配が漂ってきています。

日本の金融市場もアメリカや世界情勢にふり回されているという有様。さてさて、新しい年はどのような年になることやら。実際には、明日のことさえ何が起こるかわからない自分に、新年のことは語れませんね。

明日のことを心配するよりは、将来の希望の光を信じる倉崎元治です。明日のことを心配しないためには、明日のための備えをしておけばなんの心配もありません。

結局、明日の備えのためには、資産防衛ダイヤモンドに行き着くことになりますが、オオカミ少年に本当のオオカミがやってくる時期が近づいてきているような気もします。

それでは、皆様どうぞお元気で、良いお年をお迎えください。一年間ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

第26回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年12月24日配信分] ダイヤモンドの形

ダイヤモンドといえば「ラウンド」、そう、上から見るとまん丸のラウンドブリリアントカットです。資産防衛ダイヤモンドという視点においては「ラウンド」という形が一番適していると、倉崎元治は考えています。

なぜ「ラウンド」という形が一番良いのかといえば、理由は簡単で、他の様々な形のダイヤモンドの中で、同じカラット(重さ)であれば、「ラウンド」が一番高い値段で取引されているからです。

そして、この「ラウンド」が世の中で一番、数多く取引されているため、私たちが資産防衛ダイヤモンドとして換金しようとする際に、最も換金しやすい形であるからです。

ダイヤモンドといえば、最初に「カラット」、「カラー」、「クラリティ」、「カット」という4Cが強調されますが、その前の段階で「形」というものが最初の選択になります。

4Cというものカットは、ダイヤモンドが光の相互作用を通じて、いかに良く輝くかを評価し、ダイヤモンドの最終的な美しさを評価するもので、私達は、ダイヤモンドを選ぶ際には最初に形から入ります。

倉崎元治は、どうしても資産防衛という視点で、ラウンドを中心に収集していますが、その視点から離れると、ダイヤモンドには様々な形があることがわかります。

オーバルは上からみると楕円形。マーキスはルイ15世の妾のポンパドウル公爵夫人の口元に似ているというのが名前の由来と言われている小舟のような形。この公爵夫人はフランスパンを考え出した女性としても知られています。

他にも名前通りのハートの形。エメラルドカットは上から見ると長方形。ペアシェイプは、洋梨の形、落涙する涙のような形というのでしょうか。

婚約指輪の形は、ラウンドが第1位、マーキスは第2位、エメラルドカットも人気がありますが、最近、イギリスのヘンリー王子と結婚したメーガン妃の婚約指輪は、上から見ると正方形の「プリンセスカット」のダイヤモンドでした。

このメーガン妃の婚約指輪の中央のプリンセスカットは、ボツワナ産で、2人が初めて旅行をした思い出の地のもの。付け石の左右のダイヤモンドはヘンリー王子の母、ダイアナ妃が身につけていたダイヤモンドと言われています。

ちなみに、ウイリアム王子がキャサリン妃に送った婚約指輪は、ダイヤモンドは周りの小さな置石だけで、中央は、これもダイアナ妃が身につけていた大きなオーバルのブルーサファイヤでした。

王室などのセレブが身につける宝飾品は、それだけで資産価値が上がりプライスレスの価値と共に、実際に取引されるような時には高額な値段がつきますが、自分のような平民が持つ宝飾品は、やはり石そのもの価値で勝負するしかありません。

身につけるダイヤモンドとなると趣味の世界で、自分の好きなダイヤモンドの形を組み合わせてデザインするのが良いと思いますが、倉崎元治としては、資産防衛を考えて身につける宝飾品もラウンドを組み合わせて作っています。

今夜はクリスマスイブ、街並みは電飾で輝いていますが、資産防衛も合わせて、大切な人に光り輝くダイヤモンドを送り合う。倉崎元治のクリスマスは、資産防衛のダイヤモンドで輝いています。メリークリスマス!

第25回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年12月17日配信分] タンス預金

タンス預金、昭和の香りのする言葉ですが、今でもたくさん持っていらっしゃる方々がいるようです。資産防衛ダイヤモンドの伝道師である倉崎元治としては、これまでタンス預金というものを持ったことは一度もありません。

自分は、現金は財布に必要な金額があればいいという派です。もちろん、ダイヤモンドはしっかり持っています。タンスダイヤとは言いませんが(^-^;

このタンス預金というが2017年の第一生命経済研究所の調べで、世の中に47兆円もあるとのレポートが出た時にはびっくり仰天してしまいました。

47兆円というのは、日本の国家予算の半分くらいでしょうか? タンスにしまっておくのは勿体無い、世のため人のために使えばどれだけ役立つかなんて青くさいことをいうのは無粋な考えでしょうね。

私、倉崎元治からしますと、現金は、所詮、紙で印刷された紙切れです。確かに国による保証という実態は目に見えない信用によって保証されている紙切れです。そのおかげでどこでもその印刷された紙切れを交換することにより我々は便利に生活出来ます。確かにありがたいことです。

しかし、紙である必要が本当にあるだろうか?という疑問は近年のデジタル化で、大いに高まってきたように思います。紙の現金ではなく、デジタルの現金であればもっと便利ではないか?

実際、中国は世界のデジタルマネー先進国です。北京では、小さな店で、なんでもない雑貨を買う時、お金を払おうとしたら「お札は扱ってないから、WeChatペイかアリペイはないか」と聞かれる始末。

私の中国人の友人は、もう半年以上も現金を見たことがないと言ってます。全て自分の携帯電話の中にあるお金で決済して、中国では、現物のお金を見る必要がなくなった社会になっているのです。

そう言った意味で、日本は、デジタルマネー後進国ですが、これがタンス預金47兆円と聞くと、更に世界から取り残された感がありますが、しかし、デジタルマネーとは違い、お札は、そこにある限り誰かに見られることはないですし、取られることもないはず。

タンス預金も間違いなく安全な資産の1つであることは間違いありません。しかし、リスクのない資産かというと相当大きなリスクアセットであることも間違いありません。

タンス預金のリスクは、盗難と火事とインフレです。盗難と火事は自らの手で防ぐ努力をするしかありませんが、インフレだけは、自分ではコントロールできません。

日本はデフレでしたので、安心してタンス預金を持っていれば、現金の価値が上がってきた時代が1990年から25年も続きました。ところが、現在、アベノミクスでは、安定的なインフレ政策をとって経済を浮揚させようとしています。

ところが、日本は、なかなかインフレにならない。人口が構造的に減少していく社会でインフレを起こすのは大変です。結果的にお金を刷りまくり、それで日本国債を買い上げ、株を買い上げて、不動産価値をあげてインフレを起こそうとしています。

実際に分析してみると、お金の印刷している量が半端ないです。これだけお金が増えれば自動的にお金の相対価値は下がります。

まだ、表面化していませんが、47兆円のタンス預金の相対的価値は大きな危機にさらされています。ある日突然インフレが顕在化した時、タンス預金は、大きく目減りすることになってしまうのです。

そんなことから、今、この危機崖っぷちのタンス預金を救うために、早く行動を起こすべきだ、と他人事ながら考えてしまいます。タンス預金の一部をダイヤモンドに替えるのは賢明な資産防衛策であると思います。

第24回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年12月10日配信分] ダイヤモンド原石と研磨場

ここのところ、トランプやプーチン、習近平と大国の指導者たちが大手を振って自分中心に世界の主導権を握ろうと強引な外交を進める中で朝鮮半島やら、周辺国の指導者たちも何やら慌ただしい動きばかりで不安定な日々が続いています。

今まさに、予想しない何が起こっても不思議ではない世界情勢で、世界の激動に飲み込まれてしまうリスクが高くなっているのを感じる倉崎元治です。

世界的なスケールで資産防衛のための準備を怠ってはいけないと、心を引き締めている日々ですが、その時には危機をチャンスに変えて、一気に飛躍するぞ!倉崎元治まだまだダイヤモンドの原石なり!と野望を温めているのか、只の妄想か?

ダイヤモンドの原石といえば、ただのガラスのような原石が、磨けば輝く!まずは鉱山から、ダイヤモンドが掘り出されるとそれはダイヤモンド原石と呼ばれます。
ダイヤモンド原石は、掘り出された時は、表面も白っぽく、形もボコボコで、面も揃っていない波間に打ち上げられたガラス片のような状態で採掘されます。
正八面体(ピラミッドを上下につなげたような感じ)の理想的な形で土の中から出てきてくれれば素晴らしいのですが、実際には、様々な形で地面から出て来ます。

よく若者を評したり、この倉崎元治自身、手前味噌に自分を「ダイヤの原石」「磨けば光る」という表現を使ったりしますが、まさにその通り、この原石をいかに最高の状態で光り輝かせるかがカットと研磨の真髄となります。
世界には有名なダイヤモンド研磨地があります。ある意味で、ダイヤモンドの聖地でもあります。
アイントワープ(ベルギー)テルアビブ(イスラエル)ムンバイ(インド)
アントワープはユダヤ人街、テルアビブは、イスラエルの国家戦略、インドはダイヤモンド発祥の地でもあります。
ダイヤモンドの世界はユダヤ人とインド人によって支配されていることがわかります。
そして、それぞれの地で、ダイヤモンドのカットのあり方に関しては、歴史や考え方が異なります。

古くからあるアントワープでは熟練の職人が大きい石を何日もかけて一人で仕上げる方式、新興のイスラエルではカット、研磨、仕上げといった具合に工程に分けた流れ作業で均一に石を生産する方式などです。

ダイヤモンドは原石の状態で十分価値があるものですが、それを判断できるのはごく一部のプロだけです。 ダイヤモンドはカットして研磨して鑑定書がついて初めてその価値が目に見える状態(価格)となる訳なので、このカットと研磨は非常に重要な行程になります。

なぜアントワープに研磨場ができたのか?イスラエルに研磨場を作った人たちの長年にわたる交渉術のすごさ!インド人がなぜダイヤを取り扱うのか?など、ダイヤモンドの研磨には、様々な国の歴史や人々の夢や思惑が満載で、「磨けば光る」というのも一朝一夕に生まれた言葉ではないことがわかります。

有事を生き抜いて、ダイヤモンドで資産防衛をしながら危機をチャンスに変えることができる、磨けば光る男(でありたい)、倉崎元治の妄想は続きます。

第23回(号外) 倉崎元治の資産防衛講座![2018年12月04日配信分] 香港とダイヤモンド

今や、香港は、アジアの宝石取引の中心地と言って過言ではないでしょう!
理由は簡単です。消費税がゼロなのです。とか言う倉崎元治も、しばしばこの消費税ゼロの楽園、香港にてダイヤモンドの取引をしています。

この消費税ゼロの楽園では、様々な宝石関連イベントが一年を通して開催されています。

そして11月末は、クリスティーズ香港の宝石オークション。ワインから始まり、様々なアートオークションの最後を飾るのが宝石オークションです。

さて、11月27日、クリスティーズ香港の宝石オークション当日、実はこの日から、Hong Kong International Jewelry Manufacturers’ Show、通称 “JMA Hong Kong”というジュエリーショーの設営が始まる日でもありました。

ジュエリーショーの設営日なので、香港島のワンチャイにあるコンベンションセンターには人が少ないかと思いましたが 、クリスティーズ香港の 宝石オークション会場は、しっかり座席が埋まっていました。

オークションが始まりました。近年、習近平の贅沢禁止令で、宝石ショーの売り上げが落ち込んでいる香港ですが、オークションは、意外に盛況です。特に、人気のあるものや値段が低めの設定されたものが活発に落札されてゆきます。

特に、今回、倉崎元治が注目していたのは、3カラットのダイヤモンドの指輪2点と、4カラット1点の計3点。下見会で鑑定書を確認したのですが、以下のようなGIA鑑定書の内容です。

3.01 カラット/Dカラー/VVS1/ Very Good/Very Good/Good/蛍光性なし
落札予想価格HK$500,000 – 800,000

3.09 カラット/Dカラー/ IF/ Excellent/Very Good/Very Good /蛍光性ストロングブルー
落札予想価格HK$950,000-1,500,000

4.03 カラット/ Dカラー/ IF Excellent/Excellent/Excellent/蛍光性ストロングブルー
落札予想価格HK$770,000-950,000

今回、この3点に注目しましたが、下見会場で現物を確認しますと3つとも悪くない、特に一番上の3カラットは、Dカラーのこのスペックにて1000万円以下で買えるかもしれない。予想落札価格の下でパドルをあげてみようかと…

指輪やネックレスなどの型がついている石はどうしても、自分の目で細かい点が確認できないので、倉崎元治は、ルース(裸石)でダイヤモンドを購入する事が多く、オークションでは、下見会で現物の確認を絶対欠かしません。

下の2つに関しては、傷なしIFは魅力。カットもエクセレントで申し分ない。値段も相場的にまあまあ購入可能ライン。しかし、蛍光性が気にかかる。見た目ではそれほど目立たないのですが、ストロングブルー。うーん、 今回は見送ることに。

下見会場で、倉崎元治の横で、このダイヤモンドを見ていたクリスティーズ香港 の宝石担当の女性達も、これを顧客に勧める際には、必ず蛍光性がストロングブルーだと言わなくてはダメだ、と話し合っていました。立派です。

若いカップルは、鑑定書をそこまでチェックせずに下見会場を幸せそうに見て回っていますし、日本人の熟年ご夫婦も普段身につける石をお探しらしく、慎重にしっかりと下見をされていましたがGIAの鑑定書までは見ていませんでした。

オークション結果はというと、最初の3カラットは55万香港ドルで、50万香港ドルの下限での落札を目論んだ倉崎元治はアンダービッダーとなり無念な結果に。見送った蛍光性ストロングブルーの2点はIFでも不落札に。

何も調べず下見会場で気に入ったものにパドルを挙げて入札しているように思えた一般の顧客でも、よく見ている。目をつけた後、それなりに調べて、オークションに参加しているのでしょう。ストロングブルーには手を出さない。

その話を、友人のダイヤモンドの業者に話したら、業者間取引では蛍光性が強いものは値段が安く扱われるので、仕入れる際もどうしても避けられてしまうとのこと。

そのためストロングブルーは、クリスティーズなどの一般顧客向けのオークションなどに流れるのだとか。

蛍光性というのは、天然のダイヤの証でもあり、紫外線を当てるとミステリアスに美しく輝く魅力があります。いつの日かその価値が市場でも評価される日が来るのではないかと夢想しながら、クリスティーズ香港をあとにした倉崎元治でした。

第22回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年12月03日配信分] 宝飾品の価値

宝飾品は、資産となるのか?という質問をよく受ける事がある倉崎元治ですが、その答えは、間違いなく貴重な資産です。しかし、宝飾品は換金する際の価値がいくらになるのかわからないというのが欠点であり、逆に面白みでもあります。

宝飾品は、その持ち主と来歴、デザインにブランドと、様々な要因で価値が決まって行くのに対し、資産防衛となるダイヤモンドは、国際相場が決まっていて換金価値が安定しているという大きな違いがあります。

今日は、海外のオークション情報から、面白い話題が飛び込んできましたので、みなさんにご紹介したいと思います。

2018年11月14日スイスで開催された宝石オークションで出品された真珠とダイヤモンドのネックレス。3連の天然真珠のネックレスのペンダントトップには、上品なラウンドのダイヤモンドに洋梨シェイプの天然真珠があしらわれています。

そのネックレスは、フランス革命で処刑された仏王妃マリー・アントワネットが所有していた というのがみそです。ブルボン・パルマ家が長年所有していたという代物です。ブルボン王朝ってあったような、なんか歴史の教科書で聞いた事がある!

いい素材を探して、同じデザインのものを作っても1000万円以下で作れるこの宝飾品に、マリー・アントワネットとブルボン家所有のプレミアムはいかなることに!その落札価格はなんと、3640万スイスフラン、日本円で約 41億円!

サザビーズによると、真珠としてはオークション史上過去最高記録ということでした。この日の目玉として出品された目玉だった アントワネットのこのペンダントの当初の予想落札価格は約100万~199万フランでした。(1.1億円~2.3億円程度)

オークションでは、10分にも及ぶ激しい競りで、最終的には予想価格を大きく上回る落札価格で、電話で参加した匿名の民間のコレクターが競り落としたそうです。中国か?中東か?いろいろ思いを巡らせます。

真珠の宝飾品としてこれまで世界最高額だったのは、英女優エリザベス・テイラーが一時所有していたネックレスで、2011年にクリスティーズの宝石オークションにて、1180万ドル(約13億4000万円)で落札されています。

サザビーズは、この14日のジュネーヴでのオークションを「市場に出た王室の宝飾品コレクションで史上最も重要なものの一つ」としたそうです。

しかし、まず我々にこのような歴史ある宝飾品を手に入れるチャンスは滅多にない。そして手に入れられる金額もプレミアム。お金にものを言わせる大富豪なら、資産として、このような宝飾品も選択肢の1つかもしれません。

いつの日か、こんな魅力的なものを購入できる身分になればと夢想しながら、改めて自分の持っている小さな資産防衛のためのダイヤモンドをしげしげ眺めていると、やはり、その美しい輝きにニンマリしてしまう倉崎元治でした。

第21回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年11月26日配信分] ボヘミアン・ラプソディー

ボヘミアン、倉崎元治もたまに「ボヘミアンでありたい」と意味不明なことを考えたりします。もちろん、映画ボヘミアン・ラプソティが公開されるや、すぐに観に行ってきました。

クイーン!倉崎元治は、クイーンと共に生きてきたはずなのに、フレディー・マーキュリーの劇的なエイズによる死で、すべてが変わりました。

人生は生き抜くこと。死んでしまったらお終い。生き抜いていくために、自分が資産防衛という視線でいきているのもフレディ・マーキュリーのおかげかもしれません。

生き抜くためには、生きて行くためのタネ銭が必要です。何があっても生きていける。そうするためにはどうすればいいのか?そこで行き着いたのがダイヤモンドというわけです。

同じく、80年代にエイズで亡くなった偉大なる芸術家がいました。フェリックス・ゴンザレス・トーレスというアメリカ人のアーティストがいました。天才でも神は容赦しません。

フェリックスのミントキャンディを床に敷き詰め、ダレでも取って食べて床のミントキャンディの模様が変化していく作品を「パブリック・オピニオン(公衆の意見)」として発表した時には社会を激震させることとなりました。

フレディ・マーキュリーと同じく、ゲイのアーティスト。90年代、音楽はフレディ、アートはフェリックスの時代でした。天才は華やかに散り去る。凡人は生き延びる。

凡人、倉崎元治は生き延びること、生き抜くことを選択しました。そのために必要なことが資産防衛でした。

人生、自由を享受するためには、お金が必要です。認めたくないのですが認めざるを得ない事実です。今生きることは、今、生きるために働けば生きていけます。

しかし、人生、簡単じゃない。今、生きていることが否定される瞬間がある。その時のための資産防衛。自分には絶対必要だという結論に至りました。

そして、資産防衛のひとつにダイヤモンドは、自分の人生に大きな意味をもたらすものでした。

映画ボヘミアン・ラプソディーの中で、フレディ・マーキュリーは、ゲイでありながら、自分はバイセクシャルとして、生涯の友であったメアリーと婚約する際の婚約指輪は、3〜4キャラのオーバルのダイヤモンドでした。

短く華やかに散りゆく天才に、ダイヤモンドが介在した瞬間でした。二人の絆として、生涯はずしてはいけないと約束したのもダイヤモンドでした。

ボヘミアン・ラプソティ。花火のように瞬間に散っていったフレディ・マーキュリー。そこにはダイヤモンドで結ばれたメアリーとの絆と、クイーンという家族がありました。是非、お勧めしたい映画のひとつです。

第20回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年11月19日配信分] ガリンペイロ

ガリンペイロ、一攫千金野郎達の代名詞。資産防衛という視点を中心に生きている倉崎元治とは相容れない野郎どもです。チャレンジャーとしても、あまりに無謀過ぎる。

ダイヤモンド鉱床が発見されると世界中から一攫千金を目指してガリンペイロがやってきたのはもう昔の話です。ガリンペイロとはポルトガル語で「採掘人」といった意味ですが、今は「金鉱発掘人」という意味で使われます。

ダイヤモンドは、何故か厳しい環境のところで産出することが多く、「神が不毛の大地に与えたもうた宝物」といった表現が使われるくらいです。そこで一か八か勝負する。そんな確率の低い勝負、自分は絶対やりません。

さて、世界中から集まり、劣悪な環境下で一攫千金を夢見るガリンペイロ達、全財産をはたいてダイヤモンドが出る土地を買い、ひたすらそこを掘りまくる。

ほとんどの人たちは、資金が底をつき夢を果たせぬまま国に帰ってゆき、何百分の一の幸運を持つ者だけが莫大な富を得て本国に凱旋する。その噂が、新たなガリンペイロを生む事になる。

しかし、ダイヤモンドラッシュ(ゴールドラッシュになぞらえてこう呼ぶ)、本当に1番儲けたのは、「ポンプ屋」次は「食堂と弁当屋」であったと言います。

穴を掘れば水が出て来る、その水を人力でかき出していては深い穴は掘れません。ガリンペイロ達は借金をしてポンプを買う、そして人間、飯なしでは生きられないので 、飲食店や弁当屋は、リスクなしで儲かる。

そして、あと数十センチでダイヤモンドに届く鉱床をみつけられたかもしれないところで資金が尽き、夢を諦めたガリンペイロから、「ポンプ屋」は借金のかたに、安くその鉱床を買い取り、途中まで掘られた鉱床を、人を雇って掘らせる。これは、本当に頭のいい事業のやり方だ!

しかし、残念ながら、ダイヤモンドを掘るということが世界中の一攫千金を夢見た人たちの汗と涙の物語であった時代は、「今は昔」になってしまいました。

ダイヤモンド原石を含む岩石 キンバーライトはパイプ鉱床となっていて、そこに大規模掘削機械を投入し、ダイヤモンド原石を採掘する大資本による産業化の時代となってしまいました。

しかし、今でも、世界のどこかで、密かにキンバーライトの鉱床を探して一攫千金を狙う冒険野郎がいるかもしれないと思うとなんだかワクワクしたりするのですが、間違っても自分はやらないと確信しています。

同じダイヤモンドを取り扱うにしても、一か八かのガリンペイロ になるよりは、安心して安定したリターンを得られる事業から利益を積み重ねて、その利益の一部を資産防衛のためのダイヤモンドに変えて生きていくタイプの倉崎元治であります。

第19回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年11月12日配信分] ダイヤモンドの蛍光性

皆さん、ダイヤモンドの蛍光性という言葉を聞いたことはあるでしょうか?実は、この蛍光性というのは、資産防衛ダイヤモンドにとって厄介な特性なのですが、神秘的に青く輝くダイヤモンドを見るとなぜか男のロマンに夢馳せる倉崎元治です。

ダイヤモンドの蛍光性は、原石の時、地中の奥深くで長い年月、高熱と高圧で何らかの形で結晶構造に歪みが生じた結果だと言われて、青色の蛍光性は窒素が混入することが原因だと言われています。

実際に、蛍光性とは、ダイヤモンドが持つ特殊な性質の一つで、紫外線(UV)を照射した際にダイヤモンドが青白く(他の色のこともある)光る反応をすることをいいます。

蛍光性が無いとか、とても強いという表現をしますが、蛍光性は、NONE(全くない) FAINT(わずかにある) MEDIUM(ある) STRONG(強い) VERY STRONG(とても強い) と5段階に分かれています。

VERY STRONG BLUE(ベリーストロングブルー)の蛍光性を持つダイヤモンドに紫外線を照射すると、見事に鮮やかな青色に変色します。それはそれは、神秘的で、とても美しいものなのです。

ただ、Very Strong Blueの中には、ダイヤモンドが白く膜がかかったような、 油っぽく見えるものもあるので、それらはオイリーと呼ばれて、敬遠されがちになります。

それゆえ、この蛍光性は、ダイヤモンドの価値の評価を下げる要因のひとつとなります。特に、VERY STRONG(とても強い)に関しては、業者間の取引では30%~40%程度、評価が下がると言われています。個人的にはとても魅力的だと思うのでが…

ダイヤモンドのうち、約25%から35%のものが、ある程度の蛍光性を示すと言われています。

その中で、ダイヤモンドの外見に影響を与えるほどの強さの蛍光、MEDIUM(ある)、STRONG(強い)、VERY STRONG(とても強い)は、そのうち10%程度と言われています。

蛍光を示すダイヤモンドのほとんど(約95%)は蛍光の色相は青です。
まれに、黄色や緑、オレンジ色等、様々な色の反応が見られます。

この蛍光性については販売時にあまり説明がされないことが多いようですが、みなさん、これからダイヤモンドを選ぶ際には蛍光性にも注目してください。鑑定書を見ると、蛍光性がしっかり記載されています。

ご自身のお持ちのダイヤモンドの蛍光性を知ることも、資産防衛としてダイヤモンドの価値を知ることになりますので、是非、一度、ご確認いただくことをお勧めします。

紫外線のライトで、ご自身でもその蛍光性を確認することが出来ますので、皆さんの中で、ご自分のダイヤモンドの蛍光性が心配の方は、お気軽に倉崎元治までご連絡ください。

第18回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年11月05日配信分] ダイヤモンドの希少性と流動性

[ダイヤモンドの希少性と流動性]

古来より、宝石というものはどのようなものだったのかと、時に人類の歴史を思い起こしながら、宝石と人類との繋がりに思いを馳せる資産防衛ダイヤモンドの伝道師、倉崎元治です。

間違いなく、人類は、物々交換をする中で、最も貴重だと思う光輝く美しい石に大きな価値をつけたに違いないと確信します。最初の物々交換は食べ物と食べ物だったかもしれません。

しかし、食べるに十分な食べ物に満たされるや、人類は、より価値のあるものを所有したくなったと思います。その中で、最初に誰もが目を輝かせて自分の最も大事なものを交換しても手に入れたかったものが宝石に違いない…

そして、時が過ぎ、現代で最も価値のある石として君臨したのがダイヤモンドということになります。

ダイヤモンドの歴史は、インドに遡ると言います。人類の文明の発祥の4大文明の1つであるインドで、人類とダイヤモンドの歴史は始まったようです。インドでダイヤモンド産業が盛んなのもうなずけるような…

インドで装飾品のひとつとしてダイヤモンドは、数ある宝石のうちのひとつでした。様々なカラフルな石が装飾品として、最初の文明の権力者の権威を飾ったに違いありません。

その後、ダイヤモンドや輝く宝石たちは、世界の文明の重要な権力者の装飾品の地位を席捲したことであると思います。

そして、インド文明からメソポタミア文明へと伝えられたダイヤモンドは、ユダヤ民族により、世界の逃避通貨として、数千年の歴史を刻むこととなります。

数千年の歴史を経て、第二次世界大戦により、イスラエルという国が建国され、ダイヤモンドがイスラエルの基幹産業の1つとして国策産業となったのもユダヤ民族とダイヤモンドの関係の深さを物語ります。

実際に、ダイヤモンドが世界の宝石の頂点に登りつめたのは、20世紀に入ってからでした。

ユダヤ系のデビアス社が世界のダイヤモンドをコントロールし、世界のダイヤモンド市場を拡大させたということだけでなく、それまでは、希少な石のひとつとして珍重されてきたダイヤモンドにブリリアントカットの発明があったのもダイヤモンドの価値を大きく引き上げることとなりました。

1919年にベルギーの数学者であり宝石職人であったマルセル トルコフスキーが発明したブリリアントカットは、その他のどの石よりも美しい光を放つ硬い鉱物を引き立たせるカット法として、ダイヤモンドを世界の富裕層の羨望となりました。

そして、ダイヤモンドが世界の現物の逃避通貨として君臨した大きな理由は、ダイヤモンドが、他の色石のように希少性により価値付けされるのでなく、ワインのように細かく分類され価値付けを行うことにより、数多くのダイヤモンドが通貨のように取引できるようになったからです。

カラーダイヤモンドのように希少ゆえに高く価値付けされるものもありますが、ダイヤモンドは希少性ではなく、流動性すなわち、換金のしやすさによりその価値の信頼性が担保されているのです。

通貨とは汎用性があり、誰でも使えるから流動性があり、価値の維持ができている。どこでも誰もが、普通に交換できるからダイヤモンドの価値がある。

だからこそ、これからもダイヤモンドは、人類の貴重な(希少ではなく)資産として、資産防衛の最も有効な現物資産として、人類とともに歩んでいくに違いありません。

人類よりずっと長い地球の歴史とともに生きてきたダイヤモンドを夢想し、ロマンを馳せる倉崎元治でした。

第17回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年10月29日配信分] ダイヤモンドと愛

−ダイヤモンドと愛−

資産防衛のためのダイヤモンド、そして、婚約指輪や宝飾品としてのダイヤモンド、この2つの概念は、全く同じダイヤモンドなのですが、持つ人にとっては全く意味の違うダイヤモンドです。

ただ、資産防衛のために購入したダイヤモンドから、指輪を作り、宝飾品を作ることができます。しかし、最初から高級ブランドで婚約指輪を購入したものは換金しても何分の1にしかならないことが多く資産を防衛することになりません。

やはり、最初に入るなら資産ダイヤモンドから入る方が、正しいと信じて、日々、資産防衛ダイヤモンドというものを述べ伝えている倉崎元治です。

今更ながら、小生が念仏のように唱えまくってる資産防衛ダイヤモンドって一体なんなんだ!?という方、資産防衛ダイヤモンドとは、少なくとも購入した金額に近い金額で、世界のどこでも換金できるダイヤモンドのことです。
なんだ!そんなものなら、普通のダイヤモンドと一緒じゃないかと思われるかもしれませんが、「この購入した金額に近い金額で換金できるダイヤ」と、「普通に日本で購入するダイヤモンド」には大きな壁があり、大きな差があるのです。

さて、前振りはこの辺にしておきまして、今回は、資産防衛ダイヤモンドと「愛」というテーマについて、思いを巡らしておりました。

ダイヤモンドと「愛」に関するエピソードは数知れずありますが、すぐに思い浮かべてしまう最も有名なシーンは、小生も人生で初めてダイヤモンドを購入した経験となった、婚約指輪を贈るシーンです。

愛する人にダイヤモンドの指輪を捧げながら、 ‘Will you marry me?’と言う瞬間!まさにダイヤモンドと愛の強さが合体する瞬間です。

そのダイヤモンドを将来換金するような事態になったときは、すでに2人の最初の情熱と愛は消えてしまっている時かもしれませんが、男側からすれば、贈ったダイヤを換金したら、そこそこお金が手元に残ったという状況だと嬉しい。

しかし、世の中そんな甘くない、その換金した金額が購入した金額の5分の1位にしかならなければ、愛の終わりの追い討ちとなり、まさしくダブルパンチ、泣きっ面に蜂です。

別の話で、あるお金持ちが、愛する妻に「有事の際にはこれを換金しなさい」と1,000万もするダイヤをプレゼントしました。妻は、ずっと長い間、大切にしていましたが、諸般の事情で換金してお金が必要な事態が発生。

いざ売る段になって、やはり、びっくり仰天!1,000万のダイヤが300万以下の現金にしかなりませんでした。もちろん、その妻はそれでも夫の優しさに感謝したことに変わりはないのですが、夫からすれば、不本意でした。

ダイヤモンドを調べ尽くして、知り合いの業者から、安くダイヤモンドを購入したはずだったのです。換金すると、なぜそんなに安かったのか?調べてみると意外に興味深い事実がわかりました。

そのダイヤモンドは、ダイヤモンドの特徴としてある蛍光性が強いダイヤモンドであったのです。ダイヤモンドは、紫外線を当てても光らないものの方が価値が高いのです。

そのダイヤモンドは、ストロングブルーという蛍光性があり、紫外線を当てると美しく青く輝いたのでした。突然青に輝くダイヤモンドには心から感動しますが、価値としては蛍光性のないダイヤモンドの何割引きかで取引されます。

このお話は、資産防衛ダイヤモンドと言えるまで、もう一歩のところだったというお話でした。もう少しだけ突っ込んで研究したうえで、プレゼントしておけば良かったということになります。

歴史には、ロシア最後の皇帝ニコライ2世が、まさに最期のとき、子ども達だけは生き延びるチャンスがあるかもしれないと、生き延びた時に不自由しないよう衣服に大量のダイヤモンドを縫い付けておいたという逸話もあります。

残念ながら、家族全員、密室でロシア革命の革命軍に銃殺されるという悲惨な最後を遂げるわけですが、ニコライ2世と妻は、処刑後即死、しかし子供達は、弾丸に当たっても、悲鳴はあがるも、なかなかこときれない。最後に頭を撃ち抜いてやっと静かになったという世にも無残で残酷な話であります。

まさにダイヤモンドのベストが子供達をほんの少しだけ延命させたのです。ダイヤモンドが、銃の弾丸を跳ね返して、子供達を守っていたのです。うまく生きながらえれば、それを換金して再起のチャンスがありましたが、無念な結果となりました。

ダイヤモンドとそれをプレゼントする側の愛の深さのエピソードは数知れずあります。資産防衛云々と言っても、ダイヤモンドをプレゼントするということが、その相手への愛の深さを示すことは間違いありません。

第16回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年10月22日配信分] ダイヤモンドとブロックチェーンと暗号通貨

[ダイヤモンドとブロックチェーンと暗号通貨]

資産防衛ダイヤモンドの伝道師たる倉崎元治は、ここ数年、妙にザワザワと話題になっているビットコインとか暗号通貨とかいう話が出るたびに、物として存在しないものに価値を求めることなんぞ言語道断と、一刀両断しています。

マウントゴックスとかいう会社のビットコインが消えたとか消えないとかと話を聞いたときも、それ見たことか、言わんこっちゃない。昨年末には「億り人」とか言う、にわか長者になった人が続出したと言う話も他山の石でありました。

今年に入ってビットコインが暴落したと言う話も、資産防衛ダイヤを持っていればそんな上げ下げに一喜一憂する必要はないし、いざという時の備えのダイヤモンドがあれば日々平常心で生活できると、余裕しゃくしゃくであります。

しかし、このビットコインとやらを維持しているブロックチェーンとかいう技術に関しては、なぜかどうも気になる。

技術的な話は何度聞いてもチンプンカンプン、しかし、この技術に裏付けられた概念と、これにより構築されるシステムインフラは、人類の生き様を全く変えてしまうかもしれない。目から鱗でした。

そして、このブロックチェーンにより流通しているビットコインのような暗号通貨と、現物資産の究極であるダイヤモンドは、対極にあるように見えて実は似ているのではないか?

整理してみると、

暗号通貨の特徴:
・ブログチェーンにより、偽物通貨はすぐに判明する
・通貨に関係なくどこでも流通可能
・世界中どこでもその国の通貨に換金可能
・価格が変動する(変動幅大きい)
・送金手数料が安い、しかし、日本円に替えるには手数料かかる
・手元現物ないが、ハードウォレットを持てば手元に1億円以上も持てる

ダイヤモンドの特徴:
・高度な鑑定により、偽ダイヤモンドはすぐに判明する
・通貨に関係なく軽い、持ち運びやすい
・世界中で換金可能
・価格が変動する(変動幅小さい)
・日本円に替えるには手数料かかる
・世界一硬い現物を、手元に1億円以上の価値を持ち運ぶことができる

変動幅の大小や、現物があるかないかの違いはありますが、何か同じ匂いというか「似ている」共通点を感じます。両者とも紙に印刷されたお札の通貨の代替として通用するに必要にして十分な要件を兼ね備えているような気がします。

そもそもダイヤモンドが資産となり得たのは、世界中を流浪する民族が、どこの国でもダイヤモンドをその国のお金に換えて再起をはかれるからです。

世界中の端末で稼働するブロックチェーンがある限り、理論的には、暗号通貨はお金に替えられるらしいとのこと。

もしも日本が経済的な混乱に陥り、一時的にも身体一つで、外国で生きて行くとなれば、今では暗号通貨を搭載したスマホに、資産防衛ダイヤモンドを持っていればなんとかなるかもしれない….時代は進化している…

倉崎元治としては、まだまだ、ダイヤモンドを携えて生きていくつもりでありますが、来たるブロックチェーン社会では、資産防衛ダイヤモンドもブロックチェーンと親和性が高く、共存共栄関係かなと、そんなことを思い巡らす日々であります。

第15回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年10月15日配信分] ダイヤモンドの基礎知識講座④

今日はダイヤモンドの基礎知識講座④です。

これまでの基礎知識講座では、ダイヤモンドの基本中の基本の4C(ダイヤモンドの評価をする際に、影響がある4つの要素)の中の1.Carat(カラット)2.Color(カラー)3. Clarity(クラリティ)についてお話しいたしましたが、今日は最後のC、Cut(カット)のご説明をいたします。

4つのCは、
Carat (カラット)
Color(カラー)
Clarity(クラリティ)
Cut(カット)
です。

すべてCから始まるので4Cと言われています。

Cut(カット)はダイヤモンドの輝きを決定づける一番大きな要素です。
一般的にCut(カット)と呼ばれているのはカットの総合的な評価で、プロポーションとフィニッシュを総合的に判断したものです。

プロポーションは全体的な形のバランスを表し、フィニッシュは表面の研磨状態(ポリッシュ)と対称性(シンメトリー)を表します。

カットの評価は5段階に分かれます。

EX(エクセレント)
VERY GOOD(ベリーグッド)
GOOD(グッド)
FAIR(フェア)
POOR(プア)

EX(エクセレント)はダイヤモンドをもっとも輝かせることのできるカットです。
その中でも、プロポーション、ポリッシュ、シンメトリーの全てがEX(エクセレント)のものを3EX(トリプルエクセレント)と呼び、最大限にダイヤモンドの輝きを引き出すカットと呼ばれています。

EX(エクセレント)に続いて、VERY GOOD(ベリーグッド)、GOOD(グッド)と続きます。

ダイヤモンドの1番の魅力は、なんと言ってもキラキラとした輝きです。
そういう意味では、私はGOOD(グッド)以上のカットをお勧めします。
FAIR(フェア)、POOR(プア)になると、ダイヤモンドの魅力である輝きを最大限に生かすことはできません。

しかしながら、当然EX(エクセレント)とPOOR(プア)では、価格は大きく変わります。
4C全てに言えることですが、予算が決まっている場合、優先順位をどういう順番にするのか。
大きさか、色か、キズか、輝きか。。。
とても悩ましいところですね。

第14回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年10月08日配信分] 人工合成ダイヤモンド

資産防衛のためのダイヤモンドの伝道師と自認している倉崎元治も、世界のダイヤモンドの巨人、デビアス社については、20世紀以降の世界のダイヤモンドの歴史を作ってこられた偉大なる功績にいつも敬意を払っております。

しかし、このデビアス社が、正式に人工合成ダイヤモンドのブランドを正式に立ち上げる発表をしたのにはぶったまげました。

人工ダイヤモンドをデビアスが認めるということは、デビアスは天然ダイヤモンドの市場が主流の世界のダイヤモンド市場に正式に人工ダイヤモンドを組み込むという宣言をしたわけです。

人工合成ダイヤモンドが正式に市場に出回る事で、天然ダイヤモンドとの住み分けはどうなるのか?人工合成ダイヤモンドは天然ダイヤモンドの市場にどれだけ入り込むのか?等、当然ながら様々な疑問と憶測が飛び交う事になります。

実際にデビアスは、堂々と人工合成ダイヤモンド市場に参入したのです。そして、その人工合成ダイヤモンドの価格を天然ダイヤモンドの価格の10分の1に設定して、市場開拓に乗り出しました。

この結果、既存の人工合成ダイヤモンドを展開する企業達は、この価格に追随するか、この価格以下で販売するという選択しかなくなってしまったのです。

人工合成ダイヤモンド、天然ダイヤモンドと同じ炭素の結晶を持つ物質です。
20世紀後半からの技術革新で、高温高圧下の高度な技術で人工的に合成され、見た目では天然ダイヤモンドと全く同じように見える物質です。

装飾的には、人工合成ダイヤモンドで十分という人達も多くいる事と思います。
実際にはパーティで身につけていく大きなダイヤモンドは人工合成ダイヤモンドで十分と思う人がいるのであろうということは否定できません。

しかし、デビアス社が、この人工合成ダイヤモンドを天然ダイヤモンドの10分の1で販売する理由は何なのか?大きな意図があるのではないか?と考えてしまうのは、天然ダイヤモンド信奉派の倉崎元治の穿った考えすぎでしょうか?

もしや、デビアス社は、自ら人工合成ダイヤモンドのブランドを世界市場に出すことにより、明確に天然ダイヤモンドと人工合成ダイヤモンドの価値の差を世界に認知させようとする壮大なるプロジェクトを開始したのではないでしょうか?

そう考えると、何もかも点と点が線に結びついてきてしまいます。天然ダイヤモンドは、地球そのものが何億年だか何十億年という時を経て形づくられた物質であるという事に対し、たかだか何ヶ月かで合成された物質との違いは、その見極めがつくのであれば、価値としては10:1であると言われても何の違和感もありません。

凄すぎる。天然ダイヤモンドの価値をより高めるために、人工合成ダイヤモンドの価値付けを始めたデビアス社の知己に改めて敬意を払いたいと思います。

第13回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年10月01日配信分] ダイヤモンドの硬度

[ダイヤモンドの硬度]
~ダイヤモンドの普遍性~

資産防衛ダイヤモンドの伝道者を自認している私、倉崎元治は、ダイヤモンドが現実の物質として最も有効なものであるとして、皆さんの資産ポートフォリオの一部に、ダイヤモンドを組み込むことの重要性を日々説いて生きております。

なぜダイヤモンドが最も有効だと言えるのか?この理由の一つにダイヤモンドの普遍性があります。なぜ普遍性があるのか?それはモース硬度という計測法において、ダイヤモンドは世界で最も硬い鉱物だからです。

それでは、モース硬度とは何なのでしょうか? それは、ドイツの鉱物学者フリードリッヒ?モースが考案した鉱物の硬さを表す尺度の一つで、堅牢さではなく、ひっかき傷に対する抵抗力を示します。1から10までの段階があり、10が最も硬いと言われており、ダイヤモンドはモース硬度10!まさに我々の知る限り一番硬い鉱物であるのです。

しかし、ダイヤモンドにも弱点があります。ダイヤモンドには劈開性(へきかいせい)という特徴があり、ある角度から急激な力が加わると割れてしまうという特徴があります。すなわち、コンクリートの床でも思いっきり叩きつければ、角度によっては割れてしまうリスクがあるのです。

この劈開性というのは、粘性とは大きく異なった特徴を持つ事になります。コンクリートの床に叩きつけても、まず割れることはない鉱物、これはダイヤモンドではありません。最も割れない粘性を持つ鉱物は、翡翠(ヒスイ)なのです。

この、最も粘性があり硬い床に叩きつけても割れない翡翠も、ダイヤモンドで引っ掻くと、軽く傷が付いてしまいます。翡翠、素晴らしい緑の光を放つ鉱物、この魅力も語り尽くせない素晴らしさがありますが、それは、またの機会にするとして、改めてダイヤモンドの硬さに、私達が持つべき資産としての価値を再確認する日々であります。

第12回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年09月25日配信分] ちょっとライトに資産ダイヤモンドを考える

[ちょっとライトに資産ダイヤモンドを考える]

よく資産ダイヤモンドを車に例えて言うのですが、これが好評だったり不評だったり、完全に評価が分かれます。評価が別れることは良いことなので、完全に持論ですが、ここに披露いたします。

ダイヤモンドを資産として持つ場合、最後に換金するという視点が必ず必要です。しかしダイヤモンドの価値と自分の考えを紐づけるのは難しい。

そこで車に例えて話します。

車を買うときに、完全に好きな車を買う以外は中古で売った場合に高く売れそうな車を選ぶ人が多くいます。

例えば2000万円以上するフェラーリなどの超高級な車は、そもそも値下がりしません。これはダイヤモンドでいうと10カラット以上のVVSクラスとか2カラット以上のカラーダイヤに例えられます。値段は高く価値は下がりにくいですが、そもそも少ない。また中古として売る場合、きちんとしたルートを持っていないとそうそう簡単に現金化できない。現金化に時間がかかるという特徴があります。

片や人気のワンボックスやマークX、プリウスなどは購入も比較的しやすく、価 値も大きく下がらず、現金化が容易といった感じです。資産ダイヤでいうと1〜3カラットのVVSクラスといった感じでしょうか?

車に例えるのは半ば強引ではありますが、自分の趣味や仕事で使うもので何らか使用できるもので劣化が少なく、中古でも現金化が可能なものをダイヤモンドに置き換えてみると、資産ダイヤのことが少しわかるかもしれません。

家、別荘、干し鮑、ブランドの服、腕時計 etc

ダイヤは見て、身につけて楽しめる、傷や劣化がない、流行り廃りがない、価格帯も様々、世界中で流通しているとう特徴があります。

これだけでもおそるべき資産性だと言えます。

第11回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年09月17日配信分] ダイヤモンドの基礎知識講座③

今日はダイヤモンドの基礎知識講座(3)です。

これまでの基礎知識講座では、ダイヤモンドの基本中の基本の4C(ダイヤモンドの評価をする際に、影響がある4つの要素)の中の(1)Carat(カラット)、(2)Color(カラー)についてお話しいたしましたが、今日はClarity(クラリティ)のご説明をいたします。

4つのCは、
Carat (カラット)
Color(カラー)
Clarity(クラリティ)
Cut(カット)
です。

すべてCから始まるので4Cと言われています。

Clarity(クラリティ)は、透明性を表します。

ダイヤモンドの内部及び表面の欠点(キズ)の程度によって、FLからI3に分けられます。

FL(フローレス)
10倍の拡大で内部、表面のキズが見えない
IF(インターナリーフローレス)
10倍の拡大で内部のキズが見えない
VVS1 VVS2 (ベリーベリースライトリーインクルーデッド)
10倍の拡大で見えにくい内部の微小のキズ
VS1 VS2(ベリースライトリーインクルーデッド)
10倍の拡大で発見が多少困難なキズ
SI1 SI2(スライトリーインクルーデッド)
10倍の拡大で発見が容易なキズ
I1 I2 I3(インパーフェクト)
肉眼で容易に発見出来るキズ

クラリティは透明性を表しますとご案内しましたが、キズの有無、キズの大きさと置き換えてもよいと思います。

簡単に言うと、一番上のFL(フローレス)は無傷で、下に行くほどキズが大きくなっていくといくことです。
10倍の拡大と言うのは、私たち宝石を取り扱う者には必需品である「ルーペ(拡大鏡)」が10倍の倍率です。
なかにはもっと大きな倍率のルーペを使う人もいますが一般的には10倍が多いです。

実際に私がルーペで見た時にはどのように見えるかと言うと、VVS1、 VVS2は、見えにくい内部に微小のキズとなっていますが、私は見つけることはできません。
VS1も困難です。
VS2で、分かりやすい場所にあるとなんとか見えます。
SI1 SI2 になると、ルーペで確実に見えます。
目の良い方でしたら、肉眼でも見えるかもしれません。
I1 I2 I3は、肉眼でもはっきりわかります。

価格は、当然ですがキズが少ないほうが高いです。

ルーペを使ったことがある方は少ないと思いますが、コツをつかめば簡単に見ることができます。
最初は見えないキズも、慣れてくるとだんだん見えるようになってきます。
とても楽しいものですので、皆さんも是非試してみてください。

天体望遠鏡で初めて月のクレーターを見た時と同じような感動があるかもしれません。

第10回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年09月10日配信分] ダイヤモンドとルビー

【ダイヤモンドとルビー】

私、倉崎元治は資産防衛のためのダイヤモンドの伝道師と自認して、日々、資産防衛ダイヤモンドの普及に命をかけているわけですが、実は、ダイヤモンドと同じくらいルビーに魅せられています。

人類の宝石との関わりの中で、20世紀という世紀は、ダイヤモンドとルビーの地位が入れ替わった大革命の世紀であったと言えるのではないかと思います。

ルビーというのは、鉱物的にはコランダムという鉱物に分類されていて、サファイヤと同じ鉱物です。サファイヤの中の色が、美しく赤いものを特別にルビーと呼んでいます。

人類にとって、ルビーは、宝石の頂点であり、宗教的な儀式の中でも最も神秘的なパワーストーンでありました。ルネッサンスで頂点を極めたメディチ家の記録によると、ルビーの価値はダイヤモンドの10倍以上で評価されていました。

さて、なぜ、20世紀にダイヤモンドとルビーの地位が入れ替わったのか?1919年にブリリアントカットという特別にダイヤモンドが輝くカットを発見したことによります。これは人間の叡智の賜物と言えるかもしれません。

人類は、世界で最も硬い鉱物ダイヤモンドにブリリアントカットという輝きを与えたのです。ブリリアントカットに光が入るとダイヤモンドは、四方に特別な美しい輝きを放ちます。

これに対して、ルビーは、20世紀に、逆に人類の叡智のために、一気に価値が下がることとなりました。

色の悪い天然のルビーの原石でも高温で加熱すると、素晴らしい赤色の姿を変えることが発見されてしまったのです。これにより、これまで貴重であった美しい赤のルビーは、安価に誰の手にも入るようになってしましました。

ルビーの大きな問題点は、同じ天然石でも加熱したものか非加熱の石であるのか、普通の人には見分けがつかなくなってしまい、鑑定機関も加熱非加熱の判断が困難な状況になってしまったのです。

これにより、ルビーの流通は、加熱か非加熱かで大きく混乱する結果となりました。

今回は、20世紀に、ルビーが、天然石を高温加熱する処理が発見されたことにより、流通市場においてその価値を下げることになったのに対し、ダイヤモンドが天然石にカット法が発見されたことにより、宝石の頂点にまで登りつめたというお話でした。

第09回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年09月03日配信分] 宝飾品を芸術品にしたショーメ

宝飾品を芸術品にしたショーメ

資産防衛ダイヤモンドの伝道者を自認している私、倉崎元治は、資産防衛としてのダイヤモンドに取り憑かれて生きていますが、やはり、装飾品としての宝飾品も大好きです。

宝石という石そのものの価値以上に、職人やアーティストたちの手によって細工され、作り上げられた宝飾品は、すでに芸術品としての価値があります。
現在、三菱一号美術館で開催されている「ショーメ展」。フランスを飛び出して、海外初となるその本格的な展覧会は、ショーメの歴史と作品を存分に紹介していました。

ブランド宝飾品として世界的に有名な「ショーメ」は、1780年にマリ=エティエンヌ・ニトという人が創設し、1805年には、ナポレオン皇帝夫人ジョセフィーヌの御用ジュエラーになったという大変歴史のあるブランドです。
その後メゾンのオーナーは、時代とともに代わりましたが、1885年にオーナーとなったジョセフ・ショーメがメゾンの名前を「ショーメ」とし、代表となる作品を多く世に出しその名を世界にとどろかせたのでした。

ヨーロッパで印象派が生まれ全盛を誇った時代に生きたジョセフ・ショーメの作品群は、まさにアートでした。

展覧会に展示されたティアラ。ジョセフ・ショーメ作の「カーネーションのティアラ」は、その気品と優雅さで、私だけでなく、すべての人々の目をクギ付けにしていました。
そのティアラの中心部に輝くダイヤ。このティアラは、1905年の作品であるため、1919年に数学者であり宝飾職人であったトルコウフスキーが研磨方法を見出したブリリアントカットではありません。

それでもその大きさとティアラ全体に散りばめられたダイヤとのバランスが絶妙だからでしょうか。ことのほか美しく見えました。

百聞は一見に如かず。見応えのある「ショーメ展」に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。目がぐるぐるになることでしょう。


ショーメ展:ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界
-1780年パリに始まるエスプリ
2018年6月28日−9月17日 三菱一号館美術館

第08回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年08月27日配信分] ブラッドダイヤモンド

【ブラッドダイヤモンド】

ダイヤモンドの話をしていると「そういやブラッドダイヤモンドっていう映画あったよね、ディカプリオの」という話がでます。半分くらいの人がブラックダイヤモンドと言い間違えるますがブラッド=血、紛争ダイヤモンドのことです。

宝石というのは偶然か必然かわからないのですが自然環境の厳しいところで採掘されることが多い、厳しい環境に住む人間に神が与えたご褒美のような感じもしますがそういう地域に限って紛争が起こったりします。(ルビーのカンボジアやダイヤモンドのシェラレオーネなど)

紛争には武器が必要、だが厳しい自然環境のため産業も農業も発達せず、稼げない!金がない(だから紛争が起こる悪循環なのですが)そして宝石を武器に変えて戦争をする、そういった悪循環を描いた作品がブラッドダイヤモンドでダイヤモンドがお金と同じ価値を持つということを日本に知らしめた作品であり紛争ダイヤは買わないようにしようという啓蒙を含めた作品となっています。(少年兵など重いテーマですが是非みて欲しい映画です。)

2006年の映画ですがこの映画を機にディカプリオを始め多くのハリウッドセレブが紛争ダイヤを買わないようにとの活動に乗り出しました。

今で言えばブロックチェーンの技術などがこの紛争ダイヤ、密輸ダイヤの問題を解決してくれるかもしれません。

第07回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年08月20日配信分] ダイヤモンドの基礎知識講座②

今日はダイヤモンドの基礎知識口座?です。

前回の基礎知識講座では、ダイヤモンドの基本中の基本の4C(ダイヤモンドの評価をする際に、影響がある4つの要素)の中のCarat(カラット)の説明をしましたが、今日はColor(カラー)についてご説明いたします。

4つのCは、
Carat (カラット)
Color(カラー)
Clarity(クラリティ)
Cut(カット)
です。

すべてCから始まるので4Cと言われています。

Color(カラー)は、D〜Zまでの23段階に分類されており、Dが最も評価が高く、Zが一番低い評価になります。

通常以下の5つに分けることが多いです。
D E F Colorless(無色)
G H I J Never Colorless(ほぼ無色)
K L M Faint Yellow(わずかな黄色味)
N−R Very Light Yellow (非常に薄い黄色)
S−Z Light Yellow(薄い黄色)

同じグループのなかでも、FカラーよりEカラー、EカラーよりDカラーのほうが評価が高くなります。

ここでみなさん不思議に思いませんでしたでしょうか?
Dから?
アルファベットはAから始まるのになぜDから?

これに関しては諸説あるのですが、一番有力な説は、現時点ではDカラーが一番透明な色と言われていますが、世の中何が起きるかわかりません。
今後、もしかすると、もっと透明なダイヤモンドが発見されるかもしれません。
その時に、Aから使ってしまっていると、困ったことになります。
そんな将来のことを考えてABCは残してあるのではないかと言われています。

また、ただ単にダイヤモンドのDから始めたという説もあります。

個人的には現在のDカラーよりも、もっと透明なダイヤモンド、Cカラーを見てみたいです!

第06回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年08月06日配信分] 資産防衛の意識

 資産防衛という意識が強いのは、世界の中でやはりユダヤ人と華僑が抜きん出ているのではないかと思います。

 ユダヤ人は、20世紀にイスラエルという国ができるまでの数千年間は母国を持つことができず、時には捕囚となりながらも、たくましく生きてきました。その際の隠し持つ現物資産の一つがダイヤモンドでした。

 時には衣服の中に縫い付けたり、知恵を絞って隠し持ち、何かあった時にはダイヤモンドを売ったり交換したりして、脈々と命の火を灯し続けてきました。

 華僑も資産防衛には様々な工夫をしながら、世界にネットワークを張り巡らしてきました。神戸にいる友人の華僑の家族の話も、おばあちゃんが孫一人一人にダイヤモンドを入れた小さな袋を残してくれていたと、話していたのを思い出します。

 国を追われるような状況に陥ると、普通の常識は通用せず、通常の資産は、時には没収されたり、時には無価値になってしまったりするものですが、そういう時に生きる資産が持ち運びが容易なダイヤモンドということになります。

 さて、日本人はというと、すでに2千数百年以上にわたって、この日本という国に根付いて、まさか国を追われるという想定をしてこなかった民族ですから、資産防衛にダイヤモンドをという意識は非常に低い国民であったと言えます。

 日本人にとってはあくまでダイヤモンドは、永遠の輝きの宝飾品であったと言えます。

 しかし、20世紀に入り、科学技術が進歩して世界が一気に狭くなってしまった今果たして、日本人だけは、国を追われるということはないという確信の中で、生き続けられるのか疑問に思います。

 国を追われるという状況ではなくても、 明治維新、関東大震災や第二次世界大戦の敗戦等、日本でも100年に一回くらい、過去の既得権がひっくり返るほどの大事件が起こってきています。

 そして、現代は、更にリスクが増大しているように思います。もし中国東側の沿岸の原子力発電所が事故を起こしたとしたら、放射能は、黄砂やPM2.5のように日本に飛んできます。

 日本人はもう戦争はしないと思いますが、もし、アメリカと中国が戦争を始めたら、戦場になるのはどこになるのか? 19世紀までの、日本という神に守られた島の中にいれば安心な時代は、もう終わっていると言えるのかもしれません。

 日本人にも、本当の有事の際、一時的に逃避が必要になる時に、ダイヤモンドが生き延びるための資産としていきる時が来る日が近づいているのでしょうか。

第05回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年07月30日配信分] 〜選択〜

~選択~

婚約の時、結婚10周年、20周年の時、ダイヤモンドは、愛する人にプレゼントしたり、されたり、人生の晴れの日を飾る素敵なアイテムであり、私たちの人生の記憶を刻む重要で意味のある素敵な資産です。

先日、世界的な高級宝飾ブランドが開催するセレブパーティーというものに参加する機会を得ることができました。素晴らしくゴージャスで、ブランドというものの力を改めて実感するだけでなく、高額な値札がいつしか慣れてきてしまって、普通ならありえないくらいの高額な値段のものが、普通の値段に見えてきて、ついついこのくらいのものなら買ってしまおうかなという気持ちになってしまいます(笑)。

まったく手の出ないものですが、素晴らしいデザインの大きなダイヤの指輪の値段を聞いてみると、5,000万円を超えています!ダイヤの大きさを見てみると3カラット.. 「うーん」、さすがに大きな石は値段が違う。しかし、自分は業者として、この石だけを自分で手に入れるといたら、いくらで手に入れられるかと知っているので、これも「うーん」と唸ります。多分1,000万円もあればこの石は手に入るなと頭の中で計算してしまう人間がこんなパーティにはきてはいけないのかも。

ダイヤモンドには、ユダヤ人のラパポートさんという人が1960年代にスタートした業者間で取引するための基準価格(ラパポート価格)というものがあって、ニューヨークから値段が毎週更新されています。その値段を基準に業者間で取引される金額は、実際の宝飾品の値段と大きな差があるわけです。

世界的な高級宝飾ブランドは、そのブランド力と宝飾品のデザイン力で、石そのものの取引金額の何倍ものプレミアムがつくというのも納得がいきます。

しかし、ダイヤモンドを資産として持つのであれば、ブランドというプレミアム部分を評価するのは簡単ではないと思います。

世界的な高級宝飾ブランドで購入したら5000万円、同じデザインを自分で作れば1000万円、鑑定書のついた同じ価値のダイヤモンドの指輪。ブランドの特別感を享受するか、換金可能な資産性をとるか、それは購入する人たちの考え方。でも私は知っています。世界的な大企業社長、会長夫人は、案外ブランドを買わないことを。まさに人生の選択です。

第04回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年07月23日配信分] 営業目線での資産の運用・防衛について

今日はダイヤモンドのお話とは少し違いますが、私が担当する営業目線での資産の運用・防衛についてお話をしたいと思います。

私は弊社の営業として、新規のお客様から数年来お付き合いのあるお客様の資産等を活用する営業を担当しておりますが、お客様のご属性はスーパーリッチな方から年収500万円前後のお客様と職種・経歴等は多種多様であります。

その中で、お客様の状況に合わせた商材を現金又は融資等の提案を含めてご説明させて頂いておりますが、私個人としてはお客様の大事なお金を投じて利を出すことが運用、また、その資産を目減りさせないことが防衛と理解しています。

資産運用の代表としてば投資信託を代表に株、国債、外貨、FX、また不動産投資があり、近年では節税商品としても運用益が大きかった太陽光発電所が有名ですが、平成29年3月末まで5割の即時償却が利用できた太陽光発電所はお客様と電力会社・経済産業省の3社間が20年間の固定買取契約を行う商材でもあったため、爆発的に節税・運用商品として販売ができました。
※現在も太陽光発電所は収益商品として開発・販売は継続しておりますが、平成29年4月に経済産業省から通達があったFIT改正に伴い、以前よりも売電開始までの手続きに時間を要しています。

現在、弊社の主力商品としては高所得者への節税商品、また、収益利回り商品として、築22年以降の木造1戸建を用いた海外不動産4年間の加速度償却を提案した販売を行っておりますが、直近、思考の傾向としては個人・法人共に資産のポートフォリオの形成を提案することが増えているような気がします。

資産ポートフォリオの形成とは、簡単に言えば、個人の資産状況を踏まえた上で、まず国内・国外で資産を運用すること、また現金預金と別に仮想通貨も預金運用すること。
また、先行きの事も想定して不動産・株 以外にダイヤモンド等も所有してリスクヘッジを行うこと。

簡単に言えば国内通貨、国外通貨を保有、現物資産・仮想資産を所有すること。
では、その資産形成の中でダイヤモンドはどの位置を意味して、どんなメリットがあり、またリスクがあるのか??

これはまた、次回、私の担当する回で詳細にご説明します。

第03回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年07月16日配信分] ダイヤモンドはどこで採れる?

ダイヤモンドはどこで採れるの?と聞かれます。
ほとんどの人は地面から出てくるものだとは知っていても、どういう風に掘り出すのか、具体的にどこの国で採れるのか、を知る人は少ないらしく、聞かれることが多いです。

ものすごく簡単に言うと「大陸ならどこでも取れる可能性がある」というのが答えです。
多分地面の中には相当な量のダイヤモンドがあるということが想像されます。
なんせ元は炭素ですから、地球上に最も多く存在する元素の1つで材料はふんだんにあるので、条件が揃えばいくらでもできてしまうというのがダイヤモンドなのです。
ただその条件が、高温高圧そして何億年という長い年月なので、日本のように火山によって最近できた島では取れないのです。

海の底の地殻にも存在すると思いますので、実際ダイヤモンドはどこを掘っても出てくるというのが正しいのではないかと推測します。

しかし、現在産出は年間30t、宝飾用は最終的には1t以下と呼ばれる所以は、その堀り難さにあると言えます。
ダイヤモンドが存在する地層は相当深い地層であるので、そのまま掘っても到達しません。(莫大な金がかかります)
ダイヤモンドが出る場所は長年の地殻変動でダイヤモンドを含む地層が地表近くまで出てきているということが必要です。

そのような場所が南アフリカであったり、DRCであったり、カナダであったり、ロシアであったりします。
しかしカナダとロシアは寒い!
凍っている地面では掘るのに莫大なお金がかかるので、ダイヤモンドはあるからといって掘れるわけではなく「掘りやすさ」も重要な要素なのです。
かつてはダイヤモンドは川や海岸で拾うものでした。
硬いダイヤモンドは周りの石が削られ、比重が重いので水に沈み、川の蛇行地点や洲にたまり、河口に溜まったり海から打ち上げられたりしていたわけです。

それを拾う作業だったので簡単だったのですが、今やそういうところは掘り尽くされ、地面を掘って掘って掘りまくってダイヤモンドを含む岩石を取り出し、それを砕いてダイヤモンドを得ているわけです。

第02回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年07月09日配信分] ダイヤモンドの基礎知識講座①

今日はダイヤモンドの基礎知識のお話しをしたいと思います。

まずは基本中の基本の4Cです。
ダイヤモンドの価値を評価する際に、影響がある4つの要素です。
そんなことは知ってるよ!という方もいると思いますが、意外に思い違いをしていることもあるかもしれませんよ。

4つのCは、

Carat (カラット)

Color(カラー)

Clarity(クラリティ)

Cut(カット)

です。

すべてCから始まるので4Cと言われています。

今日はCarat (カラット)についてお話しします。
Carat (カラット)はよく大きさのことを表していると思っている方が多いと思いますが、実は大きさではなく重さの単位なのです。

1カラットは、0.2gです。
そのため、同じ1カラットでもダイヤモンドの形によっては、実際につけてみると、とても大きく見えるものもあれば、反対にとても小さく見えるものもあります。

ダイヤモンドは、基本的には他の要素が同じ場合、カラット数の大きい方が評価は高くなります。
価格は、大きくなるほど著しく高くなります。

例えば、1カラットを基準にして計算すると、2カラットは重さは2倍なので、価格も2倍になりそうなものですが、実際は約4倍以上になります。
3カラットの場合は10倍以上になります。
10カラットの場合は、なんと100倍になると言われています。

それだけ大きなダイヤモンドは希少性が高いのです。

昨年、世界的に有名なダイヤモンドジュエラーのグラフ(GRAFF)が、世界最大と言われる原石を、5,300万ドル(約59億円)で購入したことがニュースになりましたが、その大きさはなんと1109カラットとか。

1109カラットと言われても実感がわきませんが、どうやらテニスボールくらいあるそうです。
実際に見てみたいものですね。

比率で考えるととてもお買い得なのかもしれませんね。

しかしながら、ダイヤモンドの価格は大きさだけでは決まりません。

「他の要素が同じ場合、カラット数の大きい方が評価は高くなります」とご説明したように、大きさは4つの要素のうちの1つにしか過ぎません。

いくら大きくてもほとんど価値の無いものもあります。

ダイヤモンドの価値を決める残りの3つの要素 Color(カラー)、Clarity(クラリティ)、Cut(カット)は、また別の機会にお話しさせ
ていただきます。

第01回 倉崎元治の資産防衛講座![2018年07月02日配信分] ダイヤモンドは身につけて楽しむ以外に役に立つか?

果たして、ダイヤモンドが、私たちの生活に役に立つ時ということはあるのか?
美しいダイヤモンドを身につけて楽しむ以外に役に立つ時があるのか?

日本人画家として1920年代以降、世界で最も有名であったレオナール藤田は、その最も有名な実践者の一人でした。

第二次世界大戦中、従軍画家をしていた藤田は、戦犯容疑で戦後GHQに召喚されてしまいますが、世界でもピカソに並ぶ大画伯として有名な藤田は、GHQ内の将校たちに絵を売って新円を稼ぎ、新円切り替えの1年の預金引き出し制限で、新円を手に入れることができない日本の事業家や富裕層から、新円でダイヤモンドを買いまくり、空いた絵の具のチューブにダイヤモンドを入れて海外に旅立っていったという逸話があります。

ここで重要なことは、新円を手に入れられない日本の事業家や富裕層が、ダイヤモンドを藤田に売って、その1年をしのいでいたという事実です。

歴史を紐解いてみると100年に1度や2度、世の中がひっくり返るような状況に陥って、社会構造が一変してしまったり、これまでの既得権が覆されたりする状況が起こっています。

20世紀の日本では、関東大震災と第二次世界大戦 後の敗戦が、日本の社会構造に大きな変化をもたらしたのはご存知のことと思います。

世の中は、あるルールのもとで、安定しているように見える状況が長く続きますが、ある時、これまでの常識が一気に覆されて混乱状態に陥ってしまいます。

しかし、そのような状況は、長く続くわけではありません。だいたい、2−3年のうちに新しい社会構造に向かって落ち着いていくことになります。

さて、 その安定するまでの、2−3年の混乱期を、1)どうやって生き抜くのか?、2)チャンスと受け止めて攻めの姿勢でチャレンジできるのか?

普通は、混乱期は混乱に巻き込まれて、世の中の波に振り回されて苦労しながら生き延びるのが精一杯になりますが、藤田を見ていると明らかに、その時期を自分のチャンスに変えていたことがわかります。

藤田にダイヤモンドを売った資産家たちも、そこで生き延びることができれば、安定期に向けて次の新たなる既得権の取得のための準備ができたことであると思います。

21世紀に入り、戦後60年以上既得権が守られ安定した社会が続いてきた日本も、100年に1、2回のドンデン返しの混乱期がひたひたと近づいているリスクは高まってきているような気がします。

そのような100年に何度かの危機のための準備として、ダイヤモンドは本当に有効なのかという疑問について、これから機会がある毎に皆さんにお話をしてまいりたいと思います。

シンワダイヤモンド倶楽部では、
皆さんが投資されている資産ポートフォリオの中の5%程度、ダイヤモンドという資産を組み込んで、資産防衛をはかり、来るべき混乱期に備えていくことを提唱しています。